<城田優インタビュー>夢を諦めなかった理由、山下智久の言葉が心に…「私のおじさん」話題の濃厚キスシーン反響は?
2019.02.22 10:00
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テレビ朝日系ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」(毎週金曜よる11時15分~)に出演中の俳優・城田優(しろた・ゆう/33)。「働く女子×おっさん」という異色のお仕事ドラマで、演じる千葉迅(ちば・じん)は主人公の新人ADが担当するバラエティ番組の鬼ディレクター。モデルプレスは城田にインタビューを行い、役作りや話題を呼んだキスシーン、夢への思いまで話を聞いた。
「私のおじさん~WATAOJI~」
バラエティ制作会社を舞台に展開する同作。主人公・一ノ瀬ひかりを岡田結実が、ひかりの前に現れる自称「妖精」のおじさんを遠藤憲一が演じる。城田演じる千葉はバラエティ番組『限界MAX★あなたも私もヤッテミー!!』のディレクター。頑固で口が悪く不器用だが、面白いものを作るために、決して妥協を許さない熱血漢。あまり人間関係作りが器用ではなく、思ったことをズバズバ言うためデリカシーがないと思われることも。また劇中では毎回違う相手とのキスシーンも登場し、話題を呼んでいる。
城田優、鬼ディレクターに
― 今回、演じた千葉は仕事に熱い男ですが共感するところはありますか?城田:諦めない心や真っ直ぐな部分とか、仕事において共感できる部分はあります。「上司が何か言っていても関係ない」みたいなところは割と似ていますよ。あてがきといっても良いくらい、僕も言っちゃう人なんです(笑)。ディレクターでも演出家でも「ちょっと違うだろう」と思った時には、ちゃんと筋の通った状態でしっかりとお話をすることはありますね。
でも性格は違うので、演じやすい役でもあります。僕は女性に暴言を吐かないですし、あんなに高圧的にわーっと言わないですから(笑)。
― 性格が離れている方が演じやすいんですか?
城田:どっちもあります。自分に似ている役だと、キャラクターとして作っていく中で共感できることが多いので作りやすい部分もありますが、下手すると自分を演じてしまうことにもなる。見る方が「これ、城田優じゃん」と思ったら、それはお芝居ではないと思うのでその塩梅が難しいです。なので僕は正直、似ていない役の方がやりやすいです。
― 今回は髪型や服装などビジュアル面もこれまでと違いますが、こだわりはありましたか?
城田:最初の方では、何を考えているか分からないミステリアスな部分を出したかったので、モノクロのコーディネートにしたんです。この作品は他のキャラクターも強めなので、千葉の外見は派手にせず、服のシルエットもシュッとしている感じよりダボッとしている感じが良いかな、と思い現場で相談して作りました。
やっぱり、オリジナルのキャラクターというのは作っていく楽しみがありますよね。原作がある場合はどうしても原作の縛りがあるので、見た目を含め基本的に忠実にしますが、こうやってオリジナルだと格好も自由にみんなで考えられるところは面白いです。
城田優、話題のキスシーン語る
― 千葉といえば、毎回、違う方とのキスシーンも話題を呼んでいますね。城田:反響は届いております。「エロい、エロい」と言われるので(笑)。
― エロかったです。そんなキスシーンで何か意識していることはありますか?
城田:千葉という男は真っ直ぐな性格で仕事でも筋をしっかりと通す、という素敵な部分があるんですが、女性関係がひどい(笑)。だからキスという部分もガッツリした方が良いと思って、ああいうキスシーンになりました。要は、ただチュっと綺麗にするのではなく、グワーっと(笑)。でももうエロいキスシーンは封印かも?
― そうなんですか?
城田:後半はそこじゃないところでも勝負していきたいので…でも手は結構エロい可能性がある。あとは1話2話を見て想像力がついた視聴者の皆さんに想像してもらいたいです(笑)。
千葉が人生の分岐点に直面 第6話の見どころは?
― 第6話では、千葉を中心に物語が展開しますが、見どころをお願いします。城田:千葉にも妖精のおじさん(遠藤)が見えるようになります(笑)。6話では千葉にとって人生の分岐点がやってくるんですが、そこでどんな決断をするのか、というところが今回の見どころです。また、これまで見ていただいた方には千葉という人間の固まったイメージがあると思いますが、6話ではそれを一気に裏切ります。これまで出さなかった感情を出すので、こいつ可愛いやつだなと思ってもらえる部分が随所に出てくるはずです。
でも、それって千葉だけじゃなくどんな人にもある部分ですよね。その人が会社や人の前で見せている顔は、その人にとって断面的な一面でしかなくて、もっと深い魅力があるかもしれない。今回はそういう人間らしい部分が出てきますので、千葉的にはそこも含めて楽しんで頂きたいです。
城田優が夢を諦めなかった理由 山下智久の言葉が心に
― お話は変わりますが、昨年、モデルプレスがインタビューさせて頂いた際に、夢を叶える秘訣として「諦めないこと、努力すること、人と比べないこと」と教えてくれました。頑張っていれば、どうしても諦めそうになることもあると思うのですが、城田さんはそんな経験はなかったですか?城田:ありましたよ。挫折して、ずっと涙が止まらなくて「やっぱり僕なんかダメなんだ」と自暴自棄になったこともあります。でも、そんな状態でも「やりたくない」気持ちが「やりたい」気持ちに勝ることはなかった。だから僕は結果的にこうしてお仕事をさせて頂けるようになったんだと思います。
でも決して「諦めるな」ということを僕は言いたいわけじゃないんです。諦めが肝心という言葉もありますし、状況もそれぞれ違うだろうし。その夢よりも大切なものや何か新しい世界が開けて「あ、違うな。こっちに行こう」と思うことがあるんだったら行けば良い。ただ夢を叶えることはそもそも簡単じゃないし、逆に諦められるくらい簡単な夢なら諦めた方が良いと思います。まあ、これは人それぞれバランスがあるので一概には言えないんですけどね。
少し話は変わってしまうのですが…。「私は可愛くないから女優になれない」とか「俺はかっこよくないから芸能界に入れない」と聞くこともありますが、そんなものはマジで全然関係ない。「〇〇だからダメだ」という風に自分で決めてしまうと自分で可能性を0にしてしまうので、前例がないことに臆してはダメだと思います。自分がやりたいと思ったことはやれば良いんです。
― 城田さんの場合、やりたいことを信じて夢を諦めなかった、と。
城田:僕の場合はエンターテインメントという1つの夢しかなかったんです。そこに対しての思いが非常に熱かったのでどれだけ挫けても、夢を放棄するという選択肢がありませんでした。
もともと僕は「自分なんか…」と思うタイプの人間なんです。きっと微塵も感じないぐらい自信満々に見えると思うんですけど(笑)。実際はそうではなくて、何度も何度も挫けて泣いて、叫んで。…叫んではいないか(笑)。でも10代の頃は親や周りから落ち込む度に慰められていました。
― そうなんですね。辛かった当時、支えにしていた言葉やアドバイスなどはあったんですか?
