“ネクストファッションリーダー”田中芽衣「JELLY」専属モデル加入 「何もなかった」危機感と不安…同世代から熱い支持を得た理由は?<モデルプレスインタビュー>
2017.12.15 19:00
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“ネクストブレイクのファッションリーダー”としてティーンから熱い支持を得る田中芽衣(たなかめい/17)。SNSでの発信力を武器に、モデルとしての活動のみならず、自身のブランド“mememi(メメミー)”を立ち上げるなどファッション分野で広く活躍し、『JELLY』2月号からは最年少で専属モデルに加入。さらに、現在放送中の嵐・櫻井翔主演ドラマ『先に生まれただけの僕』(毎週土曜よる10時~/日本テレビ系)に出演、来年にはショートフィルム『七年目の化石』(浅沼直也監督)も国内外の映画祭で上映を予定するなど女優としての活動も目立ってきた。モデルプレスでは「2018年の自分に向けての基盤が作れた」と今年の活動に充実感をにじませる彼女に話を聞いた。
目次
田中芽衣『JELLY』専属モデルに
― まずは『JELLY』専属モデル加入おめでとうございます!田中:ありがとうございます。私は『JELLY』っぽくないと思っていたので、専属に加入できたことがすごく嬉しいですし、ビックリしています。
― 『JELLY』では専属モデル最年少ですね。
田中:はい。もともと(専属モデルの)安井レイちゃんが大好きなので『JELLY』はずっと読んでいて憧れだったんです。すでにファッションページなどいくつか撮影をして、先輩モデルの方ともお会いしました。最初は緊張しましたが、本当に皆さん優しい方だったので、撮影が始まるとリラックスしていつも通りにできたと思います。1番最初の撮影はメイクページで、北澤舞悠ちゃんと一緒だったんです。同じ年でもともと友達だったので「なんか不思議な感じだね」という話をしました。
― 『JELLY』での目標を教えて下さい。
田中:もちろん表紙を飾りたい、といった大きな目標はあります。ですが、本当に尊敬する先輩方がたくさんいらっしゃるので、今はまず勉強させていただいて、もしチャンスがあったら掴みたいといった気持ちが正直なところです。良い意味で欲がありすぎないというか…。いただいたチャンスや企画1つ1つを期待以上のものにしていくことが目標です。
― ティーン誌を卒業後、雰囲気がガラッと変わりましたよね。
田中:そうですね。ティーン誌の頃のファッションも好きだったのですが、もともと今のようなモード系・個性派っぽいファッションにずっと憧れを持っていました。自分が好きなファッションを選んでいくにつれて、自分らしさを見つけることができました。ティーン誌の頃はその雑誌の色に染まっていたのですが、いざそこを離れて「自分の色って何だろう」と立ち返った時、「私、何もないな」って思っちゃって…。そこから自分を探し始めて、結果こうなりました。
― 「何もない」ことへの危機感や不安があったのですか?
田中:ありました。本当に雑誌以外に何も無かったので、不安は大きかったです。でもその不安が新しい自分を探すきっかけになったので、ある意味良かったと思います。
― 『JELLY』の中で、今後どのようなモデルになっていきたいですか?
田中:自分らしさを大事にして『JELLY』の中でも新しいファッションのカテゴリを作れたら良いな、と思います。自分のファッションを読者の方に受け入れてもらえたら嬉しいです。
同世代から熱い支持 SNSでのこだわりとは
― “ネクストブレイクのファッションリーダー”6位に選出(TBS系番組「ランク王国」内)されるなど同世代の女子から熱い支持を得ていますよね。田中:いやいや、そんな…本当にありがたい…。色々含めて私は運が良いのだと思いますが、自分の好きなファッションを信じてきて良かったです。新しいファッションや、自分らしさは今までもSNSを通して発信してきたので、それが伝わったと思うと嬉しいですね。デビューする前にブログをやっていた時代から応援して下さるファンの方もいらっしゃるので…。ファンの方がいないと私は存在してないから、本当に感謝です。
― 芽衣さんというと、おしゃれに関するSNSでの発信を機にスカウトされたという経歴もありますし、その後もブログやInstagramなどネットでの発信の仕方がすごく上手だと思うのですが、そこにこだわりや心がけていることがありますか?
