三浦春馬「TWO WEEKS」インタビュー 主題歌への反響に心境は?生歌唱前に行った調整明かす
2019.08.27 15:00
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カンテレ・フジテレビ系ドラマ「TWO WEEKS」(毎週火曜よる9時~)第7話が27日、放送される。主演を務める俳優の三浦春馬(みうら・はるま/29)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
三浦春馬主演「TWO WEEKS」
同作は、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦)が、白血病の娘・はな(稲垣来泉)の命を救うために挑む、2週間の逃亡劇を描くタイムリミットサスペンス。20日に放送された第6話にて、悪役・柴崎(高嶋政伸)と繋がる“黒幕”が明らかになり、27日に放送される第7話から第2章「逆襲編」が始まる。
三浦春馬、一番心揺さぶられたシーン
物語も終盤に差し掛かり、ここまでの撮影を振り返って感想を聞くと、「大変ではないドラマ撮影はないとは思うのですが、現場の雰囲気がすごく良いですし、この猛暑の中、制作スタッフがこまめに麦茶やスポーツドリンクを配ったり、氷を布で巻いて首に当ててくれたり、そういった気遣いがしっかりしているので、熱中症になるスタッフもいないですし、そういったチームワークであったり、声がよく出ていたり、とにかく活気のある現場なのでエネルギーをもらいながら日々撮影できています」と現場の雰囲気の良さを明かしてくれた三浦。自分の娘の存在を知り、生まれて初めて芽生えた父性を糧に「娘を救いたい」という一心で自分の無実を証明しようと奔走する大地の姿には多くの視聴者が心揺さぶられているが、三浦自身が一番心揺さぶられたシーンを聞くと、第3話で逃亡して初めて元恋人の青柳すみれ(比嘉愛未)に電話するシーンをあげた。
「協力者もいない、信じてくれる味方という存在がいない状況の中、すみれに電話して、自分が無実ということを伝えながらも、この状況下にいっぱいいっぱいになってしまって、思いが出てしまうというシーンなんですけれども、自分的にも現場で熱いものが込み上げたなと思います。ドラマの撮影が始まって、1番最初に感情を表に出すシーンで、しかも1つの感情では説明できないような、複雑な感情を一気に考えないといけない難しいシーンだったので、やりがいもありましたし、とても楽しみながらできました」。
三浦春馬、激しいアクションシーンも「身体作りとしてはベストな状態」
第1章では有馬(三浦貴大)を中心とする警察だけでなく、柴崎、柴崎が差し向けた殺し屋の灰谷(磯村勇斗)など、四方八方から追われ、毎回激しいアクションシーンが登場。三浦の身体能力と体力には驚かされる一方だが、今年4月~5月に再演したブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」からあまり間を空けずにクランクインできたことが大きかったという。「身体作りとしてはベストな状態で『TWO WEEKS』に臨めたので、良かったですね。今はその維持というか、体調を整える上でのワークアウトをしています。今は走ろうが何しようが全然こたえないですけど、僕も30(歳)手前ですし、『キンキーブーツ』で身体を動かしていなければ、もう少しこたえていたんじゃないかなと思います。体力的には今良い状態にあると思います」
今作のアクションシーンのために特別なトレーニングをしているわけではなく、これまでの努力の賜物。「日頃食事から根本的に気をつけるようになりましたし、たまにジムに行って体を動かします」と話した。
一番印象に残っているアクションシーンを聞くと、第7話の灰谷とのシーンをあげ、「灰谷から逃れる為に、激しいアクションをするんですけど、締め落とされそうになるときに、ギリギリを狙いながら、(デジカメを渡さないために)同時に右手も天高く上げていなければならなかったんです。ですが、そのカットだけ、力を込めすぎて、自分では意識があるつもりなんですけど、どんどん気が遠のいてしまって、実は右手があまり上がってなくて、4回くらいリテイクしましたね。ギリギリ狙いすぎても芝居にならないこともあるんだ、と1つ反省した日でした」と振り返った。
三浦春馬、主題歌への反響に心境は?
