「みなしょー」草川拓弥が語る1年の変化 西垣匠が続編に不安を感じた理由<モデルプレスインタビュー>
2023.07.01 11:00
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2022年に放送され、年の差を超えた胸キュンラブストーリーで話題を呼んだ「みなと商事コインランドリー」(通称:「みなしょー」)が、テレビ東京系(毎週水曜深夜24時30分~/「U-NEXT」では7月5日21時より1・2話独占先行配信)にシーズン2として帰ってくる。
7月5日に初回放送を控える今、主演を務める超特急の草川拓弥(くさかわ・たくや/28)と、出演する俳優の西垣匠(にしがき・しょう/24)を直撃。1年ぶり続編にかけるそれぞれの思いに迫った。<インタビュー前編>
草川拓弥&西垣匠 ドラマNEXT「みなと商事コインランドリー2」
原作は無料WEBマンガサイト「ジーンピクシブ」で連載中の漫画・缶爪さわ氏、原作・椿ゆず氏による「みなと商事コインランドリー」。話題のBLマンガを実写ドラマ化した作品で、古びたコインランドリー「みなと商事」の管理人でアラサー男子・湊晃(通称:湊/草川)とイケメン男子高校生・香月慎太郎(通称:シン/西垣)の恋愛模様を描いている。シーズン2では、まっすぐでピュアなやりとりはそのままに、大人の恋に踏み込んだ2人のその後を描く。
草川拓弥&西垣匠、続編へのそれぞれの思い
― 「みなと商事コインランドリー」続編が制作すると聞いた時の感想を教えてください。草川:昨年シーズン1が放送されてたくさんの反響があり、それから続編が解禁されるまで1年経っても、ファンの方から熱いコールをたくさんいただいていたので、こうしてシーズン2を制作できて、皆さんが喜んでくれるのが何より1番嬉しいなと思いました。日頃から応援していただいているので、恩返しできるのがすごく嬉しいです。
西垣:この作品がたくさんの人に愛して頂けたからこそ、続編が決まり純粋に嬉しいです。シーズン1で自分のまだまだダメだったなと思うところをリベンジできる場所だと思っているので、楽しみながら、より良いものを作っていけるように頑張っていきたいなと思いました。
― 前作からちょうど1年の期間が空いていますが、現場で再会された時のお気持ちはいかがですか?前作終了後から、互いのご活躍を見かけた経験もあればお聞かせください。
草川:匠くんとは、役としてはお互い1年ぶりに再会して、皆さんの聖地巡礼の場所でもあるコインランドリーに帰って来たのも1年ぶりでした。それまでもタイミングが合う時にご飯に行っていたので、匠くん自身に対しては久しぶりの感覚はありませんでした。ですが、現場に入る前の本読みで台本を読んで、シンから「湊さん」と名前を呼ばれた時に、ブワッと戻ってきたような感覚になったんです。鳥肌が立って「あ、これだ」と感じました。だから自分が湊になるというよりも、相手の声を聞いて、帰ってきたのをすごく実感しました。
お互いの1年間の活躍という部分では、本人も不安だと言っていましたが、1年経ってちょっとませましたね(笑)。
西垣:(声を出して笑う)
草川:1年で色々なことを知っちゃって(笑)。「シンのすごくピュアな部分、純粋で湊さん以外何も知らないようなあの顔が、1年経ったらできるのかすごく不安」と言っていたので「大丈夫かな?」と思ったのですが、カメラの前になるとシンになるからさすがだなと。この1年間で色々な作品に出演して、揉まれて、得て、そういう良い部分がシンになった時にも出ていたので、さすがだなと思いました。
西垣:拓弥さんがそういう風におっしゃってくださったんですけど、逆に僕は本読みした時に、すごく怖くなっちゃって「もうこれはまずい、ダメだな」と思って。そこから2日間くらいピュアさをどうやって戻すかということをたくさん考えました。でも初日にいきなり胸キュンシーンがあって演じたらスタッフさんたちがすごく盛り上がってくれたので、「あ、これだったな」と思い出しました。
シーズン1は僕がピュアだったからこそのシーンができたのかなと思うんですけど、1年経ったら1年成長したなりの部分があると思うので、シンが人と付き合うとなった上で色々知っていく感情や、それを噛み砕いて成長していく部分に繋げていきたいと、自分の中に閉じ込んでいた時期からノッてきた感じです。だから、もう1回演じることにすごく不安ではありましたが、皆さんが持ち上げてくれたので大丈夫でした。
