モデルプレスのインタビューに応じた、鈴木友菜(C)モデルプレス

“モデル界のエリート”鈴木友菜のストイックな日常&モデルを続ける理由、西野七瀬とのコンビ“ゆうななせ”最新情報も<「MORE」レギュラーモデル抜てきインタビュー>

2019.03.29 13:00

モデルの鈴木友菜(すずきゆうな/26)が28日発売の女性ファッション誌『MORE』(モア)5月号から同誌のレギュラーモデルに起用された。『Seventeen』(セブンティーン)で約5年間、同じく『non-no』(ノンノ)でも約5年間、専属モデルを務めてきたモデル界のエリートがまた一つ新たな扉を開ける。「卒業したからこそ挑戦できることもあると思っていて。もっと幅を持たせて、新しいことにいろいろと挑戦していきたい」。ノンノ卒業で芽生えた気持ち…モデルプレスは鈴木に訪れた心境の変化に迫った。

鈴木友菜、ノンノ卒業で心境に変化

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― ノンノモデル卒業お疲れ様でした。約5年間ですね、率直な感想からお願いします。

鈴木:寂しいです。ただ寂しくもあるけど、楽しみでもあるんです。

― 楽しみとは?

鈴木:これまではノンノモデルのイメージがあったと思うので、卒業したからこそ挑戦できることもあると思っていて。もっと幅を持たせて、新しいことにいろいろと挑戦していきたいです。喋る以外で…(笑)。

― やっぱりまだ喋るのは苦手?

鈴木:はい、この5年間は人と喋ることについてすごく考えました。連載で喋らなきゃいけなかったのもあるし、後輩の子たちがどんどん増えていったので、自分から話しかけなきゃと思って。…でもできなかったです(苦笑い)。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
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― ノンノ最後の撮影は1月中旬頃だったそうですね。それから2ヶ月が経過していますが、心境の変化はありますか?

鈴木:ノンノでの5年間より、卒業してからのこの2ヶ月の方があったかもしれないです。これまでは専属っていう肩書きがあって、セブンティーンモデルのときからずっと知っているスタッフさんたちが多かったので、どこか守られている感じがあったんですけど、それがなくなって社会人としてちゃんと生きていかないといけないんだなって実感して(苦笑い)。

― (笑)。

鈴木:もう喋るのが苦手とか言っていられないな、ちゃんと人とコミュニケーションを取らないといけないなって思うようになりました(笑)。これまでは喋ってくれる人がいたら丸投げしてしまう感じだったんですけど、最近はちゃんと自分から話そうと思うようになったんです。好きなゲームもやっていないし、好きな漫画も読んでいないし、外に出て人に会うことが本当に増えました。人と会うのが楽しいです。

鈴木友菜がモデルを辞めない理由

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― すごい成長ですね。この5年間でどんなときが辛かったですか?例えば大好きなモデルを辞めたいって思う出来事があったとか。

鈴木:やっぱり喋る仕事があるときは、毎回「うわ~」ってなっているので、この5年間で3、4回ありましたね(笑)。でも一時の辞めたいっていう感情で辞めちゃったら後悔するだろうなって思うんです。喋る仕事はその度に辞めたいって思うんですけど(笑)、それを断るのもきっと後悔する。期待して任せていただいたなら、例えめちゃくちゃになってでもやりたいとは思っています。それにモデルを辞めてどうするの?とも思うし…生きていかないといけないし…(笑)。

― (笑)。お仕事を続けられるモチベーションを挙げるとしたらなんですか?

鈴木:やっぱり単純にモデルのお仕事が好きなんです。芸能界にいるっていう感覚はそんなにない。人生の中で唯一、自分が興味を持ったこと、やりたいって思ったこと、楽しいって思えたことがモデルしかないから続けていられるんだと思います。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― やっぱりモデル以外のお仕事には今のところあまり興味がないですか?

鈴木:ないですね…ないですねとか言っていいのかな(笑)。でも年齢を重ねてもいろんな雑誌に出たいなっていうのはあります。次の5年は子どもを産みたいですね。ママモデルになりたい。5年後は31歳か…それまでに結婚…やっぱり無理そうです(苦笑い)。

プロ意識が高い!ストイックな鈴木友菜

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― 鈴木さんは自己評価が低すぎる気がします。努力もしているしプロ意識も高いのにそうは見せない、でもそういうところがカッコ良くて憧れます。

鈴木:いやいや(苦笑い)。みんなの方が努力していると思う…たまにそういう風に言ってくださる方もいるんですけど、なんでそんなに言ってもらえるんだろうって不思議な感じです。

― でも例えば水着撮影の前は、きちんと絞ることを意識するんですよね?

