「ドラ恋」吉永アユリ&川合ルイカップル、キスシーンで築いた絆 「ずっといた」お互いの存在と告白までの葛藤<インタビュー>
2022.01.31 18:00
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ABEMAオリジナルシリーズ恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~」(毎週日曜よる10時)が1月16日放送の最終話で完結。モデルプレスは告白が成立し本気のキスをした2組を直撃。吉永アユリ(よしなが・あゆり/24)と川合ルイ(かわい・るい/20)にお互いに惹かれた理由や最終告白の心境を赤裸々に語ってもらった。インタビュー中はお互いの行動にツッコミを入れたり、全身ショットの撮影では2人で変わったポーズを次々と繰り出して笑い合ったり…自然な空気感が可愛らしい“ルイアユ”のインタビュー。
「恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~」
若手俳優が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかけていく同番組。番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取る為に、相手役と稽古を重ねながら、台本に用意されている様々なキスシーンを演じていく。物語投稿サイト「monogatary.com」にて一般視聴者より、「涙のキス」をテーマに原案を募集。すれ違いや言えない関係、嫉妬に駆られる気持ちなど、リアリティ溢れる内容となっており、メンバー全員が全てを曝け出し、ドラマだけでなく舞台裏で溢れる“涙”も見どころとなった。
アユリは前シーズンよりシリーズ史上初のリベンジメンバーとして参加。ルイは過去最多となる4回主演をとり、全員の女性メンバーとキス。多くの女性メンバーから想いを寄せられたが、ドラマ2話で主演を務めたアユリに恋をした。ルイ一筋だったアユリが後半、島津見(けん)から積極的にアプローチされた一方で、ルイは最後のドラマ6話で中村加弥乃(かやの)と主演を務めたことで気持ちが揺れ、最後まで予想できない展開に。最終的に全員が告白できるルールでお互いに告白し、結ばれた。
吉永アユリ&川合ルイ、お互いに惹かれていった過程
― まずさかのぼるんですが、お互いの第一印象はどうでしたか?吉永:めちゃくちゃコミュ障の子がいるなと思ってタイプではなかったです(笑)。なのでこの子とは恋愛しないだろうなと思っていました。
川合:え~、あはは(笑)。僕は前のシーズンも観ていたので「前出ていた人だ!」とは思ったんですけど、かといって他の女性メンバー3人と変に区別して関わろうというのではなくて普通に一人の女性として見て綺麗な人だなと思いました。
2人:(拍手)。
― アユリさんは初回からルイさんを気になっていましたが、どこで惹かれるようになったんですか?
吉永:初日の稽古がなかったらちょっと変わっていたかも分からないんですけど、自由稽古のときにたまたま一緒にやることになって、そしたら面白くて、ふふふ(思い出し笑い)。
川合:なんだよ~。
吉永:めっちゃふざけていたんですよ。それで「あっこういう子なんだ、喋れるんだ」と思ったのと、自分はシーズン7から何回もキスシーンの練習をしてきて慣れているはずなのに、不覚にもキュンキュンしてしまって「この子やるやん!」と思っちゃいました。
― そこから気になって惹かれていったんですね。その後もどんどん気持ちが高まっていったのはどんな理由がありますか?
吉永:ドラマ2話の撮影のときに、稽古のときから自分と真逆の台本の覚え方をしていて、心を動かされるものがあったんです。私は感覚でやるタイプなんですけどルイは結構作り込んできっちり細かいところまで決めるタイプでせっかくルイとペアになったならルイのやり方でやってみようと思って一緒に細かいところまで作り込んだらすごく楽しくて、お互いだと思うんですけどなぜか「絶対これ受かるよね」という自信があって。会ってそんなに経ってないのにそうやって思えるのはすごいことだなと思いました。稽古では引っ張ってもらったので、撮影では現場経験が長い分自分が引っ張らないとなと思っていたんですけど、泣くお芝居が思ったよりエネルギーの消費量が半端なくて精神的にも辛くて結局現場でも引っ張ってもらったのでそこから安心感みたいのが段々大きくなっていきましたね。
― ルイさんは最初色々な相手と組みたいということで女性メンバーのことを全員知った上でアユリさんへの気持ちが固まったようでしたが、どういうところで惹かれていきましたか?
川合:僕もアユリと同じで最初に全員の女性と自由稽古をしたときからアユリとお芝居をするのが一番楽しいし面白い、と思ったんですけど、最初はすぐに自分の中で恋だなという感じにはならなかったんです。だから2話の撮影当時も他の女性とお芝居をしたいという気持ちが大きかったので、休憩時間にアユリが気持ちを伝えてくれたときには「ズドン!アユリが好きです!」みたいな感じにはなっていなかったです。だけど自分の中でのゲージがほぼお芝居に振り切ったままだったのが、段々アユリと関わっていく内に一人の女性として見るようになっていきました。だから「安心感」とかアユリが言ってくれたことは逆に僕がアユリに感じていたことで、主語を入れ替えたら全く同じです。
吉永アユリ、島津見への想い
― 振り返って一番悩んだことは何ですか?吉永:私はけんも押してくれていて気持ちが素直に伝わっていたのでそこは悩みました。
― いつ自分から(ルイに)告白しようと決めましたか?
