超特急が“ダサかっこよく”原点回帰した意味 変わらずに大切にしていきたい“らしさ”とは<モデルプレスインタビュー後編>
2017.04.26 17:00
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7人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急がモデルプレスのインタビューに応じた。インタビュー前編に続き、今回の後編では小室哲哉&前山田健一といった2大プロデューサーを迎えた3周年記念シングル「スターダスト LOVE TRAIN/バッタマン」、念願の国立代々木競技場第一体育館での2daysワンマンライブ、さまざまなフィールドで存在感を放った活動5年目となる2016年の活躍から現在までを振り返るとともに、5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」にまつわるエピソードを語ってもらった。
目次
小室哲哉&前山田健一を迎えた3周年 代々木という挑戦
― 活動4年目となる3周年の年には、人気と知名度が加速したのではないでしょうか?カイ:あまり実感がないというのが正直なところですが、渋谷での広告など目に触れる機会が増えたなとは思います。
― 小室哲哉さんと前山田健一さんより楽曲提供を受けた3周年記念シングル「スターダスト LOVE TRAIN/バッタマン」も話題になりましたよね。
リョウガ:豪華すぎる!と驚いたことをよく覚えています。
タカシ:その年の6月には、TRFさんと対バンライブもやらせていただきました。とても熱く、濃い1年だったかと思います。
タクヤ:ハロウィンには7人の主演映画「サイドライン」も公開されたよね。ちょうどこの前、見返してみたのですがおもしろいなって。グループみんなで主演というのもなかなかできることではありませんし、みんなそれぞれ吸収するものがあって貴重な経験になりました。チアにも挑戦して、8号車に新しい表情を見せることができたかと思います。
― 年末の国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブも大きな挑戦になったのでは?
ユーキ:そうですね。2日で25000人を動員しました。何度かイベントで、代々木でパフォーマンスさせていただいたことがあり「いつかここを8号車で埋めたいね」と話をしていました。その前の年は国際フォーラムで5000人のキャパだったので、5倍。そう考えると、1年で思いっきり加速したように思います。あの景色は一生忘れないくらいキレイな景色。8の字のステージも思い出深いです。
リョウガ:8の字のステージを電車が走ったことも忘れられませんね。あれは超特急にしかできない演出。超特急といえば電車なので、超特急らしい演出ができて嬉しかったですね。
ファッションイベントや音楽フェスで見せつけた存在感&個人の活躍も光る
― 代々木での勢いをそのままに、活動5年目となる昨年もあらゆる場面で活躍されていましたね。ユースケ:東京ガールズコレクションなどのファッションイベントや、a-nationといった音楽フェスにも多数出演させていただきました。自分たちのライブ以外のイベントですと盛り上げるためにノリやすい「バッタマン」を披露することが多いのですが、「a-nation stadium fes.」では「バッタマン」ではなく「Burn!」で覚醒できた自分がいたような気がします。「バッタマン」に頼らなくても、武器を得たというか、「バッタマン」でなくても「黄色のやつがヤバイ!」とインパクトを与えることができて自信がつきましたね。東京ガールズコレクションではランウェイを走ったり、この前の関西コレクションではサングラスをかけてウォーキングをしたりと、また曲とともに飛躍できそうに感じています。
― ゲスト出演するライブで意識していることはありますか?
