女優の山本舞香(21)がモデルプレスのインタビューに応じた。俳優の窪田正孝が主演を務め、松田翔太らが出演する映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』(7月19日公開)でヒロインを務めた山本。窪田や松田に劣らぬ迫力アクションを披露しているシーンが見どころである。
ヒロインの山本は、半喰種であるカネキを仲間として受け入れる霧嶋董香(トーカ)を演じる。そして、松田が演じる美食家(グルメ)と呼ばれる史上最悪の喰種・月山習と、生と正義を賭けたバトルアクションをカネキとともに繰り広げる。
山本:ありがとうございます。今回はCGもレベルアップしたので、壮大なシーンになったと思います。
― やはり大変でしたか?
山本:そうですね。めちゃくちゃ大変でしたね。アクション監督がずっと観ていて飽きちゃうようなアクションシーンは作りたくないとおっしゃっていたので、カット割りがものすごく多かったです。最後の教会でのシーンは5日間かけた大掛かりな撮影となりました。
― だからこそ達成感も大きかったのでは?
山本:5日間かけての撮影も初めてだったので、完成した作品を見たとき、すっごいな~って感じることができました。
― そんなアクションシーンに向けて、事前にどのような準備を行ったのでしょうか?
山本:クランクインする前に3日間だけ、アクションの基礎を教えていただきました。教会のシーンはワイヤーアクションがメインで、人間(スタッフ)がワイヤーを引っ張っているだけなので、自分でコントロールするのがすごく難しかったです。吊るされながらバク宙やバク転をするのはすごく大変でした。
― 大変なアクションシーンを先輩俳優である窪田さんと松田さんと行うことでプレッシャーはありましたか?
山本:プレッシャーはあまり感じませんでした。それより、いろいろと気合いが入りました。窪田さんはアクションがすごくうまくて、翔太さんもアクションが出来る方だったので、すごいな、さすがだなって思いました。
― 学んだことの方が多かったと?
山本:そうですね。窪田さんからは主演としての立ち振る舞いだけでなく、私のことを考えてアクションをしてくださる。攻撃するときもすごく上手で、ああいう風にかっこよくなりたいなって思いました。
翔太さんはすごくフレンドリーな方でした。海外っぽい絡み方というか、アメリカンな感じがして、すごく話しかけやすい雰囲気を作ってくださいました。はじめてお会いしたとき、怖い方なのかなって思っていたのですが(笑)、全然そんなことなく、すごく優しい方でした。
― お二人とは初共演だったようですが、すぐに距離を縮めることができたんですね。
山本:監督含め、常にみんなで話し合っていましたね。翔太さんは月山にすごくこだわっている感じが伝わってきました。
― 空手の黒帯をお持ちとのことですが、アクションシーンをやるにあたって活かされましたか?
山本:体幹が覚えているんだなと思いました。蹴りを止めたままカットがかかるとき、そのままキープできたので、難しかったけど、空手をやっていないとできなかったなと思いました。
― この細い身体で黒帯とは全然想像が付きません…
山本:当時はぽっちゃりしていたというか、筋肉質でした。けっこう食べていましたし。この業界に入ってから絞ったので、体質が変わりました。
― 今回の役のためにスタイル面で準備したことはありますか?
山本:特にないです。髪型を寄せたぐらいですかね。
― 特別なことはしていないと。
山本:そうですね。まず、お話をいただいたとき「東京喰種」ってどういう話なんだろうって、知らなかったので、勉強をしてアニメを見てどうやって演じようかすごく考えました。台本を読んだり、監督と話し合いをするだけでなく、窪田さんって喰種という役としてはもちろん、主演としてこの作品をすごく大切にされているので、そのお話を聞いてみたり。事前になにかしたというより、現場に入って衣装を着て、メイクをしたら、トーカになれたような気がしました。
山本:続編からということについては、特に考えていなかったです。海外でも人気の作品なので、プレッシャーはありましたが、漫画って結局想像の世界だし、実写とはかけ離れてしまうものなので、そこにこだわるというより、実写ではこんなだけのものを作れたんだと、キャストだけでなくスタッフさんにとっても自信作となったと思うので、そこを観てほしいと思います。
― 周りの反響は気にせずという感じなのでしょうか?
山本:私の中では上出来だと思っています。窪田さんも翔太さんもよかったって言ってくださいました。今回の作品は約1時間半なので、観やすいし、最後の最後で続編をやるのか気になる展開が待っているので、エンドロールまでしっかり観ていただければと思います。
― 女性に是非観てほしいシーンはありますか?
