

名物「ラザニア」は必食! イタリア歴10年のシェフによるマルケ州料理がおいしい、赤坂『aniko』
2020.01.31 18:00

知られざるグルメタウン「イタリア・マルケ州」の料理を楽しめる一軒

そんなマルケ料理を楽しめる店『aniko(アニコ)』が2019年10月、赤坂にオープンした。

「家に招かれたようにくつろいで、料理を楽しんで欲しい」


10年じっくりイタリアで腕を磨いた井関シェフ

特にマルケ州では、ミシュラン2つ星のレストラン『マドンニーナ・デル・ペスカトーレ』にて、日本人初のメインシェフに抜擢されるほどに活躍。人気店ならではのクリエイティブな料理から伝統的なイタリア料理まで、幅広く学んだ。
帰国後は、乃木坂にあった人気イタリアン『パーネアモーレ』(現在は閉店)で、その実力を発揮。そして満を持して独立し、『aniko』オープンに至る。
山の幸、海の幸、どちらもおいしいマルケ郷土料理

同店メニューの多くはマルケ郷土料理で、あまり見慣れないものばかりだが、いずれも食材のおいしさが生きたシンプルで豊かな味わいだ。マルケ州のみならず、イタリアで様々な経験を積んできた井関シェフ、その多彩な引き出しから生まれる料理の数々をご紹介しよう。
手間のかかった「オリーブの肉詰めフリット」は、ワインと相性抜群

オリーブの果肉を、リンゴの皮のようにクルリとむき、肉のフィリングを中に詰めて真ん丸に仕上げ、極細のパン粉をまぶしてカラリと揚げる。

肉のフィリングは、牛モモ肉の塊を香味野菜やニンニクと共に煮込み、柔らかくなったらミンチにし、さらにパン粉・チーズ・ナツメグ・レモンを混ぜ合わせるという手の込んだもの。『aniko』流として、肉のうまみを増すために、刻んだサルシッチャ(豚肉の生ソーセージ)を隠し味に使っている。
「使うオリーブは絶対にグリーンオリーブです」とシェフが語るように、ふっくらとしたオリーブの果肉のジューシーさが、塩気も効いたフィリングのうまみと好バランス。スターターとしてつまみながらワインを飲み、次の料理を待とう。
トロッと柔らかい絶品「サラミ」

右に添えてあるのは、「クレッシャ」と呼ばれる炭火で焼いたフォカッチャ。薄い生地を炭火で焼いているため香ばしく、ピザ生地のような食感だ。たっぷりかけられた、マルケ産の香り高くマイルドなオリーブオイルが、その香りを引き立てる。
ミルフィーユのような「マルケ風ラザニア」は、3種の肉でうまみたっぷり!


アッツアツで登場したら、ぜひ上からザクッとフォークでカットして豪快に頬張りたい。カリカリのチーズ、モチモチのパスタ、肉のうまみがギュッと詰まったソースのハーモニーがたまらないおいしさだ。
シェフ自慢の魚料理で、魚介のうまみをシンプルに味わう



シェフの長年の経験による絶妙な火入れで、表面はカリッと香ばしく、中はしっとりふっくら。魚介のおいしさがしみじみ堪能できる。
イタリアワインを知り尽くしたシェフが、ワインも厳選
ワイナリー巡りが趣味で、イタリアでも100軒以上巡ったという井関シェフ。世界でも最も古い歴史を持つというイタリアソムリエ協会、AIS認定ソムリエ資格も持っているほど。
そんなシェフが、海が近くてミネラル感の強いマルケ産ワインをメインに、自らワイナリーを訪れたイタリア各地のものやフランス産を厳選してラインナップ。ワインにぴったり合う料理とのマリアージュをぜひ楽しみたい。
「ラザニア」は土祝日限定ランチでも! おいしい料理とワインを気軽に楽しめる

「『aniko』とはマルケ州の方言で“たくさんを少しずつ”を意味していて、この店でもあれこれ少しずつ楽しんでほしい、という想いを込めました」(井関シェフ)
ちなみに、土曜および祝日は、人気メニュー「ラザニア」も含んだランチコースを提供している。一人でも気の合う仲間同士でも楽しみ方はいろいろ。
ぜひ心和むマルケ料理を味わいに出掛けてみよう。
【メニュー】
マルケ州の逸品チャウスコロ 1,200円
オリーブの詰め物フリット 800円
ヴィンチスグラッシ マルケのラザニア 1,600円
魚介のマルケ風グリル 1,800円
ランチコース(土曜・祝日限定) 1,200円~
グラスワイン(赤、白は常時2~3種類、ロゼ、スパークリングもあり)800円~
ボトルワイン 3,200円~
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です
撮影:佐々木雅久
aniko(アニコ)
東京都港区赤坂6-3-8 高松ビルB1050-5488-3018(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月~金
17:30~24:00
(L.O.23:00)
土・祝日
ランチ 11:30~15:00
17:30~23:00
(L.O.22:00)
日曜日
https://r.gnavi.co.jp/47ws9mzv0000/
この記事の筆者:小田中雅子(ライター)
関連記事
-
おもしろい焼鳥店が続々誕生! 焼鳥好きなら一度は訪れてほしい、東京のニューフェイス焼鳥店3軒dressing(ドレッシング)
-
わざわざ行きたい!東京郊外のおすすめ「ピザ専門店」3選dressing(ドレッシング)
-
野鳥からイノシシまで! 一流シェフが作る、カジュアルなジビエの名フレンチ『レストランユニック』dressing(ドレッシング)
-
フランスは郷土料理がおいしい!ワインだけだじゃない、シャンパーニュ郷土料理を堪能できる『ル・レモア』dressing(ドレッシング)
-
”コスパ鮨”に早くも予約殺到! 本格「江戸前寿司」の味と技を味わい尽くす、赤坂『鮨いつみ』dressing(ドレッシング)
-
パエリアが衝撃的にうまい! 今すぐ行くべき東京の本格「スペインバル」3選dressing(ドレッシング)
「グルメ」カテゴリーの最新記事
-
魚好き必見!大阪で味わう絶品海鮮飲みスポット3選【テレビで紹介】anna
-
余ったカレーが絶品グルメに!こびりついたルーを溶かして鍋もきれいになる「一石二鳥のレシピ」が話題All About
-
ひき肉とじゃがいもがあったら絶対作りたい人気レシピ!簡単・美味しい!アッシパルマンティエmichill (ミチル)
-
フォションホテル京都と井筒八ッ橋本舗の京風コラボアフタヌーンティーが登場♡anna
-
缶入りおでんって食べたことある? 非常食にもなるおいしい「ご当地おでん缶」7品を実食リポ!All About
-
韓国の行列必至人気店が大阪に2店舗オープン! 本場の”ナッコプセ”を堪能♡anna
-
シャキシャキ&ホクホク食感がクセになる!JA全農の「たけのこを使わない青椒肉絲」がおいしそうと話題All About
-
土田晃之、10年以上続けている“朝食メニュー”がすごい 専門家も絶賛「パーフェクト」Sirabee
-
【大阪・八尾】固めプリン派は絶対行かな♡ おひとり様も子連れもOKな海外風カフェ【ときめきカフェ巡り #13】anna