山本裕典、大反対されたデビューから10年の歩み “来る者は拒まず”で掴んだ役者人生 モデルプレスインタビュー

【モデルプレス】俳優・山本裕典(27)。2005年に開催された「第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリとフォトジェニック賞をダブル受賞し、芸能界入りをして10年が経つ。翌2006年には「仮面ライダーカブト」(テレビ朝日系)で俳優デビュー。その後もドラマや映画、舞台にと順調にキャリアを積んできた。しかし、母親や祖母は彼の芸能界入りを大反対したという。
モデルプレスのインタビューに応じた山本裕典【モデルプレス】
モデルプレスのインタビューに応じた山本裕典【モデルプレス】
雑誌「JUNON」が主催する歴史ある「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」は武田真治や伊藤英明、小池徹平など各作品で主演を張る人気俳優を輩出。溝端淳平や三浦翔平、中村蒼など、今後ますますの活躍が期待されている若手俳優も“ジュノンボーイ”出身だ。

就職か芸能界入りか…背中を押した父の言葉



山本が同コンテストに応募したのは2005年、当時高校3年生で就職も決まっていたという。「当時、就職することが決まっていたので、デビューするとなったときには母親や祖母は大反対。ジュノンボーイだからといって芸能界に入っても、仕事があるとは限らない。会社で働いていたほうが安泰だし、一人で上京させず、そばに置いておきたかったみたいですね」。

そんな中で山本の背中を押したのは父親だった。家族が反対する中でも「親父に関しては『行って来い。別にいいじゃないか。ダメだったら戻ってくればいい』と言ってくれたんです」と目を細める。

家族の不安とは反対に、山本の役者人生はまさに順風満帆。本人も「幸せな10年だった」と喜びを噛みしめるように、順調にキャリアを積んでいる。もしも、内定していた会社に就職していたなら…と別の人生を想像するも、俳優の道を選んだ彼は「いろんな作品に出会って、楽しい思いや達成感、悔しい思いもしました。でも、やっぱり楽しかったというのが1番ですね」とこれまでの活動を誇らしげに振り返った。

来年俳優デビュー10周年 “来る者は拒まず”で勝ち取った役者人生



これまでの出演作で、意識を変えたという思い出深い作品は、舞台初出演作となる「躾」と連続ドラマ初単独主演の「タンブリング」(2010年、TBS系)。「20歳の時に出演した初舞台『躾』で芝居が本当に好きになりました。また22歳の時には『タンブリング』で初めて連続ドラマで単独主演をさせていただき、座長として引っ張っていく立場の大切さを学びました」と述懐するも、「どの作品も勉強になっています」と強く語る。

山本がこれまで演じてきた役は、二枚目役やヤンキー、コミカルなキャラクターまでと幅広い。それらを見事に演じ分け、作品ごとに全く違った顔を見せる。挑戦してみたい役どころを聞いてみても「『ブラックな殺人犯をやってみたい』と言っても、格好がつかないんですよね(笑)。必要としてくれるのであれば、どんな役でもいいです。いろんな役をやりたいです」と“来る者は拒まず”の精神だ。

映画「ピース オブ ケイク」の劇中劇でオカマに挑戦



そんな彼が次に挑むのは“オカマ役”。9月17日から27日まで東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で上演される劇団「めばち娘」の旗揚げ公演「ツチノコの嫁入り」では、オカマ役で新境地を開拓する。同作は、多部未華子、綾野剛出演の映画「ピース オブ ケイク」とジョージ朝倉氏による原作漫画に登場する劇団「めばち娘」を実際に旗揚げし、物語の中に登場する劇中劇をリアル舞台化。劇団鹿殺しの丸尾丸一郎氏が作・演出を手がける。「めばち娘」は多部演じる梅宮志乃が衣裳スタッフとして所属する劇団。山本は、映画で松坂桃李が演じた「めばち娘」の看板俳優・オカマの天ちゃん役で、この壮大なプロジェクトに参加する。

