THE RAMPAGE川村壱馬が“絶対に守りたいもの”「失うのは一瞬」NCT 127中本悠太との青春エピソード&長谷川慎との絆も語る<「HiGH&LOW THE WORST X」インタビュー>
2022.08.15 17:00
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THE RAMPAGE の川村壱馬(かわむら・かずま/25)が、9月9日公開の映画「HiGH&LOW THE WORST X」に花岡楓士雄として戻ってくる。熱くまっすぐで強い信念の持ち主――どこか楓士雄と通ずる彼が、今“絶対に守りたいもの”とは?長谷川慎らメンバーとの関係性のほか、初共演の中本悠太(NCT 127・YUTA)&三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)らとの撮影裏話も聞いた。
「HiGH&LOW THE WORST X」
2019年に公開された映画「HiGH&LOW THE WORST」の続編となる今作では、楓士雄(川村)や高城司(吉野北人)らがいる“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校の前に、“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校が最凶最悪の敵として立ちはだかる。瀬ノ門を束ねる天下井公平(三山)、須嵜亮(中本)らは、鬼邪高を潰すため氷室零二(藤原樹)らが率いる鎌坂高校、鮫岡章治(長谷川)・風神(陣)らがいる江罵羅商業高校と三校連合を結成。さらに、かつて鬼邪高と激突した“殺しの軍団”鳳仙学園や、前作でもその存在が噂されていた“カラスの学校”と恐れられる鈴蘭男子高校も動き出し、シリーズ史上最大の頂上決戦が繰り広げられる。
川村壱馬、続編撮影決定で歓喜「ようやく来たか」
― まずは続編が決まった時の心境を教えてください。川村:実は、前作をやった時から続編があることは想定していました。アイデアとしても上がっていたので、ほぼやるのは確定みたいな感じだったんです。でもコロナ禍でずっと止まってしまっていたので、やっと撮影できると決まった時は「ようやく来たか」とめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
― 時間を空けてもう一度同じ役を演じるというのはなかなかないことだと思いますが、楓士雄をもう1度同じように演じられるかという不安はありましたか?
川村:いや、そういう気持ちはなかったです。とにかく食べまくってちょっとプクッとして(笑)、そのビジュアルでさえいれば役のテンションや感情自体は絶対大丈夫だと思っていました。「とりあえず食べて鍛えて、2018年のビジュアルに戻そう」みたいな感じでしたね。
― どのくらい増量されたのでしょうか?
川村:めちゃめちゃ食べましたが、見た目重視なので体重計を家に置いていなくてわからないです(笑)。
― そうなんですね(笑)。楓士雄の感情の面ではどのようなことを意識されていましたか?
川村:今回は楓士雄らしくない落ち込み方や悩み方をする場面がところどころあって。その度に仲間の存在で色々なことに気付いて成長していくので、感情の高低差がすごくありました。最初の「強いやついねえかな~」みたいな喧嘩大好きでテンションが高い感じがずっと続くわけではないので、緩急をどうつけたらいいか考えていましたね。演じる中で自然とできましたが、前作よりは喜怒哀楽が激しかったと思います。
― アクションも前作よりさらにレベルアップされていますが、やはりかなり練習を積まれたのでしょうか?
川村:そうですね。アクション練習の期間を長くとって、みっちり練習しました。アクションのやり方自体は前作でもう身に入っているので練習の辛さはその時に比べて半減していましたが、それでも久しぶりに練習した翌日は、ベッドから起き上がるのにも何かに掴んで自分を支えないといけないくらい体がヤバいことになっていました(笑)。アクションの手数は多分前作の2倍以上あるので本番も大変だったんですが、それもなんとか頑張って撮影しました。
川村壱馬、藤原樹とのタイマンシーン裏話
― 前作よりも司との絆がより色濃く描かれていると感じたのですが、吉野さんとシーンについて話し合うことはありましたか?川村:いや、特に役やシーンについて話すことはなかったです。話さずともいけるというか、なんかそういうところは楓士雄と司っぽいですよね。普段の僕たちは楓士雄と司をミックスしてそのまま2で割った感じだなと思います(笑)。
― THE RAMPAGEからは藤原樹さん・長谷川慎さん・陣さんが今作から新たに仲間入りしましたが、同じ作品で演技をしてみていかがでしたか?
川村:陣さんと慎は一緒のシーンがなかったので、それはちょっと残念でした。でも試写で初めて2人の演技を観て「めっちゃいいじゃん!」と思いました。僕はいつも最初に台本をばーっと読んだら、それ以降は自分の出演シーン以外あまり読み返さないんです。自分も観る側として楽しみたいし、自分が演じるキャラクターが知らないところで起こっていることは自分もあまり知らない方がいいと思うので。なので、2人の最初のシーンは「お、冒頭からこんなにかましてるんだ」と驚きがありました。
樹とはタイマンするシーンがあったんですけど、実際は樹は僕の1歳下でそれで気を遣わせてしまうとよくないと思ったので「もう全然ガンガン来ていいから」と伝えました。怪我だけはしないように、そこはお互い気遣いながら色々コミュニケーションもとって「今のところはもうちょっとゆっくりやろうか」と話したり、一緒に練習したり、2人でアツいシーンにできるように声を掛けながら丁寧に撮影していきました。
中本悠太との“青春”エピソード&三山凌輝は「信頼できる人」
― 中本悠太さん・三山凌輝さんとは今回が初共演となりますが、現場ではどのようなお話をされましたか?川村:悠太くんは本当に大阪の1歳上の兄ちゃんって感じなので、親近感もすごくありました。マンガの趣味とかも一緒で、かなり意気投合しちゃって。撮影中は誰も来なさそうな校舎の教室で2人でしゃべってたり…(笑)。
― なんだか青春ですね(笑)!
