美 少年・浮所飛貴、胸キュンシーンに「恥ずかしさは1ミリもなかった」 Jr.異例の主演映画&主題歌で新たな歴史刻む<「胸が鳴るのは君のせい」インタビュー>
2021.06.04 08:00
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6月4日(金)公開の映画『胸が鳴るのは君のせい』で映画初出演にして初主演を飾る美 少年/ジャニーズJr.の浮所飛貴(うきしょ・ひだか/19)に、モデルプレスがインタビュー。人気少女コミックを実写化した今作への思いや手応え、自身の恋愛観などを聞いた。
今作は、累計発行部数250万部を突破する名作コミック「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)が原作。すべての恋する女子の共感ポイントにあふれた、親友のように仲が良い友達への“片思い”を描いた青春ラブストーリーを映画化。
浮所は主人公の有馬隼人を演じ、ヒロイン・篠原つかさに白石聖、2人の恋のライバルに板垣瑞生、原菜乃華と今注目のキャストが出演。甘酸っぱくも切ないラブストーリーを彩る。
浮所:本当の学校生活を送っているかのように楽しく撮影をしていたので、毎日現場に行くのがとても楽しみでした。僕が通っていた高校は共学ではなく男子校だったということもあり、映画の中で擬似体験できた気がして嬉しかったです。撮影期間がすごく早く終わったように感じました。
― “主演”と最初に聞いた時の率直な感想をお聞かせください。
浮所:「主演です」と初めて聞いた時の感覚は今でも鮮明に覚えています。番組収録の前にそのお話をマネージャーさんからお聞きして、「今度こういう作品をやります」と企画書を渡されたのですが…(話しながら)うわ~、今思い出してもめちゃくちゃやばいです!本当にこの世で一番嬉しかったです。
― ジャニーズJr.で主演映画というのは、なかなかない異例の出来事ですよね。
浮所:自分で言うのもおこがましいのですが、本当にそのくらいすごい出来事で、いざ自分も同じ立場になってやれるというのを考えると、本当に嬉しかったですね。こうして取材していただく度に、まさにそれを実感しています。
― 以前ドラマで初めてお芝居を経験して、映画は今回が初めてでしたが、ドラマとの違いや、映画ならではのお芝居の仕方など感じた点はありますか?
浮所:ドラマと映画の違いで言うと、やっぱり長さかなと思います。ドラマだと1クールなので3ヶ月くらいかけて撮影をするのですが、映画だと約120分の間にストーリーをまとめて完結させないといけないので、どれだけ1シーンを濃く演じるかが勝負だと感じました。もちろんドラマでもそうですが、映画はそこを特に意識しながら演じていました。
― 少女漫画原作の映画に出演しているジャニーズの先輩方はたくさんいますが、今回主演をやるにあたって相談した方はいますか?参考にした作品などもあればお聞かせください。
浮所:King & Princeの平野紫耀くんは、主演映画を多くやられていたということもあって、「僕も主演映画をやるので、アドバイスをください!お食事に行きたいです!」と言ったのですが、外食することが難しい時期になってしまったので、結局行けませんでした。歌番組の収録で会うことはあっても「お疲れ様です!」と挨拶するくらいしか話せなかったので、アドバイスはいただけませんでしたが、「頑張れ!」というメッセージをいただきました。
嵐の松本潤くんも『花より男子』をやられていたので、「『花より男子』観てました!僕も主演映画をやるんです!」とお伝えしたら、すごく応援してくれました。記念すべき自分の初出演・初主演映画だったので、これをやるためにその作品を観て勉強したということはなく、自分のオリジナルがいいなと思い、あえてアドバイスはいただかずに、自分で考えた有馬をしっかり演じさせていただきました。
浮所:スムーズに出来ました!有馬という役にしっかり入れていたと思うので、恥ずかしさは1ミリもなかったです。普通だったらきっと恥ずかしいと思うようなことをたくさんやっているのですが、それをしれっとこなしてしまうのが有馬のかっこいいところでもあると思います。
ただ、唯一スムーズにいかなかったのは、林間学校で布団の中につかさを隠すシーン。つかさの手を引っ張って優しく寝かせて、自分も中に入って布団を被る…という流れなのですが、カットを割って何パターンか撮ったので、大変でした。息が聞こえるくらいの近い距離感というのも、今思えばすごかったですね(笑)
― 胸キュンシーンで、特に自信のあるシーンはどこですか?
