「うちの猫可愛い」と写真を送り続けた私→彼の「もう送らなくていいよ」で気づいたこと
毎日の「可愛い」写真
朝起きて猫がすり寄ってくる、ご飯を食べる、窓辺でうたた寝する。そのたびに私は写真を撮り、彼に「うちの猫、めちゃくちゃ可愛い」と送っていました。
最初の1〜2カ月、彼は「可愛いね」「目がまん丸でいいね」と返してくれていたのです。猫を迎えてから、私の毎日は格段に幸せになりました。仕事から帰っても寂しくないし、休日も家にいて飽きない。彼に共有したくて、つい連投してしまうこともありました。ですが、3カ月目を過ぎた頃から、彼の返事は変化していきました。
「また猫の話?」
ある日のメッセージのやりとり。私が新しい猫じゃらしを買った話をすると、彼は「また猫の話?」とだけ返してきました。素っ気ない一行に、少し気がかりに感じました。
そのうえ、デートの予定があった日曜日。私は朝から猫が下痢気味で、心配だからと彼に「ごめん、今日は猫の通院があるから」と連絡しました。彼は「わかった」とだけ。最近そうやって会う約束を延期したのは、これが2回目だったかもしれません。夜、彼から珍しく長文が届きました。「最近、写真ばかり送ってくるけど、俺の話聞いてる?」。何と返せばいいか、わかりませんでした。
「もう写真送らなくていいよ」
それから数日後の夜、いつもの癖で猫の寝姿の写真を送りました。返ってきたのは「俺と猫、どっちが大事?」でした。送ってきた彼が、本気なのか冗談なのかわかりません。返事に困って、既読のまま画面を閉じました。翌朝、彼から追加のメッセージが届いていました。「もう写真送らなくていいよ」。短い文面に、ようやく気づきました。彼は嫉妬しているのではなく、置いていかれていたのです。この半年、私が「猫」と口にした回数と、「彼」と口にした回数を並べたら、どちらが多かっただろう。考えるほど、自分の鈍さが情けなくなりました。
そして...
その日の夕方、私は彼に返信しました。「ごめん、最近私ばかり話してたね」。猫を可愛がる時間と、彼との時間は両立できるはずだったのに、私はずっと猫に偏っていたのだと思います。週末、半月ぶりに彼と会いました。私は猫の写真を見せず、彼の最近の仕事の話を聞きました。途中で、彼がぽつりと「俺、変なこと送ったよな」と言いました。「変じゃないよ」と、私は答えました。
私たちはこれから、どちらかの話に偏らない時間を、もう一度作っていくつもりです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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