「好きって何回も言わなくていいよ」と送ったら→彼が本当に言わなくなって寂しくなった話
毎日届く「好き」
彼から届くメッセージには、必ずと言っていいほど「今日も好きだよ」「会いたい」「大好き」が並んでいました。最初の頃は嬉しくて、何度も読み返していたほどです。でも半年も経つと、私の中で少しずつ違和感が芽生え始めました。職場の同僚に「彼氏から愛されてるね」とからかわれるたび、頬が熱くなったのです。
心がこもっていないわけじゃない。それは私が一番わかっていました。ただ、毎日同じ言葉が届くと、特別感が薄れていくような気がしてしまったのです。「ありがとう」と返すたび、自分の返事のほうが薄っぺらく感じる夜もありました。
「好き」に蓋をした夜
ある夜、彼からまた「今日も好きだよ」と届きました。私は少し考えてから、メッセージを打ち込みました。「好きって何回も言わなくていいよ」。深い意味はありませんでした。「気持ちはわかってるから、毎回じゃなくていいよ」というニュアンスのつもりだったのです。
彼からはすぐに「わかった」とだけ返ってきました。「気にしないでいいよ」と続けようとして、入力欄を見つめたまま、続きの言葉が出てきませんでした。妙にあっさりとした返事に、なんだか肩透かしを食らったような気分でした。「もう少し抵抗されるかな」と勝手に思い込んでいた自分が、少しおかしくも感じたのです。
届かなくなった一言
それから1週間。彼のメッセージは普段通り届き続けました。今日の出来事、夕飯のメニュー、週末の予定。けれどあの言葉だけが、きれいに消えていたのです。最初の数日は「素直に聞いてくれてるんだな」と思っていました。でも5日目あたりから、なんとなく物足りなさを感じるようになっていきました。1週間が過ぎた夜、私はとうとう「最近好きって言ってくれないね」と送ってしまったのです。返ってきたのは「言うなって言ったろ」でした。
慌てて「言い過ぎるなって意味で、ゼロにしろとは言ってない」と打ち返した私に、返ってきたのは「めんどくさい」のひとことでした。
そして...
確かに最初に「言わなくていい」と言ったのは私です。でも私がほしかったのは「ゼロ」じゃなくて、ちょうどいい量だったのに。そう思いながらも、それを伝えていなかった自分にも気づきました。「察してほしい」を彼に押しつけていたのは、ほかでもない私だったのです。
翌朝、私から「ごめん、わがままだった」と送ると、彼は「俺もちゃんと聞けばよかった」と返してくれました。言葉ひとつの加減を、相手に丸投げしてはいけないのだと、ようやくわかった気がします。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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