<女子アナの“素”っぴん/杉原千尋アナ>音大からアナウンサーへ “ありのまま”で挑んだ就活・今後の夢【「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載】
2019.07.16 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.41~42は2018年入社の杉原千尋(すぎはらちひろ・23)アナウンサー。
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも1人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。
前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――島田彩夏アナの後を引き継ぎ、21人目に登場するのは杉原アナ。※後編(Vol.42)は8月1日に配信予定。
杉原:1年目の頃、バラエティ番組でアシスタントMCをさせてもらったのですが、自分がいる意味はあったのかなと感じたことが一番つらかったです。演者さんから面白いことを引き出せず、ただ台本通りにやっただけ。アシスタントとしてできることがきっともっとあるはずなのに、ちょっと間を空けて流れを止めてしまったり、会話に入っていくこともできずすごく落ち込みました。
― それはどうやって乗り越えたんですか?
杉原:山崎(夕貴)アナや先輩たちにも相談したのですが、「場数。経験だよ」と。「その時何でできなかったと思う?」と聞かれてもまだはっきりとはわからないのですが、台本にとらわれすぎたり、経験不足で感覚というか場の雰囲気を読み取ることができていないと思うので、どんどん場数を踏んでいくうちに「ここでこう言ったら演者さんは話しやすくなるんじゃないかな」とか、一工夫できるようにしていきたいと思います。
― 先輩の教えから学ぶことも多いんですね。
杉原:そうですね。私は人に聞いたり相談することが多い方だと思います。煮詰まってしまって不安になる前に先輩に相談して、話を聞いてもらって気持ちをスッキリさせる。そこから「よし。また次頑張ろう」と切り替えるようにしています。
― 相談する相手はお話に出てきた山崎アナが多いですか?
杉原:はい。山崎さんに一番相談しているかもしれません。アドバイスもいただきますが、山崎さんに話を聞いていただくだけで落ち着きます。以前からずっと尊敬していましたし、いただいたアドバイスを次回に活かせるかは私次第なのですが、安心して次に向かえるということが大きいと思っています。
杉原:「話を振られたら15秒以内に簡潔にまとめて答えること」という言葉はすごく響きました。「ダラダラと話さず、的確にわかりやすく、振られたら迷わずに15秒で簡潔に答えなさい」と。
― 15秒ってあっという間ですよね。
杉原:そうですね。そのアドバイスは明石家さんまさんの番組に出る前にもらったのですが、おかげで実際本番でさんまさんのフリにもテンポ良く返すことができたんです。本当にアナウンサーには瞬発力が必要なんだと身を持って知りました。
― アドバイスをしっかり活かすことができたんですね。では、仕事をする上で心がけていることは?
杉原:私はあんまり自分をよく見せたいという思いがなくて、ありのままいることが多いんです。バラエティ番組を担当することが多いのですが、「自分の本当の気持ちを話してほしい」とよく言われるんですよね。自分をよく見せようと繕うのではなく、ありのままの自分を見せてほしいと。たとえそれで「杉原ってお馬鹿だな」と思われても、私はそれをプラスに受け止めて次の会話に繋げたい。もちろんアナウンサーとして、立ちふるまいなど気をつけなくてはいけないことはたくさんあると思いますが、どんな時もいつもの“杉原千尋”通りにやろうと思っています。
― それは入社当初から同じ考えですか?やはり最初はイメージを守らなきゃという気持ちもあったのでしょうか。
杉原:入った時からですね。入社試験の時からよく言われたのが「ありのままでいることが大事」ということでした。採用された時の“杉原千尋”の良さをアナウンサーという立場になったから消してしまうのではなくて、これからもありのままの“杉原千尋”だから伝えられることを考えていきたいです。
杉原:元々は幼稚園の先生になりたかったので、音大に進んで幼稚園教諭の免許も取ったのですが、大学3年生の時、成人式を終えた私に母が「何かに挑戦してほしい」と言ったんです。母には狭き門というか難しいことに立ち向かってほしいという思いがあったようで、「アナウンサーを目指してみたら?」という一言で決めました。
― お母様はなぜアナウンサーを勧められたんでしょう?
杉原:以前から母は「テレビに出る仕事とか向いてるんじゃない?」と勧めてくれていたのですが、「私みたいなのが出られるわけないよ」とずっと言っていたんですよ。でも母が勝手にアナウンススクールに申込書を送ってまして…。
― すごい行動力!
