西内まりや、史上最高SEXYに挑戦「第二章のスタート」 独立後の変化と決意を語る<モデルプレスインタビュー>
2021.12.24 08:00
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「この写真集を機に次のステージへ行きたい。自分の中での“第二章”のスタートだと思っています」
今年でデビュー15周年を迎えたモデルで女優の西内まりや。28歳の誕生日である12月24日に8年ぶりとなる写真集『月刊西内まりや』を発売。Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』シーズン2で4年ぶりに女優復帰し話題の彼女が、写真集に込めた思い、自分自身と向き合う中で今感じていること、今後の展望などについてたっぷり語ってくれた。<モデルプレスインタビュー>
西内まりや、第二章「不安だった」写真集で“ありのままの自分”を表現
2013年に発売した自身初の書籍『まりやまにあ』以来となる写真集。ファッションスタイルブックの前作とは打って変わって、今作で写し出すのは“ありのままの自分”。デビューから15年という節目を迎え、写真家・ND CHOWとタッグを組み、ジャンルに囚われない解放された姿を披露している。「今回はメイクやファッションで見せるというより、ありのままの今の自分を見せる、ということを意識して作っていたので、すごく新鮮な現場でしたし、新しい挑戦になりました。どういう世界観がいいのか、自分が今見せたいものは何か、何度も打ち合わせを重ねて、チームで一緒に作り上げました。肌の露出度が高くなると、どうしても女性は手に取りにくくなってしまうと思うのですが、今まで女性の方たちに向けたファッションのお仕事が多かったこともあり、いやらしくない、女性が見て『素敵だな』と思ってもらえるような世界観にしたかったんです。逆に男性が見ても、Instagramなどとは違った飾らない自然体の姿を楽しんでもらえる写真集に仕上がったと思います」
撮影は海辺でのカットからスタート。ND氏とラフに会話をしながら、楽しく臨んだ撮影では、西内史上最もセクシーなカットにも挑戦した。
「スタートから顔も髪の毛も全部海に浸かって、一気に心が解放されました。会話をしながら、私の反応を見て不意にシャッターを切るんです。そういうことってファッション撮影では絶対にないので、すべてを切り取られるんだと最初は不安でした。でも海に入ったらそんなことは関係なくなって、お天気も良くて本当に撮影日和だったのでとても気持ち良くて、そこからはあまり考えずにその場で一瞬一瞬の空気を感じながら撮影してもらいました。もともと自然がすごく好きで、太陽光や風、匂い…カメラを意識するのではなく、今ある自然の素敵な空間を五感で感じようって。それがすごく良かったんだと思います。海で少しずつ脱いでいくカットも、自分にとってはすごく新しい挑戦でした。緊張というよりは、解放感や、自分自身と向き合う瞬間だったかもしれません。自然と自分が一体化していくような、ナチュラルにその瞬間を感じることができました」
福岡県出身で、海の近くで生まれ育った西内。自然でのカットでは幼少期を思わせるような無邪気な表情、そして都会のホテルでの一室で撮影したカットでは“オンモード”にスイッチを切り替えキリッとした表情で魅せている。西内自身も「自分の中に2つの顔がある」と察するように、両極端なシチュエーションで、その二面性を引き出した。
「本当に面白いですよ。自分でも別人だと思っちゃうくらい、いろいろな表情をしています。友達や家族の前ではきっとこういう表情なんだろうな、って。でもそれって撮影されることがないので、普段心を開いた人にしか見せないような表情が大きく写っていて、自分で自分のギャップに驚きました。子供みたいだなと思います(笑)」
数ある中でもお気に入りなのは、表紙のカットだという。「服を脱いで、本当にありのままの姿を写しているカットなのですが、光のバランスや海の波、その時の自分の感情も含めて、すべてが揃った瞬間の1枚です。これからの覚悟や、この写真集を機に次のステージへ行きたいという気持ちがこのカットに表れていると思ったので、表紙になってすごく嬉しいです。自分の中での“第二章”のスタートだと思っています」と決意を語った。
「肩書きにこだわらない」西内まりや、紆余曲折経て辿り着いた場所
2006年に芸能界デビューし、モデル・女優・歌手とマルチに活動してきた西内。華々しい活躍を見せる舞台裏では、紆余曲折もあった。「一瞬で過ぎた時期もあるし、長くて長くてなかなか抜け出せない時期もありました。東京に出てきてすぐの頃はもがき続けていたのですが、それから徐々にチャンスをもらっていろいろなお仕事をさせてもらえるようになり、いろいろな人との出会いがあって、いろいろな現場を経験して、学ぶことも落ち込むことも多かったです。それでも私はやっぱり何かを表現することが好きなんだなと思います。
どう人生を生きていくことが自分にとって幸せで皆さんにとっても幸せなのか。何か気づきを得ながら一緒に楽しく過ごせていけたら私はそれで良いと思っているので、自分が表に出るお仕事だけでなくても、皆さんと繋がれることやメッセージを届けられること、クリエイティブすること、その方法は何でも構いません。芸能とかテレビとか俳優・女優とか、そういう肩書きにこだわらず、ひとりの人間として自分の心がワクワクするような日常を送って、仕事もプライベートも大事にバランスを取りながら過ごしていくことが私にとっての幸せだと気づいてからは、あまり気張らなくなりました。前はどうしても『成功しなきゃ』という焦りがあったり、周りの子たちと比べたりしてセンシティブになっていたのですが、自分自身をはっきりと理解していない時はどうしても考えすぎてしまうので、力が抜けた今が1番楽ですね」
