小倉ゆうか「イメージを塗り替えたい」再始動への想い グラビア制限の真意も告白<モデルプレスインタビュー>
2021.06.08 08:00
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今年3月に8年間所属していた事務所を退所し、フリーとして再出発した小倉ゆうか(おぐら・ゆうか/22)。モデルプレスは、独立への想いを聞いた小倉への独占インタビューを実施。様々な報道がなされるなか、小倉自身の言葉で伝えたいこととは――――――。
小倉ゆうか、フリーとして再出発「何も発信できない期間が一番辛かった」
小倉は、独立とともに芸名を「小倉優香」から長年希望していた「小倉ゆうか」表記に改名。4月28日に都内で行われたイベントに出席し、今後は中国での活動に力を入れたいと明かしていた。昨年7月にレギュラー出演していたラジオを降板した出来事をきっかけに、独立への話し合いが始まったというが、独立は以前から考えていたことだったという。「元々日本に限らず、今行なっている中国でのSNSでの発信などといった色々な挑戦をしたかったのですが、ダメと言われてしまえば理由などなくてもできませんでした。何故ならそういう契約だから。お互いを守るために同意して結んだものであることは理解していましたが8年間で色んな変化があった今の私にはちょっときついなということを感じていました。今22歳で今年23歳になりますが、色んな人と関わる仕事をしているからかこの年齢は決して若いとは感じません。何かに対する焦りがずっと胸の奥にありました。そしてお騒がせしたラジオの降板宣言。これは私の性格を起因とする過ちです。いいタイミングとは口が裂けても言えませんがこのことをきっかけに話し合いが始められました。
もちろん先が見えない不安はありますが、踏み出さないで後悔することだけは避けたかったので挑戦すること自体はそんなに難しくなかったです。それよりもSNSで何も発信できない期間が一番辛かったです。何も発信していないのに、沢山メッセージを下さるファンの方もいて、早くSNSを再開してメッセージを伝えたいとずっと思っていました」
小倉ゆうか、中国での活動に意欲
SNSの更新もストップしていた約8ヶ月間について尋ねると、「次にやりたいことをやるための準備をしていました。本当だったら中国にも行きたかったのですが、コロナで難しく日本でできるだけのことはやりました」と充実感に満ちた表情を見せた小倉。中国語に興味を持ったきっかけはグラビアの撮影で2018年に台湾に行ったときのこと。
「ありがたいことに現地にファンの方が沢山いらっしゃって、そのときの編集さんが『台湾でイベントをしよう』と言ってくれて、開いてくれました。それで現地の撮影とインタビューもとってくれて『せっかくだから私も挨拶ぐらい話せなきゃ』と思って勉強を始めたらハマってしまい今はマンツーマンレッスンに通っていて、聞き取りはテストだとなんとなく分かるようにはなりましたが本物の中国人の方のお話はとっさに理解できないです。読むのは7、8割は分かるくらいになりました。中国は行ったことがなくて、台湾はプライベートで高校2年生のときに一人で旅行に行ったことがあります。そのあと2、3回行っていますね」
中国では特にジャンルを絞らず、多岐に渡って活動を開始。中国でTikTokにあたる「Douyin(ドウイン)」、YouTubeにあたる「bilibili(ビリビリ)」のアカウントはすでに開設済みで、今後Weiboのアカウントも開設予定。
「日本のファンの方はグラビアから知ってもらった方が多いのでそのイメージが強いと思うんですけど、向こうの方はそうではないのでイメージが違うんじゃないかなと思います。中国での活動は具体的に『女優になりたい』とかそういう目標があるわけじゃなくて、今は中国語が好きで中国に行ってみたい、という興味があるからそれを突き詰めて堪能して、そこからやりたいことが何か見つかるんじゃないかなと思っています」
小倉ゆうか「いきなり売れちゃった」グラビア活動制限の真意
2013年に「ミスセブンティーン」オーディションへの出場をきっかけに芸能界入りした小倉は、2017年の高校卒業後すぐに「週刊ヤングマガジン」でグラビアデビュー。新人にして表紙・巻頭に抜擢され、8頭身の均整の取れたスタイルから“リアル峰不二子”のキャッチコピーでまたたく間にグラビアアイドルとしてブレイクを果たした。しかし、2019年7月に水着グラビア活動を制限することを発表し、ファンに衝撃を与える。その真意と現在の想いについて、今回改めて「話したい」とファンに向けて自分の考えをまっすぐと語ってくれた。