杉原:通っているうちに仲間もできましたし、話すことも元々好きだったので「自分の言葉で伝えるのって面白いな」と感じ始めて本格的に目指すようになりました。
― 幼稚園の先生になるというずっと思い描いていた夢を諦めることに対して、迷いはなかったですか?
杉原:今までしてきた勉強がアナウンサーに活かせないとは思っていませんでした。今「GO!GO!チャギントン」という子ども向け番組を担当しているのですが、台本を子どもの好きそうな感じの抑揚で読んでほしいと言われることがあります。幼稚園の先生にはなりませんでしたが、勉強したことがアナウンサーになって役立っていると感じる場面も多いので、未練はないですね。むしろこれからも勉強したことを活かせるようなチャンスを自分で見つけられたらいいなと思っています。
杉原:私、勉強が人一倍できなくて…。常識を知らないことが多々あって、もっと世の中のことを知っていきたいというのが悩みですね。ニュースを見るようにもしているんですけど、とにかく人生音楽だけでここまで来たので。音大を出たことを活かせているのは、今のところ声質と歌ぐらいです(笑)。
― 音大を卒業された方はどんな職業に就く方が多いんですか?
杉原:音楽教室の先生になったり、フリーランスの演奏者になる人もいます。教員免許を取って先生を目指す人も多いので、そもそもいわゆる一般的な企業を目指して就職活動をする人がすごく少ないんですよね。
― そうなんですね。その中で1人違う道を進むのは勇気のいる決断ですよね。
杉原:怖かったです。そもそも就活情報が全然大学に入ってこないので。アナウンサーの採用試験は時期が早いこともあって、1人で悩んでいました。
― テレビ局以外の企業も受けていたんですか?
杉原:私はアナウンサー試験だけに絞って受けていて、キー局、準キー局、出身が富山県なので富山県のテレビ局。不安だらけだったのですが、フジテレビというあたたかい会社に入ることができて、今は毎日楽しく仕事ができているので不安はもうないですね。もっと期待に応えなきゃと思っています。
― 就職活動で心がけていたことはありますか?
杉原:自分を捨てないことです。エントリーシートも自分を繕って書くことは絶対にしないと決めていました。先ほどの話にも繋がりますが、ありのままの“杉原千尋”で採用してくれる会社があればいいなと思って受けていましたね。
― 就職活動の時はどんな服装でしたか?リクルートスーツ?
杉原:服が好きなので、スーツは着ずにワンピースとか私服で行っていました。ただ、ワンピースでも1人だけすごく浮いていましたね。でもそれも面接では話のネタになって、「今日はラッキカラーの黄色の服を着てきました」とか、「この服スカートに見えて実はパンツなんですよ」とか、会話のきっかけになっていました。
― アナウンサーを目指している読者も多いのですが、何かアドバイスを送るとしたら?
杉原:よく就職活動では、自分にしかないものをアピールしろと言われますよね。私もずっと言われていて、「自分らしいところって何だろう?」とすごく悩んで毎日しんどかったんですけど、ふとありのままの自分でいたら自分らしさが出るんじゃないかなと思ったんです。それでフジテレビに合格できたんですよね。
私は自分に自信がなくて、アナウンサーに向いてると思ったこともなかったのですが、「やってみたいし、やりたいし、なりたい!」というその気持ちだけで突っ走っていました。どんな職業でも、どうしたらなれるという明確な答えはないと思います。なので今の自分がなりたいと思った気持ちに素直に従って、その夢に向かって頑張っていってほしいと思います。
杉原:とにかく楽しく仕事できるところです。本当に皆さん仲良くしてくださるんですよね。先輩方も親身になって私の話を聞いてくださいますし、「最近どう?」とか「ご飯行こうよ」とか気にかけて下さる方々が多いので、職場環境に恵まれていることは本当にありがたいなと思います。
― 皆さんのInstagramも拝見しているのですが、プライベートでも本当に仲が良いですよね。
杉原:Instagramに出ているのはほんの一部です(笑)。
― 杉原アナはどなたと一番仲が良いんですか?
杉原:先輩だと三上真奈さんですかね。「ノンストップ!」でも一緒なので。同期の4人も仲が良すぎて、今日もこの後食事に行きます(笑)。
― やはり同期の存在というのは大きいですか?
杉原:そうですね。今はそれぞれ担当している時間帯がバラバラなので、なかなか会社でも会えなくなってきて寂しいです。
― 今後、どんなアナウンサーになっていきたいですか?
