高橋文哉、胸キュン演技は「前夜から緊張」“初の感覚”味わった新たな挑戦語る<「交換ウソ日記」インタビュー前編>
2023.06.26 17:00
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7月7日公開の映画「交換ウソ日記」で主演を務める俳優の高橋文哉(たかはし・ふみや/22)にモデルプレスがインタビュー。端正な顔立ちで振れ幅の大きい役に挑戦し、作品ごとに新たな一面を見せる高橋が、本作で恋愛映画初主演。新たな挑戦での“初の感覚”、本作の見どころ、プライベートで新たに挑戦したいことなど、たっぷりと語ってもらった。<前編>
高橋文哉主演映画「交換ウソ日記」
「好きだ」突然届いた、学校イチのモテ男子からの手紙。でもそれは、親友宛のものだった。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことを言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。彼を知って惹かれていく一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき…。ウソから始まった、切ない片想いの行方は?学校イチのモテ男子で、思ったことをすぐ口にするド直球な性格の瀬戸山潤役を高橋、瀬戸山とは真逆に、つい空気を読みすぎてしまう不器用なヒロイン・黒田希美役を桜田ひよりが演じる。2人を取り巻く共演者には茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生が名を連ね、ティーンから圧倒的な支持を集める若手ネクストブレイクキャストが勢ぞろいした。
高橋文哉、恋愛映画初主演作で“初の感覚”
― 今回が映画初主演作になりますが、これまでの作品とは違って難しかったことや手応えを感じたことを教えてください。高橋:共演者に同世代の方がここまで集まっているというのは、これまでとは違う部分でした。胸キュンポイントみたいなものがある恋愛映画で、どのように映ったらいいかな、何を届けられたらいいかなと、常に考えながら演じていました。
― この作品を実際にご覧になってみて、どのような印象を持ちましたか?
高橋:瀬戸山の描かれ方を観て、すごく「瀬戸山が瀬戸山してる」と思いました。これまでスクリーンにカメラ目線の自分の顔がドーンととんでもない大きさに映ることもなかったので、自分と目が合う感覚というか、すごく照れくさくなりました(笑)。
― 恥ずかしさがあったのですね。
高橋:恥ずかしかったですね。今までに感じたことがない感じでした。
― 「瀬戸山が瀬戸山してる」とのことでしたが、実際に演じられて瀬戸山はどういう人だと思いましたか?
高橋:すごく素直で、難しそうに見えるのですが全く難しくなく、自分がどのように生きたいかに沿って生きている人だなと思いました。全員が瀬戸山のような人間性だったら必ず衝突が起きるだろうなとは思いますが(笑)、周りにしっかり頼りつつ、そして頼られつつ、という人柄です。
― それを表現する上で難しかったことは?
高橋:普通に思いを伝える演技だとしたら、モゾモゾしたりするのかもしれないですが、瀬戸山の場合はモゾモゾしたら負けみたいな感じだったので、どれだけ「本気で思っているよ」と表現するかが大変でした。強く言う言葉に対しても、喧嘩腰にはなりたくないなとか。「瀬戸山が瀬戸山する」ためにした努力はあります!
高橋文哉、モテ男子役で意識したこと
― 瀬戸山は“モテ男子”という役ながらもキラキラしすぎない等身大のキャラクターだなという印象でしたが、こういった役を演じる上で意識したことは?高橋:「等身大」という言葉は1番大事にしたかったので、そうやっておっしゃっていただけるとすごく嬉しいですし、映画では“勝手にキラキラするタイミング”があるので、普段は普通の瀬戸山の人となりがわかった方がいいなと思って。だからこそ色々な部分を引き出すために、どれだけ等身大で瀬戸山の日常を描けるかなと思ったので、そういうところは台本を読んでいた段階から意識していました。
それに、瀬戸山は思ったよりクールじゃなかったと思うんです。瀬戸山は自分の思うがままに生きているんだというのが伝わればいいなと思って、親友の米田(曽田)といたらすごくうるさかったり、お腹が空いていたら下向いて黙ったり、そういう思うがままに生きつつも、ちゃんと誰かを気遣うことができる優しい17歳でありたいと思って演じていました。
― 「勝手にキラキラするタイミング」というのは、劇中で希美の頬を瀬戸山が掴む“むにゅキュン”や希美のお団子ヘアを触る“お団子ぽふぽふ”のことでしょうか?
高橋:そうですね(笑)。その時は皆さんを信頼して、僕はただ瀬戸山としてそこに存在していれば、監督はもちろんですがスタッフさんやキャストの皆さんがキラキラさせてくれるので身を任せていました。
高橋文哉「全く演じてこなかった」胸キュンシーンに本音
― “むにゅキュン”や“お団子ぽふぽふ”など胸キュンシーンも多数ありましたが、そういったシーンを演じるのは得意ですか?高橋:これまで僕は胸キュンシーンをドラマで1~2回くらいしか演じたことがないくらいなので、得意・不得意もわからないくらいのレベルです(笑)。
― では胸キュンシーンの撮影で緊張されることも?
