久間田琳加、泣き続けてもモデルを辞めなかった理由 壁の乗り越え方・地道な努力に迫る<モデルプレスインタビュー>
2022.06.10 05:00
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雑誌「non-no」(以下、ノンノ)8月号から同誌の専属モデルに決定したモデル・女優の久間田琳加(くまだ・りんか/21)。モデルプレスのインタビューでは、ノンノ専属モデルへの思いや目標、これまでのモデル生活について、そして「夢を叶える秘訣」を聞いた。若くからティーン誌で活躍してきた彼女がモデル業でぶつかった壁、それでも続ける理由とは。
久間田琳加、ノンノ専属モデル決定に喜び「夢みたい」
― まず、ノンノ専属モデル決定おめでとうございます!今の率直な気持ちをお聞かせください。久間田:ありがとうございます!とても嬉しいです。ノンノは元々読んでいた雑誌でしたし、お洋服のテイストも私服に近いのですごく参考にしていました。
― ノンノモデルになった経緯を教えてください。
久間田:「Seventeen」を卒業した後も、ずっとモデルのお仕事は続けていきたいと思っていました。ノンノをずっと読んでいたこともあり、ノンノでモデルをやってみたいとマネージャーさんに伝えて。それから専属モデルをさせていただくことになりました。
― 早速8月号の表紙を飾られるということで、大抜擢ですね!
久間田:とても嬉しかったです。撮影は、まだノンノの現場の雰囲気も掴めていなくて「どんな感じなんだろう」という不安もありましたが、すごく楽しくて夢みたいな時間でした。
― 表紙に決まったのはいつのタイミングだったのでしょうか?
久間田:専属になることが決まった時だったと思います。でも髪の毛を20センチカットしたばかりの時に表紙撮影があったので、ボブでの撮影にまだ慣れていなかったんです。だから、そこのドキドキ感も若干あって。「Seventeen」にボブで写ったことは一回もなかったので、本当に新しい自分としてノンノに参加するという、気持ちの切り替えにもなりましたし、これからが楽しみだなと思える撮影になりました。
― 表紙の撮影に臨む前に準備したことはありますか?
久間田:表紙の前はいつも食事制限を心がけたり、あとはピラティスとパーソナルジムに通っているので、行く頻度を少し増やしたり、できることはやるようにしました。
― ピラティスとパーソナルジムは週にどのくらい行かれていますか?
久間田:1週間にピラティス1回、パーソナル1回ほど通っています。動くことが好きですが、鍛えるというよりは、内側からアプローチしています。
久間田琳加、モデル業でぶつかった壁・涙した日々と乗り越え方
― 久間田さんは「nicola」「Seventeen」と約9年間という長い間モデル活動をしていますが、これまでを振り返ってみていかがですか。久間田:「nicola」は4年半、「Seventeen」も4年半在籍していたので、丸9年モデルをやっていますが、振り返れば本当に大変だった時期もあって。小6の時に「nicola」で活動を始めたのですが、全然誌面に出られなかったんです。ファッションページにも、メイクページにもいなくて、最後の「モデル一覧表」のようなページにしかいない時期が続きました。
専属モデルではあるけど、丸2年くらい撮影には呼ばれない日々が本当に多かったので、結構辛かったです。当時は芸能界に飛び込んだ感じだったので、何を頑張ればいいかもわからず「何を頑張ろう」「どうやって自分を発信していこう」と思っていました。でもやっぱり、一番好きなお仕事のジャンルですし、一番続けていきたいって今も思っています。
― 撮影に呼ばれなかった頃は辞めたいと感じることはなかったですか?
久間田:本気で辞めたいと思うことはなかったけれど、当時を思い返すと、泣いて帰る日々ばかりでした。例えば、撮影でやっと一回呼んでもらっても緊張してしまって、頑張って覚えたポージングができない日があって。当時小・中学生だったので、泣きじゃくって帰ったことはたくさんあります。
― その日々をどのように乗り越えましたか?
