ジブリ「猫の恩返し」に登場する焼き菓子がかわいすぎる…聖地巡礼で話題に

ときめくモノには理由がある。Sheage編集部が毎月、今心ときめくモノをpickup！今月は「二度見しちゃう！表情が愛くるしい焼き菓子」をテーマに、表情につい見とれてしまう焼き菓子をご紹介。第六弾は、あの映画に出てくるかわいいクッキー。高円寺「MYNT（ミント）」の「おさかなクッキー」です。

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映画に出てくるお菓子が現実に現れた！「おさかなクッキー」

大きな丸い目が印象的で、パクパクと口を動かしているような魚の形のクッキー。ジブリアニメのファンの方なら、どこのものかピンと来ているかもしれません。

こちらは、東京・高円寺にある「cake & café MYNT（ミント、以下MYNT）」の「おさかなクッキー」。映画『猫の恩返し』に登場するクッキーをモチーフとしたクッキーなのです。

『猫の恩返し』の冒頭に、MYNTのお店が登場します。店主の松崎さんにお話を伺ったところ、そのことはお客さんから聞いて初めて知ったのだとか。実際に映画を観て、森田宏幸監督への感謝と、作中に登場するお菓子を現実世界にという想いで、おさかなクッキーを作り始めたそうです。

持っていてワクワクする、プレゼントのようなパッケージ

プレゼントのようなリボンと持ち手が付いたボックスは、小さな子どもが持って歩いていたらかわいいのでは？というものをデザインしたそう。リボンは赤のほかに、緑・水色・ピンクなどを選べ、贈る人のイメージに合ったものや自分の好きな色にすることができます。中のクッキーは個包装なので配りやすく、少しずつ食べてもサクサク感が持続するのがうれしいですね。

猫のクッキーのおまけ付き。香ばしく素朴なクッキー

おさかなたちを全部出してみると、一つひとつちょっとずつ違う顔をしていて、手作りならではの個性が感じられます。おまけに猫の形のクッキーも入っていていて、『猫の恩返し』好きの心をつかんで離しません。

こんがりとした焼き色のクッキーは、期待どおりのサクッと香ばしい生地から、バターの風味が広がります。ちょうどよい甘さの素朴な味わいで、映画に登場するハルがパクパクと食べていたように、何枚でも食べられてしまいそうなおいしさ。

食べてみたいけれど、遠くに住んでいて買いに行けない…という人でも大丈夫。電話で注文を受け付けているそうで、お取り寄せが可能です。

おさかなクッキー
3枚入り　440円（税込）
6枚入り　800円（税込）
8枚入り　1,050円（税込）
10枚入り　1300円（税込）
※写真は8枚入りです

ラベルシールにも映画とのつながりが潜んでいます

箱の話に戻りますが、魚が描かれたラベルに目が行った方も多いのではないでしょうか？「おさかなクッキー」の文字や、見上げている猫のイラストもかわいいですよね。実は森田監督がデザインしたものをプリントしたもので、ラベルシールを購入することもできます。

おさかなクッキーシール（大2枚・小8枚）
330円（税込）

店内には森田監督の直筆イラストとメッセージも飾られています。店主の松崎さんの「来てくださったジブリファンの方やお客さんに喜んでもらえるようにしたい」との想いに、監督が応えてくださったのだそう。お店を訪れたら、映画が好きな方は見逃せないポイントのひとつです。

地元・遠方問わず多くのファンに愛される温かなお店

こちらが、映画に登場するMYNTのお店です。ミントカラーの「手作りケーキ」の看板や、螺旋状の階段などがそっくり！

実はこちらは、高円寺の街の路地にある旧店舗。現在は使用されていませんが、お店が継続して所有しそのまま残してくれているため、映画の聖地として巡ることができるようになっています。

10年ほど前に移転した現在の店舗は、旧店舗からすぐ近くの大通り沿いに。旧店舗と同じく「手作りケーキ」と書いた看板と緑色の庇、そして入口のおさかなマークのシートが目印です。

窓辺にはおさかなクッキーのボックスや猫のおもちゃなどがズラリと並んでいて、『猫の恩返し』ファンたちは「ここだ！」と引き寄せられるはずです。

お店に入ると、ショーケースには手作りの美味しそうなケーキが、窓際にはおさかなクッキーがほかの焼き菓子と共に並んでいます。奥にはカフェスペースもあり、ケーキと一緒にコーヒーや紅茶を味わうこともできます。

編集部スタッフが訪れたときは、長年通われているという常連のお客さんがお茶をされていて、「ほかにはない居心地のいいお店」とおっしゃっていました。一方松崎さんは、「近所の方に支えられてます」と語ります。お店とお客さんが相思相愛のアットホームな雰囲気に、「近所だったら通いたい…！」と思いました。

店内には、表紙に「Haru Yuki Note」と書かれたA4サイズのノートも。全国各地からこのお店を訪れたジブリファンの方々が寄せ書きをするノートです。現在すでに4冊目になっており、中にはメッセージやイラストがぎっしり。このお店を訪れた方々の温かい想いが伝わってきます。それと同時に、地域の方からも、遠方からやってくる人たちからも大切にされている素敵なお店なのだと改めて感じました。

ぜひあなたも、ケーキやお茶を楽しみに訪れてみてください。もちろん、お土産にはおさかなクッキーを忘れずに。映画が好きな方へのギフトにすれば、喜ばれること間違いなしです。

※店主の松崎さんの「崎」の字は正しくはたつさきです。

年間1000ブランド以上を取り上げるSheage編集部が毎月「心ときめくビジュアルのもの 」を選ぶ「#Sheage編集部セレクション 」。
今月は「二度見しちゃう！表情が愛くるしい焼き菓子」をテーマに、思わず見入ってしまうかわいいお菓子たちをセレクト。
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writer / Sheage編集部　photo / Sheage編集部

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