女優・武井咲が直面する課題 芝居への飽くなき探究心を語る
2014.10.19 11:30
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女優の武井咲(20)がモデルプレスのインタビューに応じた。看護師、刑事、監察医…この1年で数々の職業ドラマに出演し、演技の幅が広がったことは一目瞭然。しかし本人は成長ではなく課題を口にする。その真意とは?
専門用語が飛び交う職業ドラマはセリフを覚えるのも一苦労。「まだ自分にはいろいろなものが欠けているなって実感しました。知らないことが多すぎる。もしかしたら成長しているのかもしれないですが、自分でそれを感じるところには至っていないです」。武井は自身の現状を冷静に分析する。
「もっとたくさんのものを見ないと、これより先には行けない気がする。本当は旅に出るのが一番いいと思いますが、現実的に時間がない。そうなると映画を観ることが手っとり早い。いろんな国の映画を観て、そこの文化を知る。ドキュメンタリーも観るようにしていて、最近は知らない世界の多さに驚いて、その度にすごく興味を持つようになりました」。
「“リケジョ”という言葉をよく聞くなとは思っていましたが、詳しくは知りませんでした」と武井。役作りのために「実際に“リケジョ”の方々にお会いしました」というが「でもイメージしていた方々とは違ったんです。見た目は他の女子大生とまったく一緒なので“リケジョ”って言われなきゃわからない(笑)。だからこそ演じるのが難しくて。さらっと言ったことが知的に見えるようにというのは意識していますが、“リケジョ”というよりは、天真爛漫な女子大生を演じている感覚です」。20歳とは思えぬ大人びた雰囲気も魅力だが、話すことに夢中になる姿は同世代の女子と変わらない。
「ファッションも注目です。萌絵はお嬢様なので毎回違う洋服を着ていて、ピンクのコート、オレンジのコート、赤のバッグ、オレンジの手帳…とにかく派手なものがいっぱい。プライベートではなかなか着ないアイテムも多いので、私自身も楽しんじゃっていますし、見るのも楽しいと思います」。
武井とW主演を務め、工学部建築学科の准教授・犀川創平(さいかわ・そうへい)役を演じるのは俳優の綾野剛。2人は2010年の『GOLD』以来、4年ぶりのドラマ共演となる。「今回共演できることがすごく嬉しかったです」。目を輝かす武井に綾野の印象を聞くと「『GOLD』で共演してから今までずっと観てきた役者さん。いろいろな役を演じられていて、もうどれが本当の綾野さんかわからなくて、でもそれをとても楽しそうにしている方」とにっこり。
当時16歳、まだ右も左もわからず、探りながら演技をしている中、「たくさんフォローしてくれました。私は悩むと1人で解決しようとして、それを言葉にしたりしないんですけど、それをサッと察知して言葉にしてくれるから『そうそう!それで悩んでたんです!』っていうやり取りがけっこうありました。すごく人のことを見ている方ですし、今回も撮影で『こういう風にしていきたいよね』ってどんどん提案してくれるので、『私もそう思ってました!』とか『私はこう思います!』という話をよくしています」と嬉しそうに明かす。
そこから武井は一呼吸おき「あと最近よく眠れる方法を教えてくれました」と無邪気に笑う。「私最近なかなか眠れなくて、それを相談したんです。そうしたら『月の光を浴びるのがいいよ!』って。綾野さんっぽいですよね(笑)。でも実際にやってみたんですが、眠れませんでした(笑)」。ドラマでは2人の掛け合いも見どころとなる。
主演として「スタッフさん含め、すべての人が楽しい現場だったなって思ってもらえるようにしたい」と話す武井の座長ぶり、そして優しさがかいま見えた。20歳という年齢で彼女ほど主演を務めてきた女優はいるだろうか?いたとしてもそれは極わずかであることは間違いない。芝居への飽くなき探究心が、彼女をさらなる大女優へと成長させる。(modelpress編集部)
■武井咲(たけい・えみ)プロフィール
生年月日:1993年12月25日
出身地:愛知県
血液型:A型
身長:163cm
趣味:バスケットボール・ネイル・お菓子作り
特技:バスケットボール・エレクトーン
06年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞、マルチメディア賞を受賞し、芸能界デビュー。07年から12年8月まで雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。11年にドラマ「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」(テレビ朝日系)にて初主演。14年はドラマ「戦力外捜査官」(日本テレビ系)、ドラマ「ゼロの真実~監察医・松本真央~」(テレビ朝日系)で主演。さらに11月には映画「クローバー」(11月1日公開)など話題作への出演を控える。
「もっとたくさんのものを見ないと、これより先には行けない気がする。本当は旅に出るのが一番いいと思いますが、現実的に時間がない。そうなると映画を観ることが手っとり早い。いろんな国の映画を観て、そこの文化を知る。ドキュメンタリーも観るようにしていて、最近は知らない世界の多さに驚いて、その度にすごく興味を持つようになりました」。
次に演じるのは“リケジョ”
