モデルプレスのインタビューに応じた佐々木希

“女優・佐々木希”に迫る「今思うと最低だった」 モデルプレスインタビュー

2014.06.24 09:30

モデルとしてキャリアをスタートさせ、現在はドラマや映画に欠かせない“女優”として活躍する佐々木希(26)。モデルプレスではそんな彼女にインタビューを行い、彼女の“女優”としての魅力に迫った。

ホラー映画初主演に挑む

佐々木は、6月28日より公開する映画「呪怨 -終わりの始まり-」に主演。同作は、人気ホラーシリーズ「呪怨」の最新作。小学3年生の担任を務める結衣(佐々木)が、不登校を続ける生徒・佐伯俊雄の自宅に訪問したことをきっかけに恐ろしい出来事に巻き込まれるというストーリー。「呪われた家」に住まう俊雄と伽椰子の最恐親子が、登場人物に忍び寄る。

同作でホラー映画初主演を果たす佐々木は、沢尻エリカ主演のフジテレビ系連続ドラマ「ファースト・クラス」で人には言えない過去をもつ“トップモデル”という役柄を見事に演じ話題を集めたばかり。女優として着々とキャリアを積む彼女が描く“女優・佐々木希”としての未来像を語ってもらった。

人気作への抜擢…「不安もあった」

― 「呪怨」という人気シリーズの主役に抜擢されたときの率直な心境を教えて下さい。

佐々木:誰もが知っている作品なので、素直に嬉しかったです。でも、その反面ホラーが苦手なので、どういう作品になるのかなって不安もありました。

― 「呪怨」シリーズをご覧になったことは?

佐々木:実は観てないんです。これまで出演させていただいた作品は参考にしたく資料として観てましたが、今回は観れなくて…。若干言い訳ですけど、驚き方とか表情とか真似になっちゃいそうだと思って…。言い訳だけど……怖いんだもん(笑)!

― そうなんですね(笑)。実際にホラー映画に出演してみていかがでしたか?

佐々木:体が痛かったです。色んなところにぶつけたり、普段しないような動きをするので、筋肉痛になって体が動かなかったこともあったので、ホラー映画って体力がいるんだなって思いました。監督はすっごく物腰が柔らかくて優しく真面目な方なんですけど、要求が酷なんです(笑)。

(C)2014「呪怨 -終わりの始まり-」製作委員会
(C)2014「呪怨 -終わりの始まり-」製作委員会

「ほかとは違う」撮影の裏側は?

― ほかの映画やドラマの現場とは違いましたか?

佐々木:違います。ホラーだから常に緊張していてずっと肩が上がった状態で、驚いてばかりいるから常にお腹に力が入っているし…。とにかく体が固まっている状態が続いていたので、筋肉痛にもなりました。

― ホラー映画の現場では、心霊現象が起こるとよく聞きますが今回は?

佐々木:現場では特に何もなかったんですけど、金縛りにはあいました。疲れてるときになりやすいんですけど、そういうときは何かいるのかなって思います。でも、金縛りだけで霊が見えるとかはなかったです。

― では、演技の上で意識したことは?

佐々木:瞬きをしないっていうのはホラー独特の演技でしたね。でも、ずっと目を開いていると乾いて涙が出てきちゃうので、難しかったです。あとは、集中力と感情を切らさないように気をつけてました。本番前の作り込みで一気にもっていけたらいいんですけど、まだ私は経験が少ないので、一度途切れちゃうと、そこに持っていくのが大変なんです。

佐々木希

“女優・佐々木希”に迫る「今思うと最低だった」

― 今回、人気シリーズの主役に抜擢されるなどキャリアを積んでいると思いますが、そんな佐々木さんが考える自身の女優としての強みを教えて下さい。

佐々木:すっごい悩むことです。悩むことが楽しいんです。本当は、女優業は一番避けたいなって思ってた分野なんです。でも、あえてそこに覚悟を決めて自分から踏み込んだんですが、それによってすごい悩んだり落ち込んだりすることが多いからこそ先があると思っています。

― なぜ避けてきたんですか?

