「無理しなくていいよ」気遣うフリをしてお願いはしてくる彼氏→無理を強いる現実に私が取った行動
優しい言葉の裏にあった違和感
彼はいつも「無理しなくていいよ」と言ってくれました。体調が悪いとき、仕事で疲れているとき、その言葉に何度も救われた気がしていたのです。
でも、よく思い返してみると不思議なことがありました。「無理しないで」と言った直後に「でも、今日だけお願いできる?」と続くことが多かったのです。私が断ろうとすると、少し寂しそうな顔をして黙り込む彼。その表情を見ると、結局私は「大丈夫、やるよ」と答えてしまっていました。
気遣いの言葉は確かにある。でも、私の負担が減ることはない。そんな矛盾に気づいたのは、付き合って2年が過ぎた頃のことでした。
積み重なる小さな我慢
彼のために時間を作り、彼の予定に合わせ、彼の機嫌を優先する日々。一つひとつは小さなことでも、積み重なると重くのしかかってきます。
ある日、高熱を出して寝込んでいたときのこと。「今日はゆっくり休んでね」とLINEをくれた彼でしたが、その数時間後には「やっぱり会いたいな」とメッセージが届きました。断ると「そっか……」と短い返事。その一言に罪悪感を覚え、結局私は熱があるまま彼の家へ向かったのです。
帰り道、ふらつく足で電車に乗りながら、私は自分に問いかけていました。これは本当に愛されているということなのだろうか、と。
自分の気持ちに正直になる
私は友人に相談することにしました。話を聞いた友人は、こう言ったのです。「それって、気遣いじゃなくて気遣いのフリなんじゃない?」
その言葉が、すとんと落ちてきました。言葉だけの優しさと、行動が伴う優しさは違う。私が求めていたのは、本当に私を大切にしてくれる関係だったのです。
数日かけて気持ちを整理し、私は彼に会って話をしました。感情的にならないよう、自分が感じてきたことを淡々と伝えました。彼は少し驚いた様子でしたが、私の決意が変わることはありませんでした。
そして...
彼と別れてから数カ月が経ちました。最初は寂しさを感じることもありましたが、今は不思議と心が軽くなっています。
自分の体調や気持ちを後回しにしなくていい生活。「無理しないで」と言われて、本当に無理しなくていい安心感。当たり前のことが、こんなにも心地よいものだと初めて知りました。
あのとき気づけてよかった。自分の違和感を大切にしてよかった。今はそう思えます。誰かを好きになることは素敵なこと。でも、自分を大切にすることを忘れてはいけない。そんな当たり前のことを、私はこの経験から学んだのです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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