お芝居への好奇心も高まるばかりの彼女が次に挑戦するのは、スーパー理系頭脳をもつ“リケジョ”の女子大生。10月21日スタートのフジテレビ系ドラマ『すべてがFになる』(毎週火曜 後9:00)で、莫大な資産家の家に育った世間知らずながら、抜群の瞬発力と発想力を持ち、驚異的な計算能力を有する理系女子・西之園萌絵(にしのその・もえ)を演じる。「“リケジョ”という言葉をよく聞くなとは思っていましたが、詳しくは知りませんでした」と武井。役作りのために「実際に“リケジョ”の方々にお会いしました」というが「でもイメージしていた方々とは違ったんです。見た目は他の女子大生とまったく一緒なので“リケジョ”って言われなきゃわからない(笑)。だからこそ演じるのが難しくて。さらっと言ったことが知的に見えるようにというのは意識していますが、“リケジョ”というよりは、天真爛漫な女子大生を演じている感覚です」。20歳とは思えぬ大人びた雰囲気も魅力だが、話すことに夢中になる姿は同世代の女子と変わらない。
「ファッションも注目です。萌絵はお嬢様なので毎回違う洋服を着ていて、ピンクのコート、オレンジのコート、赤のバッグ、オレンジの手帳…とにかく派手なものがいっぱい。プライベートではなかなか着ないアイテムも多いので、私自身も楽しんじゃっていますし、見るのも楽しいと思います」。
綾野剛と4年ぶりに共演
同作は天才的頭脳の持ち主の仕組んだ、解の見えない密室殺人と猟奇犯罪方程式に挑むサイエンスミステリードラマ。累計350万部の同名ベストセラー(作者:森博嗣)より、理系ミステリーという新しいジャンルを定着させた「S&Mシリーズ」を初めて映像化。「冷たい密室と博士たち」を皮切りに、一連のシリーズをそれぞれ2話完結で描く。武井とW主演を務め、工学部建築学科の准教授・犀川創平(さいかわ・そうへい)役を演じるのは俳優の綾野剛。2人は2010年の『GOLD』以来、4年ぶりのドラマ共演となる。「今回共演できることがすごく嬉しかったです」。目を輝かす武井に綾野の印象を聞くと「『GOLD』で共演してから今までずっと観てきた役者さん。いろいろな役を演じられていて、もうどれが本当の綾野さんかわからなくて、でもそれをとても楽しそうにしている方」とにっこり。
当時16歳、まだ右も左もわからず、探りながら演技をしている中、「たくさんフォローしてくれました。私は悩むと1人で解決しようとして、それを言葉にしたりしないんですけど、それをサッと察知して言葉にしてくれるから『そうそう!それで悩んでたんです!』っていうやり取りがけっこうありました。すごく人のことを見ている方ですし、今回も撮影で『こういう風にしていきたいよね』ってどんどん提案してくれるので、『私もそう思ってました!』とか『私はこう思います!』という話をよくしています」と嬉しそうに明かす。
そこから武井は一呼吸おき「あと最近よく眠れる方法を教えてくれました」と無邪気に笑う。「私最近なかなか眠れなくて、それを相談したんです。そうしたら『月の光を浴びるのがいいよ!』って。綾野さんっぽいですよね(笑)。でも実際にやってみたんですが、眠れませんでした(笑)」。ドラマでは2人の掛け合いも見どころとなる。
早見あかりとのエピソードでかいま見えた“座長ぶり”
一方で初共演となる早見あかりについても聞いてみた。早見は“人類のうちで最も神に近い”と言われる天才プログラマー・真賀田四季(まがた・しき)役を演じる。密室殺人の謎を解く鍵を握る重要な役どころ。「四季の存在って物語においてすごく重要。プレッシャーもあると思いますし、その中で4時間半のリハーサルを2日にわたってやられたともお聞きして『大丈夫かな?』って心配もしましたが、『大丈夫です!』って笑顔で言っていました。早見さん自身とても強い方だったので少し安心です。これからもっとコミュニケーションを取って、演じやすい環境を作ることができたらいいですね」。主演として「スタッフさん含め、すべての人が楽しい現場だったなって思ってもらえるようにしたい」と話す武井の座長ぶり、そして優しさがかいま見えた。20歳という年齢で彼女ほど主演を務めてきた女優はいるだろうか?いたとしてもそれは極わずかであることは間違いない。芝居への飽くなき探究心が、彼女をさらなる大女優へと成長させる。(modelpress編集部)
■武井咲(たけい・えみ)プロフィール
生年月日:1993年12月25日
出身地:愛知県
血液型:A型
身長:163cm
趣味:バスケットボール・ネイル・お菓子作り
特技:バスケットボール・エレクトーン
06年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞、マルチメディア賞を受賞し、芸能界デビュー。07年から12年8月まで雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。11年にドラマ「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」(テレビ朝日系)にて初主演。14年はドラマ「戦力外捜査官」(日本テレビ系)、ドラマ「ゼロの真実~監察医・松本真央~」(テレビ朝日系)で主演。さらに11月には映画「クローバー」(11月1日公開)など話題作への出演を控える。
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