板垣李光人、King & Prince平野紫耀と初共演で人見知り克服?「自分から話しかけるなんてめったにない」<「生徒が人生をやり直せる学校」インタビュー>
2021.08.21 07:00
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8月21日・22日に日本テレビ系「24時間テレビ44 想い~世界は、きっと変わる。」内で放送されるドラマスペシャル「生徒が人生をやり直せる学校」に出演する俳優の板垣李光人(いたがき・りひと/19)がモデルプレスのインタビューに応じ、主演のKing & Prince平野紫耀らとの撮影エピソードや、新境地となった役どころなどについて語った。
24時間テレビドラマスペシャル「生徒が人生をやり直せる学校」
今作は、黒川祥子によるルポルタージュ「県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校」(講談社 現代新書)が原作。“底辺校”と呼ばれる県立高校を舞台に、現代の格差社会で生徒たちが抱える様々な問題に寄り添い、奮闘する教師たちの戦いを、新任体育教師の葛藤や成長とともに描くストーリー。脚本は、連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)、「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ)などを手掛けてきた水橋文美江。さらに、映画「ツナグ」、「約束のネバーランド」やドラマ「天皇の料理番」、「JIN -仁-」、「義母と娘のブルース」(TBS)など、数多くの人間ドラマを描き続けてきた平川雄一朗が演出を担当する。
主演の平野がポンコツだが熱血な新任体育教師・樹山蒼一役を演じ、新任英語教師・岡部薫子役に浜辺美波、社会科教師・山野公平役に北村有起哉、教頭・原田憲也役に伊藤英明、校長・吉岡博役に國村隼と、槙尾高校の教師キャストに豪華実力派俳優が集結。
さらに、槙尾高校の“問題を抱えた生徒たち”として板垣のほか、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、水沢林太郎、青木柚、桜田ひより、田辺桃子、河合優実らが出演。板垣は学校では無気力だが、昼夜働く母の代わりに3人の弟妹たちの世話で疲れ果てているヤングケアラー・乃木翔役を演じる。
板垣李光人、24時間テレビドラマ出演に「光栄」
― 24時間テレビという歴史あるドラマの作品に出演することに対して、改めて心境はいかがですか?これまで観た24時間テレビドラマスペシャルで印象に残っている作品があれば教えてください。板垣:24時間テレビは小さい時からずっと観ていたので、役者としてドラマで携わらせていただけることがすごく光栄です。10代の子たちを題材にした作品というのもすごく嬉しかったです。今まで印象に残っている作品だと、二宮和也さんが主演されていた『車イスで僕は空を飛ぶ』という作品はとても憶えています。
― これまで学園ドラマには出演経験があるかと思いますが、今回は“問題を抱えた生徒たち”ということで撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
板垣:僕は今回のようなキャラクターを演じることが初めてだったので、一応撮影に入る前に、雰囲気だけでも掴めたらと『クローズZERO』を観たりしました(笑)。言い慣れない言葉遣いも多かったので、普段は家で何回もセリフを練習することはしないのですが、今回は口を慣らすために結構練習しました。現場では、平川監督が『ROOKIES』の演出もやられていた方なので、安心して臨むことができました。
板垣李光人、平野紫耀&浜辺美波らとの撮影エピソード明かす
― 今回平野さんとは初共演でしたが、先生と生徒として実際に共演されてみていかがでしたか?板垣:平野さんは、共演する前からもちろんいろいろなところで拝見していたのですが、やっぱり平野さんが現場にいるのといないのとでは、全然違うなと思いました。すごくパワーがあるし、明るいし、周りのキャストの方やスタッフの方もすごく癒されているので、それが樹山にも反映されていて、本当に素敵な方だなと感じました。
― 撮影合間にお話しはしましたか?