田中: TwitterやInstagramは、長い文で思いを伝えるというより、視覚的な見やすさと理解のしやすさ、世界観を重要視しています。例えばInstagramだったら、同じ角度や同じ画角のものは並べないで、見やすくしています。
― 「#めいしふく」とハッシュタグ付きで、ファッションコーデもたくさん紹介されていますよね。
田中:そうですね。ファッションの写真では、例えばコートの中にサスペンダーを着ていて、それが上手く伝わるように見せるにはどうしよう、こうしよう、と試行錯誤していたら、200枚~300枚くらい撮っている時もあります。
― 1つの投稿に対するこだわりがすごいですね!
田中:もちろん、友達とただふざけてパッと撮った写真を、面白いから使おう、ということもあります。あとは、基本的に見やすさが大事だと思うので、私は逆にフィルターを使わないんです。iPhoneのカメラで撮ったまま、Instagramのアプリで明るさだけを調整するくらい。結局シンプルな方が見やすいし、Instagramは案外、フィルターなしでもまとまると思います。
― 世界観から撮り方、見え方などすべて自分で考えて作っていくのも大変ですよね。
田中:でも私にとっては、それが努力ではなくて、単純に楽しいんです。楽しくてやっています。もともと「SNSを武器にしよう」とか深く考えてはいなくて、せっかくやるなら、分かりやすく見やすくしよう、と考えた結果ですね。
田中芽衣、演技に挑戦『先に生まれただけの僕』出演
― 現在放送中の櫻井翔さん主演ドラマ『先に生まれただけの僕』に出演中ですが、今後も女優業には挑戦していかれるんですか?
田中:はい。いっぱい挑戦したいと思っています。今回、私が演じた金井恵美は、蒼井優さん演じる真柴先生が担任を務める2年3組の生徒です。この役はオーディションで決まり、本当に嬉しかったです!これまでオーディションに落ちてしまうこともあったので、「受かったよ」と知らされて「え、本当ですか?」と、びっくりしました。撮影では、普通に学校に通うような雰囲気で、皆でお弁当も食べましたし、本当に登校しているような感じでした。
― 『天皇の料理番』(TBS系)以来の連続ドラマ出演ですね。
田中:そうです。『天皇の料理番』は現代ではないお話だったんですけど、今回は現代劇ですし、しかもちょうど高校生で同世代だったので、演じたというよりも、本当に等身大の自分がそこにいた感覚でした。そんな2作のギャップなどを感じて、やっぱりお芝居って楽しいと思ったので、これからも女優さんのお仕事をもっとして、色んな役を通して自分が変わるのを見てみたいです。
初のショートフィルム出演「めちゃくちゃ泣いた」撮影とは
―来年の国内外での上映を予定している『七年目の化石』では主演もなさっています。田中:はい。父親が失踪してしまった家族を描いた作品で、色々と葛藤を抱える娘役を演じました。
― 主演ということでしたが、撮影で大変だったことなどはありますか?
