土屋太鳳“2時間前起床”で筋トレ ストイックな日課をこなす理由<モデルプレスインタビュー>
2017.08.31 09:30
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女優の土屋太鳳が、モデルプレスのインタビューに応じた。「鳥人間コンテスト」を目指す人力飛行サークルを舞台にした青春エンターテイメント映画『トリガール!』(9月1日公開)では、これまでのイメージを覆す毒舌全開のヒロインを演じた土屋。撮影現場の様子、役作りのことからプライベートについてまでたっぷり語ってもらった。
目次
“自分の体は自分でデザイン”毎日の努力が自信に
― 土屋さん演じる鳥山ゆきなは、一目惚れした先輩に誘われるまま人力飛行サークル< Team Birdman Trial>(TBT)に入会した、周りに流されがちな女子大生。言いたい放題なキャラクターでもありますが、土屋さんはゆきなにどんな印象を持ちましたか?土屋:きっと私たちもどこかで“求められる自分”を演じている部分があると思うんですが、ゆきなちゃんもそんな女の子の一人なのかなと思います。流されるまま生きてきてしまったけれど、そんな人生ってどうなんだろうと思いながら自分の居場所を探している。だからTBTの「僕達は飛ぶんだ!」「自分たちはこれをやるんだ!」っていう強い気持ちにすごく刺激を受けたのかなと思います。自分が今まで隠してきたものを素直にやっている人達を見て、大きく変わっていく姿を大切に描きたいなと思いました。
― 毒舌ツッコミ炸裂のシーンや、全力のバイクシーンなど土屋さんの新しい顔がたくさん見られた気がします。演じてみていかがでしたか?
土屋:ロードバイクは、ずっと撮影が続いていてなかなか練習できなかったので、ちょうど『PとJK』の撮影をしている時に現場の北海道にバイクを持っていって走っていました。2日間くらい練習をしてぶっつけ本番という感じだったんですが、40kmくらいのスピードを出して(間宮)祥太朗を追いかけるのは気持ちよかったですね。風を切って走っていく感じが。スタッフさんたちの支えのおかげです。
― 疾走感のあるバイクシーンは観ていても本当に気持ちよかったです。わずかな練習期間でも乗りこなせたのは、日頃の体づくりのおかげでもあるのでは?
土屋:そうですね。体力だけはつけておこうと、走ることは続けています。腹筋、背筋、ランニングは毎日しています。自分に合ったトレーニングが1番いいと思うんですが、私は朝動き出す2時間前には起きて走ったり、筋トレしたりしてますね。
― すごい…!
土屋:いやいや。自分の体は自分でデザインしていかないといけないので、楽しみながらやっています。きっとそれが自分の土台になっているんです。「これだけは頑張ってる」と自信を持てるものを作っておくと、ちょっと気持ちが楽なんですよね。
土屋太鳳、間宮祥太朗に裏切られる?
― 間宮さん演じる坂場先輩とのシーンは、思わず笑ってしまう掛け合いばかりでした。どのようにしてあの空気感を作っていったんですか?土屋:リハーサルは1、2回くらいで、あとはテストをやって本番という感じだったんですが、本番で祥太朗がどんどんアドリブを入れてくるのでそれに必死に食らいついていました。本当にすごく引っ張っていただきました。テストでは監督から「力抜いていいですよ」と言われるんですけど、逆に難しいので、すべてに全力でしたね。お互い「うわー!」って声が出なくなるくらいにまで。
― その熱量が本当に伝わってきました。
土屋:うるさくなかったですか?大丈夫でした?
― (笑)。すごく楽しかったです。食らいついて観ました。
土屋:うわ、嬉しい!よかったです。
― アドリブにアドリブで返していきながら出来たシーンがたくさんあったんですね。
土屋:そうですね。酔っ払っているシーンで、おんぶされながら祥太朗の顔をベタベタ触っているところがあるんです。その時、祥太朗と「俺顔でかいって言われるから、一緒に並ぶ女優さんに喜ばれるんだよ」って話していて。「そうなんだ、小顔に見えるのは嬉しいな」と思って触ってみたんですよ、顔を。そうしたら普通に小さいんです!「なんだ、ちっちゃいじゃないか!」みたいな。軽く裏切られちゃった(笑)。
― 大きいはずだったのに(笑)。
土屋:しかも肌ツルツルなんです。なんだか男の子の気分になっちゃいましたね。「ツルツルかよ!」って(笑)。
「土屋太鳳としてもありがとうと言える存在」恋愛観を語る
― 可愛いやりとり(笑)。そんな間宮さん演じるヤンキー被れの坂場先輩と、高杉真宙さん演じるイケメン王子キャラの高橋圭先輩。2人の先輩との恋愛模様も見どころですね。土屋:いろんなラブがあると思うんですが、圭先輩の前では、女性らしさを忘れたくないなという乙女心がゆきなの全面に出ていたと思います。坂場先輩とは殴り合って分かち合った絆みたいな感覚があって、心から尊敬できる人。ゆきなとしても土屋太鳳としても、心から手を差し出して「ありがとう」と言える存在だなと感じていました。
― 土屋さん自身は、王子様のようで安心できる存在の圭先輩タイプと、何でもぶつけ合えるような坂場先輩タイプ、男性としてどちらが魅力的に感じますか?