久間田:もともとクラシックバレエを習っていたこともあって、すぐにくじけるタイプではなかったんです。もう一回踏ん張ってみるという性格ではあったので、「ここで諦めてられない」という気持ちがあったんだと思います。
久間田琳加の地道な努力
― 撮影に呼ばれるためにしたことを教えてください。久間田:どの雑誌も最近ハマっているものなどを記入するアンケートが来るのですが、そのアンケートを用紙に収まりきらないくらい書いたり、足りない時は別の白い紙を用意して書いたりと、どうにかして呼んでもらえるように自分を表現するようにしました。日々アンテナを張るようにして、アンケートで地道にコツコツとやっていました。
― ポージングはどのように練習していきましたか?
久間田:モデルに入りたての頃は、まだSNSが発達していないので、自分で雑誌を切って自由帳に貼ってポージングノートを作っていました。今思えば少しアナログですが、好きなモデルさんや素敵なポージングを切り抜いて、それを見て鏡の前でポージングの練習をする。これを何年も続けていました。
― 地道な努力を積み重ねていったんですね。
久間田:それから少しずつ撮影に呼ばれるようになって、中2くらいの時に初めて表紙を飾らせてもらって。この日のことは、すごく鮮明に覚えています。やっぱり初表紙は嬉しかったし、「頑張ってよかった」って思いました。
― 今でもモデルを続けるためにやっていることはありますか?
久間田:雑誌を読む時に2時間かけて読んでいます。1回目は読者目線で好きなお洋服を見たり、「これ欲しいな」って思ったら写真を撮ったり。それで1時間読み終わったら、また最初に戻ってもう1回読み直すんです。2回目はモデル目線で読むようにしていて、「このポージングよかったな」とか。今でも、1冊読むのに2時間は絶対にかかります。休日に雑誌を3冊読む時は、6時間経っています。気づいたら日が暮れている時もたくさんあります(笑)。
― 雑誌への愛も感じます。
久間田:普段こういうことはお話ししないのですが、雑誌がとにかく好きなんです。だから今でも紙で読むタイプです。
久間田琳加「Seventeen」専属モデルが大きなターニングポイントに
― 今年3月に卒業した「Seventeen」について教えてください。久間田:「Seventeen」はアットホームな雰囲気で、先輩方も優しかったです。毎回の撮影が楽しくて、正直、今の自分ができたのは「Seventeen」のおかげです。メイクが好きっていうことを発信できたのも「Seventeen」だったし、よりモデルとして、自分がどう頑張っていけばいいかと明確になったのも「Seventeen」だったなと思います。
― 自分の方向性が明確になったきっかけは?
久間田:それこそアンケートに書いていたからかもしれないですが「美容好き」と呼んでいただけるようになって。連載の拡大版で美容のことを話させてもらったり、セルフメイク企画だったり、あとは一番大きいターニングポイントでいうとスタイルブックを出させていただいた時だと思います。その時に、「自分の好きなことを発信するって、こんなに楽しいんだ」と、自分らしさをより理解できたかなと思います。
― 人生の半分くらいモデルとして活動されていますが、モデルをやり続けていこうと思える理由はなんですか?
久間田:なんだろう…でもいろんなことがあってもやめられなくて。一つのものを編集部の方と一緒に作っていくことがすごく好きで。「こういう写真が撮りたい」という企画に少しでも近づけたら、皆が「いいね!」って盛り上がる瞬間がたまらないんです。「あ、今のいい!」みたいな感覚というか…その瞬間に向かって皆で作り上げていく感じがやめられず、あっという間に9年経っていました。
久間田琳加、次に目指す“カリスマ”は?
― 「美容番長」と呼ばれるなど、同世代の方たちにとって憧れの的ですが、次に目指すカリスマはなんでしょうか?久間田:「美容番長」もとても嬉しい言葉だったのですが、ノンノに入ってお洋服のテイストなどこれまで以上にファッションが身近に感じるようになったので、ファッション面も頑張れたらいいなと思います。「これが好きです」と発信していきたいです。
― ファッション面でのカリスマということですか?