杉原:「仕事がやりやすい」と言われるようになりたいです。今はまだ基礎的なことしかできていないのですが、「杉原がいてくれたからあそこの場が面白くなったよ」とか「話しやすくなったよ」と言っていただけるように。誰かの役に立てるようなアナウンサーになれたらと思っています。
― では最後に、杉原アナが考える夢を叶える秘訣を教えてください。
杉原:諦めないこと。ありきたりですけどそれに尽きると思います。私も就職活動中、惜しいところまで行って落ちてしまった時は、7日間毎日泣き続けました。その時、親に電話をして「もうアナウンサーなんかなりたくない、やめる」と言ったんです。そうしたら「やめたいんだったらやめていいよ。でもそれで後悔しないの?」と言われて。私はその言葉をきっかけにもう一度気持ちを立て直すことができて、フジテレビに入社することができました。努力を惜しまず、挫折しても諦めずにまた前を向いて頑張れば、いつかどこかで神様が振り向いてくれることがあるんじゃないかなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
10時40分 コーナー開始
午後 先輩たちとバラエティの収録
<担当番組>
ノンストップ!
GO!GO!チャギントン
BSフジニュース
入社8年目の竹内友佳と三田友梨佳アナウンサーを筆頭に、後輩アナウンサー全員が参加し、総勢17人が登場。フジテレビアナウンサーをより身近に感じられる内容になった。
仕様:A3変型判(縦425mm×横300mm)/縦型・壁掛けタイプ/オールカラー13ページ
販売場所:全国書店、「フジテレビショップ」ほかで2018年10月1日より販売中。
前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――島田彩夏アナの後を引き継ぎ、21人目に登場するのは杉原アナ。※後編(Vol.42)は8月1日に配信予定。
「ノンストップ!」などを担当
杉原アナは2018年に入社。現在は「ノンストップ!」などを担当している。杉原千尋アナ「自分がいる意味は?」つらかった新人時代
― まずは入社してからこれまでを振り返って、一番つらかった経験から教えてください。杉原:1年目の頃、バラエティ番組でアシスタントMCをさせてもらったのですが、自分がいる意味はあったのかなと感じたことが一番つらかったです。演者さんから面白いことを引き出せず、ただ台本通りにやっただけ。アシスタントとしてできることがきっともっとあるはずなのに、ちょっと間を空けて流れを止めてしまったり、会話に入っていくこともできずすごく落ち込みました。
― それはどうやって乗り越えたんですか?
杉原:山崎(夕貴)アナや先輩たちにも相談したのですが、「場数。経験だよ」と。「その時何でできなかったと思う?」と聞かれてもまだはっきりとはわからないのですが、台本にとらわれすぎたり、経験不足で感覚というか場の雰囲気を読み取ることができていないと思うので、どんどん場数を踏んでいくうちに「ここでこう言ったら演者さんは話しやすくなるんじゃないかな」とか、一工夫できるようにしていきたいと思います。
― 先輩の教えから学ぶことも多いんですね。
杉原:そうですね。私は人に聞いたり相談することが多い方だと思います。煮詰まってしまって不安になる前に先輩に相談して、話を聞いてもらって気持ちをスッキリさせる。そこから「よし。また次頑張ろう」と切り替えるようにしています。
― 相談する相手はお話に出てきた山崎アナが多いですか?
杉原:はい。山崎さんに一番相談しているかもしれません。アドバイスもいただきますが、山崎さんに話を聞いていただくだけで落ち着きます。以前からずっと尊敬していましたし、いただいたアドバイスを次回に活かせるかは私次第なのですが、安心して次に向かえるということが大きいと思っています。
― 山崎アナからのアドバイスで印象に残っているものがあれば教えてください。
杉原:「話を振られたら15秒以内に簡潔にまとめて答えること」という言葉はすごく響きました。「ダラダラと話さず、的確にわかりやすく、振られたら迷わずに15秒で簡潔に答えなさい」と。
― 15秒ってあっという間ですよね。
杉原:そうですね。そのアドバイスは明石家さんまさんの番組に出る前にもらったのですが、おかげで実際本番でさんまさんのフリにもテンポ良く返すことができたんです。本当にアナウンサーには瞬発力が必要なんだと身を持って知りました。
― アドバイスをしっかり活かすことができたんですね。では、仕事をする上で心がけていることは?