土屋:んーどちらも素敵ですよね…。でも王子様っぽい人って意外と私生活で王子様じゃない部分が見えてくることもあると思うんです(笑)。だから坂場先輩かな。坂場先輩はゆきなにとっての鏡というか、本当のことを気づかせてくれる人。なので本心を見抜かれて痛いところを突かれるので、最初はイラッとくるんですよね。だけど実は一番そこに近づきたくて憧れに変わっていく。本当にやりたいこと、夢に向かってまっすぐな坂場先輩のような人の背中についていきたくなるし、素敵だなと思います。
― 背中で語るような、ついていきたくなる人。
土屋:そうですね、背中…。私はずっと坂場先輩のお尻を叩いてました(笑)。
― そうでしたね(笑)。夢に向かってまっすぐな人という部分では、TBTメンバーと体育会系出身の土屋さん自身とで、重なる部分もあったのではないかなと思います。
土屋:そうですね。今年の1月に私が通っている大学の卒業公演があったんです。映画の撮影をしていたので私は参加できないと思っていたんですが、大学の仲間がすごく助けてくれて、最後にみんなと一緒に踊ることができたんです。そこでたくさん友達とも話して、努力していれば絶対何かに繋がるんだなって思いました。何かに熱くなること、全力になることは絶対に恥ずかしいことではなくて、自分を変えられるきっかけになると。
夢を叶える秘訣
― そんな土屋さんが思う“夢を叶える秘訣”とは?土屋:周りへの感謝は一番大事にしています。いつも感謝の気持ちを持つことが、一番夢を掴むために必要なことじゃないかな。それから努力。努力が必ず結果に繋がるかどうかはわからないけれど、絶対何かに繋がると思っています。夢を掴むことって難しいことだなと思いますが、私自身、今目標に向かって走っているな、という感覚があって。そう感じられることが幸せです。
― どんな目標に向かって走っているところですか?
土屋:今の目標は、いただいた目の前のお仕事ひとつひとつに全力で向き合うこと。そしてちょっと遠い夢では、ちゃんと大切な人たちと大切な時間を過ごせていたらいいなと思っています。
― 素敵なお話、ありがとうございました!
(modelpress編集部)
映画『トリガール!』
出演:土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザ、ナダル、矢本悠馬ほか監督:英勉
原作:中村航
【ストーリー】
流されて流されて、なんとなく生きてきた、鳥山ゆきな。一浪して入った理系大学では入学早々、理系のノリにカルチャーショック!そんな時、一目惚れした高橋圭先輩に「いいカラダしてるね♡」と殺し文句で誘われるまま、フラフラとサークルに入部。そのサークルこそ、毎年、大会唯一の二人乗り人力飛行機で“鳥人間コンテスト”を目指す人力飛行サークル<TBT>だった!憧れの圭先輩と二人っきりで大空にはばたくはずが…ヤンキーかぶれのくせに、メンタル最弱の坂場先輩とコンビを組むことに。こうしてゆきなの、恋よりもドキドキする最高の夏が始まる――!
土屋太鳳(つちや・たお)プロフィール
1995年2月3日生まれ。2005年、スーパー・ヒロイン・オーディション MISS PHOENIX 審査員特別賞を受賞し、2008年に映画「トウキョウソナタ」にて女優デビュー。平成27年度前期連続テレビ小説「まれ」ヒロインをつとめ、知名度と人気が急上昇。その後も、ドラマ「下町ロケット」、映画「orange」「青空エール」「PとJK」「兄に愛されすぎて困ってます」などに出演。今後は、映画「トリガール!」のほか、映画「8年越しの花嫁」(12月16日公開)、「となりの怪物くん」(2018年公開)、「累―かさねー」(2018年公開)などを控える。2018年1月~は初舞台「プルートゥ」に出演。
【Not Sponsored 記事】
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