ユーキ:毎回、お客さんの脳裏に焼き付けられるようなインパクトを残してやろうと思っています。ファッションショーなら、モデルさんやファッションを見に来る方が多いと思いますが、別のベクトルで盛り上げられるように、どうしたら熱いものを届けられるかをみんなで考えているんです。たくさんのイベントに呼んでいただけるようになったので、求められているではないですけど、そこに超特急の存在価値があるのかなと思うと嬉しいですね。
― 現在はゴールデン帯のバラエティ番組にも多数出演されていますね。
タクヤ:ありがたいことに、メンバーが出る番組の放送日時が少し追いついていないくらいです。それくらい、みんながいろんな番組に呼ばれるようになり、テレビで僕たちを見ていただける機会が増えて嬉しく思います。
カイ:バラエティもですが、個人での活動もすごく増えてきました。グループではもちろん、個人での活動もどんどんしていきたいですね。それぞれが力をつければ、7人で集まったときにもっと上のステージに行けると思います。
超特急らしさ詰まった「超ネバギバDANCE」&ロンドンロケの思い出
― 5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」はどのような楽曲になっていますか?ユーキ:ダンサーとしては、馴染みやすい曲調だと思います。とてもインパクトのある振りがあるのですが、目が行くところかと思います。ライブで披露する際にはぜひ、一緒に踊っていただきたいですね。
コーイチ:カラオケでもめっちゃ盛り上がるかと。ウェイウェイ楽しんでもらえたら嬉しいです。
― ジャケットとミュージックビデオはイギリス・ロンドンで撮影したということですが、現地でのエピソードをお聞かせください。
コーイチ:ミュージックビデオの中に、カイのソロパートで音楽が流れた瞬間に現地の男の子たちが一斉に集まってきて一緒に踊るといったシーンがあるのですが、超特急の音楽で世界と繋がった感じがして嬉しく思います。
ユーキ:ナショナルギャラリーで撮影していたとき、風が強く「危ないね」と話していた矢先、木の枝が折れてタカシに直撃するとういう事件がありました(笑)
タカシ:僕と同じぐらいの大きさの枝が落ちてきて頭に直撃して…(笑)。突然のことだったのでびっくりしました。
変わらずに大切にしていきたい“超特急らしさ”
― 今作「超ネバギバDANCE」は、原点回帰となった作品のように思いますが、超特急らしさや変わらずに大切にしていきたいものを教えてください。ユースケ:常にダサかっこよく走っていたいですね。
タクヤ:唯一無二のグループなので、そのスタンスは変えないでいきたいです。超特急らしさを各イベントでどう出せるかというのを、これからもずっと考え続けていきたいなと思います。
カイ:真面目にふざけることこそ、僕たちの魅力かと思います。「ふざけることも真剣に」という姿勢を大切にしていきたいですね。
― 最後に「超ネバギバDANCE」にかける思いをお聞かせください。
リョウガ:ダンスも曲調も惹きつけるものがあると思うので、1人でも多くの方に超特急を知ってもらいたいと願っています。そして、この曲を流行らせたい!振り付けのダンスもありますし、みんなで歌って踊りたいというのがみんなの思いです。
― ありがとうございました。
エピローグ
感動から涙、悔しい思いまでが詰まった超特急の5年間。今回のインタビューで語られたエピソードはごく一部に過ぎず、彼らは密度の濃い5年間を過ごしてきた。一つひとつ積み重ねてきた経験があるからこそ、今の超特急がいる。そして、5周年シングルでの原点回帰。これは大きな意味を持っている。活躍の場を広げ、環境が変わっても、7人が口を揃える“超特急らしさ”とは、時折見せる“ダサさ”や、“何事にも全力”であること。
これまで“何にでも化けてきた”超特急だけに、これからも進化をやめることはない。しかし、根底にはいつだってメンバーが語った“らしさ”がある。この先も超特急らしさを大切に、超特急の輪を広げ、進み続ける。(modelpress編集部)
超特急プロフィール
コーイチ(1号車)、カイ(2号車)、リョウガ(3号車)、タクヤ(4号車)、ユーキ(5号車)、ユースケ(6号車)、タカシ(7号車)からなるメインダンサー&バックボーカルグループ。多彩なジャンルを織り交ぜたダンスを踊るメインダンサー5人と、甘く伸びやかな歌声でダンサーを支えるバックボーカル2人で構成される7人組。2011年12月25日に結成。2012年6月にインディーズデビューシングル「TRAIN」を発表。その後も立て続けにシングルやアルバムを発表し、2015年12月には国立代々木競技場第一体育館で2daysのワンマンライブを開催し、2万5000人を動員した。翌2016年12月には、国立代々木競技場第一体育館と神戸・ワールド記念ホールにて、東西アリーナツアーを敢行。4月26日にデビュー5周年シングル「超ネバギバDANCE」を発売する。
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