浮所:え~!たくさんあるから迷います(笑)
― 王道な“壁ドン”もありましたね。
浮所:あります!つかさの肩に顔を埋めるシーンですね。あのシーンもいいのですが、予告でも使われていた、夏祭りでつかさにかき氷を「あーん」ってしてあげるところはいいなと思いました。あの距離感でしか出来ないことだし、特別感がありましたね。「あーん」は憧れというか、やってみたいシチュエーションだったので、演技を通してキュンキュンする姿を見せることができて良かったです。
― 完成した映像を観ていかがでしたか?
浮所:家で家族と予告や特別本編映像を一緒に観ました。今となっては「ここはもっとこうすれば良かったな」と思うことはありますが、自分の当時のベストは尽くせたと思うので、胸を張って、自信を持って観せることができました!完成した作品を観て、本当に映画に出演することができたんだなと改めて実感しています。
― ご家族と一緒に観ることに恥ずかしさはありませんでしたか?ご家族からはどんな反応があったのでしょうか。
浮所:恥ずかしくはなかったです!お母さんは少し複雑だったかもしれませんが(笑)、家族なので、みんな「良かったよ」と褒めてくれてすごく嬉しかったです。
― 有馬という役に入れていたとのことですが、有馬になるために準備したことなど、役作りについてお聞かせください。
浮所:原作や台本をたくさん読み込みました。原作のファンの方も楽しんでいただきたいので、有馬に少しでも近づくために、台本にあるこのシーンは、原作の何巻の何ページのここのシーン、と付箋を貼ってまとめて…という作業をしました。その中でも、自分のオリジナルを出せたらなと思っていたので、なりきるというよりは、自分が思う有馬はこうだとしっかり固めてから挑みました。
― 演じた中で好きな有馬のシーンはありますか?
浮所:今パッと思い浮かんだのは、これも林間学校のシーンになるのですが、つかさがひとりで後片付けをしていて、台所に鍋を持って向かっている時に、有馬が代わりに持ってあげるシーンです。ちょっと疲れているつかさのところに寄って行くのも、有馬の優しさが垣間見えていて、今思い出してもいいなと思います。
― 浮所さん自身が有馬と似ているところや異なるところはどのような部分ですか?
浮所:僕は基本的にクールではなくて、こんなふうに明るい感じでいつもいるのですが、好きな人や物に対して真っ直ぐで一途なところは似ているのかなと思います。中学時代にテニスをやっていたのですが、部活とは別で週に5、6回ほどテニススクールにも通っていて、本当に毎日テニス漬けの生活をしていたくらい、好きな物事に対してはすごく一直線です。
有馬と似ていないと思うところは、最初につかさを振るところです!「つかさのこと、そういう目で(友達としか)見たことない」とストレートに言うのは有馬の良さでもあるのですが、僕だったらもう少しオブラートに包むか、もしくはOKを出しちゃいます(笑)。OKを出しちゃう、という言い方は変ですが、僕のことを相手が好きでいてくれて、僕も少し気があるのなら「好きです」「僕もです」となると思います。だから有馬は…ずるいな~と思いますね(笑)
浮所:僕はまず相手のことを知ってからじゃないと好きにはならないと思います。なのでどちらかと言うと、友達になってから恋に発展するタイプかな。
― つかさは振られても諦めず、真っ直ぐに自分の気持ちをぶつける女の子ですが、浮所さん自身はつかさのような女の子をどう思いますか?
