Hey! Say! JUMP山田涼介、“特別”な存在・岡田准一の意外な素顔明かす 1週間で8kg減量の秘話も<「燃えよ剣」インタビュー>
2021.10.12 08:00
views
15日に公開を控える映画「燃えよ剣」で沖田総司役を演じるHey! Say! JUMPの山田涼介(やまだ・りょうすけ/28)。主演を務める岡田准一とのエピソードや自身初となった時代劇への挑戦の裏の努力などについて語ってもらった。<モデルプレスインタビュー>
歴史小説界の巨星・司馬遼太郎(※「遼」は正式にはしんにょうの点が2つ)が、土方歳三を主人公に新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラー「燃えよ剣」を映画化した同作。土方歳三と「新選組」は、いかにして歴史に名を刻む【伝説(レジェンド)】となったのか―?時代の大きな変化の中、剣を手に命を燃やした男たちの知られざる【愛】と【戦い】、そのすべてがスクリーンで明かされる。山田は、新選組の一番隊組長で土方(岡田)と近藤勇(鈴木亮平)を慕う剣士・沖田役を務める。
山田:沖田総司役は役者なら誰もがやりたい役だと思うので「時代劇の経験のない僕が?」とは思いましたね。いつかは経験させていただけたらと思っていたのですが、初めがこのような大きな作品になるとは思っていなかったので緊張しました。メンバーの(中島)裕翔は岡田さんを崇拝しているので、この作品自体をすごく楽しみにしていましたね。
― これまで沖田総司や新選組にはどのような印象を持たれていましたか?
山田:やっぱり強くて優しい。新選組にはすごく熱いファンの方が多いと思うのですが、実は演じてみると「なんでファンがいるんだろう?」と思うくらい怖い組織というイメージを持ってしまって…。ですが、今回完成品を観てようやく新選組の格好良さがわかりました。仲間に対する熱い思いと冷徹さのコントラストに「こういうところに惹かれる人がいっぱいいるんだろうな」と。「燃えよ剣」はそんな中でも土方さんと近藤さんと沖田の人間らしさも非常に濃く描いているので、そういった部分の緩急がとても魅力的だと思います。
山田:シーンの流れのままで撮影できたわけでは無かったので、自分で時系列をしっかりと把握して沖田が衰弱していく様を演じていたのですが、その時はとにかく食べませんでした。役によって痩せる理由にも違いがあるとは思いますが、弱っていく姿を再現するためには食べない・飲まないことが1番手っ取り早かったです。1週間で8kgほど減量したので、1日1kg落とすために毎日サウナに行って、1日にサラダを1回だけ食べていました。ラストの3日間は何も食べず、何も飲まずで…。沖田の最期を撮った次の日に元気なシーンを撮影した時には1日で5kgくらい増やしたので大変でした。
― ストイックですね。
山田:気づいたら倒れていたこともありました。ただ、これまでも亡くなる役を演じることは多くて、初めてのことでは無かったので乗り切れましたね。減量も殺陣ももちろん大変な役作りではあるんですけど、僕は“大変=刺激ではない”と考えていて緊張感の中で皆が魂を込めて役に没頭しているような現場が好きなんです。今回の現場は皆が同じ方向を向いてずっと集中しているというか、スポーツで言う“ゾーンに入る”ではないですが、それが毎日だったんですよ。大体の現場はいつもどこかで集中の糸が切れる時があるんですが、それが無い現場だった。座長ではなく、側で座長を見る貴重な経験だったので非常に有り難かったですね。
― 普段の体型作りで意識していることはありますか?
山田:ないです。今は57kgくらいなんですけど、今回の撮影の時は48kgまで絞って、その次の作品の時には60kg台まで戻して…。筋肉を落とすのが大変なのでジムにも通っていないんです。普通、筋肉を落とさなければならないとなったら寝たきりでいなきゃいけないんですが、アイドルなのでそういうわけにもいかないので、筋肉は付けない方が楽なんですよね。僕は体型がすごく変化しやすくて、3ヶ月〜半年あれば体型の準備はできるので俳優として恵まれた体質だとは思います。ただ極端にいきなり痩せることもあるので、ファンの子から心配のお手紙を頂くことはよくありますね…。
山田:やっぱり緊張感がある方で僕は人に対して緊張することがあまりないんですが、ほぼ唯一と言っても過言でないくらい特別です。今回実際に共演させていただいたことでよりすごさに気付きました。「この人、人間なのかな」というか…(笑)、おかしいんですよ。朝5時の集合であっても、その前に必ずジムに行って来たり現場までランニングして来たりしていました。相当大変なスケジュールの中でそれをやられていたので、ちょっと考えられないですね(笑)。殺陣に関してはスピード感や動きの意味などについて実際に教えてもらいました。
― 岡田さんとの関係性に変化はありましたか?