拓弥くんの1年間のご活躍としては、超特急のアカウントなどいろんなアカウントをフォローしていたらおすすめに(超特急の動画が)流れてくるようになったので、拝見していました。新曲もチェックしていました、ダンスとか。
草川:今度踊らせま~す。
西垣:やめてください(笑)。
草川拓弥&西垣匠の互いの魅力「ずるい男」「座長ってすごい」
― 今回再共演してみて、お互いに改めて感じた役者・人としての魅力を教えてください。草川:役を演じている時はもちろん素晴らしいですが、カメラが回っていない時も、結構周りを見ているというか、スタッフさんの動きをちゃんと見ているなと思います。昨日現場で立てかけていたものが倒れてスタッフさんの頭に当たったのですが、誰よりも1番に「大丈夫ですか?」って声をかけに行っていて、リアルにキュンとするようなことをナチュラルにできる人なんだなって。魅力的で良い意味で“ずるい男”だなと(笑)。
西垣:僕は、拓弥くんがいない日に、シンと稲葉(友)さん演じる柊くんとのシーンを撮影する日があったのですが、やはり座長がいるのといないのとでは現場の雰囲気が違うなと思いました。僕が現場のことを知っていて、柊くんはクランクインの日で現場の空気が慣れないとなった時に、「僕が動かなきゃ」と無意識に動いていたのか、その日1日が終わった時にすごく疲れたんです。
これを実感して、拓弥くんは毎日やっているんだなと思った時に、「座長ってすごいんだな」「背中で引っ張っていってくれているんだな」と、僕が気にしてないところまで気にしてくださっていることに、すごくありがとうと思いました。
草川拓弥“湊”の成長が落ちている?西垣匠“シン”は主語に変化
― ご自身の成長もあったそうですが、作品の中で湊とシンの成長をそれぞれどのように演じていきたいとお考えですか?草川:湊はむしろ逆かなと思っています。去年の全12話の中で湊がどれくらい成長したかって言われたら微微たるもので(笑)、今回は付き合い始めた後を皆さんにお届けしますが、付き合った方がお互いの距離感や接し方が繊細で難しいんです。意識していないとできない空気感でもあるので、シンに対する気持ちはどんどん大きくなっていますが、湊の成長は落ちてそうだなと脚本を初めて読んだ時に感じました。だからこそ、視聴者の「もうちょっと頑張れよ」と応援したくなる感じとか、観ていてむず痒い気持ちといった、そういう湊らしさがより強くなっているとは思います。
― 付き合ったからこそ出る一面ということですね。
草川:そうですね。「リアルに付き合ったらどうなるの?」という部分がすごくリアルに繊細にカメラに映っているので、そこを視聴者の皆さんにお届けできればと思います。
― 西垣さんはいかがですか?
西垣:シンの場合は初恋なので、付き合って知る感情が全て初めてのことなんです。だから、湊が言ってきたことだけではなく、人と話している中で気づかされることも、そういう全ての出来事が自分の成長に繋がっている。「人を好きになる・人と愛し合う」というのはどういうことなのかと回を増すごとに気づいていくので、そこは大切にしたいし、シンが今作で成長する部分だと思います。
あと、シーズン1の時は「俺がなんとかしてあげたい」「俺は好きだから」と、どうしても主語が自分でしたが、本当に人のことを好きになったら、その主語がどんどん“湊さん”になっていくんです。「彼を幸せにしてあげたい」と彼のためを思っていることに自分が気付くタイミングがたくさんあるので、そういうところは大切にしながら演じていきたいな。
草川拓弥&西垣匠、湊&シンの魅力語る
― 湊とシンの役の魅力をそれぞれ教えてください。草川:魅力は、自分で演じていて言うのはあれですけど、いちいち可愛いというか(笑)。僕が可愛いんじゃないですからね?湊ですからね(笑)!リアクションや1つひとつの仕草が、他の人と喋っている時は普通ですが、シンの前になるとちょっとおかしくなってしまうみたいな、そこがすごく可愛らしくて、魅力があるなと思います。
西垣:シンの魅力はまっすぐさかな。良いことも悪いことも全部思ったことそのまま口に出しちゃうので、そういうところをひっくるめて彼の良さなのかなと思っています。
草川拓弥&西垣匠「みなしょー2」注目ポイントは?