佐々木:お芝居はできないって思ってたからです。モデルなのに、なんでお芝居やるんだろうって気持ちでしてたから、今思うと最低だったなって思っています。

― そうだったんですね。モデルと女優業では違いますか?

佐々木:全く違う世界だと思います。モデルは切り替えの早さとかテンポの良さが大事。瞬時に服の見せるポイントを考えることがモデルの仕事。それに対して、女優業は継続して集中することが大事だと思っています。撮影期間も長いので体力もいりますし。

― なるほど。女優業を続ける上で体力作りは何をしているんですか?

佐々木:今回の現場で本当に私って体力ないんだなって感じたので、それからジムに通い始めたんです。あとは、歩いたりしています。体を変えるときだと気づかせてくれた現場でした。

― 得るものが多い現場だったんですね。

佐々木:題材は怖かったけど、本当に楽しかった!普段叫んだりすることはないので、叫び方が上手になりたいなとか、どうしたら絶望を上手く表情で表わせるかなとか、学ぶことが多かったので、すごい楽しかったです。

(C)2014「呪怨 -終わりの始まり-」製作委員会
(C)2014「呪怨 -終わりの始まり-」製作委員会

女優としての未来図は?

― 今後はどんな役柄にチャレンジしたいですか?

佐々木:冴えない女の子をやりたいです。最近までドラマでモデル役をやっていたので、今度は異なるタイプの子を。今までやったことないような役柄にチャレンジしたいです。

― ぜひ見てみたいです!その目標を叶えるために努力していることは?

佐々木:いろんな作品を観ています、あとは、日常と役柄を重ねあわせたりしています。

― 頭の中が演技のことでいっぱいなんですね。

佐々木:すっごい楽しいときとか悲しいときとか、人間ってこういう風になるんだなって考えちゃうんです。あっこれは演技に活かせるなって。

― 最後になりますが、そんな佐々木さんが考える“夢を叶える秘訣”は何ですか?

佐々木:失敗を恐れず頑張ること。失敗は成功のもとだから失敗を恐れず頑張ろうって思うし、できることは色々した方がいいなって思います。

― ありがとうございました。

モデルとしてキャリアをスタートさせた彼女は雑誌の中でカリスマ的な人気を獲得。その後、彼女の名前はテレビやスクリーンの世界でも広がっていき、今では映画やドラマで主演を張る人気女優としての地位を確立した。男女双方から愛されるビジュアルと168cmのスラリとした体躯、キュートな笑顔で多くの人の心を掴んでいる佐々木。そんな彼女が今、女優としてさらに一皮剥けようとしている。このタイミングでのホラー映画初主演という大きな挑戦は、佐々木のキャリアを語る上で外せないひとつの大きな節目になるだろう。(モデルプレス)

■映画「呪怨 -終わりの始まり-」
公開日:2014年6月28日
監督:落合正幸
佐々木希
佐々木希
出演:佐々木希、青柳翔、トリンドル玲奈、金澤美穂、高橋春織、黒島結菜ほか

小学校3年生の学級担任になった結衣(佐々木希)は、不登校の生徒・佐伯俊雄の自宅に行ってから、理解不能な現象に悩まされていた。その家ではかつて凄惨な出来事が起きており、関わった者全員が亡くなるという呪われた場所だった。結衣は吸い寄せられるように、再び佐伯家に向かうが…。

佐々木希(ささき・のぞみ)プロフィール
生年月日:1988年2月8日
出身地:秋田県
身長:168cm
血液型:AB型

2006年「プリンセスPINKY グランプリ」を受賞し芸能界入り。以降、モデルを中心に活動の幅を広げ、2009年には人気携帯小説を映画化した「天使の恋」で映画初主演。その後は女優としても活躍する。今後は、テレビ朝日系連続ドラマ「信長のシェフ」(7月開始)、フジテレビ系スペシャルドラマ「キャビンアテンダント(仮)」(7月7日放送)、テレビ朝日系スペシャルドラマ「必殺仕事人2014」(7月放送)、映画「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」(2015年初冬公開)への出演も控える。

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