浮所:諦めないということはそれだけ相手を好きということだと思うので、すごく素敵だなと思います。もちろん、それだけ好きになると辛いこともあるだろうし、振られた時のショックはすごく大きいだろうけど、“諦めない”という選択をしたつかさは、すごく強くて魅力的だなと改めて思いました。
― 浮所さんがもし片想いをしたとしたら、諦めないタイプですか?
浮所:僕は負けず嫌いなので、諦めないタイプです!本当に好きになったら、絶対に他に目移りはしないです。両想いになれるまで頑張ります。
浮所:倍倍倍増でした!主題歌は本来ならデビューした先輩の方たちしかできないような特別なものだと思っていたので、それをまさかジャニーズJr.である僕たち美 少年が担当させていただけるなんて、本当にすごく嬉しかったです。マネージャーさんからお聞きしたのですが、ジャニーズJr.が主演と主題歌を担当するということは初めてで前代未聞らしいので、ジャニーズの新しい歴史第1号になれたことがすごく嬉しいです。本当にありがとうございます!この勢いをもっと大きくできるようにこれからも頑張りたいなと思っています。
― 浮所さんが主演すると決まった時、メンバーからはどんな反応がありましたか?
浮所:僕が直接メンバーに伝えた時は、「本当におめでとう!」「すごいね」とたくさん祝福してくれて、応援してくれました。これって当たり前のことではないと思うんです。少し複雑な感情になるメンバーがいてもおかしくはないと思っていたのですが、そんなことは一切なく、温かい言葉をくれたので、すごく嬉しかったです。
― 映画を観たメンバーのリアクションも楽しみですね。(※取材は4月下旬)
浮所:リアクションはバラバラだと思うのですが、那須(雄登)と岩崎(大昇 ※「崎」は正式には「たつさき」)は絶対に100%茶化してくる自信があります(笑)。あの子たちは子供なので、1ヶ月間くらいは映画のシーンやセリフを真似してくることがもう目に見えています(笑)。逆に、藤井(直樹)と金指(一世)は、ちゃんと真面目に観て「ここのシーンが良かった」「めっちゃキュンキュンした」と伝えてくれる気がします。(佐藤)龍我に関しては、“こうであって欲しい”という僕の願望なのですが、顔を赤くして恥ずかしがりながら観ていそうです(笑)
― なんとなく想像がつきます(笑)。主題歌が決定した時は、メンバーも喜んでいたのではないでしょうか。
浮所:そうですね。僕が主演をやらせていただくということにもとても驚いていたのですが、それと同じくらいみんな驚いていて、主題歌は本当にすごいことだしありがたいことだなと思っています。
― 映画をご覧になって、主題歌も一緒にエンドロールで流れた時はいかがでしたか?
浮所:ナイスタイミングで流れてくるので、自分たちの曲ではありますが、本当に良い曲だなと思いました。メンバーも初めて聴いた時に「エンドロールが見えた!」「1シーン想像できた!」と言っていたくらい、映画のイメージにピッタリで、美 少年としてもこれまでとは一味違う新しいジャンルの曲なので、とても新鮮で刺激的でした。
― 浮所さんが歌い出しを担当されていますが、レコーディングの際のエピソードもあればお聞かせください。
浮所:レコーディングは自分が主演を務めさせていただいた映画の主題歌ということで、すごく気合いが入っていました。毎回レコーディングには力を入れているのですが、この時は30分以上前から入って、早めに始めてもらって、レコーディングを担当してくださっている方に「もっと良くなりそうなところがあればズバズバ言ってください」とお伝えしたり、自分で納得のいかないところがあると、僕からも「もう一回いいですか?」とお願いしたりして、本当にこだわってレコーディングをさせていただきました。いつもとは少し違う歌い方で、有馬や映画のシーンを想像しながら歌ったので、注目して聴いてほしいです。
― 最後に、映画を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
浮所:“ザ・王道の青春キラキラ映画”というのが一番この映画のキャッチフレーズに合うのではないかな、と自分でも思っています。片想いをしている方の後押しが出来るような作品になっているし、シンプルにキュンキュン出来る作品になっているので、最近キュンキュンが足りない!という方は、家族や友達、ひとりでもいいので、ぜひ映画館で観て楽しんで欲しいなと思います。よろしくお願いします。
― ありがとうございました。
撮影現場でムードメーカーだったという浮所は、インタビューでも終始笑顔で明るく、ひとつひとつの質問を丁寧に答えてくれた姿が印象的だった。そんな浮所が彩るキラキラと眩しい世界観を、劇場で堪能してほしい。(modelpress編集部)
原作:紺野りさ「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)
監督:高橋洋人
脚本:横田理恵
音楽:KYOHEI(Honey L Days)
主題歌:「虹の中で」美 少年/ジャニーズJr.