山本:人間ドラマがあります。喰種と人間の恋愛や友達関係など、複雑な感情が入り混じっている姿も描かれています。もちろんアクションも観てほしいです!見どころはたくさんあって、展開も早いので、観ててもう終わっちゃったんだって思うと思います。主題歌もかっこいいし、美術もかっこいいので、そういう細かいところまで観てほしいです。
山本:誰にでも隠していることってあると思います。この作品では、人間を食べないと生きていけない喰種について描かれていますが、人間が牛肉や豚肉を食べるのと一緒。「ただ人間に生まれちゃっただけで、喰種に生まれていたら、自分も(人間を)殺していたと思う」というシーンがあるのですが、本当にご尤もだなと思って。それを隠していることって辛いし、でも隠さないといけない。そういうドラマがいっぱい描かれているのですが、それが原作者の方が伝えたいことなのかな、伝わればいいなと思っています。
― 山本さん自身も隠して生きていることはあるのでしょうか?
山本:もちろんあります。
― 例えば?
山本:それは言えないですよね(笑)。でもそれって誰にでもあると思います。だから、みんな一生懸命生きているのかなみたいな。
― 「東京喰種」に対する山本さんの熱い思いを聞くことができました!
山本:すごくおしゃれな映画だなって思ったので、たくさんの方に是非観てほしいです!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
2011年7月クールのドラマ「それでも、生きてゆく」で女優デビュー。2015年には“若手女優の登竜門”といわれるJR東日本グループ「JR SKISKI」のCMヒロインに抜てきされ、世間の注目を集めた。以降、数々のドラマ、映画に出演するほか、2017年4月よりTBS系情報番組「王様のブランチ」にレギュラー出演している。
衣装協力/PS Paul Smith、PAULOWNIA
スタイリスト/津野真吾(impiger)
映画「東京喰種 トーキョーグール【S】」とは
今作は、2018年7月『東京喰種 トーキョーグール:re』の最終巻(16巻)で完結を迎えた人気コミックスが原作。食物連鎖の頂点とされる人間を食らう種族・喰種(グール)が潜む街・東京を舞台に、人間でありながら喰種としての能力に目覚めた主人公・金木研(カネキ ケン/窪田)が、悩み葛藤しながらも人間と喰種の「共存」に向けて闘う姿を描く。ヒロインの山本は、半喰種であるカネキを仲間として受け入れる霧嶋董香(トーカ)を演じる。そして、松田が演じる美食家(グルメ)と呼ばれる史上最悪の喰種・月山習と、生と正義を賭けたバトルアクションをカネキとともに繰り広げる。
山本舞香、“黒帯”級のアクション披露
― 山本さんのアクションシーンがすごくかっこよかったです!山本:ありがとうございます。今回はCGもレベルアップしたので、壮大なシーンになったと思います。
― やはり大変でしたか?
山本:そうですね。めちゃくちゃ大変でしたね。アクション監督がずっと観ていて飽きちゃうようなアクションシーンは作りたくないとおっしゃっていたので、カット割りがものすごく多かったです。最後の教会でのシーンは5日間かけた大掛かりな撮影となりました。
― だからこそ達成感も大きかったのでは?
山本:5日間かけての撮影も初めてだったので、完成した作品を見たとき、すっごいな~って感じることができました。
― そんなアクションシーンに向けて、事前にどのような準備を行ったのでしょうか?
山本:クランクインする前に3日間だけ、アクションの基礎を教えていただきました。教会のシーンはワイヤーアクションがメインで、人間(スタッフ)がワイヤーを引っ張っているだけなので、自分でコントロールするのがすごく難しかったです。吊るされながらバク宙やバク転をするのはすごく大変でした。
― 大変なアクションシーンを先輩俳優である窪田さんと松田さんと行うことでプレッシャーはありましたか?
山本:プレッシャーはあまり感じませんでした。それより、いろいろと気合いが入りました。窪田さんはアクションがすごくうまくて、翔太さんもアクションが出来る方だったので、すごいな、さすがだなって思いました。
― 学んだことの方が多かったと?
山本:そうですね。窪田さんからは主演としての立ち振る舞いだけでなく、私のことを考えてアクションをしてくださる。攻撃するときもすごく上手で、ああいう風にかっこよくなりたいなって思いました。
翔太さんはすごくフレンドリーな方でした。海外っぽい絡み方というか、アメリカンな感じがして、すごく話しかけやすい雰囲気を作ってくださいました。はじめてお会いしたとき、怖い方なのかなって思っていたのですが(笑)、全然そんなことなく、すごく優しい方でした。
― お二人とは初共演だったようですが、すぐに距離を縮めることができたんですね。
山本:監督含め、常にみんなで話し合っていましたね。翔太さんは月山にすごくこだわっている感じが伝わってきました。
― 空手の黒帯をお持ちとのことですが、アクションシーンをやるにあたって活かされましたか?
山本:体幹が覚えているんだなと思いました。蹴りを止めたままカットがかかるとき、そのままキープできたので、難しかったけど、空手をやっていないとできなかったなと思いました。
― この細い身体で黒帯とは全然想像が付きません…
山本:当時はぽっちゃりしていたというか、筋肉質でした。けっこう食べていましたし。この業界に入ってから絞ったので、体質が変わりました。
― 今回の役のためにスタイル面で準備したことはありますか?
