「石子と羽男」読者が選ぶ心に刺さった“名セリフ”10選「目から鱗」「衝撃が凄かった」
2022.09.16 18:36
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女優の有村架純と俳優の中村倫也がW主演を務めるTBS系金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(毎週金曜よる10時~)が16日に最終回を迎える。モデルプレスでは、「あなたが思う名セリフは?」というテーマで読者アンケートを実施。読者が選んだ“名セリフ”をピックアップして紹介する。
目次
- 有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」あなたが思う名セリフは?
- 【石子編】
- 「なぜ声を上げないんですか?」…第1話
- 「声を上げていただかなければお手伝いできません」…第1話・第9話
- 「今度は私が傘を差し出す番です」…第9話
- 「誰かの人生が変わるのって一瞬なんだって」…第7話
- 【羽男編】
- 「いじめは法律で裁かれるべきです」…第1話
- 「ちょっと自分のこと責めすぎ」…第9話
- 「隣にいなかったんだよね、石子さんが」…第9話
- 【大庭編】
- 「就職決まったら石子先輩に告白します」…第5話
- 「い・ち・ご・ぱ・ん・つ」…第2話
- 【その他】
- 「どんなに謝罪をされても受け入れることはできません」…第3話
有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」あなたが思う名セリフは?
本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・“石子”こと石田硝子(有村)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・“羽男”こと羽根岡佳男(中村)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメント。プロデュースと演出は、新井順子×塚原あゆ子コンビで、西田征史が脚本を務める。
小さな町の珍トラブルから大きな社会問題に斬り込んでいく予想外の展開、“石羽コンビ”の成長、石子と大庭蒼生(赤楚衛二)とのラブストーリーなど多彩な側面から人気を集め、モデルプレス読者が選ぶ“2022年夏最もハマっているドラマ”ランキングでも1位を獲得。
石子が考案し羽男が丸暗記し、事件を解決する毎回の長セリフシーンも話題を呼んだ。
【石子編】
「なぜ声を上げないんですか?」…第1話
初回から一貫して“声を上げる”ことを訴えている今作。第1話では、整備工場の会社員・大庭が抱えていた以前の職場のパワハラ問題が描かれ、今も支店長(丸山智己)のパワハラに苦しんでいる同僚の沢村(小関裕太)を助けることに成功した。説得中に、フリーズしてしまった羽男にとっさに出した助け舟として、石子が周りに問いかけたのが「なぜ声を上げないんですか?」。「人間関係を円滑にするためにあるルール、それが法律なんです。そのルールに則り声を上げることは情けなくもないし少しも間違っていません。憲法第14条で全ての国民は法の下に平等であるということが規定されています。法律を知っていれば、守れること避けられることもある。傷を最小限にとどめることもできる」と弁護士に頼ってほしいと訴えた。
<読者コメント>
・「私も弁護士は最終手段だと思ってて声を上げることはなかったので、目から鱗でした」
・「この台詞に続く一連の流れ、誰かに頼ることを情けないと思ってしまう気持ちや弁護士に関わることへの躊躇いを和らげ法律のあるべき理由を説く。9話まで観ていて、一貫しているテーマだと感じたし、私自身の考え方も変わった」
「声を上げていただかなければお手伝いできません」…第1話・第9話
上のセリフに続き、「そのお手伝いをするのが我々です。ただ声を上げていただけなければお手伝いできません。ぜひ法律を上手に活用し幸せに暮らしていただければと存じます」と語った石子。第9話でもこの一節は繰り返された。放火殺人の容疑で逮捕されてしまった大庭を助けるために、石子がつづり、羽男が代わりに面会で読み上げた手紙にて、石子は、弟をかばうために黙秘を貫く大庭に「何か理由があって口を開くことができないんじゃないか」「どんな事情があるにせよあなたの力になりたい」と呼びかけ、「声を上げていただかなければお手伝いできません」と変わらないメッセージを伝え、これをきっかけに大庭は2人に真実を話した。
