Sexy Zone中島健人、意外な恋愛観を告白「自分で可哀想だなって思う」 モデルプレスインタビュー
2014.02.28 06:00
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2011年の華々しいデビュー以来、数々の話題作に出演し、俳優としても活躍するSexy Zoneの中島健人(19)。モデルプレスは今回、そんな中島にインタビューを行い、公開が迫った映画をはじめ、自身の恋愛観、今後の目標など仕事とプライベートの両面について語ってもらった。
中島は、3月7日公開の映画「銀の匙 Silver Spoon」に主演。同作は、週刊少年サンデー連載中の同名コミックを原作にした青春映画。北海道の農業高校を舞台に、酪農の現場に向き合う主人公・八軒勇吾(中島)と仲間たちの奮闘を描いている。
ジャニーズJr.時代より、正統派なルックスと王子様キャラで人気を博してきた中島だが、本作ではごく平凡な少年を好演。生まれ持った“キラキラ感”を完全に封印し、一俳優として演技力で魅せている。
中島:最初決まったときは、本当に僕がやるのかなって思ったんですけど、だんだんそれが楽しみに変わっていきました。決まったのが撮影が始まる1年くらい前だったので、早く来年の夏にならないかなって思ってました。
― 原作が大人気とあって、周りの反響も大きかったのではないですか?
中島:周りの友達は、「『銀の匙』やるんでしょ?すごいね」って言ってくれました。それほどまでにすごい作品なんだって思いましたし、ハードル上げられてるなって(笑)。でも反響があったから、周りの評判に負けたくない、その評判をさらに塗り替えられるような記録を作りたいって思えたのでよかったです。
― 普段の中島さんのイメージとは全く異なる“ごく平凡な少年”という役どころですが、ご自身との共通点はありますか?
中島:内面的な部分でいうと、センチメンタルなところが似ていますね。僕自身、感受性が強い部分があるんですけど、八軒もすべて抱え込むクセがあるというか…。そういえば自分も、誰にも言えずに葛藤して葛藤してって思い悩んでいた時期が、ジャニーズに入る前はあったなって。そういう部分って自分に似てるなって思います。過去の自分の中の引き出しに、八軒の素材がたくさんあったので、そういう部分を八軒に使いました。
― そうなんですね。内面的な部分で、共通点があったんですね。
中島:はい。でも、基本的には見習いたい部分ばっかりでした。まぁ、もうちょっと笑顔になればとは思うんですけど、知らぬ間に仲間が集まってくるし、飾らない自然なかっこよさがあるんですよね。そういうところ似たい(笑)!
― 八軒の自然なかっこよさを演じるのは難しかったですか?
中島:最初悩んだときに、原作の荒川弘先生に「どういう風に演じればいいですか?」って質問したことがあります。そのときに、「漫画のままではいかないでほしい。中島くんが出すオリジナリティを大切にしてほしい」って言われたので、そういう点に注意して演じました。ただ、あまり意識してしまうと八軒の飾らないかっこよさは、上手く表現できないだろうなって思ったので、そこもポイントにしていました。
中島:いやいや、意外と「好きだよ」とか言えないですよ(笑)。奥手です。小学校のときに、3年間思いを寄せた女の子がそのまま地方に引っ越しちゃうとかありましたもん。
― 奥手!?意外です…。
中島:コンサートとかですぐ「好きだよ」とか言っちゃうのは、そういう経験からくる自分のエゴです(笑)。映画の中で、アキに「好きだよ」って言われて、自分のことだと勘違いするシーンがあるんですけど、僕もそういう勘違いをするタイプだから、共感しちゃいましたね。自分のそういう部分可哀想だなって思うんですけど(笑)、とにかく僕は奥手で一途です!