制作協力:ドリームプラス
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映
(C)2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会
公式 HP:munekimi-movie.com
<STORY>
転校生の有馬に片思い中のつかさ。親友のように仲のいい2人は周囲からも「絶対に両思い」と囃し立てられ、ついに告白するつかさだったがまさかの玉砕。「これからも友達」として変わらず優しく接してくれる有馬に対し、つかさは変わらず思い続けることを決意するが、クラスメイトのイケメン・長谷部や有馬の元カノ・麻友の存在によって徐々に心を揺さぶられていく。そして、恋に前向きになれずにいた有馬も一生懸命に恋をするつかさの姿を見て、自分の本当の気持ちと向き合い始め、それぞれの恋と青春が動き出していく。
浮所は主人公の有馬隼人を演じ、ヒロイン・篠原つかさに白石聖、2人の恋のライバルに板垣瑞生、原菜乃華と今注目のキャストが出演。甘酸っぱくも切ないラブストーリーを彩る。
浮所飛貴、映画初出演で初主演「この世で一番嬉しかった」
― 映画初出演、そして初主演おめでとうございます。撮影はいかがでしたか?浮所:本当の学校生活を送っているかのように楽しく撮影をしていたので、毎日現場に行くのがとても楽しみでした。僕が通っていた高校は共学ではなく男子校だったということもあり、映画の中で擬似体験できた気がして嬉しかったです。撮影期間がすごく早く終わったように感じました。
― “主演”と最初に聞いた時の率直な感想をお聞かせください。
浮所:「主演です」と初めて聞いた時の感覚は今でも鮮明に覚えています。番組収録の前にそのお話をマネージャーさんからお聞きして、「今度こういう作品をやります」と企画書を渡されたのですが…(話しながら)うわ~、今思い出してもめちゃくちゃやばいです!本当にこの世で一番嬉しかったです。
― ジャニーズJr.で主演映画というのは、なかなかない異例の出来事ですよね。
浮所:自分で言うのもおこがましいのですが、本当にそのくらいすごい出来事で、いざ自分も同じ立場になってやれるというのを考えると、本当に嬉しかったですね。こうして取材していただく度に、まさにそれを実感しています。
― 以前ドラマで初めてお芝居を経験して、映画は今回が初めてでしたが、ドラマとの違いや、映画ならではのお芝居の仕方など感じた点はありますか?