<読者コメント>
・「このドラマは1話から誰かが声をあげることで始まっていて、1話でも同じことを言われた大庭が9話で真実を話すきっかけとなった手紙の中の大事な一文だと思ったから」
「今度は私が傘を差し出す番です」…第9話
さらに、手紙のシーンからもう1つ。第2話で落ち込んでいる石子を慰めようと大庭が傘を差し出し、相合い傘を提案する場面があったことから、「ずぶ濡れな私を助けてくれたように、私達が大庭さんを雨から守ります」と石子は大庭に通じるメッセージを送った。<読者コメント>
・「2話からの回収がとても良かった。泣きそうになった!」
・「石子さんの大庭さんへの想いが全て詰まっている手紙でした。羽男さんと石子さんが手紙を読むシーンがシンクロされながらの映像にも大号泣してしまいました」
「誰かの人生が変わるのって一瞬なんだって」…第7話
東大法学部を首席で卒業したものの司法試験に4回落ち、5回目も落ちるのが怖くて試験を受けることを諦め、パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めている石子が、司法試験に落ちた理由が明らかになったシーン。「人生って些細なことで変わると思うんです」と羽男に、最初の司法試験の日に会場の目の前で交通事故を目撃し、それがトラウマとなってしまったと告白。「つくづく思います、誰かの人生が変わるのって一瞬なんだって。事故や事件があった場合、被害者や加害者やご家族だけじゃなくただ目撃してしまった人の人生も一瞬で変わってしまう」と偶然の出来事でその後の人生が大きく変わると実感したと話し、「ちょっとした何かとの遭遇で望まない環境に身を置くことになったんじゃないか、だとしたら逆に私達との遭遇で彼女たちの人生を少しでも変えられるかもと思いませんか?」と同話で描かれた家出少女たちを気にかける理由を打ち明けた。
<読者コメント>
・「自分の過去のトラウマを羽男に打ち明けた印象的なシーンだったのと、自分達との遭遇で依頼者の人生が良い方向に変わるかもしれない、変わって欲しいという石子の強い想いや願いのようなものが伝わってきた、良いシーンだったから」
・「大切に生きなきゃと気付かされてドキッとした」
・「これは石子が辛い境遇を経験した上での言葉でしたが、言葉自体は良い意味にも悪い意味にも捉えられる思います。後に、この言葉を良い意味に捉えて誰かの人生のために行動しようとする石子はカッコいいなと思いました」
【羽男編】
「いじめは法律で裁かれるべきです」…第1話
第1話でパワハラを大庭が告白した際、羽男が発したセリフ。「バカや死ねなどの暴言は侮辱罪。根も葉もない噂を流されれば名誉毀損。何かを強要されれば強要罪。誰かを殴ったら暴行罪です」と法律をとうとうと諭した。<読者コメント>
・「この言葉で救われる気がした」
・「いまだにいじめを被害者側の原因によるものと考えている大人がいて、それを利用して言い訳を繰り返す子どもがいる社会の現状に、的確に法律を示したカウンターパンチだったと思います」
「ちょっと自分のこと責めすぎ」…第9話
転職先の社長に騙されて不動産投資詐欺に巻き込まれ、そのことが引き金になって放火殺人の容疑をかけられ「全部俺が悪いんです」とうなだれた大庭に、羽男がかけた言葉。羽男は「そうだね。確かによく考えずに名義貸しした件と、理由があったにしろ『自分がやった』って供述した件は反省すべきだと思うよ」と反省すべき点をあげた上で「でもそれ以上の反省はする必要ないから。ちょっと自分のこと責めすぎ」と優しく大庭を慰め、本当に責められるべきなのは「人を騙すやつ」とした。羽男の優しい性格が現れ、中村のセリフ回しも光ったシーンだ。
<読者コメント>
・「落ち込んでる時にこれ言われたら心が軽くなる、優しさが深いな~と思いました。
・「私自身が、反省することが美徳とする風潮がある環境にいるためか、一つの誤りから派生的に反省してしまいがちです。そして自己否定に陥ってしまう経験があるので、このセリフを聞いた時に気持ちが軽くなりました。これまでの呪縛から解放されたような、自由で前向きな気持ちになれました」
「隣にいなかったんだよね、石子さんが」…第9話