鈴木:はい…でもみんなの方が意識していると思う。私は浮腫みやすいし、顔が丸いから、絶対に湯船に浸かるとか、確かに撮影前はいろいろ気にするんですけど、それをやっている子なんていっぱいいるから。やっぱりみんながやっていることをやっているだけだと、どうしても思っちゃいます。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― その当たり前のことをできない人の方がきっと多いんです。ルーティンでやっていることはありますか?

鈴木:ジムにはずっと行っています。ジムだと自分一人でできないこともできるから。あとは家で腹筋するとかそれくらいですね。腹筋するアプリがあるんですけど、楽しくて結構やっていて、水着の撮影前は毎日やります。

― ちゃんとやっているじゃないですか!

鈴木:でもみんな絶対にもっとやっている。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― とことん努力を認めないですね(笑)。鏡を見て少し太ったなと思ったら、どんなことをしますか?

鈴木:炭水化物を摂らないようにします。魔女みたいなスープを大量に作って、3日間それだけにするとか。(スタッフの「やっているじゃん」という視線に耐えきれず…)でもきっとこれもみんなやっているはず(笑)。特別なことはやっていないです。

― でもそれができるっていうのはプロ意識が高いからですね。

鈴木:職を失ってしまうので…それが一番恐ろしいことです(笑)。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス

鈴木友菜、ファンにメッセージ

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― ノンノ卒業で私服のテイストが変わったように感じます。

鈴木:そうですね。これまではわりとダボッとしたものを好んでいたんですけど、今日みたいにスマートな感じが増えました。ノンノモデルだとその人のキャラクターを含めて見せるところがあるんですけど、これからモデルとして続けていくには、モデルとしての素質みたいなものもきちんとないとダメだと思っていて。そういうことを考えていたら、私服もちゃんとしないとなって思いました(苦笑い)。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― 最後にファンにメッセージをお願いします。

鈴木:「ノンノ卒業します」ってインスタで上げたとき、「モデルを辞めちゃうんですか?」とか「芸能界も引退するんですか?」っていうコメントも結構あって。でもずっと言えなかったからそれが申し訳なくて。でももう言える。モデルのお仕事も辞めないし、『MORE』にはレギュラーモデルとして定期的に出るので、ぜひ見てください。よろしくお願いします。

― 新しい一面が見られるのを楽しみにしています。今日はありがとうございました。

編集後記/鈴木友菜の魅力とは

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
ノンノの表紙や誌面を飾るのは女優やタレント、アイドルとしても活躍するモデルがほとんど。鈴木はあまりそういった露出をしていない中で単独表紙に起用されており、それがイコール、鈴木の凄さと人気を物語っていた。いい意味で“芸能界に染まらない”、いい意味で“ずっと変わらない”、そんな鈴木の5年後、10年後が気になって仕方がない。

<おまけ>鈴木友菜×西野七瀬“ゆうななせ(※)”最新情報

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― 以前、似た者同士だからこそ「お互いに誘われるのを待っているタイプ」と話していた西野七瀬さんとはその後、二人でご飯に行きましたか?

鈴木:まだ行っていないです。今も行こう行こうってずっと言っている(笑)。

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
― (笑)。

鈴木:七瀬ちゃんも乃木坂46を卒業して、私もノンノを卒業したので、落ち着いたらお疲れ様会をしようねって言っています。でもお互いに似ているから、気を使って逆に疲れさせたらどうしよう、とか考えると怖くて誘えない(笑)。七瀬ちゃんの卒業コンサートも行きましたし、LINEで「お疲れ様」って連絡もしたし、そろそろ本当に誘います!

(※)読者から西野七瀬とのコンビ“ゆうななせ”が愛されていた。鈴木のノンノ初表紙は2016年4月号だが、そのときも“ゆうななせ”で飾った。

(modelpress編集部)

鈴木友菜(すずき・ゆうな)プロフィール

鈴木友菜(C)モデルプレス
鈴木友菜(C)モデルプレス
1992年8月11日生まれ。東京都出身。身長165cm・B80 W57 H85、AB型。12歳でモデルデビュー。2009年から約5年間『Seventeen』の専属モデルとして活躍し、その後『non-no』専属モデルも5年間務めた。佐藤ありさ・桐谷美玲らに続き『Seventeen』『non-no』両誌での単独表紙を飾った人気モデル。

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