川村:確かに青春感ありましたね(笑)。
― 三山さんとはいかがでしたか?
川村:僕はファーストコンタクトで相手のことが大体わかるのですが、凌輝の場合は「信頼できる人だ」とすぐ感じました。嘘もつかないし本当にいい人だし、なんだか犬みたいな感じだったので(笑)、年下とか関係なくすぐ仲良くなりましたね。僕は年下とはどう接したらいいかわからなかったり、誰かと1日で打ち解けたりすることはなかなかないんですけど、凌輝はすごかった。THE RAMPAGEのライブにも来てくれました!
川村壱馬、長谷川慎との深い絆
― 楓士雄と司の関係性のように、川村さんにとって“話さなくてもわかりあえる存在”はいますか?川村:メンバーでいうと慎です。多分あいつも同じこと思っていると思います(笑)。一丁前に「壱馬さんが考えてることなんてもうマジで全部わかるっす」ってよく言ってますね(笑)。
― 素敵な関係ですね。相談しなくとも互いにわかりあっている感じでしょうか?
川村:そうですね。例えば「慎は今こう考えてるんだろうな」と思っていて、あとからたまたまその話題になった時に、慎が本当にそう考えていたとわかったりとか。ほぼほぼそんな感じです。2人で共有していない感情があったとしても、それが共通していないことはあんまりないかもしれないです。タイプが違うように見えて、意外と我の強さとか精神的な考え方はかなり近いところにいます。
川村壱馬が“絶対に守りたいもの”
― “守りたいもの”があるかどうかというのが作品のテーマにもなっていますが、川村さんにとって“絶対に守りたいもの”を教えてください。
川村:今の周りの人を含めた環境です。親、友達、ファンの方々など、こういう環境と関わってくれている人たちを今大事にしないと、今後失うのは多分簡単なんですよね。だから今のうちに勘違いせずに大切にしておかないとなと最近しみじみ思っています。
LDHでは最近「iCON Z」というオーディションをやっているのですが、それを見ながら「俺は当時リハーサルや挨拶からしっかり取り組めていたかな」とか「ファイナリストの段階からステージであんなに堂々とできていたかな」とか、参加者の子たちと僕の8年前を重ねていました。また今の僕は日頃そういう細かいところまで考えられていないなと感じて、改めて参加者の子たちから勉強させてもらうこと、気付かせてもらうことが結構ありました。だから、今の環境を大事にしないと失うのは一瞬だと思いましたし、この環境は絶対に守りたいです。
― 現在これだけ活躍されていても、そのように初心を忘れていないことがすごいと思います。参加者の方たちにとって大先輩となる川村さんが、その参加者の方から影響を受けているというのにも驚きました。
川村:いや、本当に皆すごかったんです。僕も感動しちゃって(笑)。でもこうして活動させてもらっている中で、あの子たちの頑張っている姿を見ること以上に初心を思い出させてくれる経験ってやっぱり正直なかなかなくて。普段から初心を忘れないこと、気付くことを意識して続けておかないと、そのまま勘違いした状態が1人歩きしてしまいがちだと思うので、「このままではまずいな」と気付かされたいい経験になりました。
川村壱馬「HiGH&LOW THE WORST X」で伝えたいメッセージ
― では最後に、映画を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。川村:楓士雄は「本当に強い人とはどういう人なのか」というのをずっと考えていますが、喧嘩の強さで判断するのは今の時代では非現実的じゃないですか。でも、「本当の仲間・友達って何なんだろう」とか「本当に愛される人ってどういう人なんだろう」とか、身近なところでも通じているものがたくさんあると思いますし、気付きにも繋がると思います。
天下井も悪役に見えがちですが、演じている凌輝は「ただ悪いだけではなく信念がある」と話していました。ちょっと曲がって見えるけど、自分ではまっすぐ進んでいるつもりなんですよね。楓士雄と天下井の正義のぶつかり合いでまた色々な気付きが起こって、最後の須嵜に対しての楓士雄の言葉がそこに繋がっていきます。
喧嘩などのアクションシーンも見どころですが、大切な軸となるものはすごく深いメッセージだと思うので、そこに注目してもらえたら嬉しいです。とにかくぜひ観てください!
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
川村壱馬(かわむら・かずま)プロフィール
1997年1月7日生まれ、大阪府出身。2014年4月「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルとして2017年にシングル「Lightning」でメジャーデビュー。個人としては、2018年に「PRINCE OF LEGEND」シリーズで俳優デビューを果たした。10月28日に映画「貞子DX」の公開を控える。@modelpress THE RAMPAGE 川村壱馬さんの決め顔チャレンジ😎✨ @therampage_official #ハイロー #HiGH_LOW #THERAMPAGE #川村壱馬 #モデルプレス決め顔チャレンジ #モデルプレス
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