浮所:ドラマと映画の違いで言うと、やっぱり長さかなと思います。ドラマだと1クールなので3ヶ月くらいかけて撮影をするのですが、映画だと約120分の間にストーリーをまとめて完結させないといけないので、どれだけ1シーンを濃く演じるかが勝負だと感じました。もちろんドラマでもそうですが、映画はそこを特に意識しながら演じていました。
― 少女漫画原作の映画に出演しているジャニーズの先輩方はたくさんいますが、今回主演をやるにあたって相談した方はいますか?参考にした作品などもあればお聞かせください。
浮所:King & Princeの平野紫耀くんは、主演映画を多くやられていたということもあって、「僕も主演映画をやるので、アドバイスをください!お食事に行きたいです!」と言ったのですが、外食することが難しい時期になってしまったので、結局行けませんでした。歌番組の収録で会うことはあっても「お疲れ様です!」と挨拶するくらいしか話せなかったので、アドバイスはいただけませんでしたが、「頑張れ!」というメッセージをいただきました。
嵐の松本潤くんも『花より男子』をやられていたので、「『花より男子』観てました!僕も主演映画をやるんです!」とお伝えしたら、すごく応援してくれました。記念すべき自分の初出演・初主演映画だったので、これをやるためにその作品を観て勉強したということはなく、自分のオリジナルがいいなと思い、あえてアドバイスはいただかずに、自分で考えた有馬をしっかり演じさせていただきました。
浮所飛貴、胸キュンシーンに自信 家族と自宅で鑑賞
― 胸キュンシーンもたくさんありましたが、撮影はスムーズに出来ましたか?浮所:スムーズに出来ました!有馬という役にしっかり入れていたと思うので、恥ずかしさは1ミリもなかったです。普通だったらきっと恥ずかしいと思うようなことをたくさんやっているのですが、それをしれっとこなしてしまうのが有馬のかっこいいところでもあると思います。
ただ、唯一スムーズにいかなかったのは、林間学校で布団の中につかさを隠すシーン。つかさの手を引っ張って優しく寝かせて、自分も中に入って布団を被る…という流れなのですが、カットを割って何パターンか撮ったので、大変でした。息が聞こえるくらいの近い距離感というのも、今思えばすごかったですね(笑)
― 胸キュンシーンで、特に自信のあるシーンはどこですか?
浮所:え~!たくさんあるから迷います(笑)
― 王道な“壁ドン”もありましたね。
浮所:あります!つかさの肩に顔を埋めるシーンですね。あのシーンもいいのですが、予告でも使われていた、夏祭りでつかさにかき氷を「あーん」ってしてあげるところはいいなと思いました。あの距離感でしか出来ないことだし、特別感がありましたね。「あーん」は憧れというか、やってみたいシチュエーションだったので、演技を通してキュンキュンする姿を見せることができて良かったです。
― 完成した映像を観ていかがでしたか?
浮所:家で家族と予告や特別本編映像を一緒に観ました。今となっては「ここはもっとこうすれば良かったな」と思うことはありますが、自分の当時のベストは尽くせたと思うので、胸を張って、自信を持って観せることができました!完成した作品を観て、本当に映画に出演することができたんだなと改めて実感しています。
― ご家族と一緒に観ることに恥ずかしさはありませんでしたか?ご家族からはどんな反応があったのでしょうか。
浮所:恥ずかしくはなかったです!お母さんは少し複雑だったかもしれませんが(笑)、家族なので、みんな「良かったよ」と褒めてくれてすごく嬉しかったです。
― 有馬という役に入れていたとのことですが、有馬になるために準備したことなど、役作りについてお聞かせください。
浮所:原作や台本をたくさん読み込みました。原作のファンの方も楽しんでいただきたいので、有馬に少しでも近づくために、台本にあるこのシーンは、原作の何巻の何ページのここのシーン、と付箋を貼ってまとめて…という作業をしました。その中でも、自分のオリジナルを出せたらなと思っていたので、なりきるというよりは、自分が思う有馬はこうだとしっかり固めてから挑みました。
― 演じた中で好きな有馬のシーンはありますか?
浮所:今パッと思い浮かんだのは、これも林間学校のシーンになるのですが、つかさがひとりで後片付けをしていて、台所に鍋を持って向かっている時に、有馬が代わりに持ってあげるシーンです。ちょっと疲れているつかさのところに寄って行くのも、有馬の優しさが垣間見えていて、今思い出してもいいなと思います。
― 浮所さん自身が有馬と似ているところや異なるところはどのような部分ですか?
