「嫉妬しない」と即答した俺。3日後にSNSで見た集合写真で、向き合った自分の嘘
反射的に返した「しない」
金曜の夜、シャワーを浴びてスマホを見ると、彼女からメッセージが届いていました。「他の男と話すと嫉妬する?」何気ない質問のように見えて、なぜかすぐには返信できませんでした。
少し考えて、俺は「しない」と返しました。続けて「本当に?」と聞かれて、また同じ言葉を打ち込みました。「しない」と送信してから、スマホを握ったまま少しの間動けませんでした。
嫉妬深い男だと思われたくなかったのです。彼女は男友達が多い人で、その関係性を尊重したいと付き合った当初から思っていました。だから余計に、自分の本音を見せられなかったのかもしれません。
自分でも知らなかった本心
「しない」と送った直後から、なぜか落ち着かない気持ちが続きました。普段は気にしていないつもりだった彼女の男友達のことが、頭の中をぐるぐる回り始めたのです。
会社の同期、大学の友人、地元の幼なじみ。彼女から名前を聞いたことのある男たちの顔が、知らないはずなのに次々と浮かんできました。気にしていないのではなく、気にしないようにしていただけだったのだと、ようやく気づきました。
土曜日になっても、日曜日になっても、その違和感は消えませんでした。彼女には何でもないように接していたのに、頭の中だけがずっと忙しなく動いていたのです。
SNSで見た集合写真
なんとなく彼女のSNSを開きました。投稿されていたのは集合写真でした。真ん中で笑う彼女の隣に、見覚えのない男性が並んでいたのです。
写真を閉じて、また開いて、何度も同じことを繰り返しました。誰なのか聞きたいのに、聞いてしまえば「嫉妬しないって言ったじゃん」と返される気がしたのです。自分で自分の首を絞めていました。
「しない」と返事したのに。一番嘘をつきたくなかった相手に、一番つきたくない嘘をついていた。そのことが、何より情けなく感じられたのです。
月曜の夜、俺は思い切って長文を送りました。「あの写真、誰?」から始まり、「ごめん、嫉妬しないって言ったけど嘘だった」「ずっとモヤモヤしてた」と、自分の中にあった言葉を全て書きました。
そして...
その翌日、彼女と顔を合わせた時、俺は俯きながら「重い男だと思われたくなかった」と打ち明けました。彼女は驚いた顔をして、それから少し笑って「興味がないのかと思って、つい写真を投稿してしまった」と教えてくれたのです。
別れを切り出されるかもしれないと覚悟していました。けれど彼女は「本音を言ってくれるほうが嬉しい」と返してくれたのです。「これからは嘘つかないようにする」そう彼女に約束しました。
嫉妬しない俺でいる必要はもうないのだと、その一言で初めて思えました。
(20代男性・システムエンジニア)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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