既読スルーを「最悪」と責め続けた私が、全員に返事をもらえなくなって初めて気づいたこと
返事がないと不安だった
グループチャットに送ったメッセージに既読がつく。でも返事が来ない。それだけのことが、私にはどうしても耐えられませんでした。読んでいるのに反応しないのは、私の存在を無視しているのと同じだと感じていたのです。
だから言いました。「既読ついてるのに返さないの最悪だよ。人として終わってる」。ただ「大丈夫、ちゃんと見てるよ」と言ってほしかった。でもその気持ちを素直に伝える方法がわからなくて、いつも怒りの形になってしまったのです。
返事を「させて」いたこと
みんなはちゃんと返してくれていました。「ごめん、あとで返すね」と送ってくる子に「"あとで"って何時間後?」と聞いたこともあります。今思えば、相手には仕事がある、家庭がある、疲れている夜もある。それを考える余裕が、私にはありませんでした。
返事をくれるのが当たり前。くれないのは冷たい。その思い込みに、疑問を持ったことすらなかった。みんなが丁寧に返事をくれていたのは、私を大切にしていたからではなく、怒られるのを避けていたのだと、あのときの私は気づいていませんでした。
誰も返さなくなった日
ある日を境に、グループチャットの返事がぱたりと減りました。既読は全員分つく。でも返信がない。最初は忙しいのだろうと思いました。でも1日、2日と続くうちに、胸の奥がざわざわし始めました。
「私のこと嫌いになったの?」と送りました。既読4。返信なし。見てくれているのに返してくれない。あの沈黙がこんなに怖いものだと、自分が受ける側になって初めて知りました。2日目は何度もメッセージを送りました。スタンプも。でも画面に返事が並ぶことはありませんでした。
友人の一人が「もう気を遣って返すのに疲れた」と話していたことを、あとから聞きました。気を遣わせていた。楽しいはずのグループチャットを、義務にしてしまっていた。
そして...
3日目の夜、「もうグループチャット見ない」と送りました。誰も引き止めてくれませんでした。スマホをテーブルに伏せて、ようやく指の力が抜けました。
1週間後、一人ずつにメッセージを送りました。すると「嫌いじゃないよ。でも、返事を強制されるのがしんどかった」と返ってきたのです。
強制。私がしていたのは会話ではなく、返事の強制でした。怖かったのは既読スルーではなく、人に必要とされていないかもしれない自分自身。それを怒りでごまかし続けて、結果、本当に距離を置かれてしまった。みんなはただ、自分のペースで生きていただけでした。それを許せなかった私のほうが、よほど怖い存在だったのだと思います。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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