吉永:えー…いつだろう?何があったっけ。けんと同棲ハウス行って、ドラマ6話の撮影があって…
川合:でもけんと同棲ハウスに行ったとき、LINEが来なくて寂しかったんですよ。
吉永:あははは(笑)。
― そのときはルイさんのことは考えなかったですか?
吉永:いや、考えました。だけど(ルイが)自分に気持ちがあるというのがあんまり分かっていなかったので、自分のことをすごく好きでいてくれている人の方に行った方が幸せなのか、素直に自分の好きな人を追っかけるかで悩みましたね。だからいつ決めたというか、ずっとルイはいたんです。ただそこにけんが出てきて同棲ハウスでグイグイで(笑)、最終告白で自分の頭の中を整理したときに、やっぱりルイがパッと出てきました。
― ドラマ6話はどういう心境で観ていましたか?
吉永:4話のときの衝撃が結構大きかったのでそれと比べてメンタルは全然平気で、(ルイが)4回出ているので正直モニタリングに慣れちゃったという部分はありました。“当たって砕けろ”じゃないけど、それでかやののことを好きになったとしてもしょうがないかなとは思っていました。
― じゃあルイさんが告白に来るとは…
吉永:思っていなかったです。びっくりしました。
川合ルイ、告白を決めたのは前日
― ルイさんは告白をいつ決めましたか?川合:最終告白の前日でした(アユリの反応を気にする)。
吉永:なに、様子窺わないでよ(笑)。
川合:はははは(笑)。さっきも言ったんですけどもっと知りたいとか居心地が良いとかお芝居をしている姿を見てかっこいいとか尊敬の気持ちがあったのは最初からアユリだったんです。だからそれ以降恋愛の話になったとき、例えばケンがアユリのことを気になっているという話を聞いたり、アミ(夏目アミリア)が気持ちを伝えてくれたりしたときに、「じゃあ自分は誰を気になっているんだろう」と考えてすぐに思いついたのはいつでもアユリだったので、きっと特別な存在にはなっていました。でもその気持ちとお芝居でもっと成長したいという気持ちをずーっと天秤に掲げてユラユラしている内に他の女性ともペアを組んで。アユリの前でこんなこと言うのはあれなんですけど、かやのと組んだときも現場経験が豊富で頼れるというアユリに近い気持ちがバーンと自分の中でいきなり出てきて、なので前日までアユリとかやののことを考えていました。数字で表したらどっちが大きいとかではなくて、一緒にいた期間が長かったから情が湧いたとかでもなくて、悩んだ瞬間に思いついた存在がアユリだったのでアユリに決めました。
吉永アユリ&川合ルイ、新たに知った一面は?
― アユリさんは放送を観てアミリアさんにルイさんが宣言した場面など、驚くことが多かったのでは(※)?(※中間告白後、ルイはアミリアにアユリへの想いが強いと告げていた)
吉永:そうですね。あの状況は見てなかったので「こんなこと言っていたんだ」と思いました。あと私がびっくりしたのは、ドラマ2話のペア決めの後ルイがインタビューで「嬉しかった」と言っていたことで「全然そんな感じしなかったけどな!」と思いました。
― ルイさんは驚いたことはありましたか?
川合:「自分、気持ちわりー」と思いました(笑)。良くも悪くもやっぱり人って基本的に自分の目に映ったものでしか捉えられないから、客観的に自分の姿を見て自分の言葉でこんなに人が泣いていて自分が優しさだと思って接し続けた結果相手をすごい苦しめていたんだなとか。具体的に1つあげるというより始めから終わりまでずっと放送を観て驚いていました。
― 撮影後にお互い新しく知った一面はありますか?