杉原:私はあんまり自分をよく見せたいという思いがなくて、ありのままいることが多いんです。バラエティ番組を担当することが多いのですが、「自分の本当の気持ちを話してほしい」とよく言われるんですよね。自分をよく見せようと繕うのではなく、ありのままの自分を見せてほしいと。たとえそれで「杉原ってお馬鹿だな」と思われても、私はそれをプラスに受け止めて次の会話に繋げたい。もちろんアナウンサーとして、立ちふるまいなど気をつけなくてはいけないことはたくさんあると思いますが、どんな時もいつもの“杉原千尋”通りにやろうと思っています。
― それは入社当初から同じ考えですか?やはり最初はイメージを守らなきゃという気持ちもあったのでしょうか。
杉原:入った時からですね。入社試験の時からよく言われたのが「ありのままでいることが大事」ということでした。採用された時の“杉原千尋”の良さをアナウンサーという立場になったから消してしまうのではなくて、これからもありのままの“杉原千尋”だから伝えられることを考えていきたいです。
音大からアナウンサーへ 母の勧めが後押しに
― 国立音楽大学出身で幼稚園教諭の免許をお持ちの杉原アナがアナウンサーを目指したきっかけは何だったのでしょうか。杉原:元々は幼稚園の先生になりたかったので、音大に進んで幼稚園教諭の免許も取ったのですが、大学3年生の時、成人式を終えた私に母が「何かに挑戦してほしい」と言ったんです。母には狭き門というか難しいことに立ち向かってほしいという思いがあったようで、「アナウンサーを目指してみたら?」という一言で決めました。
― お母様はなぜアナウンサーを勧められたんでしょう?
杉原:以前から母は「テレビに出る仕事とか向いてるんじゃない?」と勧めてくれていたのですが、「私みたいなのが出られるわけないよ」とずっと言っていたんですよ。でも母が勝手にアナウンススクールに申込書を送ってまして…。
― すごい行動力!
杉原:通っているうちに仲間もできましたし、話すことも元々好きだったので「自分の言葉で伝えるのって面白いな」と感じ始めて本格的に目指すようになりました。
― 幼稚園の先生になるというずっと思い描いていた夢を諦めることに対して、迷いはなかったですか?
杉原:今までしてきた勉強がアナウンサーに活かせないとは思っていませんでした。今「GO!GO!チャギントン」という子ども向け番組を担当しているのですが、台本を子どもの好きそうな感じの抑揚で読んでほしいと言われることがあります。幼稚園の先生にはなりませんでしたが、勉強したことがアナウンサーになって役立っていると感じる場面も多いので、未練はないですね。むしろこれからも勉強したことを活かせるようなチャンスを自分で見つけられたらいいなと思っています。
杉原アナの今の悩み、就職活動で大事にしていたこと
― では、今悩んでいることがあれば教えてください。杉原:私、勉強が人一倍できなくて…。常識を知らないことが多々あって、もっと世の中のことを知っていきたいというのが悩みですね。ニュースを見るようにもしているんですけど、とにかく人生音楽だけでここまで来たので。音大を出たことを活かせているのは、今のところ声質と歌ぐらいです(笑)。
― 音大を卒業された方はどんな職業に就く方が多いんですか?
杉原:音楽教室の先生になったり、フリーランスの演奏者になる人もいます。教員免許を取って先生を目指す人も多いので、そもそもいわゆる一般的な企業を目指して就職活動をする人がすごく少ないんですよね。
― そうなんですね。その中で1人違う道を進むのは勇気のいる決断ですよね。
杉原:怖かったです。そもそも就活情報が全然大学に入ってこないので。アナウンサーの採用試験は時期が早いこともあって、1人で悩んでいました。
― テレビ局以外の企業も受けていたんですか?
杉原:私はアナウンサー試験だけに絞って受けていて、キー局、準キー局、出身が富山県なので富山県のテレビ局。不安だらけだったのですが、フジテレビというあたたかい会社に入ることができて、今は毎日楽しく仕事ができているので不安はもうないですね。もっと期待に応えなきゃと思っています。
― 就職活動で心がけていたことはありますか?
杉原:自分を捨てないことです。エントリーシートも自分を繕って書くことは絶対にしないと決めていました。先ほどの話にも繋がりますが、ありのままの“杉原千尋”で採用してくれる会社があればいいなと思って受けていましたね。
― 就職活動の時はどんな服装でしたか?リクルートスーツ?
杉原:服が好きなので、スーツは着ずにワンピースとか私服で行っていました。ただ、ワンピースでも1人だけすごく浮いていましたね。でもそれも面接では話のネタになって、「今日はラッキカラーの黄色の服を着てきました」とか、「この服スカートに見えて実はパンツなんですよ」とか、会話のきっかけになっていました。
― アナウンサーを目指している読者も多いのですが、何かアドバイスを送るとしたら?
