コンビニ4社カフェラテ比較! フワフワ甘いラテの飲み比べ&マシン情報もアップデート【2024冬】
寒くなると、温かくてホッとする飲み物が恋しくなりますね。今回はコンビニ4社の「カフェラテ」の飲み比べを行いました。使用しているコーヒーマシンについても紹介します。
冬は「カフェラテ」が恋しくなる! コンビニ4社のカフェラテ飲み比べ
いよいよ本格的に寒くなってきて、温かい飲み物が恋しくなる季節です。温かくて、甘くてまろやかなコンビニコーヒーといえば、やはり「カフェラテ」でしょうか。冬の寒い朝にカフェラテの白い泡を見ると、なんだかホッとした気持ちになります。
そこで今回は、コンビニ大手3社にJR東日本の駅ナカコンビニ「NewDays」を加え、4社のカフェラテの飲み比べを行いました。コンビニコーヒーの飲み比べは2年ぶりなので、念のため、コーヒーマシンについても確認してみました。
【NewDays】駅ナカでも本格カフェラテ
「NewDays」はJR東日本のグループ企業、JR東日本クロスステーションが運営するコンビニで、「EKI na CAFE」というブランド名で飲料やパン、スイーツなどを販売しています。
2024年9月にはカウンターコーヒーのリニューアルが行われ、コーヒーもカフェラテもキリマンジャロブレンドが使用されています。
コーヒーマシンは2018年春に発売されたサンデン・リテールシステムの「CRYSTA II」を使用しています。デイリーヤマザキで使用している、同社製「CSS-1」の後継機でしょうか。
NewDays ホットカフェラテ レギュラー(税込180円)
カフェラテの見た目としては、フォームミルクの泡がきめ細かいという印象を受けました。飲んでみると、キリマンジャロを使っているからでしょうか、喉を通った後にもしっかりコーヒーの味わいが残ります。通勤・通学の合間、リラックスしたいときにおすすめです。
【ファミリーマート】カフェラテでもガツンとくるコーヒー感
ファミリーマートのコーヒーは、2017年のコーヒー&ラテ飲み比べ企画のときにも「働く男のためのエスプレッソ」と紹介しましたが、現在もその傾向は続いています。また、10月下旬からはモカブレンドコーヒーがリニューアルされています。
コーヒーマシンは2022年のアイスコーヒー飲み比べ企画のときと変わらず、サンデン・リテールシステムと共同開発したマシンです。これを業務用汎用機として販売したのがNewDaysで使用している「CRYSTA II」なんでしょうね。
ファミリーマート カフェラテM(税込180円)
カフェラテはもともとミルク感が強い飲み物ですが、コーヒーの味わいがガツンとくるのはファミリーマートならではだと思います。今回の4社の中ではコーヒー感は1番ありますが、後味はスッキリしているので、仕事中に気分転換として飲むのには最適でしょう。
【セブン-イレブン】コーヒーもミルクも濃いカフェラテ
コンビニにおけるセルフドリップ式コーヒーのはしりでもある「セブンカフェ」は、この10月に「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞2024」を受賞。この賞は、「これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなどを表彰する」ものだそうです。
コーヒーマシンは店頭でおなじみの富士電機製オリジナルマシンですが、メニュー、ホット/アイス、容器サイズを自動で検知するコーヒーマシンがあったことに今さらながら気付きました。このタイプは2018年秋には登場していたようです。
画像の右側がその自動検知マシン。選択用ボタンはなく、カフェラテのカップを置いたあと、タッチパネル画面にはスタートボタンしか表示されませんでした。しかもコーヒーが入るとき、画像のようにカップが自動的に奥に少し傾くようになっていました。
ウォーターサーバーに紙コップをセットするときのように、「カップは垂直に置かなければならないもの」と思い込んでいた筆者は、「もしかしたらカップのセットにミスったのではないか!?」と少々慌てました。
セブン-イレブン ホットカフェラテR(税込190.08円)
セブンカフェのカフェラテは、「特濃リッチミルク」という北海道産牛乳、生クリーム、バターミルクを原料としたカフェラテ専用ミルクを採用しています。このミルクは「濃厚な味わい」「後味スッキリ」「豊かな香り・コク」を実現していて、セブンカフェのコーヒーのおいしさを最大限に活かす専用ミルクだそう。
セブン-イレブンのコーヒーについては、2017年の飲み比べ企画のときにも「濃いめの喫茶店風コーヒー」と表現していますが、そのイメージは今回のカフェラテでも同じでした。コーヒー感は強めですが、前述の特濃リッチミルクを使用したことにより、コーヒーもミルクも濃くて、しっかりとした味わいになっています。
コーヒーが濃い分、量が少なくても満足感は高いので、カップが他社と比較して小さめになっているのでしょうか。
【ローソン】濃さもサイズもお気に召すまま!