浮所:僕は基本的にクールではなくて、こんなふうに明るい感じでいつもいるのですが、好きな人や物に対して真っ直ぐで一途なところは似ているのかなと思います。中学時代にテニスをやっていたのですが、部活とは別で週に5、6回ほどテニススクールにも通っていて、本当に毎日テニス漬けの生活をしていたくらい、好きな物事に対してはすごく一直線です。
有馬と似ていないと思うところは、最初につかさを振るところです!「つかさのこと、そういう目で(友達としか)見たことない」とストレートに言うのは有馬の良さでもあるのですが、僕だったらもう少しオブラートに包むか、もしくはOKを出しちゃいます(笑)。OKを出しちゃう、という言い方は変ですが、僕のことを相手が好きでいてくれて、僕も少し気があるのなら「好きです」「僕もです」となると思います。だから有馬は…ずるいな~と思いますね(笑)
浮所飛貴の恋愛観
― 今作は、片想いを諦めない人の背中を押す内容になっていますが、浮所さんは友達から恋に発展するタイプか、最初から意識するタイプか、どちらだと思いますか?浮所:僕はまず相手のことを知ってからじゃないと好きにはならないと思います。なのでどちらかと言うと、友達になってから恋に発展するタイプかな。
― つかさは振られても諦めず、真っ直ぐに自分の気持ちをぶつける女の子ですが、浮所さん自身はつかさのような女の子をどう思いますか?
浮所:諦めないということはそれだけ相手を好きということだと思うので、すごく素敵だなと思います。もちろん、それだけ好きになると辛いこともあるだろうし、振られた時のショックはすごく大きいだろうけど、“諦めない”という選択をしたつかさは、すごく強くて魅力的だなと改めて思いました。
― 浮所さんがもし片想いをしたとしたら、諦めないタイプですか?
浮所:僕は負けず嫌いなので、諦めないタイプです!本当に好きになったら、絶対に他に目移りはしないです。両想いになれるまで頑張ります。
美 少年、主題歌担当に喜び 映画を観たメンバーの反応も予想
― 今回、主題歌「虹の中で」も美 少年が担当しているということで、喜びは倍増だったのではないでしょうか。浮所:倍倍倍増でした!主題歌は本来ならデビューした先輩の方たちしかできないような特別なものだと思っていたので、それをまさかジャニーズJr.である僕たち美 少年が担当させていただけるなんて、本当にすごく嬉しかったです。マネージャーさんからお聞きしたのですが、ジャニーズJr.が主演と主題歌を担当するということは初めてで前代未聞らしいので、ジャニーズの新しい歴史第1号になれたことがすごく嬉しいです。本当にありがとうございます!この勢いをもっと大きくできるようにこれからも頑張りたいなと思っています。
― 浮所さんが主演すると決まった時、メンバーからはどんな反応がありましたか?
浮所:僕が直接メンバーに伝えた時は、「本当におめでとう!」「すごいね」とたくさん祝福してくれて、応援してくれました。これって当たり前のことではないと思うんです。少し複雑な感情になるメンバーがいてもおかしくはないと思っていたのですが、そんなことは一切なく、温かい言葉をくれたので、すごく嬉しかったです。
― 映画を観たメンバーのリアクションも楽しみですね。(※取材は4月下旬)
浮所:リアクションはバラバラだと思うのですが、那須(雄登)と岩崎(大昇 ※「崎」は正式には「たつさき」)は絶対に100%茶化してくる自信があります(笑)。あの子たちは子供なので、1ヶ月間くらいは映画のシーンやセリフを真似してくることがもう目に見えています(笑)。逆に、藤井(直樹)と金指(一世)は、ちゃんと真面目に観て「ここのシーンが良かった」「めっちゃキュンキュンした」と伝えてくれる気がします。(佐藤)龍我に関しては、“こうであって欲しい”という僕の願望なのですが、顔を赤くして恥ずかしがりながら観ていそうです(笑)
― なんとなく想像がつきます(笑)。主題歌が決定した時は、メンバーも喜んでいたのではないでしょうか。
浮所:そうですね。僕が主演をやらせていただくということにもとても驚いていたのですが、それと同じくらいみんな驚いていて、主題歌は本当にすごいことだしありがたいことだなと思っています。
― 映画をご覧になって、主題歌も一緒にエンドロールで流れた時はいかがでしたか?