― 恋愛観という点でも、共感できる部分が多かったんですね。
中島:はい。なので、完成した映画を観たら、原作の八軒の良さと自分の良さの両方が表現出来てたなって感じたんです。100%八軒じゃなくて、“中健”だって(笑)。
― なるほど(笑)。
中島:(笑)。でも、本当に「あっジャニーズじゃないな」って思いました。自分の作品を観てそう思ったのは、初めてでした。昨年主演させていただいた映画「BAD BOYS J」は、同じ事務所の人が多いってこともあってすごく“ジャニーズ臭”が出ていたんですけど、今回は消せたなって。
― 確かに、全く印象が違う役柄でしたよね。特に今回は、普段の中島さんのキラキラしたキャラクターともかけ離れているイメージでした。
中島:嬉しいです!そのキラキラ感を消すことから撮影が始まったので。
― そうだったんですか!?どうやってキラキラ感を消したんですか?
中島:最初のリハーサルのときは、クセでポケットに手を突っ込んで(カッコつけて)「こんばんは」って挨拶してたんです。そしたら、監督に「お前はクローズを撮影しに来たのか!?」って言われて(笑)。自分は肩幅が広いので、ポケットに手を突っ込んで立っていると、すごく強そうに見えるんですよね。なので、それを言われてからは、基本的に猫背。ストールとかおしゃれなアイテムも八軒のイメージに合わないなって思って、現場に行くときはTシャツにジーパン、スニーカーみたいなシンプルなスタイルにしていました。
― 具体的に吉田恵輔監督から指示も?
中島:そうですね、「アイドル感はなくしてくれ」って言われました。撮影中も、「今の笑顔ちょっと可愛いな~もう少し普通でいこう!」って指示をされたり、「んー今のジャニーズ!」って言われたり(笑)。こんなこと言われるのはじめてだな、ジャニーズでいることは罪なのかなって思うくらい否定されて(笑)。“100”だった自分を“0”にしたっていうのが今回の撮影では、一番大きかったです。
― 今では、すっかりキラキラ感が復活していますね。
中島:消すことより取り戻すことが、非常に大変でした。毎回プロテイン飲んで、ジム行って、本当に結構…。まず、あんまり踊ってなかったので、体が動かなくなってて、ターンとかもヒョロヒョロって。一度失ったキラキラ感っていうのは戻ってこなくて、撮影中にバラエティ番組に出たときも、オンエアを観たら「俺、こんな地味だっけ!?」ってなりました。大学の友だちから「お前今日出てる?」ってメールが来るくらい。色んな人に言われたので、今はしっかり頑張ってます(笑)。
中島:そうですね。今まで体験したことのない夏を過ごした気がします。めちゃめちゃ楽しかった!ずっと(北海道)帯広にいたので、映画1本に集中できました。何か悩みが生まれても、全部映画に関する悩みで、「そんな風に悩める自分って幸せだな」って思ってました。まぁ、オフは1日もなかったんですけどね(笑)。
― 1日も!?
中島:はい…。みんな連休でオフがあるのに自分だけ1日もなくて、「昨日の帯広のゲーセン楽しかったよね」みたいな会話についていけなかったです。寂しい思いもしましたけど、その分、撮影終わりに行ったご飯とかがすごく思い出に残ってます。
― そうだったんですね。どこに行ったことが、1番思い出に残っていますか?
中島:ボーリングです。みんな上手くて僕が1番下手だったんですけど、悔しくて全部で10ゲームしたんですよ!そしたら、最終的にはめっちゃ上手くなって、最後はみんなで泣いて帰りました。
― チームワークの良さが伺える素敵なエピソードですね。話は変わって、映画では乗馬にチャレンジしていましたね。
中島:初めてだったので、かなり練習しました。何度も足を踏まれたけど、踏まれた分だけ馬と仲良くなれた気がします。僕もセンチメンタルなんですけど、馬もセンチメンタルですっごく傷つきやすい。日頃のコミュニケーションが大事だって、ジャニー(喜多川)さんにも言われました。「馬は頭いいから気をつけなさい。YOU、しっかり優しくしなよ」って。「あー本当にYOUっていうんだな」って思いながら聞いてました(笑)。
― そこですか(笑)。
中島:まぁ、冗談はそれくらいにして(笑)、本当に馬が可愛かったんです。足が使えなくなったら、即食肉になってしまう現実を目の当たりにして、意識も変わりましたし。作品を通して、経済動物がどういうものかってことや動物と共存して生きていくってことを勉強することができました。
中島:続けたい!乗馬の仕事とかきたら万々歳です。マネージャーさんとかに結構言ってるんですけど、今のところないみたいです。2020年には東京で開催されるし、オリンピックとかかっこいいですよね!