― 「みなと商事コインランドリー2」の台本を見て、ファンの方が盛り上がりそうな場面はありましたか?草川:元々原作でも盛り上がる部分を大切に描いてくれていて、それをドラマで大切に演じることは重々承知の上ですが、僕たちは「ここでファンの皆がキュンキュンするだろうな」を狙って演じないようにしています。なので、変に視聴者のことを意識せずに、湊の役に入って演じた結果、皆がキュンキュンしてくれたり、ドキドキワクワクしてくれたりしていただけたらいいなと。今回の脚本にもホットなシーンだなと思うものがありますが、カメラの前に立つ時はその気持ちを0にして演じるようにしています。
西垣:胸キュンシーンもですが、好きな人と恋人になった時に感じていく、誰かには必ず突き刺さるような言葉をシンは言うんです。初めて恋をした人と付き合って、初めて知る感情を自分で整理しながら吐き出していくシーンなど、視聴者の方もきっと共感できるシーンがすごくたくさんあって、だからこういったメッセージが色々な人に届けば良いなと思っていますね。
草川拓弥、西垣匠“シン”の私服姿に「スタイル良い!」
― シーズン2の撮影で新鮮だと感じたエピソードはありますか?西垣:それでいうと今回はコインランドリーがそんなに出てこないですよね。
草川:そうなんですよね。「みなと商事コインランドリー」なのに、コインランドリーが昨年ほど出てこないんですよ(笑)!
西垣:だから全てが新鮮ですね。僕たちも観ている方も思うはずです。
草川:もちろんメインの舞台はコインランドリーにあるのですが色々なところに行くので、純粋に楽しいです。全部が新鮮な感じです。
西垣:あと、シンと柊くん(稲葉)の絡みが少し増えて、シーズン1の時は桜子(豊嶋花)のお迎えで会釈しただけでしたが、しっかり会話するようになります。撮影もしましたが、楽しかったし新鮮でした。
草川:新鮮エピソードだと、明日香(奥智哉)とシンが制服じゃないです。大人で、すごいですよ!
― 私服のシンを初めて見た時のお気持ちは?
草川:「スタイル良い!」と思いました。
西垣:ハハハ!それは制服の時でも変わらないと思うよ(笑)。
草川:制服の時に感じるやつと違うのよ!細身で、シャツで。告知動画も上がっているのでわかると思いますが、すごく大人っぽい。まぁ、制服もちょっと恋しい部分もありつつ、でもすごく良いですよ。
★伝説のキスシーンやプライベート秘話について語ったインタビュー後編も公開中。(modelpress編集部)
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— モデルプレス (@modelpress) 2023年7月3日
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草川拓弥(くさかわ・たくや)プロフィール
1994年11月24日生まれ、東京都出身。メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のメンバーとして活躍。大河ドラマ「平清盛」(2012年/NHK)、「ウルトラマンギンガ」シリーズ(2013~2014年/テレビ東京系)、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」シリーズなどドラマや映画に多数出演。グループでは、全国ツアー「BULLET TRAIN Spring Tour 2023 B9 Unlimited」を開催中。西垣匠(にしがき・しょう)プロフィール
1999年5月26日生まれ、石川県出身。2021年2月に放送されたドラマ「夢中さ、きみに。」(MBS)に出演し、役者デビュー。「ドラゴン桜」(同年/TBS)での坊主頭に眉毛を全剃りした姿が話題となった。2023年は「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日)、「私がヒモを飼うなんて」(TBS)、映画「わたしの幸せな結婚」など上半期だけでも話題作に多数出演する注目の若手俳優である。
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