浮所:ナイスタイミングで流れてくるので、自分たちの曲ではありますが、本当に良い曲だなと思いました。メンバーも初めて聴いた時に「エンドロールが見えた!」「1シーン想像できた!」と言っていたくらい、映画のイメージにピッタリで、美 少年としてもこれまでとは一味違う新しいジャンルの曲なので、とても新鮮で刺激的でした。
― 浮所さんが歌い出しを担当されていますが、レコーディングの際のエピソードもあればお聞かせください。
浮所:レコーディングは自分が主演を務めさせていただいた映画の主題歌ということで、すごく気合いが入っていました。毎回レコーディングには力を入れているのですが、この時は30分以上前から入って、早めに始めてもらって、レコーディングを担当してくださっている方に「もっと良くなりそうなところがあればズバズバ言ってください」とお伝えしたり、自分で納得のいかないところがあると、僕からも「もう一回いいですか?」とお願いしたりして、本当にこだわってレコーディングをさせていただきました。いつもとは少し違う歌い方で、有馬や映画のシーンを想像しながら歌ったので、注目して聴いてほしいです。
― 最後に、映画を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
浮所:“ザ・王道の青春キラキラ映画”というのが一番この映画のキャッチフレーズに合うのではないかな、と自分でも思っています。片想いをしている方の後押しが出来るような作品になっているし、シンプルにキュンキュン出来る作品になっているので、最近キュンキュンが足りない!という方は、家族や友達、ひとりでもいいので、ぜひ映画館で観て楽しんで欲しいなと思います。よろしくお願いします。
― ありがとうございました。
撮影現場でムードメーカーだったという浮所は、インタビューでも終始笑顔で明るく、ひとつひとつの質問を丁寧に答えてくれた姿が印象的だった。そんな浮所が彩るキラキラと眩しい世界観を、劇場で堪能してほしい。(modelpress編集部)
映画『胸が鳴るのは君のせい』
出演:浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.) 白石聖 板垣瑞生 原菜乃華 河村花 若林時英 箭内夢菜 入江海斗・浅川梨奈 RED RICE(湘南乃風)原作:紺野りさ「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)
監督:高橋洋人
脚本:横田理恵
音楽:KYOHEI(Honey L Days)
主題歌:「虹の中で」美 少年/ジャニーズJr.
制作協力:ドリームプラス
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映
(C)2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会
公式 HP:munekimi-movie.com
<STORY>
転校生の有馬に片思い中のつかさ。親友のように仲のいい2人は周囲からも「絶対に両思い」と囃し立てられ、ついに告白するつかさだったがまさかの玉砕。「これからも友達」として変わらず優しく接してくれる有馬に対し、つかさは変わらず思い続けることを決意するが、クラスメイトのイケメン・長谷部や有馬の元カノ・麻友の存在によって徐々に心を揺さぶられていく。そして、恋に前向きになれずにいた有馬も一生懸命に恋をするつかさの姿を見て、自分の本当の気持ちと向き合い始め、それぞれの恋と青春が動き出していく。
浮所飛貴(うきしょ・ひだか)プロフィール
2002年2月27日生まれ、愛知県出身。美 少年のメンバー。2016年4月、ジャニーズ事務所に入所。2020年7月期のテレビ朝日系『真夏の少年~19452020』でドラマデビュー。映画で『胸が鳴るのは君のせい』(6月4日(金)公開)でスクリーンデビューを飾る。2021年秋放送予定のドラマ『ソロモンの偽証』(WOWOW)に出演。
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