― 目標は、オリンピック出場ですか!?
中島:リポーターや歌手として東京オリンピックに携わりながら、選手として馬術にも出場したい!リポートしてからの「僕、このあと馬術があるんです。メダルとってきます!」って言いたい!出れたら夢のようですよね、まぁ出れないけど(笑)。
― 農家も初体験でしたよね?
中島:はい。正直、農業とは疎遠だったので、最初は大丈夫かなって思ってたんですけど、実際やってみると平気でした。なので、続編とかできればまた全力でやりたいなって思います。酪農ジャニーズっていう分野もかっこいいと思いますし、北海道に牧場を持ってたら、中居(正広)くんとかに自慢できそうですよね!
― この作品からたくさんの影響を受けたんですね。
中島:そうですね。そのほかにも乗馬を体験したことで、時代劇にも出たいって思うようになりました。大好きな武田信玄や新選組の沖田総司とかやりたいです。夢が広がりました。
― 今回は、同じ事務所の方がいない現場だったと思うんですが、今までの現場と意識が違いましたか?
中島:最初はそのことをすっごく意識してました。座長なので、意識していかなくちゃいけないなって。でも、いつの間にか周りに支えられていました。みんなに支えられてるから頑張れてるんだな、つまりは良い現場なんだなって実感しましたね。みんな本当にいいメンバーだった。だから、みんな自然と役に入っていって、その世界観がプライベートにも影響してって、いいループができてました。
― とても充実していた様子が伝わってきます。では、最後に読者へ向けてメッセージをお願いします。
中島:この映画を撮っていて、経済動物って失礼な言い方だなって感じたんです。動物に対してもシビアな言い方だなって。例えば人間以上の存在がいたとして、僕達が食べられる運命だったとしたら、「おいしく頂いてください」って思うと思うんです。だから、経済動物に対して「ごめんなさい」って思うんじゃなくて、「ありがたくいただきます」って気持ちを持ってほしいなって思います。じゃないと、動物たちがすごくさみしんじゃないかなって。目の前で命が還元されていくっていうのを見て、それを真摯に考えていかなくちゃいけないし、それをみんなに伝えなくちゃいけないって感じました。子どもたちにもこの映画観てもらって、大人になったらときに「小さい頃に観た『銀の匙』って映画が僕のバイブルだよ」って言ってもらうことが目標です。そう思ってもらえる映画に仕上がっていると思うので、ぜひご覧ください。
― ありがとうございました。
常にサービス精神旺盛な中島。インタビューでは、「キラキラ感は完全に戻りましたか?」という質問に「戻りました!今かけてるメガネを外すとオチちゃいますよ」と返す“王子様”ぶりも発揮。ときおり冗談を織り交ぜ盛り上げながらも、キメるときはキメる。そんな彼が今後も世の女性を魅了し続けることは間違いないだろう。(モデルプレス)
■映画「銀の匙 Silver Spoon」
出演:中島健人、広瀬アリス、市川知宏、、黒木華、上島竜兵ほか
監督:吉田恵輔
公開:2014年3月7日
テレビアニメ化もされた荒川弘氏による同名青春コミックを実写映画化。北海道の農業高校を舞台に、個性的な学生たちが酪農の現実や実習、部活動に悪戦苦闘しながらも成長していく姿を描いていく。
<あらすじ>
進学校に通いながらも挫折し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾(中島健人)は、将来の目標や夢を抱く同級生たちに劣等感を抱き、酪農実習や部活には四苦八苦。慣れない農業高校の生活の中で悩み、戸惑いながらも、次第に自分なりの答えを見つけ始める。
■Sexy Zone・中島健人
1994年3月13日生まれの19歳。東京都出身。2011年にSexy Zoneとして1stシングル「Sexy Zone」でCDデビュー。また個人としては、ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」(2011年1月期、フジテレビ系)「生まれる。」(2011年4月期、TBS系)など数々の連続ドラマに出演。また、2013年には「劇場版BAD BOYS J ~最後に守るもの~」にて映画初主演を果たす。
ジャニーズJr.時代より、正統派なルックスと王子様キャラで人気を博してきた中島だが、本作ではごく平凡な少年を好演。生まれ持った“キラキラ感”を完全に封印し、一俳優として演技力で魅せている。
キラキラ王子・中島健人が“ごく平凡な少年”に変身
― ベストセラーへの主演が決定したときの率直な感想を教えて下さい。中島:最初決まったときは、本当に僕がやるのかなって思ったんですけど、だんだんそれが楽しみに変わっていきました。決まったのが撮影が始まる1年くらい前だったので、早く来年の夏にならないかなって思ってました。
― 原作が大人気とあって、周りの反響も大きかったのではないですか?
