小関裕太「とにかく夢が叶った」多彩な活躍の一年を振り返る 最近は神木隆之介と“秘密の会議”<インタビュー>
2018.11.13 07:00
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フジテレビ系情報番組『めざましテレビ』(月~金、午前4時55分~8時)の11月マンスリーエンタメプレゼンターに起用され、“朝の顔”として爽やかな笑顔を届ける若手俳優の小関裕太(こせき・ゆうた/23)。モデルプレスインタビュー後編では、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』をはじめとする俳優業はもちろん、今回のキャスター初挑戦やバラエティ番組まで活躍の幅を広げた2018年を振り返ってもらった。
小関裕太「とにかく夢が叶った年でした」
― 2018年は各メディアで目まぐるしいほどの活躍ぶりでした。振り返るとどんな一年でしたか?小関:とにかく夢が叶った年でした。まずは(高橋)優さんからギターをいただいたこと。ロケで海にたくさん行けたこと。旅番組に出演したこと。そして大好きな『ハリー・ポッター』関連で、原作者のJ・K・ローリングさんにお会いできたこと(※)。
あとはやっぱり、朝ドラに出られたことですね。僕の周りのおじいちゃんやおばあちゃんも喜んでくれたし、何よりも『半分、青い。』の現場にいられたことが楽しくて。(永野)芽郁ちゃんをはじめとする方々…滝藤(賢一)さんや松雪(泰子)さん、(上村)海成くんも、皆さん本当に素敵な方でした。お昼は楡野家と僕でNHKの外にご飯を食べに行ったり、そういう時間も楽しかったし、独特な朝ドラの緊張感、演じさせてもらった役…全てを楽しむことができました。同時に『ゼロ 一獲千金ゲーム』もすごく楽しかったし、とにかく楽しい日々でした。
(※)今年9月、米ニューヨークで行われた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のファンイベント「FANTASTIC BEATS: THE CRIMES OF GRINDELWALD FAN EVENT」に参加。
― 連ドラ2作品が重なるというのも勢いを象徴する出来事でしたね。
小関:(両作品で共演していた)間宮(祥太朗)くんとはすれ違ったり、一緒に出られたり。あと、とにかく杉野っち(杉野遥亮)との共演が多かったですね。去年の秋、『覆面系ノイズ』の撮影の時期からずっと一緒で。それと『春待つ僕ら』で平川雄一朗監督とご一緒できたことも夢の実現でした。
でもその分、実は表には出してないですけど、色々と悔しいこともあったりして。撮影現場で全然セリフが出てこないとか、「もうちょっとこうしてれば…」と思ったりとか…悔しいこともたくさんあったんですけど、それはそれでまた充実した時間だったかなと。10月から11月にかけては特に、律された気分でした。
― ピシッと研ぎ澄まされるような?
小関:はい。気分が上がっています。世間的にということではなく、自分の中でいい調子なので、これを保っていけたら。(『めざましテレビ』11月のエンタメキャスター就任を機に)新聞を読んでいることもそうですが、役以外でも色んな場所で、どんどん吸収しながら発信できる人でありたい。目標に向かって頑張っているところです。
― それぞれの現場で悔しさを感じた時は、やはり落ち込みますか?
小関:この間はだいぶ落ち込みましたね…!でも落ち込んでいる暇はないので。その瞬間は悔しさを感じつつ、しっかり向き合って濃縮して…っていう感じです。
― いつも笑顔の小関さんですが、時には尖った感情が表に出ることも?
小関:発声練習とかにぶつけたりします。防音室で「アーッ!」って叫んだり、布団に向かって叫ぶみたいなこともたまに。
― 陰ながら発散するんですね。
小関:あと、反省点は書き留めておいたりします。
― ノートに?
