彼女へのメッセージに♡を増やし始めた僕→実は彼女への後ろめたさを隠し続けていただけだった
♡を送り始めた、本当の理由
変化のきっかけは、職場で連絡を取り合うようになった女性の存在でした。特別なことは何もない、と自分に言い聞かせながらも、その人とのやり取りが増えていったのは事実でした。それと同じ時期に、彼女へのメッセージに♡を添えるようになったのです。「今日もお疲れさま♡ いつもありがとうね♡」
自分でも、なぜそうしていたのかはわかっていました。罪悪感を、優しさで塗り替えようとしていたのだと思います。彼女が「最近、優しくなったね」と喜ぶたびに、胸の奥がざわつきました。それでも、見て見ぬふりを続けていました。
取り返しのつかない、送り間違い
ある夜、致命的なミスを犯しました。別の人に送るつもりだったメッセージを、彼女に送ってしまったのです。
「昨日もありがとう♡ また会いたいな♡」
すぐに気づいて送信を取り消し、「ごめん、間違えた」とだけ返しました。それ以上、何も言えませんでした。言い訳を並べるほど、状況が悪くなる気がしたのです。でも、何も言わなかったことで、彼女をどれほど傷つけたか、そのときはまだ、わかっていませんでした。
問い詰められて、初めて気づいたこと
しばらくして、彼女からメッセージが届きました。「誰に送ったの?ちゃんと説明して」
「ただの友だちだよ。深い意味はない」と返しました。でも、自分でもわかっていました。それが言い訳に過ぎないことを。「直接会って話したい」と送りましたが、彼女からの返信はありませんでした。その沈黙が、答えでした。僕が♡を増やしていたのは、彼女を大切にしたかったからではなく、自分の後ろめたさを紛らわせたかっただけだったのです。
そして...
彼女から「もう連絡しないで」というメッセージが届き、そのまま着信が繋がらなくなりました。当然の結果だと、思いました。しばらくは、自分のしたことの重さをじわじわと噛みしめる日々が続きました。♡を送ることで誠実さを演じていた自分が、情けなかった。本当に大切なものを守るとはどういうことか、失って初めて向き合えた気がしています。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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