「御上先生」熟考された生徒キャスト29人の名前付け秘話「隣徳は孔子の言葉から」【脚本家・詩森ろば氏インタビューVol.2】
2025.02.23 12:00
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俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時~)。第6話の放送を前に、脚本を担当する詩森ろば氏が、モデルプレスらのインタビューに応じ、生徒オーディションに立ち会った理由や、29人のキャラクター作り秘話を語った。【Vol.2】
松坂桃李主演「御上先生」
本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師・御上孝(松坂)と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリーだ。「御上先生」脚本家が生徒オーディションに立ち会った理由
生徒オーディションに立ち会っていた詩森氏。「決まったときにどういう子なのか、佇まいがどうなのかを知っておきたいという気持ちで参加していました。最初からものすごい子たちが集まっているなと思いました」と明かし、“知っておきたい”気持ちから生徒含め、大人キャストの過去の作品にもできるかぎり目を通しているという。配役に驚いたキャストもいたものの、「いざ髪型を変えて教室に座っている姿を見ると、最初からその子であったかのようで、プロデューサーさんたちのキャスティングはやっぱり素晴らしいなと思いますし、これから映像の世界で生き抜いていこうとする彼らのポテンシャルの高さを感じています」と29人の可能性を熱弁した。そんなオーディションを経て選ばれた29人の生徒たち。「誰か個人名を挙げるのが申し訳なくなるくらいみなさん素晴らしい」と前置きし、物語の中心にもなっている報道部の神崎拓斗を演じる奥平大兼については「すごいプレッシャーのかかる役。本当によくやられているなと思っています」とねぎらった。
そして、神崎と元隣徳学院の教師であり神崎の記事によって学院を去った冴島悠子(常盤貴子)のやり取りも物語が進むにあたって重要な場面の一つ。「神崎くんが自分の記事によって人生が変わってしまった人と関わっていくのは最初のプロットの段階であって、大切な幹になるとわかっていました。常盤さんに決まったと聞いたときはこれでもう大丈夫だと思いました」と説明。2人の演技を見て「常盤さんに関しては登場からパーフェクト。奥平くんも素晴らしいし、ぜひこの続きをご期待ください。最後までちょっとずつちょっとずつ2人の関係は進みます」とアピールした。
「御上先生」生徒キャスト29人の名前付け秘話
また生徒のキャラクター作りにおいて、難しかったことは「名前」と回答。字や音の被りに悩み、キャラクター設定が決まっていく中で名前が変更された役もあったという。名前付けに関しては「なんとなくキャラクターがあって、フィットするまで考える。本当に大変でした。人数が多いので、見てくださる方が把握しやすいよう、作中での呼び方は苗字で統一しましたが、作品によりそうために名前やあだ名で呼ばれている役もあります。隣徳学院という名前も紆余曲折ありました。いいなと思う名前は実際にあったりして使えない。かといって学校らしい名前であることは必要だし。隣徳は孔子の言葉からとったのですが、ようやく決まったときは嬉しかったです」と振り返った。(modelpress編集部)「御上先生」第6話あらすじ
週刊誌に記事が出て、生徒たちは御上の兄・宏太(新原泰佑)のことを知る。「昔のことだ」と、生徒からの問いに答えない御上だが、御上の過去を知るある人物の後押しもあり、静かに口を開く。果たして御上は何を語るのか――。
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