田中:テーマが失踪という繊細なお話ということもあって、重く受け止め、感じるものがたくさんあって…。それを演技・表現に落とし込むところは1番考えましたし、大変でしたね。監督さんと話して、撮影して、また話し合って、撮り直して…と何度も重ねて作りました。結局カットされてしまったのですが、すごく大変なシーンがあったんです!早朝の寒い海に飛び込みました。
― え!福島で4月の早朝なんて、まだ冬じゃないですか。
田中:そうなんです。まだ朝日が登るか登らないかくらいの時間で、外にいるだけでも寒くて!その状況で、制服を着たまま泣きながら海に飛び込む、というシーンは本当に辛かった(笑)。結局3、4回くらい飛び込んだのですが、寒さとお話の重みと、ちゃんと泣けるかなという不安と…いろいろあって、本当にめちゃくちゃ泣きました(笑)。1回海に入って陸に上がるじゃないですか。でもすぐ撮影するから、パパパってちょっとタオルで服を乾かして待機するのですが、服の中が濡れているんです!寒くて死にそう、みたいな。結局、カットになってしまいましたが、すごく良い経験になりました。
― 女優魂を感じさせるエピソードですね。
田中:いやいや…。でも今回、いきなり主演させて頂くというプレッシャーや、役の子になれるかな、主人公と同じように涙が流せるかな、など撮影する前には不安もたくさんありました。それでも撮影を終えて、嘘をつかないお芝居ができた、という手応えも確かにあって。自分自身として演じられたと感じたので、一つ大きな自信につながりました。
―憧れの女優さんなどはいらっしゃいますか?
田中:満島ひかりさん!それぞれの役によって印象が全く違うんですけど、どこか独特な自分らしさを感じさせるところがすごく素敵です。役に入っているんだけど、役に消されてない、自分色を強く持っているところがかっこいいと思います。
― なるほど。では、今どんな作品に出たいですか?
田中:ラブストーリーに挑戦したいです。映画だと『ストロボエッジ』や『好きっていいなよ。』など青春系のラブコメも素敵だなと思います。
― 意外なチョイスですね。
田中:そうですよね(笑)。ファンの方にもそういうイメージが無いと思うので、逆にやってみたいです。それに学園ものはすごく楽しかったから若いうちにまたやりたいなと思います。お仕事をしながら学校に通っていたので、田舎の大自然の中を好きな男の子と並んで自転車で帰る、放課後に学校に2人で残る、みたいなシチュエーションに憧れるんですよね。
― いいですね(笑)。
田中:本当にそういう経験がないんです。お仕事の合間に学校に行く生活だったので、そういう青春っぽいことにすごく憧れを持っていて、役を通して経験したいです。
田中芽衣、激動の1年を振り返る
― 今年は4月にクリエイティブディレクターを務めるブランド“mememi(メメミー)”が誕生し、『JELLY』加入など、大きな変化のある1年だったと思います。今年を振り返ってどんな1年でしたか?田中:毎年1年間早いな、と感じますが、今年は特に早く、変化の1年だったな、と思います。mememiもそうですし、お仕事の環境が大きく変わった年だったので、2018年の自分に向けての基盤が作れたと思います。来年は今年の活動をベースにさらに活躍していきたいです。
― 力強い意気込みですね。では芽衣さんの今の夢を教えて頂けますか?
田中:今は、本当にいい意味で欲があまりないんです。大きな夢を語るよりも、目の前にあるやらなくてはいけないことをより良いものに高めていくことを目標にしています。あ、でも…言っていいかな?来年はCMに出たいな(笑)。今年作った基盤を2018年で展開していく中の1つの到達点として、自分のものにしてみたいと思うんです。
― なるほど。2017年は基盤づくりの年だったということですが、着々と夢を叶えていますね。そんな芽衣さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。
田中:夢を目標だと思うこと。「夢」だと思うと遠く感じちゃう気がするんです。なので小さな目標をたくさん作って、それを夢につなげていくのが秘訣だと思います。例えば、雑誌の専属モデルになる、という夢を持ったら、明日から「3日に1回は半身浴しよう」とか小さく刻んで目標を立てるようにしています。
― 素敵なお話ありがとうございました。
田中芽衣をもっと知りたい!<1問1答>
― 今日のファッションポイントは?田中:今日は色ものが着たかったので、このトップスを選びました。普段こういうカラーのものはあまり着ないのですが、最近モノトーンが多かったし、色ものを着よう、という気分になりました。アクセサリーは、お友達がやっているブランドのものです。
― 最近気になるファッション&メイクは?
