今、チェックしておきたい女優・白石聖(20)/(C)モデルプレス

【今チェックしておきたい美女/白石聖】「PRINCE OF LEGEND」ヒロイン役決定で注目度急上昇 「自分が好きじゃない」をバネに…デビュー3年目抜てき続く彼女の素顔とは?

2018.10.01 18:00

今、チェックしておきたい女優・白石聖(20)。スカウトで芸能界入りを果たし、2016年にデビュー。じわじわと露出を増やし、10月3日スタートの日本テレビ系新ドラマ「PRINCE OF LEGEND」(毎週水曜深夜24:59~25:29)ではヒロインに抜てき。片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、鈴木伸之、佐野玲於(GENERATIONS)ら14名の“王子”と対峙する成瀬果音を演じる。このほか、10月26日公開の北京国際映画祭出品映画「栞」には主人公の妹役にオーディションで選ばれ、CSフジ“ドラマ甲子園”「キミの墓石を建てに行こう。」(10月28日放送)にも出演が決定と抜てきが続く注目株。癒し系のルックスに抜群の透明感…女の子らしい雰囲気漂う“白石聖”って一体どんな子?モデルプレスでは、今回彼女の素顔を探るためインタビューを実施した。

白石聖、「PRINCE OF LEGEND」ヒロイン役抜てきで注目度急上昇

白石聖(C)「PRINCE OF LEGEND」製作委員会
白石聖(C)「PRINCE OF LEGEND」製作委員会
― 映画、ドラマの公開が控えるなど、抜てきが続いている白石さん。特に「PRINCE OF LEGEND」のヒロイン決定のニュースはモデルプレス読者からも大きな反響がありました。同作は片寄さんら14名の王子が王子の中の王子である“伝説の王子”を目指しバトルする“プリンスバトルプロジェクト”第一弾。2019年春には映画も公開予定となっていますが、出演が決定したときの率直な心境を教えてください。

白石:本当にびっくりしました。マネージャーさんに出演のお話を聞いたのが、プロデューサーさんと会う15分前だったんです。プチドッキリみたいな状態だったので(笑)、衝撃的でした。

― 演じる果音は14名の王子がバトルをはじめるきっかけとなる人物で、物語における重要な役柄でもあります。

白石:今回は王子が主役のお話なので「ヒロインだから」…という意識は全くないんです。

― それは出演が決まったときから考えていたことですか?

白石:プロデューサーさんにお話を聞いたときにはもうそういう気持ちでした。私は元々乙女ゲームが好きなんですけど、それと同じで、私のポジションって見ている方がどれだけ共感して重ね合わせてくださるかっていう立ち位置だと思うんです。いい意味で役を殺すというか、存在感をあまり主張しない方がいいのかなとか考えながら臨みました。でも、王子に負けない個性を持った役でもあるので、そのバランスも考えつつ。設定はありがちではあるんですけど、二面性を持った面白いキャラクターです。

― 王道のヒロインではない?

白石:ではないです。果音側から見ると王子たちに巻き込まれている感覚があって、自分の知らないところで色々なことが巻き起こるんです。女の子らしいキラキラしたヒロインでもないですし、予告編から受ける印象とはかなり違うヒロインになっていると思います。

「自分が好きじゃない」をバネに…コンプレックス明かす

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
― 映画「栞」では主演の三浦貴大さんの妹・遥役に、オーディションで300名の中から選ばれ決定しました。同作は理学療法士を主人公に医療現場の限界をリアルに描いた物語です。

白石:気軽には観に行けないテーマかもしれないですが、人生の向き合い方とか考え方を見つめ直せる作品になっているので、10代、20代の方にこそ観ていただきたいです。今回、オーディションで選んでいただいたんですけど、実は私も後から300人受けていたと聞いたんです。

― そうだったんですね。オーディションで選ばれたとなると、気持ちの面で違いがありましたか?

白石:あったと思います。監督が主催するワークショップに何回か参加させていただいたんですけど、私以外が遥を演じている姿も見て「こういう演じ方があるんだ」とか色々感じて学んだ作品でもありました。ワークショップに参加するのも、今回が初めてでした。

― 白石さんはスカウトでこの世界に入ったということですが、元々演技には興味が?