小関:いや、ルーズリーフですね。ノートに収まりきらないくらい、常に色々出てくるので。例えば「来年の誕生日のイベントは何をしよう?」とか、「悔しいことがあったからどうしたらいいんだろう」「この映画のこの部分が面白かった」とか。「この空を見て感じたことがあるけど、今書いておかないと忘れちゃうな」という風に、色んなジャンルにアンテナを張るのが楽しいので、それを逃さないように。ルーズリーフをジャンル分けしてファイリングしているので、「あの時こんなこと考えてたんだな」っていうのが一覧で見られるようになっています。ノートだと色んなジャンルが混じっちゃうから、ルーズリーフなんです。
― 小関さんのアイデアが詰まった貴重なファイル。
小関:これが割とリフレッシュ法だったりして。
― 忙しくてもグチャグチャになったりしないんですね。
小関:なります、なります!でもそれを整理整頓する時間が面白いんです。ルーズリーフはクリアファイルで持ち歩いているので、バーッと書いたのを全部詰め込んで、家に帰ってファイリングする。
― そのメモをぜひともチラ見したい気持ちに駆られますが…
小関:全然見せられない(笑)。特にイベントごとだと、「どうやったらお客様がビックリしてくださるかな?」とか考えながら書いているので、見せるとバレちゃう。
― 今年の始めに思い描いた、理想的な一年を送れたという感覚?
小関:そうですね。楽しかったことも辛かったことも全部ひっくるめて、すごく充実した一年だったと言えます。
「小関裕太的・三大ニュース」を発表!
― 先ほどもいくつかお話いただきましたが、「小関裕太的・三大ニュース」を挙げるとしたら?
小関:一番はJ・K・ローリングさんをはじめ、キャストの方々とご飯を食べたり、お話できたこと。とにかく『ハリー・ポッター』は幼稚園の頃からずっと観ていた作品で、僕にとっての全てだったから。自分で魔法を使えるようになりたくて、枝を見れば杖だと思っていたし、紙を見つければ服やほうきを作ったりして。そんな僕の原点となる皆さんと関わることができるなんて、しかもニューヨークで!叶うと思っていなかったはずの夢が、いきなり舞い込んできた感覚は忘れられません。
最近は友人ともなかなか会えない日々なんですけど、それでも悔しいことを乗り越えられたり、色々とストイックに頑張れているのは、あの経験のおかげだと胸を張って言えます。あれだけ大きな幸せを感じられたんだから、例えばちょっとおいしいご飯を食べようとか、そういう小さな贅沢は別にいらないやと思って。本当に次に進める一歩だったなって思います。
もう一つのニュースは… DVDレコーダーをようやく買ったこと!
― 今までどうしていたんですか?
小関:テレビさえもない生活だったんです。最近はバラエティ番組に出演させていただく機会も増えたので、自分の出た番組がどうなっているのか観たくて。ようやく手に入りました。
あともう一つは…フライパンを使うようになったことかな。料理をようやくするようになりました。
― 最近作って一番おいしかったのは?
小関:なんだろう。卵かけご飯かな。卵かけご飯にかけるとおいしい昆布のだしを静岡で買ったんです。すごくおいしかった。料理じゃないけど(笑)。
― フライパン使わないですね(笑)。
小関:確かに(笑)。それと僕の親友が、泊まりに行くとよく作ってくれるうどんがあって。白だしとか調合して作ってくれるんですけど、そのレシピをこの間教えてもらいました。おいしい朝ごはんを作れるようになったというのは、一つの進歩というか。
― 私生活も充実ですね。「まだ」23歳なのか、「もう」23歳なのか…感覚的にはどうですか?
小関:「まだ」。早く30歳になりたいなぁ、もうちょっと色々経験したいなぁっていう感覚です。
― それは先輩方の背中を見て?
小関:そうですね。早く30代の自分に会いたいです。
― 2019年はどんな風に過ごしたいですか?