放火の現場に居合わせた大庭の弟の拓(望月歩)の心を開こうと努力していた石子を、羽男が元気づけたシーン。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主で、そのおかげで司法試験も一発合格した天才だが、不測の事態が起こると対応できず、用意していたプランが崩れると途端にフリーズしてどう対処して良いか分からなくなるため、前の事務所もクビになっていた羽男。石子のサポートのおかげで2人は良きバディとなっていたが、「この間久しぶりに震えてさ、最近起こってなかったのになんでだよって思ったら、あのとき隣にいなかったんだよね、石子さんが」と、第8話で法廷に立った際に石子の存在の大きさを実感したと語り、「(拓も)石子さんになら話したいなって思ってくれるんじゃないかな」と背中を押した。羽男から石子への素直な想いが語られ、大きな反響を呼んだセリフである。
<読者コメント>
・「愛の告白より尊い。恋人通り越して夫婦になってほしい」
・「石子と羽男の関係性や信頼度が高まったシーンだったから」
・「石子を頼りにしてるというのがこのセリフから伝わってきて、いつの間にか2人の間に信頼感や絆ができていたんだなぁとほっこりしました」
【大庭編】
「就職決まったら石子先輩に告白します」…第5話
「潮法律事務所」でアルバイトとして働き出した大庭は石子への恋心を自覚。転職面接を終えたある日、石子を待ち伏せし、「今日の面接、手応えありました!で、俺、俺…就職決まったら石子先輩に告白します。さすがに事務所にいる間はルール違反なんで今はしませんけど」とまさかの告白を予告。石子は「“告白の告白”ですか?」と困惑したが、大庭は「そういうことになります」と頷き、「失礼します!」と走り去った。ラストシーン、予想通り内定をもらった大庭は仕事終わりに石子を呼び出すと、「宣言通り告白します。俺と付き合って下さい」と一言告げた。
告白を予告するという大庭の天然な行動に視聴者からはツッコミや胸キュンしたという声が続出した。
<読者コメント>
・「告白の告白ってめちゃくちゃ斬新で大笑いしました。でも大庭くんのキャラに合っていてほっこりしました」
・「まさかの…告白の告白!って!!こんなセリフ!どのドラマ見ても初めてじゃないですか?蒼生くんらしいセリフにきゅんとしました」
「い・ち・ご・ぱ・ん・つ」…第2話
社会派のテーマを描く一方で、コミカルなシーンも見どころなった今作。名言ならぬ”迷言”?も1つ紹介する。小学生のゲーム課金から始まった事件を描いた第2話で、少年のスマートフォンのパスワードを伝える際に、大庭は唐突に「そうだ、いちごぱんつです!い・ち・ご・ぱ・ん・つ」と口を大きく動かしながら発声。石子と羽男が「うん、どうした?」と戸惑っていると、「本能寺の変」の語呂合わせで暗証番号は「1582」だと補足。大庭の愛らしいキャラクターが表現されたこのシーンは放送時反響を呼んだ。
<読者コメント>
・「可愛さこの上ない!」
・「言い方が凄く可愛く印象に残っていたから」
・「良いセリフはたくさんあるのですが、大庭くんのいちごぱんつの衝撃が凄かったからです。2回も言って可愛かったです」
【その他】
「どんなに謝罪をされても受け入れることはできません」…第3話
映画を短く編集した“ファスト映画”を動画サイトに無断でアップロードし、 著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護を担当した第3話。遼平のせいで、新作映画が風評被害に遭い、上映打ち切りになってしまった山田恭兵監督(でんでん)は、最後に遼平から土下座で謝罪され、「未熟で申し訳ない」としながらも「どんなに謝罪をされても受け入れることはできません」と毅然と許さなかった。
最終的に遼平は執行猶予がつき釈放されたが、ネット上で顔がさらされデジタルタトゥーが刻まれるという結末に。フィクションだからといって安易にハッピーエンドにはしないストーリーに絶賛の声が寄せられた。
<読者コメント>
・「てっきり肩を叩いて許す良い話にして終わるんだろうな、と思っていたから『やってくれた!』という気持ち」
・「学生が申し訳ないと思っている何倍もの苦労をした作品が公開打ちきりとなり、許せない怒りが静かに表されている監督のセリフに重みを感じました」
この他にも、毎話名セリフが生まれた同作。最終話でもどんな名セリフが飛び出すか注目したい。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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