「そんなに不満なら実家に帰ればいいじゃん」と軽く言う夫→本当に実家に帰った私に届いたLINE
何度目かの同じ喧嘩
私は「息子を風呂に入れてほしい」と頼むと、夫はソファに寝転がったまま、「今日疲れてるから無理」と一言。
毎日疲れているのはお互い様です。私もフルタイムで働き、保育園に迎えに行き、夕飯を作っています。「私も疲れてるんだけど」と言うと、夫は面倒くさそうに返しました。「また始まった。そんなに不満なら実家に帰ればいいじゃん」
何度も聞いたセリフでした。夫にとってこの言葉は、喧嘩を強制終了させるためのカードだったのだと思います。
今回は、本当に帰った
いつもなら飲み込んでいました。でもその日は、もう無理でした。疲れすぎていて、飲み込む余力がなかったのです。「わかった。帰るね」
夫は一瞬「え?」という顔をしましたが、すぐに「好きにすれば」と言ってスマホに目を落としました。本当に帰るとは思っていなかったのでしょう。
私は最低限の荷物をまとめ、実家へ向かいました。車の中で一度だけ涙がこぼれましたが、不思議と後悔はありませんでした。実家に着いたのは夜11時。母は何も聞かず、そっと布団を敷いてくれました。
夫からのLINE
スマホを見ると夫からのLINEがいくつも届いていました。「朝ごはんはどうすればいい?」「息子の着替えどこにある?」「保育園の持ち物って何がいる?」
どれも、毎日私が当たり前にやっていることでした。
さらに朝7時。 「今日ごみの日だった?分別わからん」続いて、 「保育園って何時に行けばいいの?」「連絡帳って何書くの?」
実家に帰った理由を聞くでもなく、謝るでもなく、ただ“生活が回らない”という連絡ばかり。朝ごはんも、着替えも、ごみ出しも、保育園の準備もできない。全部、私がいることを前提に回っていた家だったのだと、改めて突きつけられた気がしました。
そして...
実家に帰った二日後の夜、夫から一通のLINEが届きました。
「息子と二人で過ごしてみて分かった。俺、何にもやってなかったんだな。朝起きたら何もかもわからなくて、連絡帳に何を書くかもわからなくて、情けなかった。“帰ればいい”って言ったけど、帰ったら困るのは俺の方だった。ごめん」
私は家に帰りました。テーブルには焦げた卵焼きと、厚さがばらばらのきゅうりが並んでいました。息子が「ママ!パパがたまごやいてくれたの!」と嬉しそうに駆け寄ってきました。私は少し笑って、夫に「ありがとう」と返しました。
(30代女性・メーカー勤務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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