小関:今年は一年を通じて、色々な先輩方との出会いがありました。名取裕子さんや麻生祐未さんともご一緒しましたが、そんな人生の先輩であり、役者の先輩である方々と出会うことで刺激を受けて、「自分はまだまだだな」と思うことがたくさんあって。そんな悔しさも踏まえて、どんどん挑戦していきたいし、どんどん発信していかないといけないと思っているので、ノンストップで駆け抜けられる年にしたいです。
― もっと忙しくてもいい?
小関:忙しくても、ちゃんと吸収できる人でありたいと願っています。もちろん今年も一年間必死に走ってきましたけど、振り返ってみるともうちょっとできたかなって。「あの期間、スマートフォンでゲームしすぎたな」とか(笑)。だから来年はちゃんと一年間走り続けて、後悔しない一年にできたらいいなと思います。
― 「休みたいな…」と思うことは?
小関:ここ1~2週間でようやく「旅、行きたいな」と思うようになりました。「フィンランド行きたいな」とか、「国内の温泉旅行もいいな」って。でもそれまでは、“休みたくない欲”が多かったですね。最近は学園祭をまわらせてもらって、色んな地方に行くからかな?日帰りで鹿児島とか行くと、「ちょっとゆっくりする時間もあったらいいのに」と思ったり。
― 学園祭も弾丸スケジュールなんですね。
小関:そうです。だからそういうリラックスする時間も、365日のうち2日間くらいはあればいいなって思いますけど、やっぱり今は仕事でやりたいことがすごく多いので。
神木隆之介と秘密の会議「福山さんと飲みたい!」夢も叶う
― 学祭といえば、ハンサム(=アミューズの若手俳優によるファン感謝祭)で「THRILL」を歌ったメンバー(神木隆之介、吉沢亮、松岡広大)でカラオケに行ったというエピソードをトークショーでお話されて、話題になっていたんですよね。いつ頃行ったんですか?
小関:『ゼロ』をやっている頃だったかな。「HANDSOME FILM FESTIVAL 2017」のDVD発売イベントの直後だった気がする。僕は仕事があったので、途中から合流した形にはなったんですけど。みんな既に「ご飯食べ終わっちゃった」って感じだったので、「カラオケでも行くか!」となって。
― 盛り上がりましたか?
小関:盛り上がりました!みんなで「THIS IS THE TIME」とか「Festival Night」を歌って。亮さんが(三浦)春馬さんのパートを歌ったりとか。
― パート分けは阿吽の呼吸で?(笑)
小関:目配せ(笑)。「じゃあ次は亮さん!」「僕のパートは僕が歌いますんで!」「ここは隆さんですよ」「あれ、俺だっけ?」みたいな(笑)。あとはそれぞれの好きな曲を歌ってました。広大はすごい渋い懐メロを歌っていたような。
― ハンサムメンバーは定期的に集まるんですね。
小関:数日前も、僕は行けていないんですけど、みんなで集まる機会があったらしくて。(甲斐)翔真と亮さんと隆さん、って言ってたかな?それぞれ会っていますね。そういえば今度AAA(Act Against AIDS 2018『THE VARIETY 26』/12月1日@日本武道館)も結構ハンサムメンバーがいるし、一緒にパフォーマンスできたらいいなぁ。春馬さんもいらっしゃるし…大原櫻子ちゃんもいるから、櫻子ちゃんとか交えてハンサムやったら面白そう(笑)。
― 異色のコラボ(笑)。小関さんからハンサムメンバーを誘うこともあるんですか?
小関:隆さんとはたまにお会いします。この間も僕の仕事のために、お芝居の練習に付き合ってくださって。僕から隆さんに「聞きたいことがあるんですけど」って。「これはこうしたほうがいいんですか?」って聞くと「会ったほうがわかりやすいから会おうよ」と言ってくれたので、アミューズの会議室とって(笑)指導してもらいました。
― 理想の上司!学ぶことが多かったですか?
