つわりで吐き気が酷く動けない妻を前に「俺の飯は?」と聞く夫。→後日妻の姿を見て、彼が猛省した話
動けない私に向けられた言葉
妊娠8週を迎えた頃、私のつわりは最もひどい時期に差しかかっていました。一日中続く吐き気、食べ物の匂いがするだけで込み上げてくる不快感。ベッドから起き上がることすら、精一杯の状態だったのです。
その日も、私はリビングのソファに横たわり、ただ時間が過ぎるのを待っていました。仕事から帰宅した夫は、薄暗い部屋と、何も準備されていないキッチンを見回し、開口一番こう言ったのです。
「俺の飯は?」
つわりの辛さをわかってほしいとは言わないけど、せめて「大丈夫?」の一言があってもいいのではないか。涙が出そうになるのをこらえながら、私は何も言葉を返せませんでした。
伝えられなかった本当の気持ち
思い返せば、私はずっと我慢を重ねてきたのかもしれません。夫に弱音を吐くことも、なんだか申し訳なく感じていました。
けれど、あの日の夫の言葉は、私の心に深く刺さりました。このままでは、お互いにとって良くない。そう思った私は、翌日、少しだけ勇気を出して、自分の状態を正直に伝えてみることにしたのです。
「今、本当に辛いの。ご飯を作れなくてごめんね。でも、体が言うことを聞かないの」
震える声で絞り出した言葉。夫は少し驚いた顔をして、黙って聞いていました。
夫が目にした"現実"
変化が訪れたのは、いつも通り仕事から帰ってきた夫が、ひどい吐き気に襲われトイレから出られない私を見たとき。
何度も吐き、青白い顔で横たわる私を見て、夫の表情が変わりました。「こんなに辛かったのか」。夫は私に何も言わず、そっと水を持ってきてくれました。その行動が、私にはとても嬉しかったのです。言葉よりも、夫が「気づいてくれた」という事実が、何より心に沁みました。
しばらくして、夫がぽつりと言いました。「あの日、飯は?なんて聞いて、本当にごめん。こんなに辛かったのに、何も見えてなかった」。その言葉に、張り詰めていた気持ちがふっとゆるんだのを覚えています。
そして...
あの日を境に、夫は少しずつ変わっていきました。帰宅後に「今日の調子はどう?」と声をかけてくれるように。週末には簡単な食事を用意してくれることも増えました。
私の辛さを理解しようとしてくれている。その姿勢が伝わってくることが、何よりの支えになっています。
つわりはいつか終わる。でも、夫婦の関係はこれからも続いていく。あの苦しい時期を一緒に乗り越えた経験は、きっと私たちの絆を少しだけ強くしてくれたのだと思います。
(20代女性・広告代理店)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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