最後はローソンです。2024年5月から、コーヒーとカフェラテの「濃さ」を選べるようになりました。カフェラテの場合、濃いめは「ビターな味わい」、ふつうは「バランス◎」、軽めは「ミルク感豊か」という表現になっています。
直近では、12月10日から「冬限定ブレンド」が登場。冬に生産される牛乳の乳脂肪分は高めになるので、「まろやかでコクのある味わい」がより楽しめるようにとコーヒーの焙煎時間を調整しているそうです。
コーヒーマシンは2022年のアイスコーヒー飲み比べ企画のときと同じく、メリタの「カフィーナXT6」です。コンビニコーヒー登場直後は、海外ブランドのコーヒーマシンを使用していたチェーンが多かったのですが、現在では大手コンビニだとローソンのみでしょうか。
ローソン「マチカフェ」の特徴はセルフサービスではなく、社内資格「ファンタジスタ」を持ったスタッフ(黒エプロン着用)が対面接客でコーヒーを提供してくれる点です。
それが売りではあるものの、実際にはセルフサービスでコーヒーが入れられる店舗も存在します。画像のマシンも、カウンターの内側(スタッフ側)ではなく、外側(お客さま側)を向いて設置されていました。
ローソン カフェラテM(税込210円)
今回試飲したカフェラテは、濃さは「ふつう」を選択し、セルフではなく店舗スタッフに入れてもらいました。
コーヒー感はやや強めですが、ミルクとコーヒーが相互に引き立てている印象でした。ふつうの濃さでも他社と比較すると苦味が少ないのは、ローソンが若者をメインターゲットとしているからでしょうか。
ローソン メガホットカフェラテ(税込340円)
もう1つの特徴として、ローソンはカップに「メガサイズ」があることです。他のコンビニチェーンだと、一般的にはMサイズ(レギュラー)とLサイズ(ラージ)の2サイズのみですが、メガサイズがあるのは、やはりボリュームを求める若者層にアピールするためでしょうか。
こちらは「軽め」の濃さを選んでみました。たくさんのフォームミルクで、まるで牛乳に少しコーヒーを垂らしたような味わいになっていました。コーヒーを味わうというよりも、ミルクのフワフワ感を楽しみたい人におすすめです。
4社のカフェラテ比較! ぜひ飲み比べて楽しんで
以上、2024年冬のコンビニのカフェラテ飲み比べ企画をお送りしました。ミルクの甘さ、そこに加わるコーヒーの苦味とコクが愛おしくなる季節です。皆さんもこの冬は、お好みのカフェラテを探してみてはいかがでしょうか。
<参考>
NewDays(JR東日本クロスステーション)「EKI na CAFE」
ファミリーマート「ファミマカフェ」
セブン-イレブン「セブンカフェ」
ローソン「マチカフェ」
子どもの頃に食べた「懐かしのあの味」から現代のコンビニ商品まで、幅広く実食しているコレクター。約2万1000本のジュース缶を所蔵する清涼飲料史研究家。
執筆者:久須美 雅士(コンビニグルメガイド)
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