よりファッショナブルに、サスティナブルに進化中! 【レスポートサック】50年を振り返る

2024.05.18 13:15

軽さを追求した素材、ONにもOFFにもフィットする幅広いアイテムラインナップ、数え切れないほどのカラーやプリント。画期的なバッグを生み出し続ける【レスポートサック】が2024年で誕生50周年を迎えました。アラフォー以上には懐かしく、若い世代には新鮮に映る【レスポートサック】の歴史をアーカイブとともに振り返ります。

ヨットの帆が【レスポートサック】のインスピレーションに

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1976年に【レスポートサック】初の広告キャンペーンのために作られたビジュアル。 出典:レスポートサック50th特設サイト

1970年代のはじめ、のちに【レスポートサック】を創業することになるシフター夫妻は、ビーチでセーリングを楽しむ人達を見かけ、ひらめきます。「セーリングに使われている軽くて丈夫な生地からバッグが作れないか」と。そこから【レスポートサック】の代名詞である耐久性があり、軽量のリップストップナイロン製のバッグ作りがスタート。

ファッション性も加味して1974年に誕生したのが、軽さを追求した素材と鮮やかなカラーが融合したこれまでにない【レスポートサック】のバッグでした。夫妻はパリにも大きな影響を受けており、【LeSportsac】の【Le】はフランスの冠詞、それにフランス語でバッグを意味する【sac】、英語の【Sports】とを組み合わせたブランド名になりました。

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グローバルなブランドを目指し、中国の大河で撮影が行われた1970年代の広告ビジュアル。 出典:レスポートサック50th特設サイト

1974年にニューヨークのグリニッジ・ビレッジの1号店、1977年にニューヨークのソーホーの2号店に続き、ヨーロッパや日本をはじめとするアジアにも出店し始めた80年代。現在も定番になっている無地のカラーバリエーションやシンプルなチェックといったデザインが登場した時代でもあります。

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当時のアメリカの若者たちの間で流行していたアイビーやトラッドが色濃く反映されている1980年代のビジュアル。 出典:レスポートサック50th特設サイト

2022年にはスポーティでプレッピーな80年代のムードを取り込んだ、プレミアムコレクションとしてデビューした「アーク アン シエル バイ レスポートサック」が登場します。

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2022年にリリースされた「アーク アン シエル バイ レスポートサック」のコレクション。 出典:レスポートサック50th特設サイト

【レスポートサック】が誕生した1974年を大胆に入れたトートバッグをはじめ、ミルキーカラーのボディとノスタルジックなグラフィックで80年代ムードを表現しています。

日本でレスポブームが起きた90年代は、ファミリーでの愛用者が目立つように

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90年代の【レスポートサック】のアイテム。 出典:レスポートサック50th特設サイト

90年代は「アメリカらしさ」にフィーチャーした時代。アメカジファッションが流行していた日本でも、女子大生を中心に大ブームを起こしました。1991年には日本初の直営店が原宿にオープン。わずか15坪のショップに全国から人が押し寄せました。ブランド創立時からユニセックスを打ち出していましたが、カップルやファミリーで愛用する人が目立ち始めるのもこの時代です。

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90年代にはカップルのビジュアルも登場しました。 出典:レスポートサック50th特設サイト

2000年代からはアイデンティティを大事に、時代に合わせたファッション性を加味

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2010年春夏シーズンの広告ビジュアル。 出典:レスポートサック50th特設サイト

2000年代に突入するとプリントアイテムが増え、キャッチーでハッピーに溢れたコレクションを展開します。

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2002年に【ダイアン・フォン・ファステンバーグ】とコラボした際のビジュアル。 出典:レスポートサック50th特設サイト
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2003年、アーティスト グウェン・ステファニーがプロデュースした「L.A.M.B」シリーズ。 出典:レスポートサック50th特設サイト
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ステラ・マッカートニーとコラボレーションしたコレクション。ステラらしいスモーキーなカラーリングで大ヒットしました。 出典:レスポートサック50th特設サイト

さらに2000年代から、現在では一般的になったコラボレーションを先んじてスタートさせます。2002年にダイアン・フォン・ファステンバーグ、2003年にグウェン・ステファニー、2008年にステラ・マッカートニー、2016年に【ランバン】のアーティスティックディレクターを務めたアルベール・エルバスなどとコラボレーションし、従来のレスポファン以外も魅了しました。

2016年には「WEIGHTLESS(軽量)」「COLORFUL(多彩)」「TIMELESS(普遍)」をコンセプトに掲げた「エッセンシャル コレクション」がデビュー。

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2016年エッセンシャルコレクションがデビューした際のビジュアル。 出典:レスポートサック
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「エッセンシャル コレクション」2024年春夏シーズンのイメージビジュアル。 出典:レスポートサック

従来のアイテムの約半分の重量という超軽量に加え、シルバーロゴなどのシンプルで洗練されたミニマムなデザインで、年齢だけでなく性別も超えて愛されています。

パワフルな90年代のアーカイブから着想を得たスポーティでクラシカルな「スペクテイター コレクション」の人気に火がついたのは2023年。

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「スペクテイター コレクション」2023年秋冬シーズンのビジュアル。 出典:レスポートサック

90年代に流行ったミニボストンやワンハンドルバッグ、ボーリングバッグなどをクラシカルなカラーリングで彩り、アクセントの白いラインがレトロなムードを加えるコレクションです。

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左「レスポートサックアトリエ」の2022年秋冬シーズン。 出典:レスポートサック

現在4シーズン目に突入し、人気を誇るカプセルコレクション「レスポートサックアトリエ」は2022年にデビュー。ニューヨークと日本のクリエイティブチームがタッグを組んだコレクションで、軽量と機能性というアイデンティティを継承しながら、ファッション性をさらに高めたモデルが並びます。新素材を用い、従来のスポーティさにエレガンスや遊び心が加わった今の気分にぴったりのアイテムが見つかります。

【レスポートサック】は次なるステージへ

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2023年秋シーズンのビジュアル。 出典:レスポートサック

さらに2026年までに全商品のリサイクル・再生素材への移行を目標に掲げ、2020年より既存の素材をリサイクル・再生素材や再生可能素材へ移行し始めています。2024年現在、全商品の80%以上にリサイクル素材が使用され、目標に向かい、着実に前進しています。

時代に合わせてアップデートし、トレンドを牽引していく存在となった【レスポートサック】。次はなにを打ち出してくるのか、ワクワクしながら待ちたいブランドです。

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