城田:一番小さい頃のお話で言うと、僕はスペインに住んでいる時も日本に住んでいる時も、外国人ということで「外人、外人」と言われ、疎外感や切ない思いを感じることが多かったんですが、母親に相談したら「あなた達も外国に行ったら外人。みんな地球人なんだ、と言ってやりなさい」と返されて。それはすごく鮮明に覚えています。
― なるほど。夢に向かって挫けた時はいかがですか?
城田:僕は、全く仕事がなかった時代、芸能人が多い堀越高等学校に通っていました。日々テレビや色んなお仕事で早退したり学校を休んだりする売れっ子たちと一緒の学校。でも自分は全然仕事も決まらずオーディションも落ちまくっていて…そんな時、山下智久に「お前は良いよな」と僕が愚痴を言ったら「まあ、すぐに咲く花なんてないじゃん」と言われて。その時の言葉はすごく刺さりましたね。たっぷり栄養がある土壌に芽が出て、そこに水や太陽の光が加わって蕾をつける、そして時間をかけて花は咲く、という話は確かにその通りだなと思いました。当時から一発で終わるのではなく、しっかりと地に足ついたずっと輝いていられるエンターテイナーになりたいと思ってたので、その時の言葉には非常に助けられましたし、今でも忘れられません。まあ、振り返るとあいつはすぐに咲いてたなって思うんですけどね(笑)。
― 素敵なお話ありがとうございました。
城田優&浦井健治「美少女戦士セーラームーン」タキシード仮面を思い出す
取材現場には、千葉の人生を揺るがす神渡真司を演じる浦井健治さんの姿も。城田さんが16歳で初めてオーディションに受かったミュージカル「美少女戦士セーラームーン」で演じたタキシード仮面を、浦井さんも演じていたことから「浦井さんが歌っていた歌、踊っていた踊り、やっていた殺陣、すべて見て勉強したんだよね」と当時を思い出し、挿入歌『Tuxedo Versus』をその場で披露して下さいました。またチェキにサインを書く城田さんを見て、浦井さんが「左利きなんだね」と話かけると「そう。だからセーラームーンの時も全部右手でやるのが大変でした。帽子もステッキもマントも。超きつかったなー(笑)」と懐かしそうに話していました。
(modelpress編集部)
城田優(しろた・ゆう)プロフィール
1985年12月26日生まれ、東京都出身。2003年に俳優デビュー以降、ドラマ、映画、舞台など幅広いジャンルで活躍。ドラマでは『ROOKIES』『天地人』『SPEC』『GTO』『純と愛』『表参道高校合唱部!』『勇者ヨシヒコと導かれし七人』などに出演。映画では『今度は愛妻家』『荒川アンダーザブリッジ』『明烏』に出演。2017年には『亜人』が公開された。
舞台では2010年にミュージカル『エリザベート』では最年少でトート役を演じ、第65回文化庁芸術祭「演劇部門」新人賞を受賞。その後も2015年と2016年もトート役を演じ、2015年には第6回岩谷時子賞 奨励賞、2016年には第23回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞。ブロードウェイ、ロンドンのウエストエンドで活躍する世界のミュージカル・スターが出演する公演「4Stars」には初演の2013年、2017年と連続して出演している。2018年にはミュージカル『ブロードウェイと銃弾』に出演、チーチ役の演技に対して第43回菊田一夫演劇賞を受賞。また、演じるだけでなく2016年にはワタナベエンターテインメント 渡辺ミキプロデュースによるミュージカル『アップル・ツリー』で初めて演出を手掛けた。
今年は6月にミュージカル『PIPPIN』に主演、11~12月にはミュージカル『ファントム』にて演出と主演ファントム役を務めることが決定している。
またアーティストとしても活動を広げており、3月21日はソロコンサート『城田優コンサート2019~a singer~』、4月20日には俳優の山崎育三郎、尾上松也と立ち上げた新ユニット「IMY」(読み:アイマイ)による旗揚げコンサートを開催する。
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