横浜流星、大河主演オファー時は「なんで自分が」作品への期待語る<べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~>
2023.04.27 17:47
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俳優の横浜流星が27日、NHKで行われた2025年に放送予定の大河ドラマ(第65作)「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の制作・主演発表記者会見に出席。主演を務めることが発表され、オファーを受けた際の気持ちや意気込みを語った。
横浜流星、大河主演オファー時は「なんで自分が」
横浜は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎役として主演に。笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマを描く。オファーを受けたときの気持ちを問われた横浜は、同局のバラエティー番組やコント番組には出演したことがあるものの大河ドラマ、そして朝の連続テレビ小説にも出演したことがないことから「なんで自分が」と驚きが隠せなかった様子。
「顔合わせをして、話していく中で少しずつ実感が湧いてきて、今発表させていただいて、今この作品を届けなきゃいけないという覚悟を持っています」と力強く語った。また、これまでも大河ドラマや朝の連続テレビ小説のオーディションは受けた経験があるというが「(当時は)力不足で受からなかった」と当時を回顧した横浜。今回ついに主演となることへ「感慨深いものがあります」と晴れ晴れとした表情で話した。
横浜流星の語る“エンタメ”への思い
演じていく上でどのような印象を持たれたいか聞かれると、“江戸のメディア王”と称される蔦屋重三郎役について「一時期『エンタメは必要なのか』という声がありましたが、僕は生きていく上でエンタメは必要だと思っていて」と業界で働く上での思いを吐露。重圧を受けながらもエンタメなど楽しさを世に送り出していく重三郎の姿を受けて「心を動かされましたし、今の時代にすごくリンクしている作品だと思います」と太鼓判を押した。そして「こんなに1年間役に向き合える幸せな期間はないですし、人間としても役者としても成長していけたらと思います」と希望を告白。詳細な役柄についてはこの場では言えないとしつつも「タイトルにあるような“べらぼう”な人間になると思う」と明かし、「そういう役をやったことがなかったので楽しみしか無い」と作品への期待を語っていた。(modelpress編集部)
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎。天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期。喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出す―。
放送100年を迎える2025年に描くのは日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築きときに“お上”に目を付けられても“面白さ”を追求し続けた人物“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマが始まる。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」物語
18世紀半ば、人口は100万人を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した大都市・江戸。蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業を始める。折しも、ときの権力者・田沼意次が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんに使った書籍でヒット作を次々と連発。33歳で「江戸のシリコンバレー」こと、日本橋通油町に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿・山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる…蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う。
命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった…。
【Not Sponsored 記事】
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