俺の中での「最初」は『大丈夫?』だった。彼女と一緒に遡った履歴を見て、3年前の自分の鈍さを知った
彼女から急に投げられた質問
土曜の午後、リビングで動画を見ていた時のことです。隣で彼女がスマホをいじっていたのは気づいていましたが、何を見ているのかまでは気にしていませんでした。
突然、彼女が顔を上げて聞いてきました。「最初のやりとり覚えてる?」3年付き合った彼女からの質問にしては唐突でしたが、俺の中では即答できる答えがありました。あれは合コンから2週間くらい経った頃、彼女がSNSで体調を崩したと知って、思い切って送ったメッセージ。あの時の文面はよく覚えていました。
「大丈夫?」だと即答した俺
「大丈夫?でしょ?」俺の答えに、彼女は意外そうな顔をしました。
「えっ、覚えてないの?」彼女が真剣な表情で聞き返してきた時、何かを間違えたかもしれないと感じました。「私の中では『楽しかったです!』が最初なんだけど」彼女のその言葉で、俺は思わず首をかしげました。
確かにそんなのもあった気がする。でも俺の中では、それは「来てくれた女性陣の中の一人からの挨拶」でしかなく、彼女個人とのやりとりの始まりとは認識していませんでした。
履歴を遡って見つけた一通目で、当時の自分を知った
二人で履歴を一番上まで遡ってみました。そこには確かに、彼女が送ってくれた「楽しかったです!またお話しできたら嬉しいです」というメッセージがありました。俺の返信は、たった一言「こちらこそ!」とだけ。
「あ、これあったんだ」思わず口に出して、苦笑いを浮かべました。「ごめん、ほんとに覚えてなかった」と謝りながら、自分の3年前の鈍さに情けなくなりました。彼女があんなに勇気を出して送ってくれたメッセージを、当時の俺は社交辞令の山に紛れさせていたのです。
そして...
彼女は少し寂しそうな顔をした後、すぐに笑ってくれました。「私の方がずっと前から好きだったのかもね」と言われて、返す言葉に困ってしまいました。確かにその通りで、俺が本気で彼女を意識し始めたのは、もっと後だったからです。
3年前の俺は、目の前にあった彼女の好意に気づけませんでした。それでも今、隣で笑ってくれている彼女がいる。あの「楽しかったです!」を、当時の俺の代わりに、今からでも何度でも噛みしめておきたいと思った、そんな休日でした。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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