中島:周りの友達は、「『銀の匙』やるんでしょ?すごいね」って言ってくれました。それほどまでにすごい作品なんだって思いましたし、ハードル上げられてるなって(笑)。でも反響があったから、周りの評判に負けたくない、その評判をさらに塗り替えられるような記録を作りたいって思えたのでよかったです。
― 普段の中島さんのイメージとは全く異なる“ごく平凡な少年”という役どころですが、ご自身との共通点はありますか?
中島:内面的な部分でいうと、センチメンタルなところが似ていますね。僕自身、感受性が強い部分があるんですけど、八軒もすべて抱え込むクセがあるというか…。そういえば自分も、誰にも言えずに葛藤して葛藤してって思い悩んでいた時期が、ジャニーズに入る前はあったなって。そういう部分って自分に似てるなって思います。過去の自分の中の引き出しに、八軒の素材がたくさんあったので、そういう部分を八軒に使いました。
― そうなんですね。内面的な部分で、共通点があったんですね。
中島:はい。でも、基本的には見習いたい部分ばっかりでした。まぁ、もうちょっと笑顔になればとは思うんですけど、知らぬ間に仲間が集まってくるし、飾らない自然なかっこよさがあるんですよね。そういうところ似たい(笑)!
― 八軒の自然なかっこよさを演じるのは難しかったですか?
中島:最初悩んだときに、原作の荒川弘先生に「どういう風に演じればいいですか?」って質問したことがあります。そのときに、「漫画のままではいかないでほしい。中島くんが出すオリジナリティを大切にしてほしい」って言われたので、そういう点に注意して演じました。ただ、あまり意識してしまうと八軒の飾らないかっこよさは、上手く表現できないだろうなって思ったので、そこもポイントにしていました。
意外な恋愛観を告白…過去の恋愛も語る
― 深いですね。八軒は、広瀬アリスさん演じるヒロインのアキになかなか思いを伝えることができない奥手な役柄ですが、“ラブホリ王子”と呼ばれている中島さんにとってはもどかしかったんじゃないですか?中島:いやいや、意外と「好きだよ」とか言えないですよ(笑)。奥手です。小学校のときに、3年間思いを寄せた女の子がそのまま地方に引っ越しちゃうとかありましたもん。
― 奥手!?意外です…。
中島:コンサートとかですぐ「好きだよ」とか言っちゃうのは、そういう経験からくる自分のエゴです(笑)。映画の中で、アキに「好きだよ」って言われて、自分のことだと勘違いするシーンがあるんですけど、僕もそういう勘違いをするタイプだから、共感しちゃいましたね。自分のそういう部分可哀想だなって思うんですけど(笑)、とにかく僕は奥手で一途です!
― 恋愛観という点でも、共感できる部分が多かったんですね。
中島:はい。なので、完成した映画を観たら、原作の八軒の良さと自分の良さの両方が表現出来てたなって感じたんです。100%八軒じゃなくて、“中健”だって(笑)。
― なるほど(笑)。
中島:(笑)。でも、本当に「あっジャニーズじゃないな」って思いました。自分の作品を観てそう思ったのは、初めてでした。昨年主演させていただいた映画「BAD BOYS J」は、同じ事務所の人が多いってこともあってすごく“ジャニーズ臭”が出ていたんですけど、今回は消せたなって。
― 確かに、全く印象が違う役柄でしたよね。特に今回は、普段の中島さんのキラキラしたキャラクターともかけ離れているイメージでした。
中島:嬉しいです!そのキラキラ感を消すことから撮影が始まったので。
― そうだったんですか!?どうやってキラキラ感を消したんですか?