田中:ファッションは、今年ダウンが流行ると思うので、ダウンコート!私もこの間「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」の真っ赤なダウンを買いました。この冬は、それをうまく着こなしていきたいな。メイクは、普段、目元はあまりせずにリップにはっきりとした色を持っていくんですけど、最近は逆にヌーディーなカラーも可愛いと思っていて。挑戦したいです。
― 芽衣さんみたいに可愛くなるには?
田中:えー(笑)。分かりやすく言うと黒髪ボブかな?この髪型は定着してきたので。あとは口元に色を持っていけばそれっぽくなる(笑)!
― スレンダーボディのキープ法は?
田中:グルテンフリーを心がけています。100%はできていないのですが、小腹が空いてコンビニに行ったら、菓子パンじゃなくておにぎりにしようとか、ちょっとしたところで意識しています。あとは週1回2時間くらいジムに行っています。走ったり、パーソナルトレーナーさんについてトレーニングをしたりしています。
― 以前お会いした時よりもお肌が綺麗になりましたよね!スキンケア法は?
田中:そうなんです!私、本当に肌荒れ体質なので、どうやっても肌荒れが治らなくて…今年の初めは特にひどくて。でも色々なスキンケア品を探して、ついに出会えたので土台から全部変えました。ニキビ対策で2日に1回スクラブをしたり、皮膚科の薬を飲んだり。あとは、どんなに疲れていても、どんなに眠くても絶対にメイクを落としてパックしてから寝ています。
― 最近のマイブームは?
田中:スマホでゲームをしたり…あ、フィルムカメラ!友達と遊ぶ時の記録用に使っています。1週間くらいで36枚撮りきって現像すると、忘れた頃の写真が出てくることがすごく楽しいです。あとは、ヴィンテージの古着屋さんに気が向いた時に行って、お洋服を買うことも楽しんでいます。
― 最近の掘り出し物は?
田中:これです!今日も履いているグッチの靴。お気に入りです。古着屋さんで見つけました。
― 最近、嬉しかったことは?
田中:雑誌『BOURGEOIS』の表紙を吉川愛と飾りました。同じ学校なので、現場で会うのがすごく不思議だねって話していました。
あと!!安室奈美恵さんのライブが3公演当たったんです!チケットが当たったことによって、ママとの喧嘩が終わりました(笑)。引退されてしまうので、1年間本当に追いかけるんです。引退が発表された日は、ママとご飯屋さんに行っていました。そこで注文して、料理が出て来る間に速報が流れて。それまでも引退説とかあったので「絶対嘘だ~!」と言っていたら、オフィシャルサイトで発表されて…。もう料理が届くころには大号泣すぎて、何も食べられない状況でした。親子で大好きだったので、ママと一緒に本当に、本当に泣きました。でも、本当のファンは、悲しんでいちゃダメだなって思うから。いつまでもウジウジ泣いているのは違うと思うので、当時はめっちゃくちゃ泣きましたけど、今はどんな道でも応援しようと思います。安室さんは私にとって神様。これは一生変わらないですし、超えられる人はいません。
(modelpress編集部)
田中芽衣(たなかめい)
生年月日:2000年1月28日出身:熊本県
身長:164cm
血液型:O型
趣味:映画鑑賞、フィルムカメラ
最新情報
・七年目の化石2018年に開催予定の国内外映画祭にて上演を予定している。
脚本・監督 浅沼直也
製作:「七年目の化石」製作委員会
・「mememi」pop up store オープン
2017年12月16日〜12月25日の期間限定でBUBBLES原宿店2階、SKYROOMにて
「mememi」のpop up store がOpen。12月23日にはクリエイティブディレクター田中芽衣の来店イベント開催予定。(https://www.instagram.com/p/BctP8CGnV7d/?taken-by=mememi_official)
・「超十代」出演
2018年3月27日、幕張メッセ(展示ホール6・7)にて開催される「超十代 - ULTRA TEENS FES - 2018@TOKYO」に出演。
【Not Sponsored 記事】
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