彼氏のマッチングアプリで「本人確認済み」と信じていた印が、まったく違う意味だったと知った話
彼のスマホに映り込んだ、見慣れないアイコン
ある日の夜、リビングのソファで2人並んでテレビを見ていたとき、彼のスマホがテーブルに置かれたまま画面が一瞬光りました。通知の文字までは読めませんでしたが、見慣れない丸いアイコンが目に入ってきたのです。
ピンクのハートが重なったような可愛らしいデザイン。少しだけ引っかかるものがありましたが、その日はそれ以上気にしませんでした。仕事関係のSNSをいくつか入れているので、その類いだろうと自分に言い聞かせたのです。
けれど翌日から、彼の様子が少しずつ気になりはじめました。スマホを伏せて置く回数が増えたこと。お風呂に持ち込むようになったこと。気にしすぎだと、何度も自分に言い直しましたが、その引っかかりは消えませんでした。
同じアプリを、自分のスマホに入れてみた夜
3日経っても気持ちが収まらず、私はとうとう同じアプリを自分のスマホにダウンロードしました。彼の名前があるかどうか、それだけを確かめたかったのです。
プロフィールを最低限だけ作って、検索条件に彼の年代と居住地を入力しました。何十枚もの男性の写真をスクロールしていくと見覚えのある写真が。そう、彼です。背景は2年前に2人で行った旅行先のホテル。私が撮った写真が、そこにありました。
プロフィールには「お互いに価値観を共有できる人と出会えたら」と書かれています。私たちの2年は、彼にとって何だったのだろう。
「本人確認済み」だと思っていた、青い印の正体
彼のプロフィールの名前の横に、小さな青いチェックマークが付いていました。私はてっきり、本人確認済みのユーザーに付くマークだろうと思っていました。半ば冷静に「ちゃんと身分証を出してまで登録しているんだ」と受け止めていたのです。
数時間後、何の気なしにアプリの説明ページを開いた私は、画面をスクロールする手を止めました。その印の説明欄にはこう書かれていました。「アクティブかつ円滑に利用しているとサービスが認定したユーザーに付与される印」。
本人確認とは何の関係もありません。彼は日常的に、誰ともトラブルなく、このアプリを使い続けてきた。そう運営から認められるほどに、私の知らない時間を積み重ねていたのです。怒りよりも、おかしさが込み上げてきて、それでも笑えませんでした。
そして...
その夜、彼が帰ってくる前に、私はリビングで自分のスマホを開いて待っていました。「これ、今あなたのアプリ画面と同じやつ」。私のスマホを彼に向けて、プロフィール画面を見せました。「この印って何の印?」と聞くと、彼は「本人確認のマークだったと思う」と答えました。
私はそのまま、アプリの説明ページを彼に開いて見せました。彼は文字を読んで、それきり黙りこみました。「明日からしばらく、別々に過ごそう」。私はそれだけ言って、寝室に入りました。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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