白石:声のお仕事には興味があって、声優になりたいなとは思っていたんですけど、女優さんは全く考えてなかったです。声を掛けていただいたのが高校2年生の頃で、将来のことに悩んでいた時期だったんです。

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
― 声優を目指していたきっかけは何ですか?

白石:小学校のときの宿題で「音読」ってあったじゃないですか?それがめちゃくちゃ好きだったんです。それと、小さいときは母から絵本の読み聞かせもよくしてもらっていましたし、そういう影響もあって、文字を読むということ自体が好きで、そのあとアニメも好きになって、自然と声を使った仕事に興味が出てきた感じです。ほかにもナレーションとかも素敵だなーって思って、漠然と将来の選択肢として考えるようになりました。当時通っていた高校は将来どの道に進むか決めているような子が行く学校だったんですけど、講師の方からお話を聞く機会も多くて、その中で声優は難しいってことを知って悩んで…。

― そのタイミングでスカウト。

白石:「お芝居って声優っていう仕事に通ずる部分があるな」と考えました。

― 白石さんは、声も素敵ですよね。

白石:えっ!ありがとうございます。実は声自体には自信がなくて…声優を目指していたのは、コンプレックスがあるからこそ、それを仕事にして克服できたらなという意味もあったんです。そういう考え方ができたらいいなって。今は結構受け入れてますけど、本当はもっと女の子らしい声がいいなーって思ってました。

― 落ち着いた可愛らしい声です!「受け入れた」というのは、この仕事を始めて映像で観るようになってからですか?

白石:それはあると思うんですけど、あまり自分の映像は観なくて。作品に出ている自分は、そのときの私だからできたものではあるけど、逆に何も分かってない部分もあるし、「もっとこうすればよかった」とか考えちゃうんです。声だけじゃなくて、表情、動き、一つひとつに違和感がある。いつになったら納得できるんだろう?、いつになったら受け入れられるんだろう?って。

― とても深く考えるタイプで…。

白石:多分、自分が好きじゃないからだと思います。認められないというか、うわーって虫唾が走る感じがあって…。最近はまだ慣れた方なんです。…進んでは見たくないですけど(笑)。

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
― デビュー後、実際に演技にチャレンジしてみてどう感じましたか?

白石:当たり前なんですけど、見るのとやるのでは全く違う。やる側になったときに、その大変さが分かりましたし、作品によってカラーも違うから色々な引き出しが必要なんだなって痛感しました。

― 初演技はレッスンなどでしょうか?

白石:最初はいきなり現場でした。「栞」で始めてワークショップに参加するまでは、現場で見て学んでいました。

― そういう意味で「栞」は、「学んだ作品」だったと。

白石:はい。色々吸収できたなとも思いますし、その中でも私を選んでいただけたっていうのは本当にありがたいなと感じましたね。

“癒し系”のルックス・白石聖 その素顔は…?

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
― 白石さんは現在20歳。今日お会いしてとても落ち着いた印象を受けました。

白石:「真面目だね」とはよく言われます。10代の頃から、年より上に見られます。「もうちょっと元気にいこう!」とか言われることも多いです。

― それはマネージャーさんたちに?

白石:周りの大人たちに(笑)。ザ・さとり世代なんですけど、達観しているというか、周りもそうなんです。もちろんキラキラしたフレッシュな子もいるし、年相応にならなきゃと思っていたんですけど、気がついたらそのまま20歳になってました(笑)。

― その落ち着きも魅力です。デビューしてからの2年間で、自分の中で起きた変化やこの仕事から受けた影響があれば教えてください。

白石:「諦めも肝心」。私はこだわりすぎて頭でっかちになっちゃうタイプなんですけど、何も考えない方が上手くいくときもあるんだなって思いました。

― 冷静にさとったと。

白石:またさとっちゃいましたね(笑)。それこそ「栞」ではじめて参加したワークショップにもそれは思いました。自分ではこうかな?と思って現場に行っても、演出がつくと違うパターンになることなんてたくさんあるし、それに対応する力が必要になる。1から考え直して、構築していく作業は大変だけど、演じるキャラクターのことは自分で守ってあげないといけない。あまり考えすぎて迷ってしまうのもよくないですし、自分の考えることと相手の考えを受け入れることの“いい塩梅”を探ることは必要なんだなと学びました。

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
― …本当に20歳ですか(笑)?

