「おやすみ」と言ったあとも返信を止められない夜→「先に切ったら負け」だと思っていたら彼も同じだった話
いつもどおりに送った「おやすみ」
夜の23時半。お風呂を済ませて布団に入った私は、彼に「おやすみ」とメッセージを送りました。すぐに「おやすみ」と返ってきました。
そこで終わるはずでした。でも布団に入ってから、ふと明日のランチの待ち合わせ場所が気になって「あ、明日のランチどこだっけ?」と送ってしまったのです。
「12時に駅前」と短い返事。「了解!」「楽しみ!」と続けて送ったら、彼から「俺も」とだけ返ってきました。普段スタンプも絵文字も使わない人が、その日はちょっとだけ顔の絵文字をつけていました。それを見て、ふふっと布団の中で笑ってしまいました。
「もう寝なよ笑」と書いた指
画面を見つめながら、しばらく打ち直しました。「もう寝なよ笑」。送ったら彼から「そっちもじゃん」とすぐに返ってきました。
そう、眠いはずなのに、なぜか手が止まりません。明日のこと、好きな映画の続編が出ること、共通の友人の結婚式の話。話題はぽつぽつと切り替わっていって、気づけば日付が変わっていました。
部屋の電気はとっくに消えていて、画面の光だけが私の顔を照らしていました。スマホを枕元に置こうとして、また手に取る。それを何度繰り返したかわかりません。先に「もう寝るね」と言うのが、なぜか嫌だったのです。
「おやすみって言ったよね?」「言った」
0時半。とうとう私は「おやすみって言ったよね?」。少し間を置いて、彼から「言った」とだけ返ってきます。
「なんでまだ打ってるの?」と送ったら、「そっちこそ」と返ってきました。布団の中でひとりで笑いました。私たち、何やってるんだろう。
「先におやすみして」と書きました。「それムリ」と即返。じゃあ同時にしようよ、と提案して、「せーので?」「3、2、1」と数を数え始めたのです。私が先に切れないのは、彼との時間がまだ終わってほしくないからでした。彼がそう思ってくれているかは、まだ知りませんでした。
そして...
「3、2、1、おやすみ」と二人で同時に送り合って、その夜のメッセージはようやく終わりました。
翌日のランチで会ったとき、彼は珍しく自分から切り出しました。「昨日のあれ、絶対先に切れないと思った」。「私もそう思ってた」と笑って答えました。やっと言ってくれた、と思いました。私もずっと同じことを考えていたのに、聞けなかったから。
何でもない夜の、何でもないやり取り。それでも私は、彼に「おやすみ」と言うのが惜しいと思える日々を続けていることが、ちょっと誇らしく感じられたのです。「おやすみ」のひとことだけで終わらない夜を、これからも何度でも繰り返していけたらいいなと、そう思いました。
(20代女性・看護師)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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