久間田:でも美容も本当に好きなんです。世代的にもノンノ世代でもあるので、美容もファッションも最強になれたら嬉しいです。
久間田琳加「視野が広がった」美容&ファッションの変化
― ノンノは「Seventeen」より読者の年齢層が上がると思うのですが、それに合わせて美容面で変わったことはありますか?久間田:「Seventeen」の時はヘアメイクさんとコスメの話をしていたのですが、最近は美顔器の話をしているので、内側から変えていくアプローチに自然と目を向けるようになりました。コスメでこうしようというのではなく、土台から作っていこうというマインドに変わったかもしれないです。
― それはここ最近ですか?
久間田:ここ最近ですね。美顔器などの知識はまだ少ないのでこれから詳しくなりたいです。
― ファッション面ではどうですか?
久間田:ファッションは甘い服が好きなので、これまでデニムを持っていなかったのですが、「Seventeen」を卒業する少し前くらいに、デニムを買って履くようになったので、ファッション面でも視野が広がったのかなと思いました。あと、髪を切って、服のテイストも「前は似合うと思っていたけど、意外とこれ似合わないかも」というのがあったので、今は自分に似合うものを模索中です。ボブにして、色んなジャンルの服の幅が増えたので楽しいです!
久間田琳加、ボブヘアに大胆イメチェン「後悔なしです!」
― ボブヘアが本当にお似合いです!ボブにしてみて、お気持ちはいかがですか?久間田:この長さにするのって、なんとなく心の中で「もっと大人になってからなんだろうな」と思っていましたが、21歳になってすぐに「作品のために切ってほしい」というお話をいただいて。これまでは髪を短くすることに抵抗があったのですが、作品のためならと思うと不思議と全く抵抗はなかったです。
― 周りからの反響はいかがですか?
久間田:幼くなるパターンもあるのかなってドキドキしながら気にしていたのですが、逆に「大人っぽくなった」というコメントのほうが多くて、少しホッとしています(笑)。昔から応援してくださっている方は、ロングの私しかほぼ知らないと思うので、どんな反響だろうとソワソワしていたのですが、「ボブ好きです」と言ってくださる方が本当に多くて、切ってよかったと思いました。後悔なしです!
― 髪型を変えてから、スタイル面で気を付けていることはありますか?
久間田:髪を切ってからデコルテ周りが見えるようになったので、より一層デコルテ中心のマッサージをして鎖骨を出すように頑張っています。
― ちなみに、スタイル面でいうと体重は気にされていますか?
久間田:体重計はもう何年乗ってないだろう…「nicola」の体重を計る企画以来計っていなくて、「Seventeen」時代も一度も計っていないです。数字よりもわりと見た目のほうが大事だと思うタイプなので。体重計は乗らずに「ここちょっと鍛えたいな」と鏡でスタイルを見るようにしています。
久間田琳加、モデルと女優業の両立を語る
― ノンノ専属モデルの方には女優業と両立されている方も多くいらっしゃいますが、その方々の仲間入りをすることへの思いを教えてください。久間田:まだノンノ専属モデルの方にお会いはできていないのですが、モデル活動以外にも女優としてご活躍される方が多いので、仲間入りできたことが嬉しい気持ちもありますし、「より頑張ろう」と思う気持ちも増えました。ノンノのWebサイトを見ると「わー、ここに入るんだ!」とすごく気持ちが高まります!また、卒業されてしまい一緒に活動することはできませんでしたが、新木(優子)さんのファッションを読者の時にすごく参考にしていました。
― 久間田さんも女優としても活動されていますが、モデルとの両立は大変ではないですか?
久間田:今も作品の撮影中ですが、やっぱり雑誌は私にとってなくてはならない存在だなって毎回感じます。「帰って来られたな」という感覚になれるのは、雑誌の撮影をしている時だけなんです。それこそ「Seventeen」の卒業号の撮影をしていた時も、ドラマの撮影に入っていたのですが、お家みたいにほっとする感覚というか。「ああ私にはやっぱり雑誌がないとだめだ」と感じました。
― では、久間田さんにとって雑誌というものは?