小関:面白かったぁ~!「そういう風に考えていらっしゃるんだ!」って。なんか新鮮で、刺激的でしたね。
― そんな存在が近くにいるのは素敵ですね。
小関:あっ!あと福山(雅治)さんとも飲みました。これは今年の三大ニュースに入れてもいいくらい。
― 最近ですか?
小関:そうですね、1ヶ月半前くらい。以前、僕が20歳の抱負で「福山さんと飲みたいです!」みたいなことを勝手に言ってしまって。それがネットニュースになったんですけど、叶いました!優さんと福山さんと飲ませていただいて。
― それは豪華な場ですね!
小関:他愛のない話をして、最後はギターを弾きながら。すごく温かい方だなと思いました。僕にとっては大先輩なので、もちろん身が引き締まる場ではあるんですけど、それをほぐしてくださる。僕からもお話できる環境を作ってくださるし、みんなのことを下の名前で呼んでくださって、とても素敵な方でした。
― 今年は公私ともに素晴らしい経験の連続だったんですね。
小関:夢が叶って「わっほーい!」で終わらせたくないので、僕自身、それを一つの糧にして、ちゃんと進んでいかなければという風に思います。
― では最後に、ファンの皆さんに伝えたいことを。
小関:この間、写真集「小関くん」の発売イベントをやったんですけど、その時に来てくださったお客様の人数が自分の中でとんでもなくて。『ゼロ』や『半分、青い。』を通して僕のことを知ってくださった方がこんなにもいるんだ、こんなにも応援してくださる方がいるんだという実感ができて、すごく自信になりましたし、すごく嬉しかったんです。
やっぱり僕はどうしても撮影現場にいる時間や、次の作品に向けて準備する時間が物理的に多くなってしまうんですけど、僕が自信をつけるためにも、応援してくださる方と会う機会を大切にしたいですし、会うだけじゃなくて、皆さんに楽しんでいただけるような発信をもっとしたいという風に思いました。僕に何ができるかわかりませんが、常に走ろうと思うので、小関から発信されるものも楽しみにしながら過ごしていただけたら嬉しいです。そういう存在になれるように、演技も頑張らなければと思っています。
そして11月はマンスリーエンタメプレゼンタ―として『めざましテレビ』に出演していますので、視聴者の皆さんが元気な朝を迎えられるよう頑張ります!是非見て下さい!
― ありがとうございました。(modelpress編集部)
『めざましテレビ』マンスリーエンタメプレゼンターとは…
6月からスタートした『めざましテレビ』のマンスリーエンタメプレゼンターは、6時台のエンタメコーナーをはじめ、「イマドキ」、「めざましじゃんけん」、生原稿読みなど、MCの1人として7時台からは番組終了まで登場。軽部真一アナウンサーの隣で一緒に様々な情報を伝え、時には掛け合いながらコーナーを展開していく。小関は6月・白濱亜嵐、7月・戸次重幸、8月・尾崎世界観、9月・歌広場淳、10月・高橋優に続く6人目で、マンスリーエンタメプレゼンターとしては最年少の抜てき。今後の出演は19日(月)、27日(火)。
小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール
1995年6月8日生まれ、東京都出身。2006年からNHK『天才てれびくんMAX』のテレビ戦士として3年間出演し、その後は舞台『ミュージカル・テニスの王子様』や舞台『FROGS』など活躍の幅を広げ、その親しみやすい笑顔とスマートなスタイルを活かし、雑誌の表紙を飾るなどモデルとしても存在感を発揮。2018年は『半分、青い。』でNHK連続テレビ小説初出演を果たしたほか、TVドラマ『特命刑事 カクホの女』『わたしに××しなさい!』『ゼロ 一獲千金ゲーム』などに出演。映画でも『ちょっとまて野球部!』『曇天に笑う』『わたしに××しなさい!』など話題作が続き、12月14日には『春待つ僕ら』の公開を控える。同年10月に2nd写真集「小関くん」を発売。
【Not Sponsored 記事】
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