山田:僕が本当に真面目なタイプで、上下関係に厳しい環境で生きてきたので、いくら親しくなったとしても岡田さんとの関係値は変わらずにいるだろうなとは思います。トレーニングをしている姿は全く見せない反面、撮影現場ではお煎餅とかチョコレートを食べていて、人間らしさに気づけたので嬉しかったですね(笑)。
― 岡田さんのみならず、多くの俳優の方々がご出演されていますが、撮影中に俳優として刺激を受けたことはありますか?
山田:やはり皆さん流石としか言いようがないです。亮平さんや伊藤(英明)さんももちろんそうですが、芝居に対する熱い思いのようなものは現場でひしひしと感じていました。刀にも振りやすさなどにそれぞれバランスがあるのですが「沖田、これ俺には小さいから」と、すごくバランスの取れた模造刀を伊藤さんにプレゼントして頂きました。大切にしています。ずっとそれをホテルの部屋で振っていました。
― 今作で観客の皆さんに最も注目してほしいポイントを教えてください。
山田:やっぱり有名な池田屋事件のシーンは楽しみにしている方が多いと思いますし、クオリティもすごいのでぜひ楽しみにしていて欲しいものの1つです。あのシーンは夜にしか撮影できなかったので、かなりの日数をかけて撮ったんですが、京都の冬なのでとにかく寒かったことを覚えていますね。
山田:目標というよりも、僕はやっぱりそのお芝居をさせて頂いている時間が好きなので、この「燃えよ剣」をきっかけに自分の役の幅がどんどん広がってたくさんの方に届けば嬉しいです。オファーを頂けるのであればどんな役でもいいのでチャレンジしていきたいと思います。僕は目標の作品を定めると、その練習ばかりしてしまいそうで怖いんです。短期集中型なので、今回も3ヶ月の間で練習をしすぎて足袋を4足~5足ほど履き潰したんです。普通はそこまで破けないらしいのですが、素早い動きの多い沖田ならではですね。
― 俳優としてもHey! Say! JUMPのメンバーとしてもあらゆる場面で活躍なさっている山田さんの、夢を叶えるための秘訣を教えてください。
山田:僕は夢を持たないタイプなんです。Jr.の頃はデビューという明確なものがあったのですが、それ以降は持たないように生きようと思っています。性格だと思うのですが、夢や目標を持ってしまうと一点にしか向かなくなって、自由が効かなくなるんです。もちろんHey! Say! JUMP で成功したいという夢はありますが、個人の夢や目標が無くて、長期的に何かをやることが性に合わないんですよね。小さい頃にサッカー選手の夢を見ていた時から自分の性格は理解していたうえで、週に5回ほどクラブチームにも入ってサッカーばかりをやっていたんです。僕は持たないですが、皆さんは夢を持った方がいいですよ(笑)。プライベートでの夢は、ハワイに行きたいです(笑)。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
山田涼介、初の時代劇出演 新選組への印象に変化も
― 今作のオファーをもらった時のお気持ちを教えて下さい。山田:沖田総司役は役者なら誰もがやりたい役だと思うので「時代劇の経験のない僕が?」とは思いましたね。いつかは経験させていただけたらと思っていたのですが、初めがこのような大きな作品になるとは思っていなかったので緊張しました。メンバーの(中島)裕翔は岡田さんを崇拝しているので、この作品自体をすごく楽しみにしていましたね。
― これまで沖田総司や新選組にはどのような印象を持たれていましたか?