山本:特にないです。髪型を寄せたぐらいですかね。
― 特別なことはしていないと。
山本:そうですね。まず、お話をいただいたとき「東京喰種」ってどういう話なんだろうって、知らなかったので、勉強をしてアニメを見てどうやって演じようかすごく考えました。台本を読んだり、監督と話し合いをするだけでなく、窪田さんって喰種という役としてはもちろん、主演としてこの作品をすごく大切にされているので、そのお話を聞いてみたり。事前になにかしたというより、現場に入って衣装を着て、メイクをしたら、トーカになれたような気がしました。
山本舞香「東京喰種」続編完成に自信
― 続編からの参加ですが、気持ち的にはいかがでしたか?山本:続編からということについては、特に考えていなかったです。海外でも人気の作品なので、プレッシャーはありましたが、漫画って結局想像の世界だし、実写とはかけ離れてしまうものなので、そこにこだわるというより、実写ではこんなだけのものを作れたんだと、キャストだけでなくスタッフさんにとっても自信作となったと思うので、そこを観てほしいと思います。
― 周りの反響は気にせずという感じなのでしょうか?
山本:私の中では上出来だと思っています。窪田さんも翔太さんもよかったって言ってくださいました。今回の作品は約1時間半なので、観やすいし、最後の最後で続編をやるのか気になる展開が待っているので、エンドロールまでしっかり観ていただければと思います。
― 女性に是非観てほしいシーンはありますか?
山本:人間ドラマがあります。喰種と人間の恋愛や友達関係など、複雑な感情が入り混じっている姿も描かれています。もちろんアクションも観てほしいです!見どころはたくさんあって、展開も早いので、観ててもう終わっちゃったんだって思うと思います。主題歌もかっこいいし、美術もかっこいいので、そういう細かいところまで観てほしいです。
山本舞香「東京喰種」を通して共感したこと
― 「東京喰種」は非現実的な世界が描かれていますが、それでも共感できることはありますか?山本:誰にでも隠していることってあると思います。この作品では、人間を食べないと生きていけない喰種について描かれていますが、人間が牛肉や豚肉を食べるのと一緒。「ただ人間に生まれちゃっただけで、喰種に生まれていたら、自分も(人間を)殺していたと思う」というシーンがあるのですが、本当にご尤もだなと思って。それを隠していることって辛いし、でも隠さないといけない。そういうドラマがいっぱい描かれているのですが、それが原作者の方が伝えたいことなのかな、伝わればいいなと思っています。
― 山本さん自身も隠して生きていることはあるのでしょうか?
山本:もちろんあります。
― 例えば?
山本:それは言えないですよね(笑)。でもそれって誰にでもあると思います。だから、みんな一生懸命生きているのかなみたいな。
― 「東京喰種」に対する山本さんの熱い思いを聞くことができました!
山本:すごくおしゃれな映画だなって思ったので、たくさんの方に是非観てほしいです!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「東京喰種 トーキョーグール【S】」あらすじ
不慮の事故により、人を喰らわないと生きられない喰種と人間のハーフ【半喰種】になってしまったカネキは、2つの世界の狭間で葛藤しながらも、いまは喰種たちの駆け込み寺でもある喫茶店「あんていく」に身を寄せており、トーカらとともに生活をしている。そんな最中、「美食家(グルメ)」と呼ばれる喰種・月山が「あんていく」を訪れる。月山を厄介者だと言い露骨に嫌な顔をするトーカは、カネキに「あいつとは関わらない方がいい」と釘を刺す。だが、月山は人間と喰種のハーフであるカネキの特殊な「におい」に目をつけ、カネキを「喰種レストラン」へ招き入れる。カネキ VS 月山…それぞれの【正義】がぶつかり合い、人間と喰種の共存を賭けた闘いがいま始まる―。山本舞香(やまもとまいか)プロフィール
1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。身長155cm。「鳥取美少女図鑑」に掲載されていた写真を見てスカウトされ、2011年、14代目リハウスガールを務めた。同年7月号よりファッション雑誌「nicola」の専属モデルに加入。ぱっちりとした目や高い鼻の端正な顔立ちはティーンの憧れとなり、人気を博した。2011年7月クールのドラマ「それでも、生きてゆく」で女優デビュー。2015年には“若手女優の登竜門”といわれるJR東日本グループ「JR SKISKI」のCMヒロインに抜てきされ、世間の注目を集めた。以降、数々のドラマ、映画に出演するほか、2017年4月よりTBS系情報番組「王様のブランチ」にレギュラー出演している。
衣装協力/PS Paul Smith、PAULOWNIA
スタイリスト/津野真吾(impiger)
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