元々ミュージカルでその歌唱力は知られていたが、今回「Fight for your heart」で満を持して主題歌を担当した。7月に放送されたフジテレビ系大型音楽番組「FNSうたの夏まつり」では生放送かつテレビ初披露にも関わらず、堂々としたダンスと色気のあるハイトーンボイスを披露し、Twitterトレンド1位を獲得するなど、大きな反響を呼んだ。ドラマの視聴者の中にも三浦本人と主題歌の歌手がすぐに結びつかない人がいるほどだが、そういった声は届いているかと聞いてみると、「もちろん!」と笑顔で頷き、「純粋に嬉しいですし、それがきっかけでドラマにリーチしてくれる人がいればいいなと思っての今回の挑戦だったので」と作品を通して歌手として注目を浴びることへの率直な心境を口に。自身のInstagramでは練習風景の動画も公開。「まだ主題歌を歌っているということを知らない方もいると思うので、そういう方たちにももう少し広まれば良いなと思って」と話した。
身近な周りの人からも連絡があったそうで、「いつも仲良くしている双子の兄弟がいて、彼らから『主題歌良いね。スーパーで聴くと不意に元気貰えたよ』って連絡が来て。スーパーで流れているのかな(笑)、面白いなと思いつつ、そんなひょんなことから連絡をくれるのは、すごく嬉しいです」と反響を実感していた。
三浦春馬、生歌唱前の撮影で必要だった調整
「FNSうたの夏まつり」では緊張を明かしていたが、「もちろん、振りをしながらの歌だったので、自分なりに練習しましたし、前日に最終調整でボイトレの先生に見てもらいましたし、バックダンサーの方に最終的な振りの合わせに立ち会ってもらいましたけれども、マインドのコントロールとか、食生活をそのために変えようとか、特別準備したことはないです」と普段の延長線上で生放送に臨んだ三浦。しかし、ドラマ撮影中ということもあり、俳優と歌手の両立のために調整が必要なことも。スタッフに三浦自らお願いしたというエピソードには、どちらの舞台でも妥協したくないというストイックな姿勢がうかがえた。
「このドラマは叫んだりするシーンもきっとあると思っていたので、FNSの少なくとも2日前の撮影では『叫ぶようなシーンは入れないで欲しい』とお願いしました。それは、FNSの歌唱にも影響があると思いますし、例えばそれが怒鳴ったり、罵倒したりするようなシーンだったときに、喉を気にしながら芝居するのも守ってしまうから嫌なんですよ。その守った先の芝居は、完全に舞台芝居になってしまうし、そんなスキルを僕はまだ持ち合わせていないので、やるんだったらやるし、手は抜けないので。それで手を抜かずにやったら、(高音域の)FNSの声が聴かせられないくらいになってしまうので、そこはドラマ側に協力してもらいました」。
三浦春馬主演「TWO WEEKS」クライマックスへ
ドラマはクライマックスに向けて、これまで以上に怒涛の展開を見せる。果たして、大地は無実を証明し、はなの手術に行くことができるのか?楓(芳根京子)やすみれを始め、周りの登場人物の行く末も気になるところ。「主人公の反撃も始まりますし、協力者も徐々に増えていきますし、そういった連鎖がどう黒幕や柴崎に対してのアクションになっていくのか、スリリングに楽しんで頂けるような内容になっていると思います。これまで演じてきた上でのはなに対する思いも少しずつ膨らんできていて、クライマックスに近づくにつれてそれが見える場面も多くなってくると思うので、よりパワフルにそれぞれのキャラクターの思いが溢れ出す瞬間というものが切り取られていくと思います。なので、ストーリーもそうですが、それぞれのキャラクターの思いが象徴的になってくるお芝居も楽しみにしていて欲しいです」とアピールしてくれた。(modelpress編集部)
「TWO WEEKS」主演の三浦春馬さんからモデルプレス読者へメッセージ💌
— モデルプレス (@modelpress) 2019年8月27日
第2章・逆襲編スタート⚡今夜第7話が放送📺
インタビューもチェック🔻https://t.co/qsYkjW5rxS@twoweeks_ktv @miuraharuma_jp #TW #TWOWEEKS #三浦春馬 pic.twitter.com/7LggjjcyCw
「TWO WEEKS」第7話あらすじ
結城(三浦春馬)がようやく手に入れたデジカメには、柴崎(高嶋政伸)と早穂子(黒木瞳)が密談する様子が映っていた。母親のように慕う早穂子の裏の顔を知った楓(芳根京子)は衝撃のあまり言葉を失い、放心状態に。すると次の瞬間、灰谷(磯村勇斗)が2人に襲いかかる。すみれ(比嘉愛未)から、結城が8年前と今回の事件で何者かに無実の罪を着せられ、命をも狙われていると聞いた有馬(三浦貴大)は、すみれが元恋人を案じていることに少なからずショックを受けるが、それでも、手術を控えるはな(稲垣来泉)のために結城を死なせるわけにはいかないと、8年前の事件の捜査資料を読み、やがて楓が当時の事件関係者だったことに気付く。
そんななか、はなが入院している病院では、ある騒ぎが起きる。何者かが結城の友達を名乗り、はなの病室に侵入したのだ。男が結城のことを探っていたと聞き、ピンときた有馬が担当看護師に確認すると、侵入者は柴崎だと判明。薄汚いやり方に、はなを利用されたと怒り心頭の有馬は、すぐさま柴崎のオフィスへ。しかし反対に、はなが確実に移植手術を受けられるよう、ある取引を持ちかけられる。
一方、結城は、突然、楓に出頭すると告げる。しかし、そこにはある思惑があり……。
三浦春馬(みうら・はるま)プロフィール
1990年4月5日生まれ、茨城県出身。2006年「キャッチ ア ウェーブ」で映画初主演、同年日本テレビ系ドラマ「14才の母」でヒロインの恋人役を演じ、一躍脚光を浴びる。その後は数々のドラマ・映画で活躍し、映画「永遠の0」では第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」(2016、2019)を始め、舞台でも高い評価を受ける。待機作に映画「アイネクライネナハトムジーク」(9月20日公開)、ミュージカル「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~」(2020年3月上演)がある。
【Not Sponsored 記事】
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