久間田:なくてはならないものですね、絶対。
― 女優業がモデル業に活かせたことはありましたか?
久間田:初めて映画に出演した際、しかも主演映画で右も左もわからず、とにかく日々の撮影をこなすような感じではあったのですが、そのあと「Seventeen」の撮影をした時にカメラマンさんから「表現の幅が増えたね」って言っていただいたことがあって。多分、女優業を始めたからなのかなと思いました。
― 演技をすることで表現の幅が広がったのでしょうか。
久間田:お互いのジャンルで高めあえているんだと思います。だから二刀流で頑張りたいです。
久間田琳加、渡邊理佐への憧れ明かす「笑った時のお顔とか…」
― ノンノでの目標はありますか?久間田:自分が発信するものを読者の皆さんに「好きです」と言っていただくことが目標です。それこそ「Seventeen」の時の私が発信した“りんか丈”のように参考にしていただけるとすごく嬉しいです。アイコンになれるよう頑張ります。
― 挑戦してみたいことはありますか。
久間田:企画だと着回しをやってみたいです。あとは、連載ができたら嬉しいな。今は飛び込んだばかりで必死になっているので、いずれそれが実って連載につながったらいいなと思います。
― ノンノ専属モデルの方で、目指している方はいらっしゃいますか?
久間田:個人的にとってもお会いしてみたいのは、渡邊理佐さん。笑った時のお顔やファッションページの着こなしが「可愛い!」と読者目線で思ってしまいます。ノンノのモデルさんとご一緒できる機会はあまりないと聞いていますが、いつかお会いできたらいいなと思っています。
久間田琳加の“夢を叶える秘訣”
― 最後に、久間田さんの夢を叶える秘訣を教えてください。久間田:最近よく思うのですが、「自分が好きなことを貫く」というのは本当に大事なことだと感じています。私も心がけるのですが、それを自分の中にとどめておくのではなくて、恥ずかしがらずに「私はこれが好き」って気持ちを周りの人に伝えていくことを大切に、皆さんも夢を叶えてもらえたら嬉しいです!
― 貴重なお話ありがとうございました!
編集後記~ノンノ専属モデル決定をサプライズでお祝い~
この日、久間田さんのノンノ専属モデル決定をお祝いすべく、モデルプレスはこっそりサプライズケーキを用意。インタビューを終えた久間田さんにケーキを運ぶと、「え~!!全然気づかなかった!」とサプライズ大成功!驚きつつもとびきりキュートな笑顔を見せてくれました。ロウソクを吹き消し、感謝を伝える久間田さんのあまりの可愛さと礼儀正しさにスタッフはメロメロでした。そんな久間田さんの今後のご活躍を、モデルプレスはこれからも応援します!
(modelpress編集部)
@modelpress 可愛すぎる指ハート💕@rinka_kumada0223 #モデルプレス決め顔チャレンジ #久間田琳加 #りんくま #モデルプレス
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#久間田琳加 さんが「#モデルプレス決め顔チャレンジ 」に挑戦✨
— モデルプレス (@modelpress) 2022年6月10日
インタビューでは、モデル業でぶつかった壁と、それでも続ける理由について語っていただきました🌟@lespros_rinka #りんくま
🔻インタビューhttps://t.co/inxHYoIp2c pic.twitter.com/F3Hn6cGqSr
久間田琳加(くまだ・りんか)プロフィール
2001年2月23日生まれ。東京都出身。生後すぐフランスに渡り、6歳までリヨンで暮らす。2012年に第16回ニコラモデルオーディショングランプリを受賞し、「nicola」モデルとして活動。2017年から2022年3月まで、雑誌「Seventeen」専属モデルを務めながら、映画、ドラマに出演し、2021年4月から1年間、日本テレビ「ヒルナンデス」金曜レギュラーを務めるなど、幅広い分野で活躍。「マリーミー!」での地上波ドラマ初主演を皮切りに、その後も続々と話題作に出演し、女優としても精力的に活動中。2022年6月より「non-no」専属モデルに。
【Not Sponsored 記事】
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