吉沢亮、朝ドラ「ばけばけ」英語セリフが「難しくて絶望しております(笑)」“秀才教師”錦織さんの役作り【インタビュー前編】
2025.10.24 08:15
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2025年後期連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか※土曜は1週間の振り返り)に錦織友一役として出演する吉沢亮(よしざわ・りょう/31)にインタビュー。「難しくて絶望しております(笑)」と赤裸々に明かした英語のセリフや、役柄について語った。【前編】
高石あかりヒロイン連続テレビ小説「ばけばけ」
朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツと外国人の夫・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。吉沢が演じる錦織は、松江の偉人・西田千太郎がモデル。ヒロイン・松野トキ(高石あかり※「高」は正式には「はしごだか」)とトキの夫・ヘブン(トミー・バストウ)の人生に大きな影響を与える人物だ。松江中学で英語教師を務め、外国人教師として松江にやってきたヘブンを公私でサポートし、トキとも奇妙な縁で知り合い深く関わっていくという役どころとなっている。
吉沢亮、“秀才”演じる際の意識明かす
― 台本の印象を教えてください。吉沢:台本は、特に言葉の掛け合いが面白いと感じました。また、錦織友一は西田千太郎さんという実在の人物をベースにしています。その方の歴史についても資料を読ませていただいたのですが、すごく魅力的な方だと感じて、ぜひこの役をやってみたいと思いました。
― 松江の秀才と言われた錦織友一という役についてはどう感じましたか?
吉沢:オファーをいただいたとき、秀才という部分にはあまりピンと来なかったのですが、台本を読んでみると、思った以上に英語のセリフが多くてびっくりしました。こんなに英語を喋る役だとは思っていなかったので。最初は月に2・3回撮影の時もあると聞いていたのですが、気づけば月の半分を大阪で過ごしています(笑)。「あれ?」と思いつつ、頑張って英語のセリフを覚えています!
― 演じる時には、“秀才感”を意識していますか?
吉沢:第4週は特に意識しています。東京に出てきたばかりで、自分たちで日本を動かして変えていくという心意気が強い時期で、自分が秀才であるという自負もあるので。生い立ちも恵まれておらず、自分の力で世界を変えていく志を描いたのが第4週だったので、“秀才感”を意識していました。第5週からは、ヘブン先生に振り回されている男なので、“秀才感”よりもドタバタ感を意識しています。
吉沢亮、英語は「難しくて絶望」苦労明かす
― 英語のセリフもある難しい役柄だと思いますが、本作の出演の決め手はありますか?吉沢:今回の制作統括の橋爪さん(橋爪國臣)や演出の村橋さん(村橋直樹)は、僕が以前出演した大河ドラマ「青天を衝け」でご一緒させていただいて、またそのチームからお声をいただいたので、ありがたく感じています。また、英語をかなり喋る役ということで、以前から「英語を学んでみたい」という思いが自分の中にぼんやりとあったので、「これは良い機会かもしれない!」と思い挑戦することにしました。でも、思った以上に英語が難しくて絶望しております(笑)。
― そんなに難しいんですね…。英語のセリフで心がけていることがありましたら教えてください。
吉沢:僕が演じる錦織は、大磐石と呼ばれるくらい秀才な人物なので、英語のセリフについては観ている人に違和感を与えないような発音を心がけています。ネイティブのような完璧な発音を目指しているわけではありませんが、練習している感が出ないよう意識して、週に2~3回ほど英語の先生のレッスンを受けて準備しました。完成した第5週を観たトミーさんからは「完璧だった」とお墨付きをもらえたので、なんとか形にはなっていると思います。また、明治時代の人たちは日本語を話している中で英語の単語が突然出てくることがあったという話を聞きました。その距離感が今の英語との使い方とは全く違い、演じているとコメディっぽくなってしまうこともあって。例えば、急に「イッツ、サプライズ!」と言うシーンがあるのですが、そのセリフをいかに真面目に言えるかを必死に頑張っています!
― 英語のセリフで苦戦していることは?
吉沢:英語のセリフを喋ること自体は、覚えることさえできれば難しくはないのですが、そこに感情を乗せてセリフとして喋るテンション感が難しいです。また、錦織としてキャラクターが話す英語と、通訳としての英語の使い分けもあるので、そこのテンションの違いは意識しながら演じつつもなかなか難しいなと思いながらやっています。
― どのくらいの期間、勉強されましたか?
吉沢:去年の12月くらいから始めたので、4ヶ月くらいの期間勉強しました。撮影が始まってからは、頻繁にレッスンできていませんが暇があれば先生に確認していただくことは今でも継続しています。
― 長期間のレッスンを経て、吉沢さん的に英語の上達ぶりはいかがですか?
吉沢:これがびっくりするぐらいなくて(笑)。もっと喋れるようになるかと思っていましたが、全然喋れないです(笑)。
★後編に続く!
(modelpress編集部)
吉沢亮(よしざわ・りょう)プロフィール
1994年2月1日生まれ、東京都出身。2019年「キングダム」で第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。2019年には連続テレビ小説「なつぞら」で朝ドラ初出演を果たし、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では主演を務めた。近年の主な出演作は「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-」(2023年)、「キングダム 大将軍の帰還」「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024年)、「ババンババンバンバンパイア」(2025年)、「国宝」(2025年)など。
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