中島:最初のリハーサルのときは、クセでポケットに手を突っ込んで(カッコつけて)「こんばんは」って挨拶してたんです。そしたら、監督に「お前はクローズを撮影しに来たのか!?」って言われて(笑)。自分は肩幅が広いので、ポケットに手を突っ込んで立っていると、すごく強そうに見えるんですよね。なので、それを言われてからは、基本的に猫背。ストールとかおしゃれなアイテムも八軒のイメージに合わないなって思って、現場に行くときはTシャツにジーパン、スニーカーみたいなシンプルなスタイルにしていました。
― 具体的に吉田恵輔監督から指示も?
中島:そうですね、「アイドル感はなくしてくれ」って言われました。撮影中も、「今の笑顔ちょっと可愛いな~もう少し普通でいこう!」って指示をされたり、「んー今のジャニーズ!」って言われたり(笑)。こんなこと言われるのはじめてだな、ジャニーズでいることは罪なのかなって思うくらい否定されて(笑)。“100”だった自分を“0”にしたっていうのが今回の撮影では、一番大きかったです。
― 今では、すっかりキラキラ感が復活していますね。
中島:消すことより取り戻すことが、非常に大変でした。毎回プロテイン飲んで、ジム行って、本当に結構…。まず、あんまり踊ってなかったので、体が動かなくなってて、ターンとかもヒョロヒョロって。一度失ったキラキラ感っていうのは戻ってこなくて、撮影中にバラエティ番組に出たときも、オンエアを観たら「俺、こんな地味だっけ!?」ってなりました。大学の友だちから「お前今日出てる?」ってメールが来るくらい。色んな人に言われたので、今はしっかり頑張ってます(笑)。
「最後はみんなで泣いて帰りました」
― 大変だった様子が伝わってきました(笑)。でもそれだけ、充実した日々を過ごしていたってことですよね。
中島:そうですね。今まで体験したことのない夏を過ごした気がします。めちゃめちゃ楽しかった!ずっと(北海道)帯広にいたので、映画1本に集中できました。何か悩みが生まれても、全部映画に関する悩みで、「そんな風に悩める自分って幸せだな」って思ってました。まぁ、オフは1日もなかったんですけどね(笑)。
― 1日も!?
中島:はい…。みんな連休でオフがあるのに自分だけ1日もなくて、「昨日の帯広のゲーセン楽しかったよね」みたいな会話についていけなかったです。寂しい思いもしましたけど、その分、撮影終わりに行ったご飯とかがすごく思い出に残ってます。
― そうだったんですね。どこに行ったことが、1番思い出に残っていますか?
中島:ボーリングです。みんな上手くて僕が1番下手だったんですけど、悔しくて全部で10ゲームしたんですよ!そしたら、最終的にはめっちゃ上手くなって、最後はみんなで泣いて帰りました。
― チームワークの良さが伺える素敵なエピソードですね。話は変わって、映画では乗馬にチャレンジしていましたね。
中島:初めてだったので、かなり練習しました。何度も足を踏まれたけど、踏まれた分だけ馬と仲良くなれた気がします。僕もセンチメンタルなんですけど、馬もセンチメンタルですっごく傷つきやすい。日頃のコミュニケーションが大事だって、ジャニー(喜多川)さんにも言われました。「馬は頭いいから気をつけなさい。YOU、しっかり優しくしなよ」って。「あー本当にYOUっていうんだな」って思いながら聞いてました(笑)。
― そこですか(笑)。
中島:まぁ、冗談はそれくらいにして(笑)、本当に馬が可愛かったんです。足が使えなくなったら、即食肉になってしまう現実を目の当たりにして、意識も変わりましたし。作品を通して、経済動物がどういうものかってことや動物と共存して生きていくってことを勉強することができました。
新たな夢を手に入れる
― 普通に生活していたら、なかなか触れることのない現実ですよね。乗馬は今後も続けていく予定ですか?中島:続けたい!乗馬の仕事とかきたら万々歳です。マネージャーさんとかに結構言ってるんですけど、今のところないみたいです。2020年には東京で開催されるし、オリンピックとかかっこいいですよね!
