「Social Apartment by the Press」3日で2500人来場（C）モデルプレス

「LARME」「bis」創刊編集長・中郡暖菜によるガールズイベント、3日で2500人来場渋谷「hotel koe」歴代1位の坪単価売り上げを記録

2018.10.15 13:50 views

レディース雑誌『LARME』や『bis』の創刊編集長である中郡暖菜氏が全体ディレクションを担当したイベント「Social Apartment by the Press」が、6日より3日間にわたり東京・渋谷の「hotel koe tokyo（ホテルコエトーキョー）」にて開催され、2500人の来場者で賑わいを見せた。

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初日は関係者向けのレセプション＆パーティーが行われ、中村里砂、NANAMI、黒瀧まりあ、池田菜々（LADYBABY）ら人気モデルやPRESS BLOGオフィシャルブロガーなど多数のインフルエンサーが来場。

中郡氏はトークショーで、同イベントについて「買い手と作り手の距離を最大限に縮める」をコンセプトに、SNSに強い30ブランドに声をかけて開催した旨を紹介。また「『誰かのマネをするんじゃなくて、自分のやりたいことを追求する』ということが物作りをする上で1番大切だと思っている」と自身のポリシーを語った。

ガーリーなインスタ映えフォトスペースに女子集結

1F「koe lobby」には、「PRESS BLOG」や、「モデルプレス」のフォトスペースが登場。ガーリーな世界観で撮影された写真はSNS上で多数シェアされた。

さらに、西山ファームとコラボレートした話題のフルーツ、シャインマスカットをふんだんに使ったフォトジェニックなスイーツメニューが提供され、舌鼓を打つのはもちろん、フォトスペースに持ち寄ってさらなるインスタ映えを楽しんでいる人も見られた。

2Fでは「Social Apartment by the Press」をはじめ「HONEY MI HONEY」「RiLi」「épine」「MARTE」など人気ブランドのPOP UP STOREが展開され、トレンドに敏感な女性たちがショッピングを楽しんでいた。

「Social Apartment by the Press」POP UP STORE（C）モデルプレス

小嶋真子（AKB48）、菅野結以＆菅本裕子ら人気モデルのトークショーも

さらにイベント開催期間中は、SNSと親和性が高いモデルたちのトークショーも実施。AKB48の小嶋真子は「モデルプレスSPECIALトークショー」に出演。限定招待された20人のファンを前に、事前に寄せられた質問に回答しながら、ファッションやメイクのこだわり、食事法などについて語った。

小嶋真子トークショーの模様

ほか、菅野結以、“ゆうこす”こと菅本裕子、木村なつみ、金子理江らがイベントに出演した。

ストライプインターナショナル代表取締役社長・石川康晴氏

「hotel koe tokyo」は、ストライプインターナショナルが展開するライフスタイルブランド「koe」のホテル併設型グローバル旗艦店として今年2月にオープン。「HOTEL in shop」の構成で買い物から食事、宿泊までさまざまな体験を提供するほか、国内外で活躍する多彩なクリエイターとコラボレーションし、新しい価値と文化の発信基地を目指す。

― 今回のイベントを終えてみていかがでしたか？

東京のガールズカルチャーを渋谷の真ん中で発信できたことは、グローバルに対しても良いアプローチになったと思います。パリの伝説的セレクトショップである「コレット」でもハイブランドと並んでロリータのお洋服を扱っているように、東京のガールズカルチャーは、世界的に注目をされています。セグメントをせずに「各国のサブカルャーを発信する」という重要なポジションが、東京・渋谷をフラッグショップとするhotel koeの役割だと考えているからです。

― イベントが成功した理由をどう考えますか？

F1層のターゲットに直接リーチできたことも起因していると思います。今回モデルプレスとはトークショーに向けてのSNS施策を行い、イベントの前から盛り上がりを作ることに成功しました。PRESS BLOGとはブログを使ったウェブプロモーションを行い、ブログサービスはエンゲージメントがすごく高いことを実感しました。ブログの特性でもある長い文章でフィロソフィーまで伝えることができるので、ファッション感度の高い女性たちにしっかりアプローチができたとおもいます。社としてアパレルのディープなファンを増やしていきたいという気持ちが強いので、ウェブメディアやウェブサービスとタッグを組むことにより効果的なプロモーションを行うことができました。

これまでも入場者数的に多いイベントというのは他にもあったのですが、来ていただくだけではなくお買い物までしていただくというところまでは到達できないこともありました。今回は購入者数・来場者数・ファッション感度の3つが揃ったイベントとなり、hotel koe歴代1位の坪単価売り上げとなりました。SNSでの施策は拡散力抜群ですが、ライトなお客様が多いのでお買い物まではしていただけないこともあります。イベントに来場するだけではなくてちゃんとお買い物をしてくださって、コミュニティを一緒に作っていける熱量の高いお客様に足を運んでいただけたことが、今回の結果に繋がったと思います。ファッション的に見ても、フィット＆フレアなガーリーな女の子からレトロな雰囲気のマキシ丈のお洋服を着こなす子まで、新しい東京ガーリーのスタイルをお客様に自由に楽しんでいただけたと感じる3日間でした。

― 今後の「hotel koe tokyo」における展望とは？

hotel koeが開業して7ヶ月。これまで山本寛斎さんやトム・ブラウンとのコラボレーション、過去最大級のLGBTイベント「東京レインボープライド2018」など様々なジャンルのイベントを行ってきましたが、今回初めて東京のガールズカルチャーを打ち出して、10代～20代の女の子たちを中心に３日間で2500名のお客様に来場していただけたことに自分達も驚いています。会期中は開店前から多くのお客様に並んでいただくほどの盛況ぶりで、イベントのターゲットではない層のお客様やインバウンドのお客様にも、女の子たちが楽しんでいる姿を実際に見ていただくことができて、喜んでいただけたと実感しています。それは渋谷という場所のあるべき姿だと思うんですよね。現時点ではティーンズが少ない奥渋谷で30～40代をコアターゲットにしていましたが、ようやくインフル力・発信力のある女の子が出入りしてくれて、hotel koeとしてあるべき姿になってきたなと思います。

（modelpress編集部）

中郡暖菜（なかごおり・はるな）プロフィール

編集者。1986年千葉県出身。国立音楽大学卒業。学生時代より編集者としての経験を積む。2012年、徳間書店より『LARME』を立ち上げ、同社史上最年少編集長に就任。創刊1年で23万部を発行した。2017 年、光文社より『bis』を新創刊し編集長に。「林先生が驚く初耳学！」（TBS）「サラメシ」（NHK）「ビートたけしのTVタックル」（テレビ東京）などメディアにも多数登場している。