高橋:この作品ではすごく緊張しましたね。責任感なのかわからないですが、毎回前夜から緊張していた気がします。前日に台本を読んで、どんなふうにやろうかと構想を練っていました。
― 高橋さんが思う瀬戸山の「ここを観てほしい!」という1番の注目ポイントはどこですか?
高橋:瀬戸山の最初の登場シーンです。瀬戸山はどういう人間か、どのような立ち位置でこの学校にいるのかというのがそのシーンに全て詰まっていると思うので、そこを楽しんでいただけたらなと思います。
― 相当注力したシーンなのですね。
高橋:歓声を浴びながら学校内を歩くってどんな気持ちなんだろう、というのを考えましたし、どうやってその歓声に向き合うのが瀬戸山らしいかを1番に考えながら演じました。
高橋文哉、4年ぶり主演作で感じたこと
― 今回は「仮面ライダーゼロワン」(2019年)以来の主演作となりますが、キャリアを重ねられて、前回から比べて成長したと感じることはありましたか?高橋:やはり主演は大変だなと改めて思いました。僕が主演だからといって苦労したというわけではないのですが、心の持ちようが自分の中で何か違っていて、すごく久しぶりの感覚でした。キャストの皆さんが同世代で皆素敵な方々だったので助けていただきながら、何も主演らしいことをせずに終わりました。
― 「主演らしいことができなかった」とのことですが、先日桜田さんに高橋さんの話を聞いたところ「すごく話しかけてくださった」とお話されていました。
高橋:そうですね、桜田さんは人見知りなので(笑)。
高橋文哉、交換日記・マキシマム ザ ホルモン…物語の鍵を語る
― ヒロイン・希美とは交換日記という珍しい形でのコミュニケーションの取り方でしたが、その2人の関係性というのは、ご覧になってどう思いましたか?高橋:交換日記というものの魅力がこの映画を観て伝わったらいいなと思います。これだけデジタルが発達している世の中でもこの映画を通じて、交換日記までいかなくても、少し誰かに手紙を書いてみようかなと思ってもらえたらいいなと。だからそれを皆さんに汲み取っていただいて、文字に起こすことの後押しができたらいいなと思います。
― 映像でも文字が効果的に使われていましたが、自分の文字がしっかり映るというのは新鮮ですね。
高橋:文字でも芝居することがあまりなかったので、モノローグも含め、どうやって書いたら瀬戸山っぽいかなというのは考えました。
― あとはこの作品では挿入歌に使用されているマキシマム ザ ホルモンの楽曲が物語の大きな鍵にもなると思うので、マキシマム ザ ホルモンファンにもオススメですね。
高橋:本当にそうだと思います。たくさん流れますから(笑)。それこそマキシマム ザ ホルモンのファンの皆さんがもし内容を知らずに観ても、最初と最後に聴くマキシマム ザ ホルモンで「キター!待っていました!」という気持ちが起こりうる映画になっているので、音楽と寄り添う映画でもあるんじゃないかなと思っています。
― 恋愛映画を普段観ない方にも響きそうですね。
高橋:はい!マキシマム ザ ホルモンの皆さんから「ぜひこの映画観てくれ!」って、言ってもらいたいです(笑)。
高橋文哉、新たに挑戦したいことは?
― 今回映画初主演という新たな挑戦をされますが、プライベートでの“新たな挑戦”はありますか?高橋:うーん、なんでしょう。キャンドルを毎日焚いているくらいで、新しいことはやっていない気がします。
― 毎日焚かれているのはびっくりしました。リラックス効果がありそうですね。
高橋:キャンドルを家で焚いて本を読んでいるの、かっこいいなと(笑)。
― ではそこから気持ちを高めてモテ男子役を演じた?
高橋:そういうわけではないです(笑)。
― (笑)。これからやってみたい挑戦はありますか?
高橋:陶器やグラスを作りたいのと、アルコールインクアートをやりたいのと、スキューバーダイビングをしたいのと…たくさんありますね。最近は色々なものにすごく興味があるんです!
★インタビュー後編では、モテ男子役にちなんで高橋が思う“モテる男性像”についてや、新たな夢を叶える秘訣などについて語ってもらった。
(modelpress編集部)
高橋文哉さんからモデルプレス読者へメッセージ💌
— モデルプレス (@modelpress) 2023年6月27日
🔻写真・記事はこちら
【前編】https://t.co/KhomOubvU2
【後編】https://t.co/yY7ppjmmzA@koukan_usonikki @fumiya_0_3_1_2 #交換ウソ日記 #高橋文哉 pic.twitter.com/VAaab4vtwQ
高橋文哉(たかはし・ふみや)プロフィール
2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年、令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日)の主演・飛電或人役に抜擢。ドラマ「最愛」(2021/TBS)や「君の花になる」(2022/TBS)での好演も話題を呼び、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手俳優。モデルプレスによる「2023年ヒット予測」では「俳優部門」1位に選出され、さらなるブレイクが予測されている。映画「交換ウソ日記」
出演:高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ/板垣瑞生原作:櫻いいよ「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)
監督:竹村謙太郎
脚本:吉川菜美
音楽:遠藤浩二
製作:「交換ウソ日記」製作委員会
配給:松竹
(C)2023「交換ウソ日記」製作委員会
【Not Sponsored 記事】
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