山田:やっぱり強くて優しい。新選組にはすごく熱いファンの方が多いと思うのですが、実は演じてみると「なんでファンがいるんだろう?」と思うくらい怖い組織というイメージを持ってしまって…。ですが、今回完成品を観てようやく新選組の格好良さがわかりました。仲間に対する熱い思いと冷徹さのコントラストに「こういうところに惹かれる人がいっぱいいるんだろうな」と。「燃えよ剣」はそんな中でも土方さんと近藤さんと沖田の人間らしさも非常に濃く描いているので、そういった部分の緩急がとても魅力的だと思います。
山田涼介、1週間で8kg減 ストイックな体型管理明かす
― 沖田総司役を演じるにあたっての役作りではどのようなことをされていましたか?山田:シーンの流れのままで撮影できたわけでは無かったので、自分で時系列をしっかりと把握して沖田が衰弱していく様を演じていたのですが、その時はとにかく食べませんでした。役によって痩せる理由にも違いがあるとは思いますが、弱っていく姿を再現するためには食べない・飲まないことが1番手っ取り早かったです。1週間で8kgほど減量したので、1日1kg落とすために毎日サウナに行って、1日にサラダを1回だけ食べていました。ラストの3日間は何も食べず、何も飲まずで…。沖田の最期を撮った次の日に元気なシーンを撮影した時には1日で5kgくらい増やしたので大変でした。
― ストイックですね。
山田:気づいたら倒れていたこともありました。ただ、これまでも亡くなる役を演じることは多くて、初めてのことでは無かったので乗り切れましたね。減量も殺陣ももちろん大変な役作りではあるんですけど、僕は“大変=刺激ではない”と考えていて緊張感の中で皆が魂を込めて役に没頭しているような現場が好きなんです。今回の現場は皆が同じ方向を向いてずっと集中しているというか、スポーツで言う“ゾーンに入る”ではないですが、それが毎日だったんですよ。大体の現場はいつもどこかで集中の糸が切れる時があるんですが、それが無い現場だった。座長ではなく、側で座長を見る貴重な経験だったので非常に有り難かったですね。
― 普段の体型作りで意識していることはありますか?
山田:ないです。今は57kgくらいなんですけど、今回の撮影の時は48kgまで絞って、その次の作品の時には60kg台まで戻して…。筋肉を落とすのが大変なのでジムにも通っていないんです。普通、筋肉を落とさなければならないとなったら寝たきりでいなきゃいけないんですが、アイドルなのでそういうわけにもいかないので、筋肉は付けない方が楽なんですよね。僕は体型がすごく変化しやすくて、3ヶ月〜半年あれば体型の準備はできるので俳優として恵まれた体質だとは思います。ただ極端にいきなり痩せることもあるので、ファンの子から心配のお手紙を頂くことはよくありますね…。
山田涼介、岡田准一は「特別」意外なエピソードも飛び出す
― 事務所の先輩でもある岡田さんとの共演はいかがでしたか?山田:やっぱり緊張感がある方で僕は人に対して緊張することがあまりないんですが、ほぼ唯一と言っても過言でないくらい特別です。今回実際に共演させていただいたことでよりすごさに気付きました。「この人、人間なのかな」というか…(笑)、おかしいんですよ。朝5時の集合であっても、その前に必ずジムに行って来たり現場までランニングして来たりしていました。相当大変なスケジュールの中でそれをやられていたので、ちょっと考えられないですね(笑)。殺陣に関してはスピード感や動きの意味などについて実際に教えてもらいました。
― 岡田さんとの関係性に変化はありましたか?
山田:僕が本当に真面目なタイプで、上下関係に厳しい環境で生きてきたので、いくら親しくなったとしても岡田さんとの関係値は変わらずにいるだろうなとは思います。トレーニングをしている姿は全く見せない反面、撮影現場ではお煎餅とかチョコレートを食べていて、人間らしさに気づけたので嬉しかったですね(笑)。
― 岡田さんのみならず、多くの俳優の方々がご出演されていますが、撮影中に俳優として刺激を受けたことはありますか?
