レジでもたつく私に「早くしろよおばさん」と怒鳴った若い客→後ろの3人が同時に声を上げた話
小銭入れの中身
夕方のスーパー。夕飯の買い物を済ませてレジに並びました。最近、小銭が増えすぎて財布が重くなっていたので、できるだけ端数を出そうと小銭入れを開きました。老眼で硬貨の区別に少し時間がかかります。1円玉と5円玉を選り分けていると、後ろのお客さんの気配がだんだん近くなってくるのを感じていました。
急がなきゃ、と思えば思うほど指先がもたつきます。レジの店員さんは「ゆっくりでいいですよ」と声をかけてくれましたが、申し訳なさは消えませんでした。
「早くしろよおばさん」
「早くしろよおばさん! 時間ねえんだけど」。突然の大きな声に、手が止まりました。振り返ると、20代くらいの男性が苛立った顔でこちらを睨んでいます。小銭入れを持つ手が震え、レジの店員さんも固まっています。
「す、すみません」と声を絞り出すのが精一杯でした。周りのお客さんの視線が一斉に集まるのを感じて、このまま消えてしまいたいと思いました。
3つの声
そのとき、後ろから声が聞こえました。「失礼ですよ」。男性の、低く落ち着いた声です。続けて別の女性が「時間がないなら別のレジに行けばいいでしょう」と言いました。
さらにもう1人、「自分の親が同じこと言われたらどう思うの」とはっきり言い添えました。3人がほぼ同時に口を開いたのです。怒鳴った男性はみるみる顔を赤くして、レジに商品を置いたまま足早に店を出ていきました。
そして…
声を上げてくださった方の1人が「気にしなくていいですよ。ゆっくりどうぞ」と穏やかに言ってくれました。涙がこぼれそうになるのを必死にこらえながら、お会計を済ませました。店を出たあと、駐車場の車の中でようやく涙が出ました。年を取ると動作が遅くなります。迷惑をかけているのは自覚していますし、申し訳ないとも思っています。
でも、あの日知らない人たちが当たり前のように声を上げてくれたことが、どれほど救いになったか。あの3人には結局お礼を言えないまま別れてしまいましたが、あの言葉はきっと一生忘れません。
(60代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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