杉原:よく就職活動では、自分にしかないものをアピールしろと言われますよね。私もずっと言われていて、「自分らしいところって何だろう?」とすごく悩んで毎日しんどかったんですけど、ふとありのままの自分でいたら自分らしさが出るんじゃないかなと思ったんです。それでフジテレビに合格できたんですよね。
私は自分に自信がなくて、アナウンサーに向いてると思ったこともなかったのですが、「やってみたいし、やりたいし、なりたい!」というその気持ちだけで突っ走っていました。どんな職業でも、どうしたらなれるという明確な答えはないと思います。なので今の自分がなりたいと思った気持ちに素直に従って、その夢に向かって頑張っていってほしいと思います。
杉原アナの夢を叶える秘訣
― フジテレビに入って良かったと思うところはどんなところですか?杉原:とにかく楽しく仕事できるところです。本当に皆さん仲良くしてくださるんですよね。先輩方も親身になって私の話を聞いてくださいますし、「最近どう?」とか「ご飯行こうよ」とか気にかけて下さる方々が多いので、職場環境に恵まれていることは本当にありがたいなと思います。
― 皆さんのInstagramも拝見しているのですが、プライベートでも本当に仲が良いですよね。
杉原:Instagramに出ているのはほんの一部です(笑)。
― 杉原アナはどなたと一番仲が良いんですか?
杉原:先輩だと三上真奈さんですかね。「ノンストップ!」でも一緒なので。同期の4人も仲が良すぎて、今日もこの後食事に行きます(笑)。
― やはり同期の存在というのは大きいですか?
杉原:そうですね。今はそれぞれ担当している時間帯がバラバラなので、なかなか会社でも会えなくなってきて寂しいです。
― 今後、どんなアナウンサーになっていきたいですか?
杉原:「仕事がやりやすい」と言われるようになりたいです。今はまだ基礎的なことしかできていないのですが、「杉原がいてくれたからあそこの場が面白くなったよ」とか「話しやすくなったよ」と言っていただけるように。誰かの役に立てるようなアナウンサーになれたらと思っています。
― では最後に、杉原アナが考える夢を叶える秘訣を教えてください。
杉原:諦めないこと。ありきたりですけどそれに尽きると思います。私も就職活動中、惜しいところまで行って落ちてしまった時は、7日間毎日泣き続けました。その時、親に電話をして「もうアナウンサーなんかなりたくない、やめる」と言ったんです。そうしたら「やめたいんだったらやめていいよ。でもそれで後悔しないの?」と言われて。私はその言葉をきっかけにもう一度気持ちを立て直すことができて、フジテレビに入社することができました。努力を惜しまず、挫折しても諦めずにまた前を向いて頑張れば、いつかどこかで神様が振り向いてくれることがあるんじゃないかなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
杉原千尋アナのとある一日
8時 コーナーを読み練習10時40分 コーナー開始
午後 先輩たちとバラエティの収録
杉原千尋(すぎはら・ちひろ)プロフィール
生年月日:1995年11月9日/出身地:富山県/出身大学:国立音楽大学/血液型:O型/入社年:2018年<担当番組>
ノンストップ!
GO!GO!チャギントン
BSフジニュース
フジテレビ×モデルプレスの女子アナ連載「女子アナの“素”っぴん」
— モデルプレス (@modelpress) 2019年7月16日
今回は #杉原千尋 アナの素顔に迫りました🎤✨
🔻インタビュー&写真https://t.co/sL9bLMT8wX pic.twitter.com/4MfeQJ1pyB
「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2019-OUR SEASONS-」
昨年に続き、新美有加アナを中心としたフジテレビアナウンサー室が完全プロデュースし、各月の季節感を色濃く反映しながら日常生活の一場面を切り取った写真は、普段テレビには映らないアナウンサーの素顔が盛りだくさん。入社8年目の竹内友佳と三田友梨佳アナウンサーを筆頭に、後輩アナウンサー全員が参加し、総勢17人が登場。フジテレビアナウンサーをより身近に感じられる内容になった。
仕様:A3変型判(縦425mm×横300mm)/縦型・壁掛けタイプ/オールカラー13ページ
販売場所:全国書店、「フジテレビショップ」ほかで2018年10月1日より販売中。
【Not Sponsored 記事】
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