板垣:はい。わりと2人のシーンが多かったので、平野さんが撮影の前日に出られていた番組の話をしました。あと撮影の合間に平野さんがマシュマロを食べていたので、「好きなんですか?」と聞いたら、1個くださいました(笑)
― 優しいですね(笑)。浜辺さんは映画でも共演されていましたが、今回は先生と生徒という全く違った世界観での共演でした。浜辺さんとのエピソードがあればお聞かせください。
板垣:浜辺さんとは同じシーンが少なかったのですが、浜辺さんが教壇に立って授業をしている姿はすごく新鮮でした。いつも会うたびに「可愛いね~」と言ってくださるので、すごく撮影のモチベーションになりました!
板垣李光人、乃木翔役への思い 自身のギャップは?
― 板垣さんが演じたヤングケアラーという役どころは、難しかったのではないかと思うのですが、役作りなどで苦労したことなどはありますか?板垣:僕自身、お話をいただくまでヤングケアラーという存在を知りませんでした。僕は実際には一人っ子なのですが、兄弟が下に3人いるという役も演じたことがなかったので、家で子供たちの面倒を見て、家事も全部やって、そんな中で学校にも行って…ということに衝撃を受けました。もちろん弟たちのことは好きだけれど、10代なのでどうしてもいろいろな方向にフラストレーションが溜まってしまうと思うんです。なので、強く生きようとするカケルの思いというものは、すごく大事にしながら演じました。
― 最後には樹山に導かれ、夢を見つけるカケルですが、徐々に成長し変わっていく姿を演じることに対してはいかがでしたか?
板垣:カケルがちゃんと夢を叶えようとする姿は、演じていて自分でもすごく嬉しくなりました。樹山に対してのカケルの気持ちの向き合い方は、大切に細かく描いていきたいなと思ったので、その過程は演じる側としても楽しかったです。
― カケルは学校で見せる顔と、弟たちに見せる顔は違うと思うのですが、板垣さん自身のギャップはありますか?
板垣:今回の現場でもそうだったのですが、なぜかわからないけど人と関わることが嫌いだと思われがちなんです(笑)。僕は人見知りなので、話しかけてもらわないとあまり話せないのですが、相手からは話しかけちゃいけないと思われてしまうので、だから撮影現場でも最後のほうまであまり仲良くならずに終わってしまうことが多いんです。でも本当は全然喋るし、人も好きなんです。なので、話しかけてもらうと「意外とちゃんと喋ってくれるんだね」みたいなことはよく言われます(笑)
― (笑)。自分からは積極的にいけないんですね。今回の現場は、同世代の生徒役の方がたくさんいたと思いますが、仲良くなった方はいますか?
板垣:水沢林太郎くんとはすごく仲良くなりました。話しかけてもらって話すようになったのですが、服の話とか、趣味が似ていて、共通の話題で盛り上がりました。
― 平野さんも、向こうから話しかけてもらったんですか?
板垣:平野さんは僕から話しかけに行きました。
― すごい(笑)。それは興味があったんですか?
板垣:はい(笑)
― では今回の現場を通して、板垣さん自身も成長したのでしょうか。
板垣:そうですね。自分から話しかけるなんて、そんなことめったにないので。平野さんはすごく話しかけやすい雰囲気を作ってくださっていたので、よかったです。
― 最後に、改めてドラマの見どころをお願いします。
板垣:令和という時代で、進歩しているようで、まだまだという時代に、一人で完全に生きていく力が備わっていない子供たちが抱える問題をテーマとして扱っているのですが、平野さんが演じる樹山のキャラクターを含め、コメディとしても楽しんでもらえるような作品になっていると思うので、テーマに対してあまり気負わずに観ていただきたいです。観終わった後に、「こういう現状もあるんだな」という気づきがあると思いますし、自分が置かれている環境について考える一つのきっかけになってもらえたら嬉しいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
板垣李光人(いたがき・りひと)プロフィール
2002年1月28日生まれ。幅広いフィールドで活躍。これまでの主な出演作は、ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ/2017)、「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日/2018~2019)、「ここは今から倫理です。」(NHK/2021)、「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(読売テレビ/2021)、「青天を衝け」(NHK/2021)、映画「約束のネバーランド」など。
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