「どこでもいいよ」デートの予定調整を私に丸投げする彼氏→友人の一言をきっかけに同じ返事をした瞬間
いつも私任せだった予定調整
「週末どうする?」と彼に聞くと、返ってくる言葉は決まっています。「んー、任せるよ」「なんでもいいよ」「好きなところでいいよ」。最初のころは、私の意見を尊重してくれているのだと思っていました。
けれど、レストランを探すのも、映画の上映時間を調べるのも、待ち合わせ場所を決めるのも、すべて私の役割に。彼は当日、私が送った情報どおりに来るだけ。
予約の電話をかけるときの緊張も、お店選びに失敗したらどうしようという不安も、彼は知らないままでした。「ありがとう」と言ってくれることはあっても、その大変さを分かち合うことはなかったのです。
ふと湧いた小さな疑問
ある日、友人とランチをしていたときのこと。彼女が「うちは交代で予定決めてるよ」と何気なく話してくれました。「任せてくるなら、あなたも相手に任せちゃえば?」その言葉が、心に残ったのです。
帰り道、私は考えました。彼のことは好き。優しいし、一緒にいて楽しい。でも、どうしていつも私だけが予定を考えているのだろう。「任せるよ」という言葉は、信頼の証なのか、それとも面倒を避けているだけなのか。答えは分かりませんでした。ただ、このままモヤモヤを抱えているのは嫌だな、と思ったのです。
同じ言葉を返してみた日
デートの後、次の週末の予定を聞かれたときに、私はいつもと違う返事をしてみました。「んー、任せるよ」と。彼は一瞬、きょとんとした顔をしました。「え、どういうこと?」と聞き返す彼に私は答えます。「いつも私が決めてるから、たまには決めてほしいな」と。
彼は黙り込みました。怒っているわけではなく、考えているようでした。そして「確かに、いつも決めてもらってたな」とぽつりとつぶやいたのです。責めるつもりはありませんでした。ただ、気づいてほしかった。その気持ちが、少しだけ伝わった瞬間でした。
そして...
その週末、彼が予約してくれたのは、駅前の小さなカフェでした。「ここ気になってたんだ」と照れくさそうに言う彼の横顔を見て、私は温かい気持ちになりました。
もちろん、一度のことですべてが変わるわけではありません。今でも「任せるよ」と言われることはあります。でも、彼は少しずつ自分からお店を調べたり、「ここはどう?」と提案してくれるようになりました。
私も、言葉にしなければ伝わらないことがあるのだと学んだのです。不満を溜め込むのではなく、素直に気持ちを伝えること。それが、ふたりの関係をより良くする第一歩なのかもしれません。小さな変化を重ねながら、これからも一緒に歩いていきたい。そう思える関係を、大切に育てていこうと思います。
(20代女性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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