「元々ダンスをやっていたので水着になること自体には抵抗はなくて、かっこいい衣装とかも好きなんです。だけど、私はグラビアへの知識が全然なく、グラビアというものを理解しないまま、始めてしまったんですよね。高校3年生の18歳くらいのときに所属していた事務所から『グラビアやってみる?』と聞かれて『やります』と始めて、最初は中の新人紹介みたいなところに載るはずが、撮影で編集さんが『いや表紙いけますよ』と行って沖縄かどこかにロケに行ったんです。それで、ロケに行って美味しいものを皆で食べて『楽しい!』ぐらいの感覚で始まって、いきなり売れちゃったんです。
グラビアアイドルになりたいわけじゃないのにそう呼ばれるようになって正直戸惑いがありました。女優さんを目指している人が初めの一歩としてやる形もあるし、グラビアアイドルが好きでやる形もあると思うんですけど、私は女優という目標もグラビアアイドルになりたいという目標もなくて、気づいたらグラビアアイドルになってしまった。青年誌自体読んだことがなかったので、どういう人がどういう目線で見ているのかも知らなくて20歳前くらいでそれは自分にとって違うなと気づきました。露出が少ない服だと『もっと見たい、何で?』みたいなコメントが沢山ネットに来るので『何で見せなきゃいけないの?』と思ったり…。
それから、私の要望を事務所に伝えてちょっとずつ聞き入れてもらいつつコツコツ頑張って『今予定に入っている撮影がすべて終わったらやめます』ということを宣言して、やりきってからやめました。最初に言った通り、元々水着が嫌いなわけじゃないので、衣装について自分の意見をちゃんと聞いてもらえる撮影だったり、無理矢理やらされる形でなければ撮りたいと思っています」
小倉ゆうか「イメージを新しく塗り替えたい」再始動への想い
もちろん、多くのファンがグラビアアイドルとして小倉を知ったことから、最初は様々な反応があったというが、半分以上は応援を続けてくれた。「『女優になりたいという夢がなかった』と言ったんですけど、やっぱりバラエティとかに出るときは“女優・モデル”と紹介されるし、『女優を頑張りたいと思います』とかもなんとなく言っちゃっていたんです。だから『女優頑張ってね』と言ってくれるファンの方もいて、本当に申し訳なく思ってます。でもそういう方達はきっと私がどんな夢を持っても応援して下さると思う。その人たちに心からの目標を早く伝えることができればと思います」
抜群のルックスとスタイルは、同性から見ても憧れの存在だが、本人いわく、圧倒的に女性ファンが少ないと感じているという。
「女性のファンが男性と比べて多くはないので、同性向けの自分の活動を見てみたいなと思っています。これからは女性を意識した発信を増やしたいです。もっと知ってもらいたいですし、“グラビアアイドル“という入り口から避けられていた部分もあると思うので、イメージを新しく塗り替えたいという気持ちがあります」
芸能生活第2章、新しい世界を切り拓いていく小倉の“夢を叶える秘訣“とは?
「動くこと。失敗を恐れる人が多いと思うんですけど、何か失敗したとしても失うものは少ないと思うんです。お金さえあれば生きていけるし、とにかく動いてみることが大切だと思います。私も色んな人に会って話を聞いたり、自分から動いたことで、縁が繋がってくれたと思います」
(modelpress編集部)
※スタイルキープ・美容法・恋愛観などに迫ったインタビューも配信予定。
小倉ゆうか(おぐら・ゆうか/22)プロフィール
生年月日:1998年9月5日出身地:千葉県市川市
血液型:AB型
2013年に「ミスセブンティーン」オーディションへの出場をきっかけに芸能界入り。同年に行われたファッションイベントにてモデルデビューを果たす。その後女優・グラビアアイドルとしての活動も始め、数々のテレビドラマ・バラエティ番組・映画に出演している。近年はファッション誌のレギュラーモデルもこなし、多方面でマルチな活動を展開している。
趣味は筋力トレーニング、読書、映画鑑賞、海外旅行など。特技はダンス、中国語。
また、中国など海外での活動も積極的に行っており、2018年には自身初となる海外イベントとして台湾でファンミーティングを開催。ファンの方々と中国語でコミュニケーションを取れるよう中国語の勉強にも熱心に取り組んでいる。今後は国内外問わず活動の幅を拡げることが目標。
【Not Sponsored 記事】
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