義母が「料理の写真送って」とLINEで言うので、レシピ本のページを撮影して送ってみた
毎日届く「写真送って」
結婚して半年ほど経った頃から、義母から毎日のようにLINEが届くようになりました。夕方6時を過ぎると、決まって「今日は何を作ったの?写真送って」
最初は素直にうれしかったのです。「おいしそう!」「盛り付け上手ね」と褒めてくれて、料理の励みにもなっていました。
でも、それが“毎日”となると話は変わります。献立を考えるだけでも大変なのに、写真を送るとなると「映える盛り付け」まで意識してしまう。手抜きの日は写真を送るのが恥ずかしくて、わざわざ作り直したこともありました。
いつの間にか、義母のLINEは励ましではなく、“監視”のように感じられるようになっていたのです。
レトルトカレーの夜
その日は仕事でヘトヘトでした。冷蔵庫を開ける気力もなく、棚の奥にあったレトルトカレーを温めて、ごはんにかけただけ。食べ終わった頃、いつものようにLINEが届きます。
「今日のごはん何? 写真楽しみにしてるよ」レトルトカレーの写真は送れないし、「今日は手抜きしました」とも言いたくない。
ふと目に入ったのが、棚に立てかけてあったレシピ本でした。カレーのページを開き、写真を撮って、「今日はこれを参考にしました」と送信。
義母からは「本格的なものに挑戦しているのね」とだけ返信がありました。
3日目の沈黙
翌日も疲れていて、夕食は焼きそば。またレシピ本のハンバーグのページを撮って送りました。その翌日は煮物。やはりレシピ本のページを撮って送信。3日連続で、レシピ本の写真。
義母の返信は、日に日に短くなっていきました。そして4日目。夕方6時を過ぎても、LINEは届きません。
毎日欠かさず送られてきた「写真送って」が、ぴたりと止まったのです。
そして…
1週間後、義母からこんなLINEが届きました。「もう写真送らなくていいから」怒りの気配はありません。ただ、一本線が引かれたような感覚がありました。
私は一度も「もう聞かないで」とは言っていません。レシピ本の写真を送っただけ。でも、きっと伝わったのだと思います。あの夜、レシピ本に手を伸ばした自分の判断は、たぶん間違っていなかった。そう、今は思っています。
(30代女性・パート)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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