山田:やはり皆さん流石としか言いようがないです。亮平さんや伊藤(英明)さんももちろんそうですが、芝居に対する熱い思いのようなものは現場でひしひしと感じていました。刀にも振りやすさなどにそれぞれバランスがあるのですが「沖田、これ俺には小さいから」と、すごくバランスの取れた模造刀を伊藤さんにプレゼントして頂きました。大切にしています。ずっとそれをホテルの部屋で振っていました。
― 今作で観客の皆さんに最も注目してほしいポイントを教えてください。
山田:やっぱり有名な池田屋事件のシーンは楽しみにしている方が多いと思いますし、クオリティもすごいのでぜひ楽しみにしていて欲しいものの1つです。あのシーンは夜にしか撮影できなかったので、かなりの日数をかけて撮ったんですが、京都の冬なのでとにかく寒かったことを覚えていますね。
山田涼介「夢を持たない」確固たる意思の裏の思いとは
― 今作を経て、俳優としての目標を教えてください。山田:目標というよりも、僕はやっぱりそのお芝居をさせて頂いている時間が好きなので、この「燃えよ剣」をきっかけに自分の役の幅がどんどん広がってたくさんの方に届けば嬉しいです。オファーを頂けるのであればどんな役でもいいのでチャレンジしていきたいと思います。僕は目標の作品を定めると、その練習ばかりしてしまいそうで怖いんです。短期集中型なので、今回も3ヶ月の間で練習をしすぎて足袋を4足~5足ほど履き潰したんです。普通はそこまで破けないらしいのですが、素早い動きの多い沖田ならではですね。
― 俳優としてもHey! Say! JUMPのメンバーとしてもあらゆる場面で活躍なさっている山田さんの、夢を叶えるための秘訣を教えてください。
山田:僕は夢を持たないタイプなんです。Jr.の頃はデビューという明確なものがあったのですが、それ以降は持たないように生きようと思っています。性格だと思うのですが、夢や目標を持ってしまうと一点にしか向かなくなって、自由が効かなくなるんです。もちろんHey! Say! JUMP で成功したいという夢はありますが、個人の夢や目標が無くて、長期的に何かをやることが性に合わないんですよね。小さい頃にサッカー選手の夢を見ていた時から自分の性格は理解していたうえで、週に5回ほどクラブチームにも入ってサッカーばかりをやっていたんです。僕は持たないですが、皆さんは夢を持った方がいいですよ(笑)。プライベートでの夢は、ハワイに行きたいです(笑)。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
山田涼介(やまだ・りょうすけ)プロフィール
1993年5月9日生まれ、東京都出身。Hey! Say! JUMPとして2007年に「Ultra Music Power」でメジャーデビュー。2008年には「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」(日本テレビ)で連続ドラマ初主演。以後、様々な作品に出演し、2015年3月21日公開の主演映画「暗殺教室」では、「第39回日本アカデミー賞」で「新人俳優賞」を受賞した。15日に「燃えよ剣」、2022年に「大怪獣のあとしまつ」の公開を控える。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
岡田准一・鈴木亮平・山田涼介ら集結 新選組の熱い絆感じるオフショット解禁<燃えよ剣>モデルプレス
-
Hey! Say! JUMP山田涼介ら、地雷系女子に変身でトレンド入りの反響「可愛すぎてレベチ」「女として負けた」モデルプレス
-
V6岡田准一&Hey! Say! JUMP山田涼介、重厚感漂う姿 「anan」2ショット表紙モデルプレス
-
Hey! Say! JUMP山田涼介、キレイだと思うジャニーズ告白「整っているなと思います」モデルプレス
-
東西ジャニーズJr.85人が選ぶ“イケメンな先輩”ランキング「ジャにのちゃんねる」で発表モデルプレス
-
V6岡田准一、“一番きつい”減量方法をHey! Say! JUMP山田涼介に紹介モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【乃木坂46の“サラツヤ髪”が話題沸騰】田村真佑&金川紗耶のヘアケア事情に迫る マストアイテム&マイルールは?モデルプレス
-
ぴょな“包み隠さない素の姿”が魅力に「印象がガラリと変わりそう」リアリティーショー見どころ語る【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】和田雅成、初単独主演&アーティストデビューで飛躍の1年「これから新しく始まる世界」 蒼井翔太とのコラボエピソードも<1st Album『Raise』インタビュー>キングレコード株式会社
-
乃木坂46金川紗耶、目指す“先輩像”は齋藤飛鳥 大切にしている考え方は「否定しない」【「歩道橋」インタビュー】モデルプレス
-
乃木坂46田村真佑、加入6周年で“新たな決意”「いつまでも後輩気分ではダメ」継承したい先輩の思いとは【「歩道橋」インタビュー】モデルプレス
-
おだけい、パートナーから学んだ愛 インフルエンサー同士の共同生活は「財産」【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス
-
GENIC増子敦貴「体感予報」で感じた“マジック現象” 俳優よりアーティスト業が難しい理由【インタビュー】モデルプレス
-
【「あのクズ」プロデューサーインタビュー】奈緒&玉森裕太の印象に残った撮影 キスシーン制作秘話も「鍛えたからこそできる」モデルプレス
-
かとゆり、ヒカルとのコラボで“リアリティーショーの難しさ”再認識 番組参加の理由とは【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス