木下百花(C)モデルプレス

元NMB48木下百花、再始動で改名&“教祖化”&バンド結成などを発表<インタビュー>

2017.11.06 05:00

今年9月にNMB48を卒業した木下百花(きのした・ももか/20)が、百花(ももか)と改名して再始動することが分かった。30日にはイベント「百花イベント 今日の御言葉『生きるとは』~アナタも幸せの悦びに包まれてみませんか?~」を東京キネマクラブで開催する。このほど会見が行われ、会見後に木下はモデルプレスの取材にも応じた。

木下百花、改名&教祖化などを発表

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今年9月に同グループを卒業し、早めの復活となる木下。

再始動のため「木下が邪魔だから」という理由から百花と改名し、「私なりに世界を作って、人を自分の手の中に収めることがすごく好き」という理由から、自身が教祖化することを発表。また、バンドを結成して音楽活動とファッションブランドの展開も併せて発表した。

グループ所属時の木下には深い忠誠心を示す女性ファンが多かったことでも知られていたが、突然の教祖化の背景として「私が何かする度に、崇められるような反応が快感。意識してなかったけど、自分がやることはそういう忠誠心がある人達に響く」と自己分析しつつ、インタビュアーの吉田豪氏からも「(教祖としての)才能がある」と後押しされたため、再始動の際は“教祖”というスタンスで活動していくことを決意したという。

現在の木下のTwitterのアカウント名は「スーパービーイングフリーター百花様」となっており、スーパービーイングは“神的存在”という意味で、“教祖化”を事前にほのめかしていたことや、団体名については「そのうちファンの方が作るんじゃないかと。自分たちで名前を付けだすのでは」とファンが自然に決めていくのを見守る方針も明かした。なお、一連の件についてはNMB48のメンバーに知らせていないという。

木下は今後「自分にどんどん深くハマっていくのが私の幸せなので、私の中に収めた時にみなさんにそれなりの夢を見せます」と話していた。

バンド結成&ファッションブランドも展開予定

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また、音楽活動についてはジャンルは未定であるものの、すでにメンバーは決まっているという。曲やバンドの世界観などは自ら拘って決めていくといい「自分たちの意思では全部決めていきます。どういうテイストでするかも、大人に言われたことを左右されずにやっていく」と力強く話した。

アパレルブランドについても未定ながらも、「自分が着たい服」を制作していくといい、「自分が作った洋服でステージ上で歌えたら」と、バンド活動時にステージで着用していきたいという。

「今日の御言葉『生きるとは』~アナタも幸せの悦びに包まれてみませんか?~」とは?

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教祖化に伴い、木下は30日にイベントを行う。

内容は、“総合エンターテイメント”としており「トークショーではなくてライブでもないんですけど。自分の生まれ変わる演出で、生まれ変わるというか“生まれる”。生きるとは?というテーマで、教祖様が生まれましたとオープニングでやるんですけど、合唱曲なども入れ込む」と説明した。

チケット等の詳細は後日発表される。

とりあえず謎だらけ…百花に直撃

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モデルプレスは木下に会見後直撃した。

ーまず、教祖化について…吉田(豪)さんに「素質がある」と言われたことが後押しになったとのことですが。

木下:そうですね。多分ファンの方もどんどん崇拝して熱狂的になっていっています。吉田(豪)さんもすごいって言ってくださいました。自分としてもそれを活かしていきたいなっていう気持ちがすごく強いです。

ー今だと女子が憧れる活動で女性ファンをつけていくというスタイルのアイドルは結構いらっしゃいますけど。

木下:そうですね。

ー百花さんはNMB48の時は そうではないスタイルで女性ファンをつけていた印象ですよね。過去の48グループだと秋元才加さんとか宮澤佐江さんとか、そういう方と同じ感じの支持の集め方なのかなと。男性からチヤホヤされるより女性の黄色い声援を送られる方が嬉しいですか?

木下:そうですね(笑)ダイレクトに伝わってくる感じというか。男性ファンは逆にシャイなんですよ。でも女性ファンは積極的に好意を伝えてくれるんですよね。

男性ファンの方はもはや仲間みたいな。好きな音楽とか共通の趣味とか。そういうのを共感していただく方が多くて、それも嬉しいですけど。

ー 横浜(※NMB48 ARENA TOUR 2017/9月22日)行かせていただいたんですけど、女性が特に“ぎゃー”ってなってたじゃないですか。

木下:(笑)

ー 百花さんがライブ中に女性専用エリアに降り立たれた時、女性が大いに歓声をあげる光景を見ると、あれ?…私は何のコンサートに来たんだっけ…ってなりました。

木下:(笑)確かに。自分の存在の意味を教えてくれるんですよね。

ー 女の子たちが?

木下:はい。なんか求められるっていうことはやっぱりすごく嬉しい。女性の力っていうのは強くて。拡散力だとか、熱狂的になるとか。そういう力に私はすごく助けられてきたので。

ー この大胆な発表をするじゃないですか。一体どういう反応が返ってくると思いますか?

木下:いや、もう何も言わずについてくるだろうって信じてます(笑)。特に自分の中で極端に変わった部分は全くなくて。ずっと前から自分の中でしてきたかったことをダイレクトに出した形がこれ(教祖化)なので。好きな人はついてきてくれると思ってます。

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音楽活動について

ー 会見では音楽活動をするという目標があがっていましたが、音楽はどんなジャンルで?

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木下:そこは全く決まってはないんです。意外に自分の好きな音楽とやる音楽って違ってきたりするんですよ。ゴリゴリのロックとかパンクを毎日聴いている訳ではなく、いろんなジャンルを聴くんですけど、共通して一貫してるのはその人の世界観がものすごいということですね。

ー 例えばどなたですか?

木下:私が最初にいろんな音楽を聴くきっかけになったのが、ゆらゆら帝国っていうバンドなんですけど、世界観がすごいんです。あとはメジャーな方でいくと椎名林檎さんとか。あとはジュディマリ(JUDY AND MARY)とかもそうですけど、ライブ見てても、その人がいるだけでもう飽きないようなライブを作れる人になりたい。

あと、メンバーも決まったんですけどそこから会ってないんです。

ー もうメンバーがいらっしゃるんですね。

木下:メンバーは決まってます。そこから打ち合わせをしてないんですが、ただ伝えてるのは、世界観を大事にしてすごいものが出来たらいいなって。自分が元アイドルっていうことがあるので、それは良くも悪くも左右されるっていうか。そこを逆手に取って“あ、この人元アイドルだったんだ”っていうような感じのかっこいいものを作れたと思っています。舐められない音楽を作ることが一番だなと思います。

ー じゃあ自分たちで楽曲も作っていくんですね。

木下:そこも決まってないんですけど、でも自分たちの意思では全部決めていきます。どういうテイストでするかっていうのも、大人に言われたことを左右されずにやっていこうと。もうこれからは戦でしかないって自分の中で思って。戦うしかない。

ー どこと戦うんですか?

木下:見えない何かだと思うんですけど(笑)。

ー 見えない何かと戦い始める。

木下:はい。そうですね、どうなるかは全然わからないので自分の中でもずっと。そこはもうNMB48にいる時からわからない。だからがむしゃらに何かと向かい合って何かを作っていくっていうのが自分の中では楽しかったりするので。NMB48を辞めた時にこういう活動を続けていこうって思いました。

イベントについて


ー 今Twitterですごく意味深なツイートを残していらっしゃいますが…。

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木下:そうですね。

ー 今後はきちんと復活するんですか?

木下:更新をそんなにめっちゃする訳でもないですけど。

ー 30日まで、Twitter含めてその間になんかやろうかなって思ってることはありますか?

木下:自分の中でもう固まってるんですよイベントの内容。やることはもうその準備だけですね。結構大変なんで。

ー どういうイメージなんですかね(笑)?なんかこう、カオスな感じの(笑)。

木下:カオスではあると思います。自分のやりたいことやってるんで。NMB48としてやった卒業イベントもそうなんだったんですけど、基本的に私がやることは自己責任で見てくださいっていう感じです。

ー 自己責任(笑)。

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木下:そうです。なんだろう、オススメはしないです(笑)。

ー (笑)

木下:でも、自分として後悔は絶対しないようなイベントにはしようと思ってて。忘れられない日にはなると思います。

ー 印象には相当残りそうですね。考えるな、感じろってことですよね。

木下:あ、そうですね(笑)。そんな感じです。私は人の反応を見るのがすごい好きで。喜怒哀楽全部。なんか喜んでるだけの顔じゃなくて、困惑している顔とかもすごい結構自分の中で、その人の喜んでる顔十分に見たらもう飽きちゃうんですよ。パフォーマンスもそうですけど、単純に良いもの見せるだけじゃなくてもっと別の何かの感情を植え付けられたらいいなと思ってます。

ー 楽しませるだけじゃ物足りず、ファンのいろんな顔を引き出したいんですね。

木下:何かを感じて何かしらどこかの時間で、究極にしんどくなって、最終的に悟りを開いて帰ってほしいなと(笑)。

ー (笑)

木下:なんてもの見せられたんやろって感じで(笑)。なると思います。

ー (笑)。かなり興味あります。最後、ファンが会場から出た後の空気感もすごく想像できます。

木下:どういう場所にみんなの感情が行き着くのか(笑)

ー 今回は自分の世界観と決めたものでやっていきたいということですね。

木下:そうですね。自分の今持っているもので試します!

木下百花の夢を叶える秘訣は

ー では最後に、百花さんが思う夢を叶える秘訣を教えてください。

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木下:“こうなりたい”じゃなくて“こうなる”って自分の中で思えた瞬間叶います。

こうなりたいだと願望で終わっちゃうんですけど、意志を強く持ってれば確実に叶う。自分が今まで仕事をしてきて思ったのは、実際に叶わないことはなくて。たとえばやりたいことがあるとしたら、そこにちょっとでもかすってることをちょっとずつ積み重ねてれば、結局ゴールには辿りつく。私がファンの方によく口にしてたのは、結局は幸せになるから、それを目指せばどうせ幸せになるから大丈夫っていうのを言ってました。

ー おお、教祖様感が溢れるお答えですね。

木下:(笑)。開き直って、ただ強い意志を持ってたら、絶対行き着くとは思います。

ー 力強い言葉です。ありがとうございました。今後の活動も楽しみです。

木下:ありがとうございます!

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愛される“異端児”木下百花

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1997年2月6日生まれ、兵庫県出身。1期生としてNMB48に加入。奇抜な髪色やぶっとんだブログの文章で異端児として知られるようになった。

個性派ファッションアイコンとして、雑誌「KERA!(ケラ!)」などでモデルとしても活躍。元々私服姿や男装姿が「イケメン」とファンの間では有名で、16thシングル「僕以外の誰か」(2016年12月28日発売)に収録されたソロ曲「プライオリティー」では、ホストになりきりパフォーマンスを披露した。

また、2017年1月に東京・神田明神で行われたAKB48グループ成人式記念撮影会では、ほかのメンバーが艶やかな晴れ着姿を披露したなか、私服のべージュのセットアップで登場。注目を集めた。

今年9月をもって同グループを卒業し、今後はソロで再始動する。(modelpress編集部)

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