― 目標は、オリンピック出場ですか!?
中島:リポーターや歌手として東京オリンピックに携わりながら、選手として馬術にも出場したい!リポートしてからの「僕、このあと馬術があるんです。メダルとってきます!」って言いたい!出れたら夢のようですよね、まぁ出れないけど(笑)。
― 農家も初体験でしたよね?
中島:はい。正直、農業とは疎遠だったので、最初は大丈夫かなって思ってたんですけど、実際やってみると平気でした。なので、続編とかできればまた全力でやりたいなって思います。酪農ジャニーズっていう分野もかっこいいと思いますし、北海道に牧場を持ってたら、中居(正広)くんとかに自慢できそうですよね!
― この作品からたくさんの影響を受けたんですね。
中島:そうですね。そのほかにも乗馬を体験したことで、時代劇にも出たいって思うようになりました。大好きな武田信玄や新選組の沖田総司とかやりたいです。夢が広がりました。
― 今回は、同じ事務所の方がいない現場だったと思うんですが、今までの現場と意識が違いましたか?
中島:最初はそのことをすっごく意識してました。座長なので、意識していかなくちゃいけないなって。でも、いつの間にか周りに支えられていました。みんなに支えられてるから頑張れてるんだな、つまりは良い現場なんだなって実感しましたね。みんな本当にいいメンバーだった。だから、みんな自然と役に入っていって、その世界観がプライベートにも影響してって、いいループができてました。
― とても充実していた様子が伝わってきます。では、最後に読者へ向けてメッセージをお願いします。
中島:この映画を撮っていて、経済動物って失礼な言い方だなって感じたんです。動物に対してもシビアな言い方だなって。例えば人間以上の存在がいたとして、僕達が食べられる運命だったとしたら、「おいしく頂いてください」って思うと思うんです。だから、経済動物に対して「ごめんなさい」って思うんじゃなくて、「ありがたくいただきます」って気持ちを持ってほしいなって思います。じゃないと、動物たちがすごくさみしんじゃないかなって。目の前で命が還元されていくっていうのを見て、それを真摯に考えていかなくちゃいけないし、それをみんなに伝えなくちゃいけないって感じました。子どもたちにもこの映画観てもらって、大人になったらときに「小さい頃に観た『銀の匙』って映画が僕のバイブルだよ」って言ってもらうことが目標です。そう思ってもらえる映画に仕上がっていると思うので、ぜひご覧ください。
― ありがとうございました。
常にサービス精神旺盛な中島。インタビューでは、「キラキラ感は完全に戻りましたか?」という質問に「戻りました!今かけてるメガネを外すとオチちゃいますよ」と返す“王子様”ぶりも発揮。ときおり冗談を織り交ぜ盛り上げながらも、キメるときはキメる。そんな彼が今後も世の女性を魅了し続けることは間違いないだろう。(モデルプレス)
■映画「銀の匙 Silver Spoon」
出演:中島健人、広瀬アリス、市川知宏、、黒木華、上島竜兵ほか
監督:吉田恵輔
公開:2014年3月7日
テレビアニメ化もされた荒川弘氏による同名青春コミックを実写映画化。北海道の農業高校を舞台に、個性的な学生たちが酪農の現実や実習、部活動に悪戦苦闘しながらも成長していく姿を描いていく。
<あらすじ>
進学校に通いながらも挫折し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾(中島健人)は、将来の目標や夢を抱く同級生たちに劣等感を抱き、酪農実習や部活には四苦八苦。慣れない農業高校の生活の中で悩み、戸惑いながらも、次第に自分なりの答えを見つけ始める。
■Sexy Zone・中島健人
1994年3月13日生まれの19歳。東京都出身。2011年にSexy Zoneとして1stシングル「Sexy Zone」でCDデビュー。また個人としては、ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」(2011年1月期、フジテレビ系)「生まれる。」(2011年4月期、TBS系)など数々の連続ドラマに出演。また、2013年には「劇場版BAD BOYS J ~最後に守るもの~」にて映画初主演を果たす。
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