白石:20歳です(笑)。

― (笑)。今、次々と抜てきが続き注目度が上がっていますが、それを実感することはありますか?

白石:んーーあまりないです。まだ、自分が分からなくて。媒体さんで取り上げていただくと、「出てる!」とは思うんですけど、「果たしてこれは本当に自分なのか?」って思っちゃうんです。友達とか母から「ドラマ観たよ」って連絡があってはじめて、「本当に放送されてるんだな」って思うというか、どこか他人事のような。Twitterでファンの方が色々なコメントをくださるので、それを見て「ちゃんと見てくださっている方がいるんだ」とは感じますけど、“注目度”っていうのはまだ実感できてない気がします。

― Twitterのコメントをチェックしているんですね。

白石:アカウントにコメントが来たものを見ます。あと、母が私ことをめちゃくちゃエゴサ(エゴサーチ)するんです(笑)。私よりファンの方のことを詳しいんですよ(笑)。

― 例えば、作品が発表されたり放送されたりしたときチェックするとか?

白石:いやいや、毎日です。ずっとチェックしてるみたいで、怖いくらい(笑)。母から色々情報が入ってきます(笑)。

デビュー3年目、白石聖が考える“夢を叶える秘訣”

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
― 現在デビュー3年目。今後の目標を教えてください。

白石:声のお仕事がしたいっていう気持ちは今もありますし、「PRINCE OF LEGEND」で少しだけアクションにチャレンジしたんですけど、それが楽しかったのでアクティブな役もやってみたいです。今は女の子らしい役や等身大の役が多いので、違うタイプの役にも挑戦してみたいと思っています。

― アクションはやりがいがありましたか?

白石:体で覚えるってことが楽しくて。台詞でこうして、ああして、とか普通の演技とは全く違って流れで体を動かしていくってことは面白かったです。それに、全然弱い力なのに相手役の方が倒れてくださるっていうのもスカッとします(笑)。

― そういう楽しさも(笑)。では、最後になりますが、モデルプレス読者に向け“夢を叶えるためのアドバイス”をお願いします!

白石:言霊は本当にあるなと思います。何かをしたいって自分の力だけじゃなくて、周りの人が連れて行ってくれることもあるので、目標は積極的に言葉に出していかないといけないなと思いました。私の場合、声のお仕事とは少し違うかもしれないんですけど、ラジオのお仕事(文化放送「白石聖のわたくしごとですが」レコメン内にて毎週火曜日23:30~)ができたことがすごく嬉しくて。ラジオは好きなことについてさらけ出せる場所だし、そこで自分を表現することで、また誰かが何かを運んできてくれるかもしれないなと思っています。自分に負荷をかける、じゃないですけど、口に出して言うことは大事だと思います。

― インタビューは以上になります。素敵なメッセージありがとうございました。

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
ふんわりとしたオーラを纏いながらも、芯には強い意志を感じた女優・白石聖。デビュー3年目の逸材が、これからどんな活躍を見せるのか…名前の印象から受ける通りのその爽やかな存在感で、新たな風を吹かせてくれるかもしれない。(modelpress編集部)

白石聖(しらいし・せい)プロフィール

白石聖(C)モデルプレス
白石聖(C)モデルプレス
出身:神奈川県
生年月日:1998年8月10日
血液型:A型
趣味:イラスト
特技:書道 ドラム
身長:158cm

<出演情報>
・日本テレビ系新ドラマ「PRINCE OF LEGEND」(10月3日スタート、毎週水曜深夜24:59~25:29)
・映画「栞」(10月26日公開)
・CSフジ“ドラマ甲子園”「キミの墓石を建てに行こう。」(10月28日19:30~20:30)
・文化放送「白石聖のわたくしごとですが」レコメン内レギュラーコーナー(毎週火曜日23:30~)

爽やかな存在感と癒し系のルックスが魅力。今後どんな活躍を見せてくれるのか…期待がかかる。/白石聖(C)モデルプレス
爽やかな存在感と癒し系のルックスが魅力。今後どんな活躍を見せてくれるのか…期待がかかる。/白石聖(C)モデルプレス

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