「生ハム」や「パテ」が500円!? 最強のコスパとウマさで胃袋を掴まれるビストロが下北沢に誕生
2018.06.28 11:53
胃袋に直球で届くおいしさ! 下北沢の人気店『下北沢熟成室』の姉妹店
下北沢の人気店『下北沢熟成室』や行列の絶えないカレー店『カレーの惑星』を営む『株式会社 ヒネル」が3店舗目として新業態のビストロ『胃袋にズキュン』を2018年4月6日にオープンさせた。このキャッチ―なネーミングは「胃袋に直球で届く、食べてすぐにおいしい!と感じてもらえるような料理を提供したい」との想いからつけられたもの。
「複雑な料理や、あまり食べたことのない味の料理は、脳がすぐに“おいしい”と理解しにくい部分もありますが、同店で提供するのは見た目も調理法もシンプルで、胃袋に訴えかけるものを目指しました」とオーナーシェフの福家征起(まさき)さん。
例えばこちらの「生マッシュルーム バター塩 フランス研修先の味」(写真上)は、生のマッシュルームに薄切りのバターと塩をのせ、オリーブオイルを振りかけた究極にシンプルなメニューだ。
「僕がフランスでホームステイをしていた時に食べた、生マッシュルームとグリエールチーズのサラダからヒントを得ています。また、フランスには「ラディッシュバター」というパーティメニューがあるのですが、それをマッシュルームでズキュン風にアレンジしました。マッシュルームもバターもそれぞれは珍しくない素材ですが、それらが組み合わさることで、これまでにない新鮮な驚きがあるはずです。」(福家さん)
また、同店の料理はフォーク・ナイフを使わずにそのまま手づかみで食べられるメニューを数多く用意している。頭で考えずとも直感でいただける料理の数々は、とにかく“胃袋に訴えたい”という想いの表れだ。
50種類ものレパートリーがある「シャルキュトリー」は必食!
同店を訪れる人のほとんどが注文するのはシャルキュトリー(肉の前菜)。自家製ハムやベーコンなどはすべて自家製で『下北沢熟成室』で創業当時から人気の「豚肉とレバーの濃厚パテ」もラインナップする。パテは豚肉と鶏の白レバーを2週間ほど寝かせて熟成させた、うまみたっぷりの一品。また、シャルキュトリーのレパートリーはなんと50種類以上もあるそう。豊富なレパートリーの中からメニューは随時変化していくので、訪れる度に楽しみがある。
▲提供スタイルもユニークで、スタッフが一品ずつ目の前で盛りつけてくれるのも嬉しい。
肉前菜は1皿500円で提供しているが、「とってもズキュンな3種盛り」(写真上)を注文すれば、さらにリーズナブルに!
この日チョイスしたのは「下北沢熟成室からの伝統 豚肉とレバーの濃厚パテ」と「白レバーと生クリームのなめらかムース バターたっぷり!」、「よい感じで熟成させた 首肉の生ハム」の3種類。しっとりと濃厚なパテや、滑らかな舌触りのムース、うまみたっぷりの生ハムに、おのずとワインが進む。
メインディッシュは煮込み料理を中心にラインナップ。こちらは一皿1,500円~1,800円でボリュームも満点だ。福家さんのおすすめは「米沢牛 ギアラとハチの巣の黒こしょう煮込み」(写真上)。通常、ホルモンの部位は牛の特定をして仕入れることは難しいが、同店では米沢から短角牛を仕入れているため、ホルモンの部位も一緒に仕入れることができる。
大切に育てられた米沢牛の新鮮な内臓を2回ほど茹でこぼしてから、3時間ほど黒胡椒を利かせたトマトソースと煮込み、さらに2~3日寝かせたのちに提供。トマトソースの酸味がホルモンの脂の甘みをワンランクアップさせてくれる。やわらかな食感のホルモンは臭みがまったくなく、ホルモンが苦手な人にも是非食べてほしい一品だ。
店には居酒屋感覚で気軽に訪れてほしいとの思いから、果実やスパイス、ハーブを漬けこんだ自家製酒のサワーや、千葉県の『寺田本家』の無濾過自然酒などの厳選された日本酒、自然派ワイン、クラフトビールなど様々に揃えている。
パテやハム、チーズなど時間をかけて紡ぎだす料理のおいしさを大切にした『下北沢熟成室』のクオリティをそのままに居酒屋感覚で気軽にサク飲みができる『胃袋ズキュン』。女性一人でも入りやすいアットホームな雰囲気の中で、がっつり胃袋を掴まれたい。
【メニュー】
下北沢熟成室からの伝統 豚肉とレバーの濃厚パテ 500円
白レバーと生クリームのなめらかムース バターたっぷり! 500円
よい感じで乾燥熟成させた 首肉の生ハム 500円
とってもズキュンな3種盛り 1,598円
生マッシュルーム バター塩 フランス研修先の味 500円
米沢牛 ギアラとハチノスの黒こしょう煮込み 1,500円
自家製プレミアサワー 500円
自然派グラスワイン 500円
※価格は税込
胃袋にズキュン
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-33-11 SY-I 1F03-6804-9885
平日 〈ランチ〉12:00~15:00、〈ディナー〉18:00~24:00、土・日・祝 〈ランチ〉11:30~15:00、〈カフェ&ビール〉15:00~17:00、〈ディナー〉17:00~24:00
火曜、水曜のランチ
https://r.gnavi.co.jp/kytac2x90000/
この記事の筆者:千葉泰江(ライター)
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