吉永:口が悪い…というかブラックジョークが過ぎるときがたまにあって(笑)。
川合:撮影中も全然口悪かったけど、あまり映らないからもっと本当は汚いんだけどな、と思っていました(笑)。
吉永:でも汚い方が人間らしくて良いですよね(笑)!本当に思っているわけじゃないと思うんですけどふざけてブラックジョークを言うことが多いんですよ。
川合:そうだね。アユリは「私は懐が大きい女だよ!」と自分で言う割には「思わせぶりでも良いから手繋いでよ!」と言うようなタイプの子だったんだと思いました。それが悪いとかじゃなくて自分と関わっているときはすごく頼もしくてずっと変わらなく映っていたんですけど放送を観たら自分の知らないところで泣いていたり弱い部分を知れて良かったです。
吉永アユリ&川合ルイ、一番成長できたこと
― ではこのシーズンを通じて自分が一番成長できたと思うことを教えて下さい。吉永:どんな状況でも皆と上手く過ごせるようになったこと。最初はどうしてもシーズン7のメンバーと比べちゃって「7はこんなに明るかったのに今回どうしたんだろう?」としんどかったんですよ。
川合:基本が静かなメンバーが多かったんですよね。
吉永:そうなんです。前のメンバーが恋しくなっちゃったりして、でも8のメンバーは皆初めてこの場に来ているわけだしそう思う自分が申し訳ないし嫌だなと思って、最初は葛藤があったんですけど結果的に皆良い人で仲良くなれて自分は割とどこでも生きていけるんだなと思いました。8には8の良さがあって、無言でいても落ち着く関係性で、居心地が良かったです。
川合:一回稽古場で男子がめっちゃふざけているときがあって、そのときに女子4人をふと見たら無言で気が抜けた表情で「あれ?男子がうるさすぎて合唱コンで怒る女子みたいにもしかして怒っているのかな?」と思ったんです。それで、男子に「なんかヤバくない?」と言ったら、普段僕があんまりそういうことを言わないから皆すごい心配して「なになに?」と聞いてくれて怖がっていました(笑)。居心地の良さで無言になっていただけなのに。
吉永:あはははは(笑)。皆一人の時間を大切にするタイプなんですよね。でも誰もお風呂に一緒に入ってくれなかったのはショックでした!一人ずつ入ったらすごい時間かかるじゃないですか?時短したいという理由で2人ずつ入れば早いという話になって7のときは結構一緒に入っていてそれが憩いの場になっていたんですけど、今回は誰も入ってくれなかったです(笑)。
川合:誘いはしたの?
吉永:まずナナ(織田奈那)を誘ったの。そしたら「大丈夫!かやのに聞いてみれば?」って言われて(笑)。
川合:かやのに聞いた?
吉永:いや、もうこれ皆無理だ、と思って諦めた(笑)。でも皆で銭湯には行きました!
― (笑)。ルイさんが成長できたと思うことは?
川合:自分にとって当たり前だったことが全然当たり前じゃなかったと知ったこと。自分は好き嫌いとかそこまでないと思って生きていたけど、皆と関わったらそんなに皆好き嫌い2種類に区別して生きていないんだなと知って、これから自分もとりあえず挑戦しようと思いました。「ドラ恋」自体もすごく偏見で男女がきゃぴきゃぴわきゃわきゃしている番組だと勝手に決めつけていたけど出たら出たで結果的に与えられたものが大きかったので、考えが変わりました。
2人:(拍手)。
吉永アユリ&川合ルイ、役者として見据える目標
― では最後に役者としての今後の目標を教えて下さい。
吉永:私はワールドワイドな女優になりたくて、今、韓国ドラマが特にすごいなと思って感心して観てるんですけど、そこに自分が出れたら一番良いなと思っています。
― かっこいいですね!
川合:似合う!
吉永:出たいでーす!
川合:僕はイタリアとフランスの血が入っているんですけど、結構見た目で「ハーフ?」とか聞かれることが多くて、でも全く英語が話せないし今まで勉強することをシャットアウトしていたんです。でも色んなものへの興味が一気に開けたから幅広く色んな言語を勉強したいなと。ただ全部をいきなりやったらキャパオーバーしちゃうし、ちょっとずつ集中して短い期間で色んなものを蓄えられるタイプだと思うので、例えばアユリと関わって何気ない生活の中で韓国語を僕も知ることができたら嬉しいのでアユリといるときは韓国語を教えてもらおうかなとか。歌も今までは日本語で作っていたけど英語でも作ってみるとか、色々勝手に自分の中でできることを決めていたのを気にしないでもっと色々なことに挑戦したいなと思うようになりました。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「#ドラ恋」で成立した #吉永アユリ さん&#川合ルイ さんカップルからモデルプレス読者へメッセージ💌💋
— モデルプレス (@modelpress) 2022年1月31日
インタビューでは、お互いに惹かれた理由などを赤裸々に語っていただきました✨@AyuriYoshinaga @Hicky_me #ルイアユ #恋愛ドラマな恋がしたい
🔻インタビューhttps://t.co/1W7gq4PLMF pic.twitter.com/jqhILdySOO
吉永アユリ(よしなが・あゆり/24)プロフィール
1997年5月16日生まれ、千葉県出身。小学生時の映画「告白」への出演を皮切りに「鈴木先生」「渇き」などに続けて出演後、TVCM、ドラマ、映画と数多く出演。「ウルトラマンタイガ」(2019)ではヒロイン旭川ピリカ役を演じた。川合ルイ(かわい・るい/20)プロフィール
2001年3月15日生まれ、東京都出身。ソニーミュージックが立ち上げたオーディションブランド「ONE in a Billion」(ワンビリ)に出場後、ソニー・ミュージックアーティスツに所属。「ドラ恋」では演技未経験ながら、自身でアレンジを加えるなど感性豊かな演技で圧倒し、主演を4回勝ち取った。
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