原作や映画の中では数シーンしか描かれていなかったストーリーを膨らませた同作は、自分たちの存在を認めない人類に対し、復讐を誓うツチノコの生き残りをかけた物語。出演の話を聞いたときは「資料としてもらって、多部さんと(綾野)剛くんの写真を見る限りでは、恋愛ものの作品かと思っていましたが、共演の阿部丈二さん(劇団の座長・千葉役)の名前を見て『男じゃん?ん?』って(笑)」と陽気に振り返る。

きらびやかなワンピースに網タイツ、目を引くビビッドピンクのリップのメイクにハンマーを担いだ山本演じる“天ちゃん”のビジュアルも大きな話題に。本人いわく、賛否両論とのことだが「『めっちゃ良い』といった声も聞かれます。このキャラクタービジュアルがきっかけで『観たい』と思ってくれる方もいます。劇団でも『すごくいい、面白い』と言ってもらえました」と自信をのぞかせる。「『山本裕典がオカマ役をやってる!おもしろい!』と思ってもらえるようにがんばります。この役を最大限に活かした芝居をできたらと思います。大変やりがいのある役をいただきました」と気合十分。

このプロジェクトの背景も意識し、「映画とリンクした舞台なので、舞台を観て『映画を観に行きたい』と思ってほしいですし、映画をきっかけに舞台を観に来てくれる方もいらっしゃると思うので、そういった方にも受け入れてもらえるようにと、責任感があります」と固い決意を持って挑む構えだ。

新たな決意を語る



様々な役を演じ、あらゆる場面で輝く山本の夢は「40になっても、50になっても、芝居で食べていく」こと。しかし、この作品に入る前は1ヶ月近く、自由な時間があったという。「芝居は好きなことで、毎日が楽しいです。だからここまでやってきたし、これからも一つ一つの作品を大切に、向き合って続けていきたい。でも、この作品に入る前、1ヶ月近く自分の時間が持てたんです。海外旅行に出かけたりする中で、少し不安を感じることも。次の作品は決まっているけれど、この先はどうなるんだろうって。自分のケツを叩けた1ヶ月となり、一つ一つを大切にして次に繋がるように、また呼んでもらえるように誠意を持って取り組んでいきたい。普段から思っていたんですけど、より強く思うようになりました」。

そんな山本に、夢を叶える秘訣を聞いてみると「運」だと回答。就職が内定していた頃に、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に応募し、見事準グランプリを勝ち取り、デビューした彼だからこそ言えることなのかもしれない。「運ってすごいなと思うんです。僕がここにいるのだって運ですし。叶う夢も叶わない夢もありますが、追いかけていれば叶う確率は上がるはずです。追いかけて、しがみつくことで叶うのかもしれません」。

幅広い役に“来る者は拒まず”の精神で挑み続ける山本。インタビューからは、役者の仕事にかける熱い思いを感じさせた。来年は俳優デビュー10周年と一つの節目を迎える。順調に経験を積んでいく彼のさらなる飛躍が期待される。(modelpress編集部)

山本裕典(やまもと・ゆうすけ)プロフィール



生年月日:1988年1月19日
出身地:愛知県
身長:180cm
血液型:A型
特技:サッカー、機械体操

2005年、第18回JUNONスーパーボーイ・コンテストで準グランプリ受賞&フォトジェニック賞を受賞し芸能界入り。翌2006年「仮面ライダーカブト」で俳優デビューを果たす。2010年「タンブリング」(TBS系)で連続ドラマ単独初主演に抜擢。ほか、代表作に「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(2007年、フジテレビ系)、「RESCUE~特別高度救助隊」(2009年、TBS系)、「任侠ヘルパー」(2009年、フジテレビ系)、「GTO」(2012年、フジテレビ系)、「山田くんと7人の魔女」(2013年、フジテレビ系)、「黒服物語」(2014年、テレビ朝日系)などがある。

映画「ピース オブ ケイク」



(C)2015ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年9月5日(土)より全国公開中

劇団めばち娘 旗揚げ公演「ツチノコの嫁入り」



作・演出:丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
会場:CBGKシブゲキ!!
日程:9月17日(木)~27日(日)
問い合わせ先:03-6804-0064(オフィス鹿)



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