自分自身の本当の幸せに気づけたきっかけはなんだったのかを聞くと「独立して環境が変わって、一人旅をしたり海外に行ったり、そういうことで自分の価値観も変わりました」と答えた。
「自分と向き合う時間を作ったことによって、自分にとっての幸せはなんだろう、自分にとって心が喜ぶバランスはなんだろう、とか、自分はどういう人たちと一緒にお仕事をしていきたいのか、何を作りたいのか、という本質的な部分を知ることができたんです。ブレない自分の芯みたいなものができてきたことで何も怖くなくなり、また表に出たいと思うようになりました」
西内まりや、結婚や出産…女性としての幸せも視野に「楽しみでしかない」
独立して3年半。その間、パンデミックにより世界は一変。もちろん西内も、コロナ禍で仕事に影響が出たというが、逆にその状況になったことで「今日の自分がその選択で良かったと思える1日を送りたいと思うようになった」と話す。「この人と会いたいとか、こんな話をしたいとか、このお仕事をやりたいとか、毎日そうやって選択をしながら生きているのですが、これで良いんだと納得できる1日にすることが自分にとっての幸せなんです」
西内の今後の展望とは―――。
「コロナを機にエンターテインメントの業界も変わっていくと思っています。世界規模で変化している時期なので、私はその先にあるエンターテインメントや自分の表現の道がどうなっているのかが本当に楽しみです。常に思っているのは、自分が今まで見たことのない未知の世界に飛び込んでいきたいということ。今まで居た場所や自分が見てきたものと同じことをやり続けるのではなくて、常に新しい人との出会いや見たことのない景色を見続けたいです。
もちろん、海外でお仕事ができるのであれば今すぐにでも行きたいです。本来であれば海外に行っている予定でした。残念ながらそれは実現できませんでしたが、でも今は日本にいる中で得られる感情や経験をすごく幸せに思っているので、日本にいながら、海外の方たちともっと交流を深めたり、オーディションを受けたりして、できることをやっていければなと思っています」
激動の10代、20代を送って来た西内も、28歳に。いわゆる“結婚適齢期”とされる時期を迎え、女性としての人生も考えるようになったという。
「10代からこのお仕事を始めて、常に成功するということが頭の中にあったのですが、家庭を持つとか、子供を産むとか、タイミングと縁があれば、そういう1人の女性としての人生も充実させたいです。いつ家庭を持っても、いつ子供を産んでも、それと並行してお仕事は一生続けていきたいと思っています。きっとそこで知る感情もたくさんあると思うので、お仕事の表現の幅が広がるだろうし、楽しみでしかないです」
西内まりやの“夢を叶える秘訣”
そんな西内に、“夢を叶える秘訣”を聞いた。「言葉にすると薄っぺらくなってしまいますが、“自分を信じること”。私は『自信』という言葉の意味を最近ようやく理解したんです。自分を信じることが大事だと言われ続けていたのですが、私は今まであまり自信が持てませんでした。でも自分の嫌なところやダメなところなど欠点を知ることで、自分の考えや生き方を肯定できたり、過去の経験を許してあげたり認めてあげたり、自分自身を受け入れると、未来に対してすごくポジティブになることができました。自分はこういう人間なんだと理解すると、自然と人間関係やお仕事の流れも良い方向に向いたんです。
自分を信じてあげられなかったら、夢はもちろん叶えづらいですし、芯もブレます。まずは自分を信じて、強い意志を持っていると、周りも応援してくれて、実現に繋がります。私はそれをすごく肌で感じました。直接すぐには叶わなくても、人との出会いを大切にしたり、目の前のことに一生懸命向き合っていたら、自分が1番やりたかったお仕事に繋がったりします。
良いことだけじゃない。後悔や失敗もすべて学びとしてプラスに考えると前に進めるんです。それを『やっぱりダメだった』『どうせまた同じことになる』と思うと止まってしまいます。『こんなことやっちゃったけど、これは学びだ』『じゃあ今後こうしていこう』、そんなふうに気持ちを切り替えていけるとすごく強いです。内側から自分を信じて、大丈夫だと思うことで外側も変わっていく。私は身をもってそれを経験しました。信じることはタダなので(笑)、『絶対に大丈夫だ』と、まずは自分を信じてみてほしいです」
肩の力が抜け、リラックスした雰囲気ながらも芯はぶらさない、確かな決意を感じた今回のインタビュー。表現方法は絞らず、自分の心に素直に―――。自分自身と向き合い、本質を知った彼女の可能性は無限大だ。
(modelpress編集部)
西内まりや(にしうち・まりや)プロフィール
1993年12月24日生まれ、福岡県出身。トップモデルとして数々の表紙を飾りドラマや映画では主演に抜擢。アーティスト活動では作詞作曲など、自身でも楽曲制作を手掛けており、第47回日本有線大賞新人賞受賞、第56回日本レコード大賞新人賞および最優秀新人賞を受賞。2021年、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』シーズン2で4年ぶりに女優復帰。12月24日に8年ぶり写真集『月刊西内まりや』を発売。
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