「最高の教師」「イグナイト」で話題・藤崎ゆみあ、仲村トオルを見て学んだ撮影現場での姿「全員の空気が整っていくのを感じました」挫折時に救われた先輩俳優の行動とは?
2025.08.08 17:00
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女優の藤崎ゆみあ(ふじさき・ゆみあ/17※「崎」は正式には「たつさき」)にモデルプレスがインタビュー。ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(TBS系/2025年)撮影現場で俳優の仲村トオルに感銘を受けた出来事や、悲しみを乗り越えた方法について語ってもらった。
「最高の教師」「イグナイト」などで注目の女優・藤崎ゆみあとは?
藤崎は『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系/2023年)でテレビドラマ初出演を果たし、冒頭のシーンで意味深にクローズアップされた女子高校生役として注目を集めた。以降、2024年には「第102回全国高校サッカー選手権大会」19代目応援マネージャーを務め、2025年には『イグナイト -法の無法者-』に出演するなど、活躍の幅を広げている。8月10日放送のNHKドラマ『照子と瑠衣』(BS・BSP4K/毎週日曜よる10時~)第8話では長崎県の女子高生・由奈役として出演しているほか、8月8日にはファースト写真集の発売が発表され、話題となっている。
藤崎ゆみあ、上京時に感じた寂しさ
― 『照子と瑠衣』第8話では、東京の大学に受かったが長崎に残る彼氏と離れても良いのか進路に悩む女子高校生・由奈を演じられていますが、自身と重なる部分はありましたか?藤崎:私も広島から上京しているので、由奈のように「このまま前に進んで、本当に大丈夫なのか」と迷う気持ちはよく理解できました。ただ真っ直ぐ夢に向かって進みたい気持ちと、大切な人たちとの別れの間で揺れた自分の経験が、由奈を演じる上で自然と重なりました。でも、似た経験をしたからこそ、分かったつもりにならず、由奈の言葉や行動の奥にある想いを1つ1つ汲み取り、大切にして演じたいと思いました。
― 高校生で上京されたとのことで、広島の友達や家族と離れるときの印象に残っているエピソードはありますか?
藤崎:上京する日、友達と一緒に駅まで歩いて向かいました。そのときはまだ実感があまりなく、ただいつも通りの1日だと思っていたのですが、歩く内に「今過ごしているこの時間がここでしか味わえない大切なものなんだ」と気づき、今までになかった寂しさを感じました。また、何人かの友達がサプライズで見送りに来てくれて、「頑張ってね」「またすぐ遊ぼうね」と言ってくれた何気ない会話が今でも私の宝物です。
藤崎ゆみあ、撮影現場で学んだ仲村トオルの振る舞い
― 『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でテレビドラマ初出演後、『イグナイト -法の無法者-』に出演されるなど、様々な作品で経験を積まれていますが、共演者の方を見て学んだりアドバイスされたりしたことで、今回の『照子と瑠衣』に活きたことはありますか?藤崎:どの現場でも皆さんのコミュニケーションの取り方はいつも着眼して見るようにしています。時間が限られている撮影現場の中で、どういう立ち振る舞いをしているのか、どう現場を和ませているのかなどです。
先日、『イグナイト -法の無法者-』で共演させていただいた仲村トオルさんが、セットで作られた小物などのことを美術さんに「これ、いいね」と声をかけていたり、スタッフのみなさんにも敬意を払っていました。現場にいる全員の空気が整っていくのを感じました。そうした姿に刺激を受けて、今回の『照子と瑠衣』の撮影現場では、自分から積極的に声をかけてみたり、少しずつでも自発的に動くよう心がけました。
藤崎ゆみあ、感銘を受けた作品明かす
― ファースト写真集が発売されるとのことで、こだわったカットや撮影の思い出を教えてください。藤崎:写真集の撮影では、ギリシャに行かせていただきました。目的地のアテネやメテオラまでは、電車を乗り継いで向かいました。まるで修学旅行みたいに、地図を見たり、現地の方に道を尋ねたりしながら目的地を目指しました。そんな何気ない時間さえも、どれも新鮮で、心に残っています。ギリシャの風景や光ももちろんですが、その場にいた人たちとの小さなやり取り、知らない土地で感じた高揚感などがどのページにも詰まっていると思います。そのような“旅の途中”にある温度までも残せるよう、こだわりました。
― 今後の女優としての目標を教えてください。2023年の「高校サッカー応援マネージャー就任発表」では映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』が俳優業を目指すときっかけとなったとおっしゃっていましたが、新たに感銘を受けた作品や女優さんはいますか?
藤崎:私の女優としての目標は、映像を通じて人の心を動かし、誰かの日常にそっと光を届ける存在になることです。最近、特に印象に残っている作品は映画『ソウルメイト』(2024年)です。作品の中で描かれる2人の少女の関係は、ただの友情でも恋愛でもない、名前のつけられない特別な想いがあり、その関係性がとても繊細に、美しく描かれていました。それらを視線のゆらぎや、2人の絶妙な距離感など、言葉ではない部分で語られる部分にとても惹かれました。
藤崎ゆみあの悲しみを乗り越えた方法
― これまでの人生で壁にぶつかったこともあったと思います。そのときに「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。藤崎:どの作品でも、自分が思うようにできなくて、監督の思いに自分の力で応えられなかった瞬間がとても悔しいです。「自分が誰よりも演じる役のことを理解したいのに、上手くいかない…」と感じたある現場で、私が悩んでいるとき、先輩俳優さんが静かに背中をさすってくれました。その後も、私が上手くいくまで何度もお芝居に付き合っていただきました。その優しさが、本当にありがたくて、心に沁みました。
この経験を通して、自分だけの力を信じるのではなく、人を頼ること、教えてもらうこと、それらを素直にまっすぐ言うことの大切さを改めて感じました。「素直になる」ことは簡単ではないけれど、私を信じて託してくれている人たちの想いを信じて行動したいと考えています。
藤崎ゆみあの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には夢を追いかけている方もたくさんいます。そういった方に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。藤崎:「感謝を行動に変えること」だと思います。私にも、まだまだ叶えたい夢がたくさんあります。でもその道のりには、やっぱり苦しいことの方が多い。そんなときに手を差し伸べてくれた人の言葉や支えには、絶対に応えたいと心から思っています。ただ「ありがとうございます」と言葉にするだけではなくて、その感謝を次の挑戦へぶつける。行動で返す。そうしていくことで自分がなりたい自分にどんどん近づけていける気がしています。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
藤崎ゆみあ(ふじさき・ゆみあ)プロフィール
2008年生まれ、広島県出身。2023年より芸能活動を開始し、藤井道人監督によるNetflix映画『パレード』(2024年)でデビュー。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系/2023年)でテレビドラマ初出演を果たす。2024年には第102回全国高校サッカー選手権大会19代目応援マネージャーを務めた。その他の出演作は映画『カフネの祈り』(2024年)、ドラマ『藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ シーズン3』(NHK/2025年)、『イグナイト -法の無法者-』(TBS系/2025年)、「照子と瑠衣」(NHK/2025年)など。公式Instagram:@yumia_fujisaki
公式X:@FujisakiYumia
【Not Sponsored 記事】
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